KIKIの山行き・・・ 山と山の花

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• 鳥取県の寺と兵庫県の山と城へ

  北海道遠征第４弾から帰って来て、だいぶん日が過ぎました。雑用、野暮用に天気の都合などで、これほど間隔が空いたのも久しぶりです。北海道は私が帰ってからというもの、台風の大雨の影響でニセコや富良野は大変な被害を受けて、復興に時間と費用が掛かるでしょう。ギリギリで登山が雨に合わずに帰ってこれたと私は晴女だ、と喜んでばかりいられないほど複雑な気持ちででテレビや新聞を見ていました。たとえ一宿一飯でも、北海道でお世話になったので他人ごとじゃない気持ちで見ていました。早く日常の生活に戻られることを心からお祈りします。北海道遠征から２０日ほど経ってやっと次の山に出かけることになりました。クイズじゃないけれど「鳥取の寺と兵庫の山と城」です。登山は一つだけですが、寺と城も登山靴が大活躍でほとんど毎日、山に登ったようでしたよ。答えはまた明日です。

  2016.09.18

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  北海道遠征第４弾・・・十勝岳　踏んだり蹴ったりのスタート

  ２５日（木）次の登山はトムラウシ山の予定でした。２３日に羊蹄山に登って２４日が移動日２５日にトムラウシ山に登り２６日に帰宅する予定でしたが台風のために変更せざるを得ませんでした。２３日は一日ニセコで待機して過ごし２４日に羊蹄山に登って、その後トムラウシ山の登山口への移動は遠すぎなので次の山を十勝連峰の最高峰、十勝岳に変更したのです。しかし、登山口の望岳台へ行く予定が高速道の通行止めでやむなく夜の一般道を通る羽目におちいり結局登山口までもたどり着けず、途中の新夕張駅の近くの道の駅「夕張メロード」で寝ることにしたのです。たぶん就寝できたのは１１時過ぎだったでしょう。３時半にセットした目覚ましを止めてもなかなか寝袋から出られず、もう今日は登山は止めよう～～ともう一度寝よう～と、ダラダラ虫が頭の中でささやきます。今回の登山はそもそも台風と共にヒヤヒヤしながら北海道へ行って羊蹄山だけ登れただけでも良かったのだと思えばもう今日はこのまま寝られるだけ寝ていよう～～～となまけ虫が再び眠りの中へひっぱり込もうとします。しかし相棒が起きてゴソゴソし始めたら寝ていられません。結局しぶしぶ暗い中を起きて身支度して、十勝岳登山口を目指してまた山道を走ります。ほとんど車が通らない良い道ですが、道路の横の川は増水して濁流が流れています。台風の影響を感じながら、中富良野の町のコンビニでパンとカウンターコーヒーで朝食。もうこうなったらバタバタしても始まらない腹をくくってゆっくり登りましょう。幸いにもお天気は晴れです。登山口の望岳台に着いたらすでに皆さん登っていて私たちがほとんど最後です。今日は昨日のような長距離移動は無いのでゆっくり登ってゆっくり下りてくればいいや～森林限界を超えた望岳台逆光できれいに撮れません。火山礫の道を山に向かってほぼ一直線で登って行きます。花はあまりなくてシラタマノキとオンタデとリンドウくらいです。左前方に大雪山系の山並みが見えています。台風で計画を変更しなければ今日はあの辺りを登っているんですね。十勝岳避難小屋きれいな小屋ですが、噴火のためのシェルターではないようです。小屋前から登って来た道を振り返って、北の大地の広さを感じます。左奥は富良野でしょうね。火山礫の歩きにくい道をひたすら登ります。右奥に十勝岳の山頂部が見えて、テンションが・・・下がります。まだまだあんなに遠いよ～相棒がずっと先を歩いていますが、小さくて見えません。溶岩礫の同じ景色をひたすら下を向いて歩きます。風が強くなって帽子が飛ばされそう・・・やっとピークに到達十勝岳がまだあんなに遠い・・・またテンションが下がってくじけそう。今日は体も、気持ちも重いよ。すり鉢火口の向うに、十勝岳の北東に聳える美瑛岳グランド火口の向うに十勝岳この稜線の砂礫の道がやけに長く感じられてまたまたテンションが下がります。今日は起きた時からやる気が出ないままここまで来ました。十勝岳の肩から溶岩礫の急斜面をジグザグに登って行く人が見えとても登れない、今日は十勝岳の肩で終わりだとくじけそうになります。だのに、登り始めたらテンション回復～～ここからは何も考えないでひたすら下を向いて途中で疲れたら下を見て自分の歩いた道を実感しながら歩きます。一つ目のピークからの稜線、あれほど歩いたんだ～雪渓がまだ残っています。目を少し左に向けたら、西の稜線上に噴煙が立ち上り十勝岳がまだまだ生きている活火山であることを感じます。そして急に御嶽みたいに噴火したらどうしようなんて考えがよぎりました。もう随分登ってきましたここまでたくさんの人が追い越し、下りて行かれました。あと少しです。この後はもう山頂の方を見上げないで歩こうと考えました。休憩の度に下を見て高度感を味わってやった～山頂っぽいです十勝岳山頂（２０７７ｍ）　百名山９８座目です。この頃から風がメチャクチャ強くて、帽子はおろか体まで飛ばされそう美瑛岳をバックにイエ～イさっきまでくじけていたのに、このテンションは何でしょうか！岩陰で風を避けながらランチタイム山頂は単独の男性と３人でしたが、しばらく話をしてその方が下山した後は貸し切りになってゆっくり山頂を味わいました。風と共にガスが湧いたり消えたりするのでガスが抜けたら美瑛岳や下界がきれいにみえあっちに立ったり、こっちに立ったりして写真撮りまくり～～登って来てよかった、くじけずに登れてよかった～この後同じ道を下山しますがもっと風が強くなって何度も煽られそうになりながら下りて来ました。小屋の下から朝は逆光とガスで見えなかった山頂が見えています。リンドウと十勝岳　秋の空がきれいです。何度も何度も振り返って十勝岳を目に焼き付けます。望岳台まで帰ってきました。朝より綺麗に十勝岳が見えています。スタートから気が乗らなくて、だるい体を持てあましながら登りましたが山頂から歩いてきたルートを見たら台風と一緒に飛んできたけれど、こんないい天気・展望に恵まれて登れてよかった～～と実感できた山です。 この後は吹上温泉　白銀荘へ移動して汗を流して最後のお宿・・・道の駅「南ふらの」へ。途中、上富良野で食事をして、ナビが誘導する山道は思ったよりも長くて、道の駅に着いたらもうヘロヘロ翌日はまたまた雨・・・今回の北海道遠征は台風と一緒に飛んで、雨で帰ることになりました。しかし変更をしたものの、予定の二座登ることができ天の神様、山の神様、地の神様、そしてご先祖様と守護霊様に感謝感謝です。そしてそして最後まで読んでくださってありがとうございました。

