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花組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』を観てきました。
新トップスター 明日海りお 本公演お披露目公演。 娘役トップ 蘭乃はな 退団公演。 人気演目の5年ぶりの再演、と話題性たっぷりのこの公演は、あきれるほどのチケット難。 私も友の会は最初から無理と思い、早々にカード会社先行で確保しておきました。 日本初演は宝塚版ですが、私は生で宝塚版を観るのは初めて。 東宝版は観ていますが、演出が随分違いますね。 新トップスター 明日海りお、闇の帝王トート閣下。 これまであまり、みりおちゃんに注目して観たことがなかったのですが、 お顔に似合わず、太い声で安定した歌声(強弱はもう少しあっても良かったかな)。 銀髪も似合うし、綺麗なトートでした。 今日は高校生の団体が観に来ていましたが、アイドル系のルックスのみりおちゃんは ファンが一気に増えたのではないかしら。 ただ、ちょっとトートには小柄すぎかな。 トートはエリザベートやルドルフの後ろから覆いかぶさるようなイメージが強いので、 私としては大柄なトートが好み。 東宝版の山口トート(186cm)が大好きだから、こればかりはどうしようもないのですよ。 宝塚版トートのビジュアルでは、雪の水トートが良い。 そんなに背が高いわけではないけれど、面長なためか背が高く見えることと、 メイク効果で、人を寄せ付けないというか、人間的ではない冷たい死のイメージにピッタリ。 それに比べると、みりおちゃんは若干お人形のような綺麗さかな。 みりおファンの皆様、悪くとらないでくださいね。 綺麗なのは間違いないですからーーーーっ! エリザベート:蘭乃はな 子ども時代のシシィが、なんて愛らしい! 無邪気で天真爛漫。ホントに可愛いの。 皇后になってからのシシィがあまり老けて見えなかった。 その理由の一つが歌声かと。 全体的に歌は、とても声が良く出ていて良かったと思うのですが、 声に丸みが足りないのが、晩年でも若々しく感じたのだと思います。 とは言うものの、タイトルロールを演じるに相応しい実力を身に付けていた。 退団公演を有終の美で飾った(まだ終わってないけど)と思います。 皇帝フランツ:北翔海莉(専科) みっちゃんのフランツ楽しみにしていたんですよ。 思っていた通り、いえいえ、それ以上の安定感たっぷりのフランツ。 若い頃のフランツも安定感あり過ぎ、との感想もちらほら聞きましたが、 きっと回を追うごとに、そんな部分もクリアされたのだと思います。 ゾフィーに押されまくって(押さえつけられて?)言いたいことも言えない ぐっと飲み込んでしまうようなところも、とても自然でした。 壮年から晩年は、勿論言うことなし! マデレーネにふらふらっとしてしまうところは、置いといて・・・(男ってやあねー) あの声で歌われたら、扉開けます、私。 絶対開けちゃいます。 ルキーニ:望海風斗 だいもんさんのルキーニ、こちらもとても評判が良かったお一人。 最初の一声から、乗ってますね~ 予想はしていましたが、このルキーニかなり良い出来! パンチがあって乱暴な感じもするけれど、音は決して外さない。 さすがです! この公演を最後に、雪組に組替えになるだいもんさん。 雪組ファンとしては、諸手を挙げてカモーンだいも~ん!!です。 あ、今日の「鳩が出ますよ!」の場面は、元宙組娘役トップの陽月華さんがいらして、 陽月さんをいじってました。 ルドルフ:芹香斗亜 花組にあまり馴染みのない私。 正直これまでキキちゃんにあまり魅かれなかったのですが、 ルドルフキキちゃん、とってもカッコ良かったです。 軍服が良く似合っていて、背も高いし足も長い。 それにね、これまで歌はあまりお得意ではないと思っていたキキちゃんですが、 こんなにお上手でしたっけ? それとも急に成長しました? 花組では、だいもんさんが一番お気に入りだったので(マイティーも好きだけどね)、 今後はちょっと魅力減だなーと思っていた矢先だったけれど、 いやー、これからはキキちゃんに注目したいと思います。 マデレーネ:水美舞斗 お顔はこれまたお人形のように綺麗な娘役になっていましたが、体格が・・・ やっぱりマイティーは男役やって!男役がいい!! 男役としても決して華奢なタイプではないマイティーに、 なぜマデレーネを演らせたのでしょうねえ。 革命家で良かったじゃん、と思うけれど、もっと目立たせたかった? でも黒天使の時は、舞台が暗くてオペラグラス使っても、どこにいるのか探すの大変だったし、 フィナーレでも えーって感じだったし、次回作に期待したいです。 男くさい役振ってください! あ、次回作って、みっちゃんの次郎吉だった。 余談ですが、これ、すごくすごくすごく観たいのに、どうやっても日程があいません。 うーっっっ! 役替わりのルドルフ:柚香光の回も観たいところですが、残念ながら取れませんでした。 写真で見る限り、やはりとても綺麗なルドルフ。 新人公演のトートも麗しい。 クールな切れ長の目が、トートの冷たい感じも漂わせていますね。 本当にこの子、将来有望だわ。私はマイティーも押したいけど! ダンスの花組と言われていますが、全体的にこの公演では歌が安定していると思いました。 意外と言えば意外(失礼!)。 エリザベートという、歌がたっぷりの演目に臨んだことによる、産物だったりして。 だとしたら、偉大ですエリザベート。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.30 23:30:12
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