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キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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キータン.

キータン.

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2008.03.27
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カテゴリ:流されゆく日々
     桜.jpg


玄関前の桜のつぼみがほころび始めた。
昨日、一日降り続いた雨があがると、花が少しずつ咲き始めた。

今年の春が始まろうとしている。

通勤のため玄関を出て立ち止まった。
桜の木を仰ぎ眺めた。

うん、咲き始めている。うん、春だよな。

いつもと変わらない桜の花だ。
いつもと変わらぬさわやかな花だ。
いつもと変わらぬ美しい花だ。

いつもと変わらないということが嬉しい。
今年も「生きて」桜を見ることができた。

六十年、変わらない。
多くの人がこの桜の木前を通り過ぎた。
もう会えない人もいる。
もう話すことのできない人もいる。

会えない、話せない、せつない、哀しい。

だから、わずか一本の桜が、よけいに愛おしい。

桜の木の前にはマンションが建てられた。
道路は舗装されて根元は狭まれて窮屈そうだ。
面している道路の車の交通量は増えてせわしくなっている。

桜を取り巻く環境は大きく変わっている。
しかし、桜は例年通り咲いてくれた。

美しい。

そう、咲いてくれた。
「ありがとう」
なぜか感謝したくなった。
なぜかつぶやきたかった。

やがて満開、花びらが散っていくことだろう。
今年の春が過ぎていくということだ。

うん、それが桜という木の潔さなのだ。

ああ、生きている、生かされている、生きていこう。


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Last updated  2008.03.28 06:39:17
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