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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
少し前ですが(と言ってもまだ公演中ですが)、月組全国ツアー公演を観てきました。
宙組の『鳳凰傳』はCSで途中から見ただけで、実際の公演は観ていません。 水さん演じるバラクの、水を使った殺陣が凄かった。 原作は『トゥーランドット』ということくらいしか知りませんが、素晴らしい舞台でした。 カラフ演じる珠城さんは、堂々としていました。 少し太いとの声も聞きますが、私は珠城さんは今くらいが丁度良いと思います。 床まである長い衣装もお似合いで、娘役にしては高身長のちゃぴちゃんと並んでも安心、安定感たっぷり。 「熱いか」「熱い・・・」のシーンでも、トゥーランドットの気持ちを自分に向けさせる自信が感じられました。 CSで見た和央さんカラフは表情が少なく、どちらかというとクールなイメージでしたが、 珠城さんのカラフは、育ちの良さを感じる(亡国の王子ですからね)カラフでした。 どちらが良いということもありませんが、珠城さんらしいカラフだと思いました。 トゥーランドットのちゃぴちゃん(愛希れいか) 絶対的なクールビューティーを誇ったといわれる花總さんと比べてしまったら、 やや泥臭さがあるかもしれませんが、信念を持って生きる強く冷たい、 そして内面はとても熱いトゥーランドットでした。 父である中国皇帝役が同期の輝月さんだったこともあってか、皇帝よりも遥かに強かった。 長い衣装の扱いもお手の物という感じでした。 バラクの月城かなとさん。 どれだけ男臭いバラクになるのかと思いました、めっちゃくちゃ男ッ臭いバラクでした。 配役発表を見て、また黒い衣装かーと、ちょっと物足りなさを感じましたが 衣装が何色だろうが、かなとくんのビジュアルには何も関係ないです。 彼女が出て来たら、ひたすらオペラで追いまくり。 そのシーンの他の人が全く観れません・・・ 殺陣のシーンは全ツということもあり水ではなくスモークだったと ネットに上がっていた感想で読んだのですが、そうでした? スモークなんてあったかな・・・? 特に何もなかったように思うのですが、オペラでバラクばかり追っていて 舞台全体を観てなかったのでわからなかったのか。 蒼紫、ベルナルドと続いてのバラク。 どんどん武器が大きくなっていくような・・・ 動きが良く、扱いも慣れてらっしゃる感じでしたが、やはり剣に比べるとやや扱いにくそうでした。 それにしても、殺陣の達人ですわ。 最後の落ちていくシーンは、倒れ方が潔くてというか、身体が一直線になったままで圧倒されました。 そうそう、そのシーンも、後ろに大きく×と書かれたマットが置いてあった。 と書かれている方がいましたが、運良く1階席だったのでマットなんて見えませんでした タマルの海ちゃん(海乃美月) 近頃ちょっと細すぎだと思うのですが・・・そんなことないですか? でも奴隷という立場考えると、薄幸な感じもあって良いのかな。 実力という点では、素晴らしいかったです! 演技も歌も真に迫っていて、タマルのラストでは泣かされました。 ちゃぴちゃんが娘1になって長いですが、ちゃぴちゃんの後は海ちゃんなのかな。 (ちゃぴちゃんの退団発表も無いのにこんなことを言うのはちゃぴちゃんに失礼ですが) だとしたら、もう少しホッペにお肉をつけた方が良いように思います。 あまりに細すぎて、キラキラ感としてはマイナスになっているかと・・・ ごめんね、海ちゃん アデルマの麗泉里さん 月組の娘役さん、まだよくわかっていないのですが、目がクリッとして可愛い娘役さんですね。 AFOではマザランファミリーでソロももらっていましたっけ。 ということで歌がお得意なようですね。 登場シーンは良かったのですが、後半になるにつれ、演技は物足りなさを感じました。 アデルマの異常なまでの嫉妬、狂気を感じるまでには至っていないなあと思いましたが、 公演前半に観たので、千秋楽に向けてアデルマをぐっと自分の者にされているかもしれませんね。 まだ新公学年なので、今後の役付きでどんどん変化していくのかなと思いました。 そしてカラフの父、専科の箙かおるさん。 この方がいらっしゃらなかったら、この舞台の完成度は全く異なっていたかもしれません。 『王家に捧ぐ歌』の時も、素晴らしい演技に震えが来ましたが、今回も素晴らしかった。 専科、特に俗に本専科と言われている方達のお力は、計り知れないものがあると毎回感じます。 ショーは本公演で観ています。 そう、確かに観たはず・・・なのですが、ほとんど記憶にありません。 記憶にあるのは、ちゃぴちゃんのオランピアの場「ドール・オペラ ―人間の結晶―」ですか。 ちゃぴちゃんの人形っぷりに驚嘆、感激したことしか覚えていません。 当時どんな感想を持ったのだったっけと、感想を読み返してみましたが・・・ インパクト不足、ちゃぴちゃんの人形が凄かった、でした。 クリスタルズが誰になるのか、シンデレラは誰か、しずくの場面がどうのこうのと 周りではいろいろ話が出ていましたが、さっぱりわからん。 そんなわけで、新鮮な気持ちで観ることが出来ました。 とは言っても、やはり一番圧倒されたのは、やっぱりオランピア。 周りの人形の人たちの動きも凄いのですが、ちゃぴちゃんの動きは群を抜いていますね。 最後がとてもシュールで、そこに行きつくまでの微妙な動きが、 あ、あれ、あれって・・・ああ、やっぱりそうなっちゃうの・・・と。 CSでも映っていたシンデレラ。 シンデレラのお稽古の日に、髪を巻いて来たという話があったかなとくん。 本気度が伺えますね~ このシーンの声がとても柔らかくて優しい声で、お芝居の役とのギャップが良かったです。 アドリブは、いくつか予想していた中の一つでした! あのシーン、このシーンというとことではいくつも見どころはありましたが、 ショー全体としては、私にはやっぱりあまりドツボにはまる感じではないかなぁ しずくの場面とか抒情的で良かったし、客席降りもかなり後ろの方まで行っていたし 珠城さんとちゃぴちゃんのデュエットも、珠城さんとかなとくんの絡みも、 良い所はいくつもあったのですが、多分オラオラ感が少ないからかなと。 もう一回観る予定なので、次はもっと更に良い所が見つかるかも! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.03 20:53:44
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