  2016.08.28

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  北海道遠征第４弾・・・後方羊蹄山（しりべしやま）

  出発前から３個の台風を心配しながら北海道へやって来ました。後方羊蹄山のあるニセコ地方は札幌より西で結果的に台風の影響はあまりなくホッとしましたが北海道の他の地方では道路の崩落や畑が水没したりかなり被害が有ったようです。当初は２３日（火）に後方羊蹄山に登るつもりでしたが午前中はまだ雨が残るということで一日ずらして２３日は待機で道の駅「ニセコビュープラザ」を中心にブラブラして過ごしました。午前中はニセコアンヌプリの山を眺めて過ごします。被っていた雲が取れて姿をだんだん現すのを何時間も小高い丘の上にあるあずまやでお弁当を食べながら、半日ほとんど過ごし午後は道の駅で羊蹄山を眺めながら天気の回復を待ったのです。大きなカボチャがゴロゴロしている向うが後方羊蹄山です。蝦夷富士ともいわれる富士山のような秀麗な形をしています。ガスがだんだん取れて行くのを見ながらソフトクリームを食べて過ごします。羊蹄山は登山口が４方にあり東は京極コース、東南は喜茂別コース、南は真狩コースKIKIは西からの倶知安コースから登ります。午後、半月湖自然公園まで登山口の確認に行ったらこんな日（朝は雨でした）でも午後から晴れるということで車が５台停まっているということから、登っている人が居たのでびっくりです。９合目までは樹林の中ですが、山頂付近はさえぎる物の無い吹きさらしです。きっとすごい風だろうと思いました。いずれにしても山が好きな人が他にもたくさんいるものです。明日の登山のために、早くお風呂に入って寝ましょうということでニセコ駅前の「綺羅乃湯」へ入って、道の駅で車中泊します。北海道はキャンピングカーで車中泊する人が非常に多く駐車場はたくさんの車が停まっています。翌日２４日（水）は台風一過の晴れ予報早朝道の駅から、登山口の半月湖自然公園に向かいます。すでにたくさんの車が停まっている上にテントも３張あります。時間が掛かるKIKIはさっそくヘッドランプをつけてゆっくり登りましょう。だんだん夜が明けて来ました。ミヤマアキノキリンソウ北海道は夏が短くもう秋の花です。樹林の中をひたすら登り、時々木の間から雲海を眺めていたらなんと影羊蹄が見えました！！すそ野の樹海と雲海に羊蹄山のシルエットが浮かんでいるではありませんか。そして隣の山、ニセコアンヌプリが雲海に浮かんでいます。真狩コースとこの倶知安（比羅夫）コースなら影羊蹄が見られるんですね～～なんだか得した気分です。歩き出しが早いから、見ることができるご褒美ですね。ハイオトギリ樹間から見える雲海をパノラマ写真で。ヤマハハコ倶知安町が見えてます。森林限界を超えガレ場で下界を見下ろしています。もう空は秋の空、うろこ雲です。九合目は山頂と避難小屋への分岐です。樹林から抜けていっぺんに大展望でテンションが上がりますね。ウメバチソウ今まで九合目までは直登でしたが、ここから山頂へは山腹を巻くように登って行きます。植生はハイマツとナナカマド、ミヤマハンノキに変わってあと少しで山頂稜線に到着。ナナカマドの実も赤くエゾオヤマリンドウイワギキョウは今が盛り山頂稜線に到着！！目の前の火口は母釜山頂はどこかしら？　目の前の大きな岩のちょうど向うです。左の北山の斜面を登り山頂へ向かいましょう。北山から母釜、その左奥に子釜、一番奥に大きい父釜が見えています。台風の後だとは思えないほど、今日は風も無く素晴らしい天気です。二枚の写真をつないでみました。咲き残りのメアカンキンバイだんだん山頂に近づいてきました。火口中央道との分岐です。ここから右下には父釜の火口と子釜、母釜の火口の間を通る「火口中央道」が釣尾根のように通っています。大きな火口、「父釜」溶岩の冷え固まった岩場を登って行くと一等三角点（１８９３ｍ）その向うのピークが山頂（１８９８ｍ）で山頂と三角点が少し離れているのです。岩場にはイワギキョウがいっぱい三角点の向うに登って来た火口の縁の登山道が見えています。三角点から少し離れたピークが羊蹄山山頂です。人が立っていますね。山頂は溶岩が冷え固まった岩の積み重なりで平坦なところが無く写真を撮ったら離れないと次々に登って来る人でいっぱいです。洞爺湖も見えています。山頂直下の岩場に何とか腰を下ろしてランチタイム。無風で寒くも無く、いつまでも居たい山頂ですが天気の都合で移動日が無くなってしまったので下山後は、明日の山に向かわないといけません。名残惜しいけれど下山しましょう。先ほどの「火口中央道」分岐まで戻って帰りは中央道を通りましょう。このあたりは視界が悪い時はわかりにくいそうですが今日は大丈夫です。鮮やかな　エゾオヤマリンドウ　　中央道はお花畑です。むこうに火口の縁を登る人が見えています。咲き残りの　キバナシャクナゲスキー場だらけのニセコアンヌプリ三合目まで下りて来ました。トリカブト朝早くて登る時に気が付きませんでした風穴これも朝登る時には下ばかり見ていて、気が付かなかったのです。穴は頭上より高いところにあり、表示も頭より高い位置でわかりにくい。一合目表示からかなり下って登山口朝は暗くて写せませんでした。下山後はまた「綺羅乃湯」で汗を流して一路「占冠IC」へ向かいます。ところが千歳まで来て高速自動車道で占冠まで行くため千歳恵庭JKTで道東自動車道へ入ろうとしたら工事で通行止め。仕方が無いので、千歳東ICで下りて反対方向から高速道に入っても通行止めで千歳のあたりでグルグル・・・１時間ほどロスタイム。結局土地勘の無いまま一般道で夕張まで行って夕張の道の駅「夕張メロード」で車中泊です。疲れてフラフラ、土地勘の無い暗い山道をグニャグニャ体力も気力ももう限界が来ていました。明日の朝は十勝岳に登る予定ですが高速道の通行止めというアクシデントのため予定したところまで行けませんでした。ここから登山口までかなりの距離ですから明日の登山のスタートは遅くなりそうです。しかしもう限界です～～～おやすみなさい

