面ノ木園地より天狗棚と1200高地
29日(土)先週の山、茶臼山の東南にある面ノ木園地へ二週連続で旧茶臼山高原道路で向かいます。以前、有料道路であった茶臼山高原道路の面ノ木ICにある面ノ木園地の駐車場に停めて歩き出そうと思ったら雨が降ってきてしばらく止むのを待っていました。15分ほどで止んだので天狗棚に向けて出発。水たまりが残っていますが青空が出てきました。新しい案内看板右端にコンクリートの休憩場とトイレがありましたが撤去されています。しかしここにトイレが欲しいところです。原生林の入口にカウンターがあります。ブナの原生林を登ります。天狗棚展望台へ直接行くにはこの分岐を右へ迷いましたが、雨が上がったばかりで展望が望めないような気がしたので先に天狗棚の山頂と1200高地へ向かうために左へ。腐った丸太の階段はある気にくいもう少しで稜線です。歩きやすい稜線右は植林で左は自然林の間を歩きます。天狗棚山頂が近づいてきました。天狗棚山頂(1240m)ガスガスであまり感じが良くないので一応証拠写真だけ撮って出発登山道にいっぱい落ちているものを石の上にのせてみました。ブナの実です。この原生林はブナが多く、本当に登山道にいっぱい落ちています。クマさんここに食料がいっぱいあるよ~~~天狗棚山頂からはどんどん下りますこのくだりは、帰りには覚悟して登らなければ・・・下ったら峠みたいな広いところを通過昔は屋敷跡だったのかと思うようなところを3回も下って通過して大きなブナの木私が細く見えます。1200高地へ登る途中で相棒が大喜びしています。ツチアケビが一本だけニョッキリ花が無い時期なのでうれしい発見つぼみが膨らんでいます。ラン科ツチアケビ属葉緑素を持たない無葉ランで真っ赤になった実は見たことがありますが、花が開いているのは見たことがありません。もう少し後なら開花が見られたかもね。1200高地の山頂広場にはハクウンボクの花のような落花が一面にきれいです。1200高地山頂(1229m)三等三角点があります。山頂標示の左下10センチくらいのところに小さなセミの抜け殻ここは木が茂ってあまり明るくなく展望も無いのですが何とか木漏れ日の下でお昼ご飯を頂きましょう。結局、山頂は最後まで貸切でした。ブナの巨木探しをしながら往路の稜線を戻ります。木の間から隣の井山の風車が見えています。ブナの巨木一枚に収まり切れないので、二枚になりました。このような大きな木があちこちに生えています。さすが原生林というだけあります。天狗棚山頂に戻ってきました。ここにもびっしりと苔の生えたブナの巨木よく見たら幹の途中の洞にササが生えています。どうやってあそこに生えたのか・・・下から洞を突き抜けたのか・・・山を歩いていると、面白いものを見つけます。ゆっくり歩いてキョロキョロしているからですね。朝、下からこの稜線に登り着いたところに到着右下に行けば登山口ですが、天狗棚展望台へはこのまま稜線をまっすぐに進みます。緩やかに下っていきますが、この先は急激に下ります。ヤセ尾根に露出している石に苔がびっしりついて雨に濡れているのでとてもすべりやすく、ここから先二か所はとても緊張しました。下に見えている歩きやすそうなところまで気が抜けません。見覚えのある石碑が見えたらすぐです。石碑から下の階段をおりたら展望台天狗棚展望台へ下る階段いつものところにササユリが咲いています。そして階段の一番下の横には前回よりササユリが増えています尾根が途切れて絶壁になったところが天然の展望台です。この展望台に下から登ってくるルートは絶壁にジグザグに作られた鉄階段を登ってくるのです。真正面にヤマボウシの大木その向こうに先週の萩太郎山茶臼山はその左で、木に邪魔されて見えないので展望台を左端に移動したら、何とか木の間から茶臼山(左)が見えています。ヤマボウシ帰りは稜線の途中に分岐があり、左下に向かう道で下山します。右山の山腹先に何やら人工物沢に掛けられた擬木丸太の橋です。朝の下の分岐に到着面ノ木園地が見えてきました。井山の風力発電の風車が勢い良く回っています。雨上がりで上空は風が強いのですね。二週続けて設楽にやってきました。この時期は雨が多く遠くの山に行く気になれません。近場でお茶を濁すしかないのです。