心に響く言葉 ~チャールズ・チャップリン
私たちはたがいに助け合おうとするべきです。人間とはそういうものなのです。私たちは他人の不幸によつてではなく他人の幸福によつて生きることを望みます。 チャーりー・チャップリンこの言葉を知った時、私はチャップリンの映画の感動の秘密がわかりました。チャップリンには国境はなかったのです。人類はひとつということをチャップリンは確信していたことと思います。そして他人の不幸ではなく一緒に幸福になっていく。一緒になって生きていく。みんながそう思えば戦争など起こらなかったはずです。チャップリンにはひとつの願いがあったのです。自然とともに、この小さな地球で人が互いに助け合って幸せに生きていきたい。チャップリンの映画を見て、私はいつも大笑いをしていました。笑って笑って笑って……そしてなぜかせつなくなっていました。なぜなのだろう。その祈りにも似た願いは無視されて人々はおろかな戦争をくり返しています。その哀しみが、チャップリンの心の奥に秘められていたのでしょうね。映画の中で、チャップリンが笑うシーンがなかったことが思い出されます。この言葉を知って、私にとってチャップリンの映画の一本一本がより魅力的になりました。