カテゴリ:うつくしいもの
盛岡や仙台にある光原社の名前は自分の仕事柄民藝との関わりでも、また大好きな宮沢賢治との関わりでも前から聞いて気になっていたが、さきほど届いたDMの催しの会場がやはり光原社だったので検索してみた。光原社のホームページによると賢治とは関わりが深いなどと言うどころではなく、生前唯一の童話集である『注文の多い料理店』の発行元がこの光原社であることを知り驚いた。
今回届いたDMはここで「日本の古民窯展」が催されるとの案内である。この会場に並ぶのは葉書に刷られた文章によるともっぱら民窯もののやきものを探して日本中を回っておられる長澤正義さんが集められたものもので、今回のこの葉書にもお店の大きな栗の樹の下で写したすぐにも駆けつけて買いたいようなものの写真が載っている。全国の民窯約200点とあるのでなかなか大規模なたいした会だと思われる。長澤さんは店舗を持たない道具屋さんなのでこうしてあちこちの会場で集めてこられた品々を展覧されていて、何度かここに書いたことがあるが龍野や大阪など折々の機会に自分もいくつものよいものを分けて頂いているのである。 東北に行けばきっと何かがある。それは間違いないことだと思うが、この素晴らしい光原社も東京より東には未だ行ったことも無い自分にはあまりにも遠すぎて今回も訪ねることは出来ない。きっといつかは東北にと念じながら、近くの方は御覧になればよいと思ってこの案内を記しているのである。 ・日本の古民窯展 06.11.3~16 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.24 12:52:32
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