カテゴリ:自然
今夜は中秋の名月だそうです。いつまでも暑かった今年の長い夏も終わったようでここ数日ようやく秋めいて来ました。日が落ちればすでに肌寒ささえ感じる外へ出て空を見上げれば生畑の月もうつくしく輝いています。 兼好法師は「月は隈なきをのみ見るものかは」と言っていますが、たしかにそういう心持ちはわかるような気はします。しかしながらこういうことは多分にその時々の状況や気持ちに左右されるもので、今の自分にとっては隈もない月のほうがしっくり来るような気がします。月の満ち欠けの仕組みさえもいまひとつよくわかっていない自分にはこうしてまあるい月がポッカリと天空に浮かんでいるということがひどく不思議なことのように想えるのです。 月で想い出すことはいろいろあるけれどここ数年間「めいげつや」というバンドをしていたのですがこのバンドの名前を決めた夜も空高く綺麗な月が輝いていたといことなども心に残っています。そのめいげつやも今年の夏にカナダで教職につくためにダグが帰国してしまい、マンドリン弾きの上田英雄さんの自費出版のアルバム『フラマンノォト♪』にメンバー揃ってバンドのレパートリーから上田さんの書いた曲を何曲かレコーディングしたのが最後になりました。9月の新学期からダグは子供たちと向きあっているのだと想います。このアルバムのことはいつかまたあらためて書く機会があるかと思います。『フラマンノォト♪』はあくまでソロアルバムでありアレンジや音作りなどあらゆる点でめいげつやの演奏とは違うものですが自分にとってもめいげつやの貴重な思い出の記録となりました。 写真は25日深夜の月で、もちろん肉眼ではこうは見えませんが最近使いはじめたズームレンズの200mmで撮ったものをさらにトリミングしてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.26 01:33:54
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