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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
音月桂さん主演『十二夜』(日生劇場)初日公演を観てきました。
元男役だっただけに、双子の兄妹を一人二役で演じるこの舞台、 また男前なカッコいい桂ちゃんが観れる~と、ウキウキしていました。 桂ちゃんの舞台とくれば、ミュージカルを期待してしまいますが、今回はストレートプレイ。 少しは歌って~!と淡い期待も。 さすが初日、演出のジョン・ケアード氏が客席に、私の少し前の列に座られましたよ。 物語はシェークスピアの喜劇で、というものの良くは知りません。 双子の兄妹が船で遭難し、それぞれに生き延びる。 男に扮装した妹ヴァイオラは、シザーリオと名乗りイタリア公爵オーシーノに小姓として仕える。 一方、兄のセヴァスチャンも他船の船長アントーニオに助けられる。 しかし、お互いに兄妹は死んだと思っている。 オーシーノに気に入られたシザーリオ、オーシーノの思い人オリヴィアへ恋の使者を命じられる。 秘かにオーシーノを慕っているシザーリオに扮するヴァイオら、オーシーノの命に苦悩しつつもオリヴィアに会いに行く。 オリヴィアは兄の喪に服していて、オーシーノには全く興味がない。 彼からの求愛をピリャリと断り続けているが、使者にやってきたシザーリオに一目惚れする。 よく出来た三角関係に、更にオリヴィアに求婚するアンドルー、酔漢な叔父トービー、 侍女マライア、トービー達にはめられた執事マルヴォーリオ、道化のフェステ等が加わり、謀や決闘騒ぎ等、どたばたが起こる。 一方、イタリア見物をしていたセヴァスチャンは、シザーリオに間違えられる。 見ず知らずのオリヴィアに求婚され夢ではないかと思いつつも受け入れ、 オリヴィアは彼の気が変わらないうちにと直ちに結婚をする。 オーシーノがシザーリオを連れてオリヴィアへ求婚しにやってくるが、 オリヴィアが結婚の事実を伝え、シザーリオを含めその場にいた者は驚き、オーシーノは激怒。 そこにセヴァスチャンが登場し誤解が解け、シザーリオの素性も明らかになる。 これまでの会話からヴァイオラが自分を慕っていることを知るオーシーノは、ヴァイオラに求婚。 めでたく二組のカップルが誕生。 面白かった 特に後半が、半端なく面白かったです。 シザーリオとアンドルーの決闘シーンはハンカチなしには観れません。面白すぎて。 ヒーヒー笑いながら、涙拭き拭き観てましたよ 周りも大爆笑。 役者さんも芸達者な方達で、台詞はもちろんのこと、動き一つ一つが可笑しいのなんのって。 それと、セヴァスチャンとヴァイオラが同時に舞台に立つ時。 どうするんだろうと思っていたのですが、なるほど~! 巧みな演出だ~と感動しつつ、ぶふっと吹き出すこと多数。 このシーンは見せ場です。 どのシーンも目が離せない舞台でした。 カーテンコールは何回?きちんと数えてなかったけれど、7回?8回?もっとだった? とにかくみんなずっと拍手しっぱなし。 他の役者さん達がお目当ての方もたくさんいらっしゃるでしょうが、 少なくとも私は「桂ちゃん何か話すまで帰らないよ!」でした(^^; それにジョン・ケアード氏も居るし、絶対舞台に上るでしょ。 で、桂ちゃん「本当にありがとうございました!!気を付けてお帰りください」 って、それだけーーーっ!もう少し何か言って~!と思いましたよ、桂ちゃ~ん。 ヴァイオラ/セヴァスチャン:音月桂 男女二役ではありますが、女性が演じる男性、シザーリオを含めると一人三役。 しっかり演じ分けられていました。 ヴァイオラとして最初に汚れた(遭難したから)ドレスで出てきた姿は、とっても可愛かった。 やっぱり男性陣と並ぶと小柄ですね。 小西さん、橋本さん、山口さんとかみんな大きいですからね。 シザーリオは、男とも女ともとれる、そうまだ男性になりきっていない少年から少し抜けたばかり、といった感じでしょうか。 そうそう、シザーリオ姿の時に、ほんの少しだけですが歌うシーンがありました。 もっと聞きたい、生歌 セヴァスチャン、男役 音月桂 本領発揮。 シザーリオの時とは明らかに違い、男役の声、目線、オリヴィアを見る目つきが色っぽい。 欲を言えば、違う髪型が良かったなあ。 ロングストレートを一つに束ねているのですが、せっかくだしピシッとリーゼント桂ちゃんが観たかったな~ シザーリオとの早変わりもあり、小姓役が“ザ・男”というわけにはいかないのはわかっているけれど。 先にも書きましたが、セヴァスチャンとヴァイオラが同時に舞台に立つシーン。 お見事でした 巧みに切り替わる二役の台詞、あの面白さはたまらない。 ここは見せ場ですので、皆さん楽しんでくださいませ。 他の役者さんのことも書きたいのですが、ああ、もう時間が・・・ 来週もう一度観に行くので、その時に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.09 04:13:21
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