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カテゴリ:今日 行ったところ
400字2000字以上の壮大な物語! 書き上げた紫式部は偉大だと 心酔しておられる 高橋みい子さん(鎌倉ガイド協会)の 講演を聴くために鎌倉商工会議所へ 「 竹取物語は男目線で描かれているが 源氏物語は女性目線というお話に 確かに!納得したり いづれの御時にか、の一説と だいたいのアウトラインと ダイジェストのような エピソードしか知らないで 参加したものだから うかがうお話で輪郭がクッキリして 面白い。 源氏物語には真筆がない! 原本はわかるけど 真筆という表現を知らなかったので 新鮮。 紫式部自身が書いたものが残っているわけでなく 累々と書き継がれた写本のみ。 たくさんの人が写したので いくつもパターンがある。 そりゃそうだ。 長いから移す人端折りたくなるだろうし 故意でなくても誤字・脱字の可能性も。 その中でも大きく分けて3パターンあって 1.京都でで成立した藤原定家校訂の青表紙本 2.鎌倉で成立した源光行・親行親子が校訂した河内本 3.1と2以外が3 光行がどんな人かというと、 もともと三善康信に伴われ 平家に与した父の赦免嘆願のため 鎌倉にきたところ 能力を買われ御家人になって 頼家、実朝にも仕えた。 ざっくりいうとこんなカンジですが (あとでじっくり読みたくなる)年表や系図も ご用意くださって、詳しい解説や感想を交えて お話は分かりやすく、 なにがウレシイって、テーマのひとつが 「源氏物語と鎌倉の深いかかわり」 鎌倉の歴史に合わせて源氏物語と紫式部の 解説が聞けること 『鎌倉殿の13人』ロスというか 『鎌倉殿の13人』フォーエバーの私達には 感涙ものです。 たとえば 新年早々に訪れた海蔵寺さん。 11歳で鎌倉に来た宗尊親王の願いで 建立されたお寺としか知りませんでしたが (都から遠く鎌倉へやられるなんて不憫と 憐憫の情しかありませんでした)
初めて海蔵寺を訪れた時の日記 萩・宗尊親王のこと 2024/1/3 海蔵寺さん 冬の花と 天皇の第一皇子で、天皇の寵愛も深い美少年。 なのに母の身分が低いため、 波乱の生涯を送るのは 誰かと似ていると浮かびませんか? この少年は 学問や仏教への関心が高かったそうですが この時期、源親行が近侍していたので 金沢流北条氏の祖となる実時が (優秀なので伯父の泰時に高く買われていた) お慰めする意味もあったのでしょう、 親王のために御所で源氏物語談義をするよう 親行に勧めたりしたのだそうです。 引退後、金沢文庫を開いたそうですが タイムリーにブラタモリで金沢文庫を 取り上げていましたね。 たくさんのテーマのもと、充実の内容でした。 みみずの行進みたいな(^-^; メモは取りましたが 全部をここで載せちゃうと 講演会の愉しみがなくなっちゃうので この辺でオシマイ。 鎌倉まで来た甲斐がアリアリ。 ドラマの進行にも併せた内容で続編があったら 嬉しいです。 NPO法人鎌倉ガイド協会さんのサイトはこちら 等で最新情報チェックしたいです 最後は、時間が足りなくて駆け足になりましたが 高橋先生の参加してくださる方に届けたい、 伝えたい気持ちが強く感じられ、 こんな熱心な方にお話ししていただけて 参加者としても嬉しかったですし、 大河ドラマへの関心も高まりました。 NPO法人鎌倉ガイド協会の催しに 参加するのは初めてでしたが 会場内での対応の良さはもちろん 鎌倉駅、道の途中、建物の前と 遠くから参加する人が迷いそうな ポイントに何人も立って下さり、 お陰様で安心して(時間に余裕を持って) 臨めました。 ますます鎌倉が好きになりました。 協会の皆様、どうもありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 11, 2024 02:31:14 PM
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