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カテゴリ:宝塚・観劇・鑑賞etc.
日本青年館で公演中『チェ・ゲバラ』初日を観てきました。
残念ながら休演となってしまったかなとくん。 理事様(轟悠)主演公演での2番手を楽しみにしておりましたが、 楽しみは次の本公演まで取っておくことにいたします。 題材としてはちょっと私にはハードではないかと思っておりましたが、 幕が開いたら理事様をはじめとする演者の皆さんの熱演に この作品に対する印象がかなり変わりました。 前売りチケットは完売のようですが、おけ〇とかで手に入るようでしたら 是非ご覧になることをおすすめいたします。 題材といい、賞狙いな匂いはプンプン致しますが、これは賞をとって良いと思います。 エスネスト・ゲバラの曲がったことは許せない、自分の信じる道を行く その姿勢は革命家となる前から変わらず、でもまだ革命家になる前の ちょっとした彼の台詞回しはコメディー作品の理事様感あり。 カストロと出会ったところから、一気に力強さが増していきます。 どこまでも男臭く、先行画像が出た時のインパクトを思い出します。 最近の理事様の公演は、「凱旋門」とタカスぺくらいだったか。 いずれも喉の調子があまりおよろしくないのでは?という感じでしたが この公演の理事様は歌も素晴らしい! フィデル・カストロの風間柚乃くん 研11が予定されていた大役を、研6?の風間くんが演じるってすごいこと。 とは言うものの、休演のニュースを聞いて誰が風間くん以外のカストロを予想しました? まゆぽん(輝月ゆうま)かも?との予想が少数派ですがあったようですが 大半は風間くんがカストロで、それでもって全く違和感のないおっさん感(^^; を 見せてくれると思っていたのでは? さすが本公演でも良い役が付き、新公では主演をはじめ大役続き。 そのうえ、「エリザべート」「夢現無双」での代役も難なくこなしてきた彼女。 誰の期待も裏切らない、こちらも骨太なおっさん(本当にそうなんだもの)で 理事様と対等に渡り合っていました。 衣装のせいもあるのですが、理事様と比べて恰幅の良さもあり本当におじさん半端なし。 末恐ろしい研6です。 エルネストの妻となるアレイダの天紫珠李ちゃん こちらもエスネスト同様に、曲がったことが許せない 信念を持って突き進むのであれば、愛する人が危険に身を投じるのも応援する。 そんな凛とした芯の強い女性です。 この役は元男役という押しというのか圧というのか何というのか とにかく強さが必要で、可愛らしい女性だけを演じてきた娘役には難しかったかも。 結果、珠李ちゃんが演じて正解だと思います。 他に目立っていたのが、レイナ役のはーちゃん(晴音アキ) 前回の本公演でも、芝居もショーも見せ場たっぷりでしたが、 今回の役は完全に娘役2番手の役です。 ダンスも歌も芝居も、これまた見せ場がたっぷりありました。 幸薄く、線が細い役(出雲阿国とは真逆)で、はーちゃん素敵でした。 彼女の芝居に涙を誘われました。 学年相応なのかもしれないけれど、こんなにフォーカス続きだとあれ・・・?と思う。 娘役で研11といったら、それなりの学年ですよね・・・ 95期の娘役さんたちって、各組かなり少ないというよりもう誰も居ない組もあるし。 そしてレイナと互いに思いながらも結ばれることのなかったルイス(礼華はる) 祖国、愛する人への思いと自分の置かれた立場に葛藤する軍人役を好演していました。 ルイスは一幕で亡くなってしまい、2幕はその他大勢でした。 お顔だけ見ると可愛らしいのですが、背が高くバランスも良い男役です。 これから学年を重ね男役の骨太さが加わると良いなあと思います。 とても上質な作品です。 この作品に彼女が出演できなかったことだけが残念です・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.31 21:32:59
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