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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
週末に星組『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA』を観てきました。
東京宝塚劇場ロビーのクリスマスツリー ナチスが出て来る話はあまり好きではありませんが、 ケストナーが礼さんと配役が発表された時、すっごく観たい!と思いました。 幕が上がり聞こえてくる感想やCS映像では、私が思うケストナー像とはちょっと違うみたい。 でもとても歌の上手な礼さんなので、それはそれで期待していました。 サイレント映画からトーキーへと移行していく時代のドイツ、ベルリン。 ナチスの支配が強くなる中、誰もが楽しめる映画を、表現の自由を追い続ける人々。 正直、話自体はそんなに面白いとは思えなかったのですが、 明るく夢を語る、チャンスを掴みとる若き映画監督は紅さんにぴったりでした。 綺咲さんも、端役ながら脚光を浴びるジルがよく合っていました。 でも、一番際立っていたのはレーニ役の音波みのりさんかな。 計算高くて図々しくて、ちょっとおバカちゃんぽいかと思えば、冷たい嫌な女にもなって。 それがどれも皆お上手なのですよね。 星組さんはそんなに観ていないけれど、これまで観た中で一番お上手だったと思います。 楽しみにしていた礼さんのケストナー、やっぱりちょっとイメージは違いました。 私の中のケストナーのイメージってもっとガツンと強いイメージなのです。 確かご両親のどちらかがユダヤ系だったのではなかったかな。 でも決して屈せずナチスによるユダヤ弾圧の際にも、ドイツに残り続け 創作活動を続けていた(と記憶しているけど違ったかな?)。 そんなイメージ違いはありましたが、さすが礼さん。 この作品でのケストナーはこうなのね、と歌で納得させられてしまいました。 恋人役のくらっち(有沙瞳)も益々可愛くなって嬉しい限り。 雪組では不遇だわと思った時期もありましたが、花開いて良かった。 そして、この公演を観たかった理由のもう一つは退団されてしまう夏樹れいさん。 星組で好きなジェンヌさんのお一人です。 ジョセフィン・ベーカー、ラスト公演で女役とは・・・と思いましたが歌ウマさんにしかできない役。 雪組のショーで透水さらさちゃんが演じていました(やっぱり歌ウマさん)。 前半にしか出てこなかったけれど、場面の中心となり銀橋で歌い、 紅さん、礼さん相手に人種差別というシリアスな場面での力強い決意を表現。 たくさん拍手を送りました! 専科から出演の凪七さん。 私はマノン依頼なので、すごくお久しぶり。 そのせいなのでしょうか、イメージが随分と変わったなあと思いました。 今の星組さんには同じようなタイプはいないみたいで、目立っていました。 「メリー・ウィドウ」の時にとても良くて、このままいけばもしや・・・ と思ったのですが、その時を彷彿とさせる、いやその時よりももっと良かった。 さすが専科さん!と思いました。 月組時代にもっとご自分を活かせる役に巡り合えたら違っていたかもしれませんね。 ショーは予想はしていたけれど、やはりちょっと物足りなかったです。 でも席が席だったので、銀橋や花道からたくさん視線を頂けて(多分)気分良かった~ 漣レイラさん(だと思う)がほぼ真正面で、この方はジッと見つめて釣るタイプではなく、 目が合うとにっこりしてくれるタイプなのですね。 ほんわかさせてくれました。 それから天彩峰里ちゃんも、にっこりしてくれました。 彼女はCSで観てちょっとぽっちゃりさんかと思っていたのですが、全くそんなことなかった。 顔も小っちゃくて可愛かったです。 この公演のチケットが当たった時には、今年の観劇納めになると思っていたのですが、 観劇納めはタカスペになりました! 初めてのタカスペです。友の会、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.20 21:06:18
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