  2016.08.27

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  北海道遠征第４弾・・・台風を飛び越えて行ったものの

  今年の北海道は予想外の雨で大変なことになっています。７月の幌尻岳登山の時も、下山時は大雨で１９キロの林道は暗闇の中で大雨の中をひたすら歩き続け下山した翌日は林道が閉鎖になっていたらしい。その時は日高の浦川町が水害で大変だったということですが今回は、まさかまた雨は無いでしょうと思っていたら台風９号が関東上陸して各地の飛行機が欠航する中で、２２日（月）セントレア発札幌行きは何とか飛行ルート的に関東を避けるためか無事飛んでくれて札幌に到着。またまた、北海道遠征第４弾はしょっぱなからハラハラドキドキのスタートとなりました。本来の予定は２２日札幌着後ニセコへ翌２３日は後方羊蹄山（しりべしやま）登山２４日はトムラウシへ向けて移動２５日はトムラウシ登山２６日帰宅の予定でした。ところが天気予報が怪しく、何か月も前から買っていた航空券はキャンセルや変更が出来なくて最悪は登山できず観光だけで帰宅する覚悟で出発。２２日、雨の中をニセコまでレンタカーを進ませながら天気次第で２３日は山に登らず、羊蹄山登山を一日ずらして２４日に登り、移動日無しで２５日の登山は山を変更して登ることにしたのです。その結果おかげさまでこの青空の中、百名山９７座目の後方羊蹄山（しりべしやま）１８９８ｍ山頂です。山頂と一等三角点（１８９３ｍ）は火口の縁の稜線上で少し離れています。詳しくはまた後ほど。

  2016.08.27

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  御嶽山・・・優しい顔と別の顔を持つ山

  ８月１１日は山の日として制定されました。たくさんの人が山に向かわれたのでしょうね。一昨年　９月２７日に噴火した御嶽山最近になって山頂の手前まで登れるようになり二年ぶりに登って見ました。《田の原駐車場より・・・ 噴火など想像も出来ない程穏やかな姿》１２日（金）田の原から王滝頂上まで遺族の慰霊登山が行われたのでてっきり王滝頂上まで登れると思って、田の原駐車場まで行ったら平日とはいえ車が少なく、おかしいなと思いながら用意をして出発したらすぐに理由がわかりました。まだ王滝頂上までの王滝口登山道がまだ通行止めで私みたいに通行出来ると思ってやってきた人が鳥居横の看板を見て半信半疑で進んで献花台近くで御嶽山規制情報のチラシを見てスゴスゴと帰って行きます。素晴らしい天気の御嶽を見ながら帰るのも悔しいのでチラシによると、中の湯（黒沢口登山道）からならば剣ヶ峰には当然登れないまでも、二の池までは行けるので中の湯の駐車場まで行くことにして登山口変更です。大阪から来た若者４人組さんも同じように変更して私の車についてきます。一時間以上のロスタイムで中の湯駐車場へトイレがきれいになっています。車は意外にたくさん停まっています。スタートがかなり遅れたので、行けるところまで行って引き返そうということで出発。歩き始めたらすぐ中の湯の閉鎖中の建物があり時代を感じさせる作りです。江戸時代にタイムスリップしたような・・・このルートは八合目まで樹林の中でそれも階段状の登山道です。よく敷き詰めたと思うほど丸太の階段が続いています。七合目の手前にある山小屋かなり前から使われなくなっています。少し傾斜の緩やかになった木道状の登山道では呼吸を整えられ歩きやすいのですがそれは長く続かずほとんど急登の階段です。ロープウェイからの道（右）と合流今までは出遅れの私たちだけで静かな登りだったのがここからたくさんのロープウェイからの人が登っています。七合目　行場小屋名物「力餅」ですがいつも食べる機会がありません。今日も遅れを取り戻すかのようにひたすら登ります。しばらく登ると植生が変わり高山性のダケカンバと笹が出て来ます。このあたりは荒れたゴロゴロ石の登山道が噴火以降、少し歩きやすいように整備された感じがします。でもこんな感じで、微妙な間隔が歩きにくく下りでは気を使いました。八合目の女人堂です。植生はナナカマドになり、実が色づき始め山はもう秋の準備をしはじめたのを感じます。この小屋の前から天気が良ければ山頂手前が見え、反対側は中央アルプスや、北アルプスも見えますが今日はガスガスで見えません。ただしおんたけスキー場の近くで中央アルプスの山並みが雲海の上に見えていました。ガスが動くのを待ちながら八合目でランチタイム。ここ八合目には献花台が設けられ花がたむけられていました。想像もできない惨事があったなんて今日のような穏やかな日には同じ山とは思えません。ここからは森林限界を超えハイマツ帯を登ります。三ノ池方面への分岐もありますが崩落のため通行禁止になっています。岩の間にイワギキョウが群生して岩と土の味気ない色に青紫がひときわ引き立っています。少し上から八合目を俯瞰だんだんハイマツも、より背が低く少なくなってきました。まだまだガスの中です。突然ガスが抜け青空と岩肌が見えて来ました。目の前のピークを越えないと二の池には行けません。登山道には火山灰が降り積もりセメントのように固まっています。あの噴火がここまで灰を降らせたのだと生々しく想像させました。灰だけならまだしも１トンもある大岩が降ってきたらどうしたらいいの、どこへ逃げるの・・・と考えながらキョロキョロしながら歩いてしまいます。休憩しながら、先を見上げながらどこまで行けるのかしらと・・・下りてくる人が、ロープウェイの最終時間が１６時半だから乗るならそれに間に合うように下山しないといけないと言ってくれます。石室山荘が見えて来ました。噴火の落石でボロボロになったそうですが修復して営業を再開しているそうです。ここにも献花台があり噴火の後遺症というか、影響を感じます。山は噴煙も静まり、穏やかな顔をしているのにいつ何時再びあの時のように怒りだすのか昔の人が山を、特に火山を恐れ敬ったのはそういうことなのだと考えながら一歩一歩登りました。石室山荘の上は覚明堂小屋の手前の石垣が崩れています。この小屋は以前から使われていないようで閉鎖のままです。覚明堂の前から稜線をみればガスガス稜線の二の池分岐左へ行けば剣ヶ峰山頂　右へ行けば二の池から三ノ池しかしここからはロープで山頂へは立ち入り禁止です。二の池きれいだったブルーの水は無く、火山灰で埋まっています。ガスが低く垂れこめているせいか、余計あちらの世界のような感じがします。下の写真は以前の二の池２０１２年１０月の二の池コバルトブルーの水がきれいです。右奥の溶岩の山は摩利支天です。もうこの景色は戻ってこないのかしら。スタートが遅かったので、もう下山しないと樹林の中は真っ暗になりそうなので大急ぎで下山します。どうやら下山するのは我らが一番最後のようで駐車場まで下りて来たらホッとしてドッと疲れが出てきました。登山道は噴火の前とほとんど変わっていませんが山頂付近はやはり変わっているようでまだ発見されない人が見つけてくれるのを待っているのです。岩と岩の間に降り積もった火山灰がまるでセメントのように固まっているのでなかなか見つけにくいのだということがわかります。山は優しく迎えてくれますが、時には怒り捕らえて返してくれないこともあるのだと山の恩恵に感謝しながら、山の怒りを謙虚に受け止めなくてはと真摯に考えさせられた日でした。

