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まりことリンリン~♪

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2018.10.06
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花組公演『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−/BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』
観てきました。

凄く良い席でオペラグラス要らず。
ノーストレスでした。

この公演、観るまでは天草四郎かー、イマイチかな
と思っていたのですが、観終わって全く感想が変わりました。
配役が良い!! 素晴らしく良い!!
『ポーの一族』の時も配役が良いと思いましたが、それを上回ると思います。
適材適所とはこのことだわ、と思いました。
トップコンビは勿論のこと、ベテラン、路線、若手に至るまで。

特に私が良かったと感じたのは、南蛮絵師の柚香さん。
ただ一人島原の乱を生き延びた者として登場したところから、漂う雰囲気が重く
悔恨と懺悔の日々を過ごしてきたのだろうと思うと、いきなり視界が曇りました。
そして語り始められた本当の島原の乱。
流雨に対する気持ち故、なかなか受け入れられない四郎の存在。
揺れ動く心の様が表情や声に良く表れていました。
最初に柚庵が出てきたせいもあり、私には
リノの逡巡や後悔、自責の思いが
この物語に
通奏低音のように纏わりつくように感じました。

そして松平信綱のマイティ―(水美舞斗)。
常に冷静で冴えた人物、そして思慮深い。
それが見た目からも十分すぎるほど表れていました。
そして何より、見た目た目が素晴らしかった!!
裃があんなに似合うとは思わなかった。
日本物の美しさは、かなとくんが一番だと思っておりますが、
マイティ―もかなりの美しさ。
美人だとは思っていたけれど、ここまでピッタリ嵌るとは思いませんでした。

この公演、私のベストキャストはこの二人でした。

後回しになってしまいましたが、天草四郎の明日海さん。
私の中では、明日海さんてあんまり剣を振り回しているイメージがありません。
これまでの役で剣士や武士の役もありますが、やっぱり王子様イメージなのです。
なので今回の役は新鮮でした。
最初にオーケストラボックスから銀橋に出てきた所は、
舞台中央からのライトが後光のようで、正に偉大な指導者。
眩しくて(座席のせいだけど)、まともに観ることが出来無かった(^^;
リノが踏み絵を迫られた時に身代わりになって踏むところが良かった。
民のリーダーとなるシーン、ここの迫力で民の傾倒の仕方が変わって来ると思うのです。
月組から組替えしてきた明日海さんが、花組でトップとなり組を率いてきたことと重なるなあと思いました。

流雨のゆきちゃん(仙名彩世)
若いのだけれど、島原の民を母のような慈しみの心で見ているようで
大人っぽい彼女に良く合った役だと思います。
静かに、密やかに、芯のある強い女性、そんな役がとても良く合う娘役。
リノが彼女をモデルに聖母マリアの絵を描くのも良く分かります。
耐えてばかりで恋愛とも無縁で生きてきたであろう流雨が
これまで周りにはいなかったタイプの四郎に出会い次第に魅かれていく。
恋を知ることが出来て良かったね、と言いたい。
四郎と出会ったことで、少しだけでも自分の為に生きることが出来たのだから。
ゆきちゃんの歌声は綺麗な声で好きです。
今のトップ娘役で一番好きな声。
台詞と比べるとちょっと可愛らしい声になるけれど、声の太さも響きも心地よい。

物語の最後、ハライソのシーンは個人的には必要ないと思いました。
あのシーンがあるから救われる、という感想も見ましたが、
いかにも宝塚的な終わり方だなと感じました。
ハッピーエンドが好きだけれど、そもそも史実としてハッピーになりえないのだから、
祐庵(リノ)が家綱に語り終わったところで幕となった方が余韻があって良かったかなと思っています。





ちょっとちょっと、ビックリしました。
マイティ―が物凄く目立つのですが、これまでもこんなに目立ちましたっけ?
え、ここも? またマイティ―? という感じでした。
正直、トップコンビより印象強い。
これはバウ主演の結果が出たということでしょうかね。

それから舞空瞳ちゃん。
彼女も目立ちますね、可愛いわ。
歌がお上手な音くり寿ちゃんにも頑張ってほしいと思っているのですが、
見栄えという点では舞空瞳ちゃんに軍配が上がるなあ。
小顔で手足が長い、柚香さんとの並びはバランスが良かったです。

この公演で退団されるたそさん(天真みちる)。
特技のタンバリンを披露されていますが、可愛らしい感じでしたね。
もっと激しく長いのかと思っていたのでちょっと物足りなかったです。

あと夏歌のところ。
今日は暑かったですけどね、でももう結構気温は低くなっている日が多い。
私が観に行った日は、寒かったのですよーーーー雫
せっかく凄く良い席だったにもかかわらず、時期外れでノリ切れなかったのが残念です。

トップコンビは、何と言ってもデュエットダンスが素敵でした。
スカステで観て生で観たいシーンがあったのです。
眼の前でそれを見ることが出来て幸せでした音符





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最終更新日  2018.10.06 23:00:29
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