まりことリンリン~♪
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「ハートフルコメディ」 ポスターからはその香りは微妙な・・・と思いましたが、 観終わってみれば正にハートフルコメディーでした。 当時の東ドイツ、社会主義国家は「粛清!」とか、周りは密告者・スパイだらけ?怖っ なんてところを個性的な登場人物たちが深刻になりすぎずクスッとさせてくれる。 物心ついた時には(いや生まれた時からだけれど)、 ドイツは東西に分かれていて何の疑問でもなかった。 ベルリンの壁崩壊のニュースも当時は「ふーんそうなんだ」くらいにしか思っていなかった。 関心がなかった。 だから正直、この芝居は楽しめるのか不安だったけれど・・・楽しく観ています。 深刻なテーマだけれど、前向きで一生懸命な人たちに共感できる。 今みたいになんとな~く生きているのではなく、誰もが信念を持っている。 なんとなく幸せで過ごしたい、くらいに思って生きている私からすれば皆まぶしいくらいよ。 国家保安省のヘルムートにしても、壁崩壊後に尻尾を巻いて逃げ出したのなら、 小者のくせに偉そうにしてやっぱりただの嫌な奴だわ! となるところを、自殺することで彼の行動は権力の手先になっていたのではなく、 全て信念をもった行為であったことがより明確になり、 ただただ一生懸命のベクトルが違っていた故の行為だったと思えます。 私の見どころとしては、やっぱりヨナスよヨナス~:月城かなと 西ドイツ出身だけれど、西の情報に疎すぎ。 ナディアの写真を見た時の広報部とのやり取りが第一の笑いのツボ ナディアにコンサートの曲の差し替えや歌詞の変更を伝える際の突っ込み。 人民軍の何?あのドーピング()ダンス サーシャを匿っている時のナディアの咄嗟の無茶ぶりに応え方が毎回同じではなく楽しみ。 え?これってアイアムフロムオーストリアですか?(齋藤先生ですし)ってところが複数あるし、 笑いのツボがあちこちに。 これが最大限に面白いのはヨナスが真面目腐った顔でいるからだと思いますわ。 母親への憎しみと優しい思い出の反発。 ナディアと「フリューゲル」を共有してからのヨナスは真面目なだけではなく、 人間らしさが前面に出て色々な表情を見せてくれるのも良いです。 ナディア:海乃美月 はポスターが出た時は正直衣装にぎょっとしました。 えっと、当時のポップスターってあんなでしたっけ? 確かに結構派手な人いたけれど、あんな凄かったっけ。 ヨナスに衣装のこと突っ込まれるのもわからなくも・・・・ 海ちゃんは薄幸な感じの役か、凛とした役が似合うと思っていたけれど、 男性と対等にやりあう気の強い役も良いですね 女王様然として好き勝手をしたり、ヨナスを諭したり、 高学年だから出せるものもあるのかなと思います。 ヘルムート:鳳月杏 終始徹底した社会主義者。 笑わない、一度も笑わない。 ヨナスとの会話で表面上笑顔らしきものはあるけれど、らしきであって笑ってない。 信念の為ならば人を欺くことも嵌めることも悪と思わない。 いや、嵌めるとか思っていないのかも。 だって彼にしたら正しいことをしているのだから。 最期もカッコいいと言えばカッコいい。 ルイス:風間柚乃 ポスターのVサインからして、おちゃらけな指名手配犯なの ナディアのマネージャーと言いつつ実は詐欺師か なんて思っておりましたが、NATOのエージェント それもかなり凄腕らしい。 歌いながら銀橋で明らかにするところ、さすがの歌唱力なのですが 手拍子煽るタイミングが早すぎません? ちょっと手拍子しにくくて、もう少し後で良いと思うのですが、 あれは齋藤先生のご指示なのでしょうか・・・ 人民軍広報部の4人組:英かおと、礼華はる、白河りり、天愛るりあ 個性が立っていて4人4色で面白い 特にりりちゃんの融通がきかない真面目腐ったキャラが面白い。 ヨナスが収監された直後、ルイスにヨナスを信じていますね?と問われ 「事の是非はともかく、大尉は立派な人民軍人です」という台詞の言い方が面白い。 公演半ばくらいから大分言い方が変わったように思いますが、 初日あたりの、いかにも不貞腐れて棒気味に「立派な人民軍人でーす」というのが好きだった。 フランツ神父:夢奈瑠音 反体制グループの中心人物である神父。 何と言っても「喜びの歌」。 もうこれに尽きます。 ヘルムートに殴られた後の屈しない信念のこもった歌いだしは素晴らしいです ニコラ・シューバルト:蓮つかさ 最初の登場はソビエト兵でいわゆるバイト役。 あれ?と思ったのですが、それでも目立って美味しい立ち位置。 ユダヤ人弁護士ニコラとしては、かつて自分たち家族を逃してくれた ヨナスの母(白雪さちか)の車椅子を押してわたり、歌もあり。 退団公演でしっかり見せ場があり、それに応えていて良かったです。 同じく退団者の蘭尚樹さんも、トップ、2番手と絡む大人の役で出番もたくさん。 これまで目立つ役としては子役の印象が強いので、最後に渋い男役を当てられて 嬉しいのではないかな~と思います。 さて、ショーについての前に・・・ 今日の組替えのニュース 全くもって油断しておりました。 イヤーーーーッ きよらちゃん(きよら羽龍)が宙組に行ってしまうなんて。 怪我で休演が度重なり、まのんちゃんに圧され気味なのは間違いないけれど 今回の広報部4人組に入っていないのもちょっと気になっていたのだけれど 宙組に行った方が活躍できるのかもしれないけれど・・・ なんかとても残念です。 そして、みねりちゃん(天彩峰里)が月組に 歌える上級生(下級生も)、いっぱい居ますけど。 珠李ちゃんと1期違いですよね、みちるちゃんとも1期違い。 そんなにぎゅうぎゅうに娘2枠ポジション詰め込まなくても。 「じゅりじゅりみちる」ゴロとしては良いか・・・? 月組の娘役さん、誰か抜けてしまうのかな。 スターバスケット~MOON~ 何となく頼みたくなっちゃうのですよね、毎公演
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