  2016.08.13

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  百名山９６座目の山　幌尻岳　後編

  私たちの下山後、北海道の大雨がずっと続いていました。幌尻岳から下山して林道を下っている途中から降りだして、帰宅するまで北海道の日高地方はすごい豪雨でした。下山後、「レコードの湯」のテレビのニュースを見ていたら浦河町がすごいことになっていると・・・ということは我らが通った林道も、振内コースの額平川も通れなくなったかしら・・・と心配しています。 ２７日（水）避難小屋でまだ眠っている人たちを起こさないよう用意をしてヘッドランプをつけて幌尻岳に向けて出発です。当初より２時間早く行動することにしました。というのは昨夜、避難小屋の中でツアー引率してきたガイドさんが午後からの天気の崩れを教えてくれたので早く登って早く下りて来ようということからです。 夜露で濡れた葉っぱで服が濡れるからレインウエア上下を着て真っ暗な山道はヒグマと遭遇する可能性があるのでくま鈴をジャラジャラ鳴らしながら歩きます。ヘッドライトで足元を照らしながら歩きますが右下の沢の音を聞きながら、崖をへつるように歩きますが笹が茂り、ほとんど手入れがされて無く倒れた笹の茎が滑りやすく一度すってんころりんやってしまいました。しかし足場の狭いところや、ロープがつけられたところも有って昼間ならともかく、暗い中をヘッデン頼りに崖のロープを掴みながら進むのは少し緊張します。歩き出して１時間くらいで雨がパラパラ降り出して予報より早いね、と思っていたら１時間ほどでやんでくれました。樹林帯の中だし、まだ暗かったのでレインウェアのフードを被りヘッデンの明かりを頼りにひたすら歩くだけで写真は撮れません。ようやく明るくなった頃は雨もあがり樹林帯の木の間から森林限界の稜線が見えるころです。中間点看板の字が薄くて見にくいハイオトギリ ウメバチソウ シナノキンバイ 沢を渡ります。ここは７月半ばまで雪渓になっているところで、今年の雪解けは早くて全く雪が有りません。渡りきったところから上はお花がいっぱい咲いています。 ハクサンチドリチシマフウロと大岩花畑を登ります。今までの他の山の花畑のイメージより急斜面です。休憩しながらの写真撮影で、なかなか前に進みません。 ミヤマダイコンソウの群生 エゾツツジの群生エゾツツジ北海道の花は色が鮮やかです目標の大岩がだいぶん近くなりました急な斜面の花畑から下を見たら幌尻湖とイドンナップ岳が見えています。あの横から歩いて来たんですね～～エゾシオガマ花の咲き方も愛らしいエゾツツジ首をかしげているようです。ミヤマアズマギクハクサンイチゲアオノツガザクラエゾノヒメクワガタエゾノヒメクワガタの群生チシマフウロイワヒゲイワブクロお花畑を過ぎてハイマツ帯に入る頃から風が強くて帽子が飛ばされそうです。ずっと目標にしてきた大岩でむこうの稜線を振内コースで歩いて来る人達が見えました。大岩のすぐ上は新冠コースと振内コースとの分岐です。メチャクチャすごい風で立っていられないくらいです。山頂稜線はものすごい風で、何度も煽られて普通に歩けないほどです。チシマギキョウも風で動いてブレブレですね。山頂稜線も少し西側に巻いたら風も少しましになって帽子から手を離せます。むこうからやって来るのは振内コースからの登山者です。二等三角点のある幌尻岳　山頂（２０５２ｍ）です。山頂は暴風が吹き荒れ普通に立っていられません。山頂から北側を見たら戸蔦別岳（真ん中のとんがり）とガスの中の北戸蔦別岳が見えています。山頂の稜線を一番右端まで行けば戸蔦別岳との鞍部に七つ沼カールが見えるのですが今日は雨が降る前に下山したいので、山頂だけで我慢です。私たちが登って来た新冠コースの尾根です。風があまりにも強く寒くてじっとしていられないので、写真を撮ってさっさと下山します。山頂を振り返って・・・さよなら～～ヒメイワタデエゾウサギギク花畑まで下りて来ました。風の強かった大岩が私の後ろに見えています。しかしここではもう風は吹いてません。ヨツバシオガマやムカゴトラノオが群生しています。下には幌尻湖が、その後ろにイドンナップ岳が見えています。トウゲブキウコンウツギ思っていた以上の花畑に感動しながら下りて来ました。沢を渡ります。朝はここを渡る時は真っ暗だったのでヘッデンで照らされた足元だけしか見えていませんでした。沢を渡ったら右岸の道沿いはオニシモツケの群生でしたが足もとばかり見て歩いたので群生に気が付きませんでした。小さな沢の流れを3～4回渡ったら小屋が見えて来ました。バンザ～イ　ゴールです。小屋は誰も居なくて私たちより先に下山して行った人達はすでに林道を下山したようです。遅い昼ご飯を食べて、荷造りをして我らも下山することにしました。当初はこの避難小屋で２泊する予定でしたが今夜から降り出した雨は、明日はすごい大雨だそうですので今日思い切ってこのまま下りることにしたのです。小屋を出発する時にたくさんの人がやってきました。歩き出してしばらくしたらポツポツ降り出して小雨の中をひたすら歩き、途中で日が暮れてヘッデンで歩きました。だから下りの林道の写真はありません。日没までたくさんの人とすれ違って今日もたくさんの人が登ってきました。林道はあちこちで水たまりができるほど雨がひどくなり５キロ毎の表示を頼りにひたすら歩き「いこい橋」は水たまりの池になっているので地面にザックは置けません。この頃の雨量はすごいことになって真っ暗闇に、奥新冠発電所の発電モーターのウオーンと唸るような音が聞こえてきた時はゴールが近いと思ってホッとしたのです。北電ゲートをくぐってイドンナップ山荘に戻って来た時は正直ほっとしました。それから後は、疲れからの睡魔と闘いながら新冠の道の駅まで運転してきたのです。あとで知ったのですが、翌日の大雨でイドンナップ山荘までの林道が閉鎖になったとか・・・私が遠征中の北海道は大荒れでした。幌尻岳自体はそれほど危険なところや技術のいる山ではないけれど登山口の新冠ポロシリ山荘まで、１９キロの長い林道歩きをセットで考えなければいけないし振内コースは登山口の幌尻山荘まで２０回近く渡渉を繰り返さなければならないことなどどのコースからも簡単に登れないアクセスの悪さは百名山の今までの中でも特異な山です。しかし幌尻岳登頂時は風こそすごかったけれど、雨も降られず登頂できたので満足した、達成感のある山行きでした。１９キロの林道、往復３８キロの林道歩きは一生忘れられない思い出でしょう。

  2016.08.01

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  百名山96座目の山・幌尻岳前編・・・長い19キロの林道歩き

