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テーマ:楽天写真館(356111)
カテゴリ:観劇
明治座で歌舞伎を久しぶりに鑑賞
「絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」 「冷酷な二人の悪人を主人公に据えて悪の魅力を存分に描く、四世鶴屋南北ならではの仇討狂言の傑作」 と紹介されていたけど、悪役が主人公の舞台でした 演ずるのは片岡孝太郎で、二人の悪役を一人が演じます 一人で悪の限りをつくすわけだ 笑 話の内容はだいたいな理解で適当に見流していたのですけど 悪役が これぞ悪党! と言わんばかりに見得を切る場面では、観客からはたびたび拍手が湧いた ちょっとコミカルな要素も入るので、リアルな悪役とは違いますよ 昔の映画「時計じかけのオレンジ」の悪役主人公も、よりきつめのキャラではあったが コミカルな要素があるにはあったな 昔、リバイバル放映を映画館でしていたのだけど 悪事を働く場面では、観客席から笑い声がけっこう漏れ聞こえた そんなことを連想しながら見ていました 今回の歌舞伎の悪役は、最後には仇討ちに殺られてしまう バタッと頭をこちらに向けて大の字に倒れて終幕 しかし、しばらくすると悪役はムクっと起き上がり くるりとこちらに向きなおして端坐し、頭を垂れ、観客に行儀のよい挨拶をしはじめる この転調ぶりが妙に可笑しくて さっきまで悪の限りを尽くしていたのに、急にかしこまるものだから それにしても悪人ばかりが出てくる歌舞伎だったな 正直者は馬鹿を見るばかりで、どうしたものやら、と思っていたけど 最後はやはりまっとうな終わり方で 観客さんもそれなりに満足ではなかったのかな けどこの歌舞伎狂言は悪の魅力を主題にされたもの 悪の魅力 悪の美学 とはなんでしょうね 街で咲いていた紫の花をいくつか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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