ウリウリがウリウリに来てウリウリ残しウリウリ帰るウリウリの声
さぁ、ちゃんと読めましたか。(^ー^)ウリ売りが ウリ売りに来て ウリ売り残し 売り売り帰る ウリ売りの声 ウリ売りが ウリ売りに来て ウリ売り残し 売り売り帰る ウリ売りの声 ウリ売りが ウリ売りに来て ウリ売り残し 売り売り帰る ウリ売りの声 音訳ボランティアの発声練習では「調音」と言って早口言葉など言いにくい文章をつかえずに読むのですが、これはそのひとつ。今日は「NHK短歌」の9月号を読んだYさんの録音を聞きました。彼女は新人さん。熱心だけど、小さなお子さんがいらっしゃるので練習が終わると飛んで帰ります。初めて読んだのに声もキレイで滑舌も良く録音状態もgood。なかなかの出来ばえじゃないかしら(^o^)「勉強ですから、より良い読みができるように忌憚のない意見を交わしましょう」と代表のアカツキさん。ベテランの皆さんから寸評。「説明や名前は本文よりトーンを落として」「ただ読むだけじゃなくて、『聞かせて』」「文字を音にして、歌の持つ意味を正しく伝えて」「読む側の解釈を押しつけないで」「メリハリがありすぎ。」「五七五と言葉を立てて読むけれど、プツプツと切らないで山がひとつになるように」などなど、いろいろな意見がでました。うーん。聞き手はさすが、ベテラン揃い、こんなに細かく聞き取るとは!代表のアカツキさん。彼女は、毅然として頼りになる存在ですが、はんなりとした上品な方なので、厳しい時間のはずの時間もそれだけではない、何かがあります。憧れの先輩です。終始笑顔と笑い声が絶えない明るいサークルです。Nhk 短歌 2016年 4月号 / NHK短歌 【雑誌】「NHK短歌」の本は歌と写真で構成されています。歌を先に読んでから、写真の説明をするか、写真の説明をしてから、歌を読むか、順番のことで意見が分かれました。結果、依頼人の方に確認することになりました。その方は60歳を過ぎて不自由になられたそうで、現在は70歳。すっかり見えなくなってしまい、今は付き添いの方がいらっしゃらないと、普段のことも不自由です。定年まで、お仕事にまっしぐら、短歌に興味はあっても、読書の時間がない。定年後は存分に読むぞ!とたくさんの関連書籍を買い求めたそうです。ところが、その頃には視力が落ちてしまってご自分で読むことが叶わなくなったのでした。ふとしたご縁で「NHK短歌」を読ませていただくことになった私達。その方は私達が録音したカセットを聞くのを、楽しみにしておられるばかりか、ご自分でも短歌を投稿し、何度も受賞されているそうなのです。そして、それを「あなたたちのお陰ですよ。」とお喜びとか…私の録音した5月号をどんなふうにお聞きになったか考えると赤面の至り。次に録音の順番が回ってくる10月号はもっと、もっと上手に読むぞと思った時、「『完成』がないのね」と一人のメンバーがつぶやきました。「いつも、もう少し読み直したい、もっとと思いながら、録音したテープを提出するのよ」「締め切りがあって救われているのね。そうでないといくら時間があってもキリがないわね」アカツキさんが言葉をつなげました。彼女たちの静かな情熱が毎月、その方に届けられていること。続けることの尊さに頭がさがります。お昼になって、椅子やテーブルを片づけ、三々五々、家路に向かいます。今日当番のメンバーが、対面朗読室へ。簡単に持参の昼食を済ませて、利用者の来訪を待ちます。対面朗読は大勢の方に向けての録音と違って、利用者の方がお持ちなる本(料理でも参考書でも)をその場で向かい合って読むのです。初見で音読は大変だけど、聞き手のニーズがわかるのは対面朗読ならでは、です。October 5, 2005記 音訳ボランティアとは、視覚に障害のある方のために、墨字(活字)で書かれている書籍や雑誌、広報誌、新聞などの内容を「音声にして伝える」ボランティアです。朗読に似ていますが、違うのは、「目の代わり」なので、読み手の感情は込めず「情報を声で伝える」のが音訳ボランティアです。地域ごとに活動がありますが、日本盲人会連合会でも、募集しているようですので、関心をお持ちになった方はご相談ください。