  《　幌尻岳山頂（２０５２ｍ）》メチャクチャ風が強くて何度も煽られそうになりました。アイヌ語で幌尻（ポロシリ）とは大きな山という意味で、大きな山はその登山口までも遠く深く人を簡単には寄せ付けないのです。北海道遠征第３弾は日高山脈の主峰幌尻岳（ぽろしりたけ）に登ってきました。北海道遠征の第１弾の一昨年は利尻岳、第２弾の昨年は斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳今年第３弾は散々悩んで幌尻岳です。幌尻岳の３つの登山コースがある中で、当初は一般的な振内コースを考えていました。しかしシャトルバスの予約や幌尻山荘の予約そして額平川の２０回近い渡渉をしなければならず、そのため雨の後の増水時は渡れずそれは下山時にも当てはまり、小屋で足止めになったら帰るに帰れないということになりかねません。さらに遠路はるばる飛行機で行く我らは、帰りの飛行機のキャンセルの心配までしなければなりません。ということで結局、新冠からのルートを選択。しかしこのルートは登山口の「新冠ポロシリ山荘」までの１９キロにもおよぶ長い林道歩きが膝の悪い私には最大の難関です。今まで８キロほどの林道歩きは経験済みですがその時も発狂しそうな気持でした。その倍以上の距離は、はてさてどうなるのでしょうか・・・２５日（月）セントレアから千歳空港へ。そしてレンタカーを借りてサラブレッドの町、新冠へ向かいます。道の駅「サラブレッドロード新冠」で車中泊し翌朝、奥新冠ダム目指して車を走らせること２時間。それは海岸の町　新冠から馬牧場が続くサラブレッド銀座を通り抜けてやがて道路は未舗装となり、日高山脈の深部へ延々と続く川沿いの林道をひたすら走るとイドンナップ山荘へ到着。ここから先は車は入れません。そういえば、「百名山一筆書き」の田中陽希さんもこのルートで登られ、途中イドンナップ山荘へ立ち寄られたことを思い出して私もトイレを借りるため中へ入って見ました。建物の外観より中は荒れていて、明るかったからそれほどでもなかったけれど夕方や夜なら怖くて入れなかったでしょうね。横の駐車場には先客の１０数台の車が停まっていて思ったよりもたくさん入山しています。ここでの朝ご飯の後、いよいよ出発です。イドンナップ山荘の横には最近ゲートが作られゲート横から入って長い林道歩き１９キロのスタートです。ここから北電ゲートまで意外に短くしばらく歩いたら北電ゲート（奥新冠発電所ゲート）に到着ここはゲートの横をすり抜けるところが無いのでゲートの左に黄色いテープが巻き付けてあるところをくぐります。緩やかに起伏がある林道で、石がゴロゴロしていなくて思ったよりも歩きやすいので助かります。お天気は一週間前からコロコロ変わって今日はメチャクチャ良い天気です。さっそく下山してくる二人の女性とすれ違いますが「お疲れさま～」と声を掛けましたが無表情で疲れた感じで元気がありません。朝4時15分に下山してきたとのことです。あと少しだから頑張って！！私たちはまだまだこれからです。まず　キツリフネ　発見１９キロも歩くのですから、気分転換のために花を探しながら歩きます。同じような景色で、広葉樹林の中で変化が無く「ポロシリ山荘まで　あと１５キロ」の表示が元気づけてくれます。歩き出して１時間ほどで有名な「いこい橋」に到着どうしても通らせないぞ、というほどに厳重に上や横にゲートの補強をしています。扉の真ん中に小さな回転扉があり、人が一人やっと通られるのです。ザックを先に通して空身になってくぐります。体重制限というか、体格制限がありそうです。関所通過～～キリンソウヤマルリトラノオ花の写真を撮りながら気分転換しながら、ひたすら同じ景色の中を歩いて行きます。「ポロシリ山荘まであと１０キロ」の表示次の表示を目指して歩きます。北海道のでっかいフキです。深い谷が見えています。ヤマタツナミソウクルマユリミヤマダイモンジソウ先に「あと５キロ」の表示が・・・途中で何人かが下山して行かれました。元気な人も、ぐったりと疲れたような人も・・・私たちはどんな顔してここを下ってゆくかしら・・・奥新冠ダムが見えてきた～～幌尻湖の湖面がきれいです。そこからあと２キロ表示があり少し道幅が狭く荒れた林道「幌尻岳線」を緩やかに登ると急に道の幅が広くきれいになってダケカンバの森を進むと「新冠ポロシリ山荘」到着～～～小屋の中には我らを追い越して行った二人組の男性と今朝、幌尻岳に登って今おりてきた男女がいるだけです。一階の床が修理されていて快適に使えます。使用料は一人一泊１０００円です。台所には沢から引かれた水が出っぱなしで止めないようになっています。このあと、単独男性が３人と、１０人の登山ツアーの団体もやってきてそこそこの人数になり、明るいうちに夕食を食べてしまいましょう。ということで、小屋の外で夕食ラーメンと牛とじ丼です。今日の林道歩きは助走で、明日はいよいよ幌尻岳登山。小屋で天気の話になって、どうやら明日は昼から雨の予報明後日は朝から大雨、それも半端無い大雨だそうです。どうか神様、登るまで雨を降らせないでお願いしますと祈りながら眠りについたのです。 

  2016.07.30

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  大展望とササユリの稜線歩き・・・富士見台から横川山へ

