水晶山
16日(月)は岐阜県恵那市岩村町の水晶山へ登ってきました。日本三大山城のひとつ、岩村城の城山から登る水晶山はそのまま縦走したら三森山へと周回できるのですが今回は水晶山山頂から少し先の展望地の先で引き返しました。三森山には今まで6回登り、2016年12月には一ケ月に二度行っていますので今回は、初めての水晶山だけ登ります。国道257号から新木の実トンネルを越えて岩村町の手前、岩村城の看板に誘導されて山道へ。岩村城の手前の登山口の駐車場に停めて歩き出します。右端の階段を登って尾根に取り付きます看板を確認して登ります。水晶山を越えて分岐まで行きましょう切込みが入っているので助かりますがこんな倒木が何か所かあります。植林と自然林の間を登って行きます。赤松が多く、小鳥の声もずっとさえずっていて膝にやさしい山道です。水晶山の手前のピークを登ります登りきったら息を整えられる緩やかな傾斜でずっと登りが続くのではなく、緩やかに登ったり下ったり・・・岩が出て来ました水晶山という名前から、もっと岩だらけの山かと思っていましたが意外に岩が少ないのです。ピークでもない上り坂の途中に四等三角点 (点名 水晶)がほとんど埋まっています。探しながら歩かないと、うっかり見過ごしてしまいそうです。かなり以前、相棒が1人で来ているので意識していましたがそうでなければ、ほとんど落ち葉の中で分かりにくく今回は写真のために掘り出したのです。植林の中にミツバツツジが八分咲きまだ枝の先には蕾がいっぱいついています。植林の中で日当たりがあまり良くないのですが頑張って咲いている姿が健気です。さらに進むとまたまた標石が埋まっています。かすかに読める、町村界の標石です。登山道にはずっと桜の花びらが落ちていましたが花の形のままのが落ちていました。右の谷にヤマザクラの木が数本あるのです。ほとんど植林の中なので展望はありません。通路のような水晶山山頂(958m)三角点は手前にあって、ここ山頂にはありません。そして不思議なことに、この先にもう一つあるのです。今回はここで引き返さず、先に進みます。岩村ダムへ下りる分岐急斜面で注意と書かれています。私たちはそちらへは行かず、三森山へ向かう縦走路を進みます。きちんと標識が整備され、安心して歩けます。これがもう一つの三角点かと思ったけれど珍しい「御料局三角点」です。こんなところになにげ無く埋まっています。見にくいのですが、御料局三角点と読めます。そう言えば登山口に、国有林の看板がありました。明るい植林の尾根四等三角点 (点名 水晶山)水晶山山頂には三角点が無いけれど、山頂の手前と過ぎたところに、二つもある珍しい山です。向うが明るくなってきました。歩いてきた方を写しています。千手観音の石仏がポツンとあります。ここから岩村ダムへ下りる道との分岐です。すごくきれいな舗装された林道に出ました。むこうの階段を上がります。二年前の12月に三森山から、ここまで来た時はここで先ほどの分岐を岩村ダムへ向かいました。鈴ヶ根尾根の展望地です。ここは明るくて暖かくて展望が良いのですが今日は天気が良いけれど春霞で展望はありません。ベンチがたくさんあり、岩村山の会が整備してくれています。三森山が見えています。あそこまで縦走するとここからは、まだ一時間はかかりますのでもっとスタートを早くしなければなりませんね。展望地でお昼ご飯を食べないでそのまま進みます。15分ほど歩いたら図根三角点に到着以前より綺麗な標識に代わっています。南東側の木が切り取られ、大船山と風力発電の風車13基が見えます。風も無く、月曜日で誰も来ないようなので通路でランチタイム暖かい陽だまりでゆっくりランチしてここで引き返しましょう。岩村ダムへの分岐を右に分けて登りに見ていたイワカガミが膨らんで開きかけています。車に戻って、岩村城へ向かいます。天守の下の「出丸」は今は駐車場になっています。以前30年ほど前、まだ登山をする前に一度観光で来たことがあります。その時はここからでは無く、岩村町の城下町から歩いてきました。山城なのでまるで登山のようだったと記憶しています。埋門(うずみもん)古城跡はなんだかわびしいですね。天守跡明治まで城はあったそうですが、明治時代に廃城になり取り壊されたとか。残っていたらどれほど素晴らしいかと思います。何しろ、日本全国の山城の中で一番標高の高い山城だそうです。城山の天守跡から水晶山と三森山が見えています。少しズームで、桜の向うに先ほど登った水晶山が見えています。昇竜の井戸覗いてみたけれど埋まっています。昔はこんこんと水が湧いたのでしょうね。天守跡に岩村城趾の説明板があります。今日は初めて水晶山に登り、何度も登った三森山と縦走路をつなぎました。三森山と水晶山は近年人気の山だそうで岩村城と組み合わせたら楽しい山歩きが出来ます。イワカガミも咲きはじめ、春の山歩きが楽しめました。