まりことリンリン～♪

雪組公演「私立探偵ケイレブ・ハント」「Greatest Hits！」初日を観てきました。
大劇で観ていないので、この日が待ち遠しかった
しかも先日のちぎみゆコンビの退団発表後最初の公演。
ワンシーンも見逃してはならぬ！という気持ちで臨みました。

が、どうやらお芝居の方は私にはあまり合わなかったのかも。
結構テンポよく運んでいるのですが、途中眠くなっちゃったところがありました
駄目じゃない！チケット難で観たくても観れない方もいるのだから！！ゴメンナサイ
多分私にコメディセンスが無いのだと思います

トップコンビ、ケイレブ（早霧せいな）とイヴォンヌ（咲妃みゆ）がどちらも相手を大好き
というのが昼ドラ的なすれ違いとか面倒臭いのが嫌いな私には、向いていたと思います。
それが仕事絡みになると、お互いが絶対に譲らない。
相手を思いやっているのだけれど、自分というものをしっかり持っているから譲れない。
空港シーンではハラハラしちゃったけれど、ハッピーエンド好きとしては良い終わり方でした
イヴォンヌはスタイリストだから衣装がお洒落なのはわかるけれど、ケイレブもとってもお洒落。
探偵って、シャーロック・ホームズとか、ポワロとか、スーツを着ている印象なのですが、
ケイレブは皮のパンツ履いたりしてとってもスタイリッシュ。
イヴォンヌの影響なのですかね、と思うと微笑ましい。

ジム（望海風斗）は、思いやりがあっていい人ね～
だいもんがこういう役というのは少し物足りない気もするけれど、たまには良いですね。
困ったような表情とか可愛かった。
困ったと言えば、車椅子シーンでハプニング。
三角巾が外れてしまって、「これ、どうしよう・・・」というような表情で三角巾を持ち上げて、
舞台上の人達も、皆「えっ・・・」て顔をしていたけれど、
だいもん諦めてそのまま芝居を続けていました。

ホレイショー（彩凪翔）のシャツが派手だったけれど、あのアロハは髪の色によく似合っていた。
胸元の開き具合が色っぽかったです。

マクシミリアン（月城かなと）
最初に出てきたときの青いブレザーではどこぞの品の良い若社長的な雰囲気だったのが、
白スーツになったら（これが滅茶苦茶似合っていてカッコイイ）物凄い悪で、
「殺すぞ！」という台詞が怖かった。
お顔が彫刻のように綺麗（と娘が言っています）なだけに、凄むと無茶苦茶迫力がありました。
CSとかお茶会で見る、ほわわ～んとした雰囲気からは想像できませんでした。
ところが、あの最後は何？
「あっけなさすぎる」とあちこちの感想にありましたが、ホントにあまりにあっけなさ過ぎ。
本当にこれで終わり？って感じですね。

アデル（沙月愛奈）は初っ端で亡くなってしまうけれど、美味しい役ですね。
マクシミリアンの愛人だったなんてっ！（そこかっ）
白スーツのかなとくんに縋りつくなんて（やっぱりそこかっ）、美味しすぎる。

レイラ（星南のぞみ）はCSで見た限りでは、かなり不安定というか何というか・・・
大丈夫なのかしら、これでだいもんの相手役？
と思ったのですが、ジムのアパートのシーンにしても、車椅子のシーンにしても、
大劇場公演とお稽古を経て、とても成長しているのではないかと。
結構自然な演技になっていて、安心しました

ショー「Greatest Hits！」
緩急があって楽しかったです。
白×ピンクの衣装がプロローグからテンション上げてくれました。
しかも今回は中心の男役陣が、髪の色がかなり派手な金髪から黒髪まで揃っていて、
ただでさえイケメン揃いのところに、更にビジュアルが楽しめました。

ちぎちゃん、本当に充実してると思います。
弾けて、気障って、サンタでお道化て、鏡のシーンでは色気たっぷりに。
あと8か月で退団してしまうなんて、残念でなりません
だいもんには待たせて悪いけれど、まだまだ頑張ってもらいたかった。

噂の「運命」、凄い迫力でした。
だいもんは勿論なのですが、咲ちゃん（彩風咲奈）のオーラが凄いことになっていました。
このシーンは咲ちゃんの為にあるのか？と思うほどでした。
他の人達もすごいのだけれど、あまりに咲ちゃんが目立っていて！
ちぎちゃんが退団発表をしてしまった今、組替えが無く組内順当にいけば次期体制で多分2番手。
お芝居ではるろ剣の斎藤一が良かっただけに、今回の役はちょっと微妙な感じだけれど、
ショーでは間違いなく、スターオーラが急上昇しています。
今後の咲ちゃんが、とっても楽しみです。

マテリアルガールのみゆちゃんが、とっても可愛かった
周りが白黒の衣装の中、一人赤い衣装でサンタさんみたいで可愛いのなんの。
もう、これどうするのっっ てくらい可愛かった。
そして水色の衣装でのちぎちゃんとのデュエットダンス。
ローマの時は黒い衣装で大人っぽいタンゴを頑張っていて、それはそれで良かったけれど、
やっぱりこの二人には甘いデュエダンを踊ってほしい。
二人が見つめ合うのも、ギュッて感じよりも、
包み込むようなちぎちゃんの視線に嬉しそうにしているみゆちゃんの方が好き。

そして、かなとくん
大劇場のトナカイさんはでは可愛く拗ねちゃったけれど、イケイケモードの張り切りトナカイに。
2階席だったのですが、あのトナカイは1階下手で見たかった。
舞台写真になっている、紫の衣装で銀橋を渡るシーンの歌、堂々としていて、
声もとてもよく出ていて良かったです。
エスメラルダの時は喉を傷めていて、せっかくの銀橋もちょっと物足りなかったのだけれど、
比べ物にならないくらい良かったです。
それから、ローマの時から踊りが変わった印象だったのですが、やっぱり変わったと思う。
吹っ切れたようと言うか、自信を持って踊っているように思います。
組替えの事を思うと、雪組に居る間に一つでも多くの自信をつけて組替えして欲しいです。
足りないとか言ってるんじゃないですよ！
同期が居たって、組替えは少なからず不安なものだと思うから。
ナガさんやコマちゃんが月組に残っててくれれば良かったのだけれど。

まだあと数回観る予定なのですが、
ちぎちゃんを見たいみゆちゃんを見たいかなとくんは見逃せない
目が足りません・・・