  １８日（月）は連休最後の日恵那山の北東に位置し、長野県と岐阜県の県境にある富士見台高原から横川山まで登ってきました。富士見台は手軽に登れ、そしてすごい展望が得られるのでファミリーにも人気の山です。初めて登ったのが２０００年６月で今回で５回目です。林道の入り口近くでカモシカの子供に出会ってスタートからテンションUP。萬岳荘の近くの駐車場に停め管理人さんに駐車許可をお願いして歩き出したらすぐに萬岳荘のテント場で思いがけない出会いが・・・昨年の２月に、小牧アルプスで初めて出会ってご一緒した女性（ハンドルネームmirokuさん）がテント場に居るではありませんか！！始め全く分からず、mirokuさんの方から声を掛けていただいて思い出したのですが、当時とは全くイメージが変わっていてすっかり山ガールになっていたのでわかりませんでした。懐かしくて立ち話をしましたが、これから山に登るので後ろ髪引かれるおもいで、またの再開を期待して別れましたが偶然の出会いでテンションがまたまたUPです。稜線に到着これから登る富士見台とは反対方向に恵那山が見えています。今日は天気予報では曇りのち雨だと思っていたのにこの天気はどうでしょう！！快晴です。富士見台山頂の左奥には御嶽山と乗鞍岳も見えています。ますますテンションがUP恵那山のすそ野の前山と中津川の市街が見え笹の中にちらほらササユリが咲いています。ここのササユリは１週間前が一番最盛期だと管理人さんがおっしゃって居ましたが何とか間に合ったようです。たどってきた稜線を振り返ってみたら笹の海が広がっています。大川入山も見えています。富士見台山頂（１７３９ｍ）むこうになだらかにみえる横川山とその右に南木曾岳、真正面奥に御嶽山と乗鞍岳右側に南アルプスのほとんどが見えています。何と展望の良い山でしょうか。左から鋸岳、甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、一番右は塩見岳もっといいカメラならもっときれいに写せたでしょうね。そしてさらに南の南アルプスは荒川三山、聖岳、光岳何と贅沢な展望そう言えば、ここは百名山のうち２３座まで見えるらしい。山頂には、あとでいっぱい山談義した春日井の峠の会の皆さんこれからこの先の横川山まで足をのばします。キラキラした笹の海を泳いでゆくかのようです。笹の草原をどんどん下って行きます。笹の間にはササユリがまだ綺麗に咲いています。池塘が３つその奥に恵那山の姿が・・・まだまだどんどん下ります。帰路の登り返しを考えたら嫌になります。タマガワホトトギスがいっぱい咲いているのは横川の名水のあたり一番低い鞍部に美味しい水が滔々と流れています。横川の名水を過ぎたら、反対に登りになり２つのピークを越えていよいよ横川山への登りになります。たどって来た道を振り返ったら、私の好きな笹の稜線さらに高度を上げて振り返ったら富士見台（左）と恵那山（右）が並んでいます。もうあんなに離れたんだね～～帰りはこの登り返しが大変だね～～それは考えないように先に進みます。横川山山頂（１６２０ｍ）去年９月、反対に南沢山からこの横川山まで登ってきました。その時も良い天気で、木陰の無いこの山頂は暑かったわ。中央アルプスの山並み宝剣岳のとんがりがはっきりわかります。道は南沢山まで続いています。気持ちの良い笹の稜線はササユリがたくさん咲いています。南沢山まで行ける時間は有りますが今日はこの山頂でのんびりと過ごしましょう。でも日陰が無く、ジリジリと焼けるというより焦げそうなので持っていた折り畳み傘で日陰を作ってゆっくりランチタイム今日は助六寿司に定番のウインナー炒めとスクランブルエッグと久しぶりに焼きそば最近は全然やってなかった焼きそばもコンビニにで買った焼きそばですが温めたら格別です。食後のコーヒーを飲もうと思ったら、水を持ってくるのをすっかり忘れていました。失敗ゆっくり景色を楽しみながらのランチは約２時間何という贅沢でしょうか！！食事も終わりがけになる頃春日井の峠の会の皆さんは南沢山まで行って戻ってこられました。健脚ぞろいです。山頂で山談義に花が咲いて前後して富士見台に戻ります。バイケイソウ笹藪で道が見えなくなりそうなところが二か所ほどあります。以前より笹が大きくなっているようなきがします。アカショウマ横川の名水まで戻ってきて名水を汲んで飲んでみたら、冷たくてめちゃおいしい！！これは汲んで帰らなくては・・・空のペットボトルに入れて飲みながらもどりました。富士見台山頂に戻ってきたら朝とは違ってびっくりするほどの人です。ヘブンスそのはらスキー場からロープウェイとリフトとシャトルバスを乗り継いでたくさん登って来ています。今までこれほどのたくさんの人をこの山で見たことはありません。そう言えばヘブンスそのはらスキー場のHPでササユリが咲いていますと宣伝していましたね。車に戻って、車の横で横川の名水でコーヒータイム。どこにも負けない、スターバックスも顔負けの名水コーヒの出来上がりです。久しぶりの富士見台でしたが、これほどの展望を楽しめたのは今までになく横川山までの縦走路は笹も背丈が高くなり笹の海を泳ぐような笹薮も有りましたが気持ちの良い稜線歩きは何度歩いても飽きないものです。（天気が良かったのが一番の原因ですが）偶然の再会もあってこの山は思い出深い山となりました。

  2016.07.19

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  御嶽山の展望地・・・白草山

  ８日（金）は下呂市の白草山へ登ってきました。御嶽山の展望地で笹の稜線歩きができる人気の山です。今回で４回目初めて登ったのが１９９７年１０月乗政温泉から２回目が２００４年１１月乗政温泉から３回目が２０１３年６月です。ただ３回目はいつもと違った御厩野ルートで登り今回は乗政温泉からのルートです。ブログをやり始めたのが２００５年からなのでこのルートからのブログは有りませんから初めて載せることになります。梅雨で天気の予想が立ちません。また来週も天気が良くないということで急遽、午前中晴マークのある金曜日に登ることにしましたが天気予報がまたもや変わったようで登山口に着いた時は曇りです。駐車場は車が一台も無く一番乗りなのか、貸切なのか・・・はじめは黒谷林道を３０分ほど歩きます。この看板は昔からありますねすぐにゲートがありますが横から回り込んで歩きます。林道の両側の木が成長して林道が狭くなったような暗くなったような気がします。そりゃあこのルートは２００４年以来ですから１２年ぶりですものね。ほとんど傾斜が無く歩きやすい未舗装の林道わきにはササユリがポツポツ咲いています。ヤマアジサイも今が盛りオカトラノオも今が盛り林道終点が登山口です。だいぶんくたびれた橋を渡って登り始めます。山頂まで２．７キロと表示があります。今日は天気予報が午後から下り坂ということなのでさっさと登ってさっさと下りて来ましょう。登り初めは岩だらけの道だんだん傾斜も増してきました植林を抜けたら笹の稜線にでて下界の乗政温泉方面が見えています。ポツポツ雨が降ってきて、予報より早く天気が崩れました。クマよけの鐘でしょうか、カンカン鳴らしてクマさんにしらせましょう。笹の尾根歩きは快適です前方に箱岩山が見えています。周りの植林が大きくなって雰囲気が変わりました。曇っていて残念ですが、右に白草山の草原が見えています。山頂まで１キロ地点以前はこのあたりの木も背が低かったのでもっと展望が良かった。このあたりで雨がひどくなったのでカッパ着用です。前週の毘沙門岳で濡れながら歩いたから今日は早めに着用しました。ところが雨はそれほどひどくならず蒸し暑くてカッパはつらい～～だんだん白草山が近づいて笹の稜線がはっきりわかります。三ッ岩三ッ岩の周りは笹が生い茂り植林が大きくなって三ッ岩が目立たなくなっています。以前は岩の手前から見えて写真も撮れましたが今は知らずに通り過ぎそうで、看板があるからやっとわかります。ここからすぐに、植林の中に分岐があり左へ行けば箱岩山へ、右に行けば白草山です。今日はこんな天気なので、ガスが出る前に御嶽山を見たいから白草山へ先に行きます。御嶽山は見えるかな～～～見えています御嶽山！！さえぎる物の無い御嶽山の展望地です。ビックリしたのは地獄谷の噴火口が二つもあるじゃないですか！！今日まで噴火口は一つだと思っていました。右側の小さい噴煙が出ている場所は以前御嶽山の「奥の院」へ行った時に、「奥の院」のすぐ裏の地獄谷の斜面です。「奥の院」の「日の門」や「月の門」などは、もう跡形も無いでしょうね。生々しい地獄谷の斜面まで確認できるほどの近さで見ることができる白草山はまさしく御嶽山の展望地です。白草山へ笹の稜線を歩きます。この笹の草原はあまり変わっていません。振り返って三ッ岩をズームで・・・本当に周りの木が大きくなって埋もれているように見えます。箱岩山方向を振り返って山頂の手前から笹の中を少し小秀山の方へ行って見ましょう右の方からガスが湧いてきました。長い小秀山の山頂はどこかしら・・・やはり一番高い尖ったところでしょうか。山頂（１６４１ｍ）広場は貸し切りです。こんな天気なら誰も登ってこないでしょうね御嶽山の左奥には乗鞍岳も見えています。右から乗鞍岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳、北ノ俣岳でしょうか私のカメラで精いっぱいのズームで乗鞍岳さらに左をズームしたら、右端は笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳が白く見えます。こんな天気なのに予想外に展望が良く汗びっしょりで登った甲斐がありました。三角点は有りませんがその代りに御料局三角点があります。雨も思ったほど降らないので今のうちに早いけどここでランチにしましょう。御嶽山を目の前にすごく贅沢なロケーションです。御嶽山貸切～～と思ったら６人の男女のグループがやって来ました。お昼ご飯を食べ、しばらくしたらおりて行かれたのでまた貸切～～結局、ゆっくりしていたら雨がひどくならないでほとんど止んだので暑いカッパを脱いで写真の撮り直しです。山頂広場の周りは背の低い笹の海です。その中にポツポツとササユリが咲いています。白草山山頂でゆっくり過ごしたら雨がやんで次は箱岩山へ向かいます。先ほどの桧の植林の中の分岐まで戻って箱岩山へ。オオミズバショウの池この池は昔から変わらなくて、大きくも小さくもならずオオミズバショウも増えもせず減りもせず・・・箱岩山への登りの途中でヘビが甲羅干しに出てきてびっくり！！雨が上がると出て来ますね。箱岩山（１６６９ｍ）山頂ここに、三等三角点があります。この山も木が大きくなり笹も茂って以前より御前山が見にくくなりました。鈴鹿は笹が減っているのに、この山は増えているようです。写真を撮って下山します。途中でまたもやヘビが出て来て、雨が上がったら爬虫類が甲羅干しに出てくると言う通りだと思いながら下りて来ました。乗政温泉から下って、集落の道から白草山を見て見たら集落を見下ろすような、抱くような位置で白草山がそびえています。梅雨のこの時期、登る山を決めるのに悩み登山する日を決めるのに悩みなかなか思うようにはなりませんがどこでも登ったら楽しいものでカッパを着て汗だくになっても虫にまとわりつかれ刺されまくっても性懲りも無く登っているのは一種の病気なのかもね～～参考のために２０１３年６月のブログをご覧くださいメチャクチャ天気がよく、天気が良かったらもっとすごい展望です。２０１３年のブログ

  2016.07.09

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  こんな日もあるさ・・・予想が外れた毘沙門岳

  ３日（日）は毘沙門岳に登りました。岐阜県郡上市白鳥町の毘沙門岳には、今回で３回目です。初めて登ったのが２００１年１１月、二回目が２００７年６月で９年ぶり、ずいぶん久しぶりです。白鳥町は「森の白鳥さん」のテリトリーでしょうか。お邪魔しま～す。登山口の桧峠は大日岳の登山口でもあります。天気予報では晴なのに、どんより曇って今にも降りそうな天気です。何とか天気はこのまま持ってくれると信じて、行き先変更しないで白鳥スノーパークのゲレンデの方へ歩いて行きゲレンデの手前で林道へ入って行きます。以前ここまで車で入れましたが、もうあまり踏まれて無いのか草ぼうぼうで一瞬ためらいましたが歩いて行けばそれなりに轍の後があって、たまに車も入るのでしょうか。ただこの林道は狭く路肩に車を停めにくいので車で入るのは止めた方がいいでしょうね。１０分ほど歩いたら以前と変わらない登山口の標柱があります。登山口の写真を撮っていたら雨がパラパラ降ってきました。（軟弱だからもっと早く降ってくれれば、あっさりやめたのに・・・）大急ぎで山の中に入ったら、植林の中はあまり雨の影響は無くグダグダ後悔する間もなく急登をよじ登ります。そう言えば前回ここを登っていたらカモシカに出会ったと、思い出しながら登っていると雨足がひどくなって、途中でカッパを着ることになりここまで来たらもう前に進むしかありません。山頂まであと８０分の表示このあたりから緩やかな尾根歩きになります。幽玄的な景色山頂の手前のピークがガスの中に浮かんでいます。いったん下って、また登り返します。雨なので９年前の記憶がよみがえらないままひたすら下向いて歩きます。虫が容赦なく顔に飛び込んで来て、ネットまで被らないと歩けません。雨はひどいし、虫もひどいし・・・修行のような日です。だんだん近づいてきました。背丈以上の笹も有りますが、笹刈りもやっているようです。しかし雨に濡れた笹の茎は滑ります。ネットを被って、カッパのフードも被って歩くと蒸し暑くて、汗も鼻水もポタポタ・・・（鼻で汗をかくなんて、私は前世は犬だったんだろうか・・・）毘沙門岳　山頂（１３８６ｍ）に到着ネットを被っているので顔をペイントしなくてもいいですね。二等三角点ガスって展望も無い上に、広場の周りはモシャモシャの笹と木だらけ全く記憶がよみがえらないまま山頂まで登ってきました。前回は天気が良かったので尾根から対面の大日岳を振り返りながら眺めながら歩きました。天気が良かったからできたことが今日は全くできません。白山の展望も出来ないまま、時間もまだ早いから結局ランチしないでそのまま写真を撮ったら下山です。スタートの時はここで雨が降って来たので写真を撮れませんでしたからゴールで写真　道の駅まで下りて来てランチタイム。建物の軒先で食べました。毘沙門岳は手ごろに登れて天気が良ければ白山・別山が見られる展望の良い山です。残念ながら今日は全く展望は無く、毎週登っていればこんな日もありますね、また天気の良い時にやって来ましょう。比較のために９年前のブログを見てください。2007年のブログはここから

  2016.07.04

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  思いがけず大展望の山・・・高嶺（長者峰）

  ２７日（月）は高嶺（タカネ）に登ってきました。長野県平谷村のシンボルの山です。以前からこの山の名前は知っていましたが、登る機会がありませんでした。ブログ友の脱力さんがスノートレッキングに登られたのですが積雪時期はノーマルタイヤのKIKIの車では無理です。ですので、この時期梅雨の合間の晴れを選んで登りました。道の駅「信州平谷」から合同庁舎前から諏訪神社前の村道を歩き登山口に到着登山口の表示より大きな「平谷大滝」の看板が目立ちますね。看板に釣られて、平谷大滝へは下山後行って見ましょう。片道３．２Ｋｍ　往復５時間と書いてあります。登山道入り口から林道を少し歩いたら、右の沢を渡ります。ここから緩やかな山の道になりフカフカで膝にやさしい道を登って行きます。しばらくしたら急登になりますが登り約３時間だからのんびりゆっくり歩きましょう。ヒノキの植林ですが木がまだ若く明るい。コアジサイ下界が見えるところでひと休み平谷村が見えています。村の真ん中を通っているのは国道１５３号です。林道に出ました！舗装された林道は高嶺の山頂まで続いているのです。林道を横切って山への取り付きに、たくさんの杖がぶら下がっています。手作りの杖がきちんとぶら下がって御自由にお使いくださいと書いてあります。なんだかうれしい配慮ですね。ルートはこのあたりから背丈ぐらいの笹が出て来てまだ藪漕ぎほどではないけれど、ほっておくともっと茂るだろうなと思っていたら下山時にはきれいに刈り取られていました。「高嶺のブーナス」巨大なブナの木です。美人のブナの巨木だからビーナスをもじって「ブーナス」なんだね～～なるほど見れば見るほど立派なブナの巨木です。この森一番の木ですね。あれれ、目の前にカーブミラーが見えています。ということで、またまた林道に合流横切ってまた山に入って登ります。サワシバの果穂が頭の上に垂れ下がっています。またまた林道を横切って山に入って行きます。これで林道を３回横切ったのです。このあたりからもう高い木が少なくなり足もとに１ｃｍほどの小さな花が・・・なんて名前？（・・・ヒメハギだとhimekyonさんに教えていただきました～～）なんだか山らしからぬ、人工物が目の前に現れました。どうやら完全に山道から抜けたようで舗装道路の突き当りにはプレハブの管理棟があります。長者峰に展望舎と三角点があります。三等三角点の横から蛇峠山を見ています。長者峰（１５７３．６ｍ）三角点はこの長者峰にあり高嶺（１５９９ｍ）にはありません。今日は天気が良くすごい展望です。左奥に恵那山、右端は大川入山です。パノラマで写してみましたが小さくてわかりにくいかな？左の大きな木の右に見える山が恵那山です。上の写真と照らし合わせてみてください。大川入山の尾根の向うに、左端から仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳一番右端の大きな山が悪沢岳（荒川東岳）でしょう。ほぼ真ん中の聖岳から光岳など南アルプス一望です。もっとすごい倍率のカメラならすごい展望の写真が撮れたでしょうね。ランチの時間には早いので、荷物をデポして高嶺山頂（１５９９ｍ）まで行って見ましょう。南側には形の良い茶臼山（１４１５ｍ）が目立ちます。愛知県では一番高い山です。その右奥に明神山が見えています。登った山や知っている山が見えたらうれしいものです。ほとんど水平な気持ちの良い稜線歩きしながらルンルン歩いていくと上空にパラグライダーが３っつも飛んでいます。この山の南斜面から飛び立ったようです。気持ちよさそうにゆったり飛んでいるのを見たらやりたくなりました。（登山が出来なくなったらやろうかな～と言ったら無理と一言で却下されてしまいました）山の上とは思えないような道です。ただしゲートがあってここは許可のない車は入れません。ずっとむこうに目標の高嶺が見えています。高嶺の山頂へ最後の登りです。アザミシロバナノニガナと普通のニガナが仲良く咲いています。高嶺の山頂（１５９９ｍ）気持ちの良い山頂です。ベンチもあり、ここでランチを食べても良かったわ～～平谷の村を見ながらしばし休憩ゆったりと飛んでいるパラグライダーを見ながら同じ道を戻って長者峰の展望舎でランチタイムガラス張りの展望舎は風が通って暑くなくゆっくりランチタイムです。KIKIの後ろは大川入山です。食べ終わった頃、林道を車でここまでやってきた名古屋からのご夫婦としばらく話をして我らは自分のアンヨでトコトコ下山します。いつの間にか管理棟前には軽トラックが５～６台停まっていてその横で作業をされた方がお昼ごはんを食べています。その方たちがなぜ集まっていたのか、下山道でわかりました。登山道を整備してくれていたのです。下山では背丈ほどの笹も刈り取られもっと広く歩きやすい道になっていました。感謝・感謝です。平谷大滝の標識に導かれてやってきました。車を停めて１０分ほど歩いたら思ったよりも立派な滝が・・・登山靴のままなので岩を伝って少し近くまで行って見ましょう。滝の近くはマイナスイオンがいっぱい涼しくて気持ちが良く、山だけでなく滝も見られたのでなんだか得した気分です。帰りに先ほどの高嶺を見て見ましょう。平谷村を見下ろす様に聳える高嶺は平谷村のシンボルで村の人々に愛されてる山ですね。手作りの杖といい、登山道の整備といい、この山が地元に愛され遠くからやってくる我らのような登山者にも優しい山だと感じました。苔のついた岩も、危ないところも無くフカフカの登山道は、先週白山釈迦岳で長く厳しい山を歩いた膝にはとても優しい道で、予想以上の展望に大感動の山でした。思いがけない大展望に出会え、思いがけなく良い山に出会え滝も見られてなんだか得した一日でした。このブログを書いていると、じわりじわりと高嶺の良さが感じられる山でした。

  2016.06.28

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  白山釈迦岳のたくさんの花たち

  ヘロヘロになりながら登った白山釈迦岳の花たちを紹介しましょう。さすが花の名前に「ハクサン〇〇」とついているように白山系の山は花が多くて、ついついそれにつられて歩いてしまいます。歩き出しの植林の林床にはトリアシショウマササユリそしてブナ林になったらギンリョウソウゴゼンタチバナエンレイソウアカモノの群生マイヅルソウの群生釈迦岳前峰の手前は、大きなツマトリソウがいっぱいでした。アカモノハクサンチドリ最初の一つを見つけた時は、ワア～と言って写真を撮ったものですがそのうちいっぱい群生してて、一つ一つをゆっくり見ていられなくなりおおざっぱに全体を撮影、まことに贅沢な写し方です。ムラサキヤシオツツジ（？）　ミツバオウレンヨツバツツジ群生していたが、まだ小さなつぼみです。ミヤマキンポウゲハクサンチドリウズラバハクサンチドリやはりハクサンチドリたちが一番たくさん咲いていました。オオバキスミレコイワカガミオオバミゾホウズキリュウキンカキヌガサソウこの近くにサンカヨウも咲いていましたが、散りかけなので撮影しませんでした。キバナのコマノツメオオサクラソウサクサソウ科サクラソウ属の花の中で大型種始めてみる花で今回の目標の花でもあります。今年は不作のようですが、咲いていてくれましたよ～鮮やかな濃いピンクで、ひときわ目立ちます。ハクサンコザクラサクラソウ科　サクラソウ属オオサクラソウと同じ仲間ですが小さく背丈も低い中部地方の日本海側に見られハクサンと名の付く代表的な花です。シナノキンバイミヤマキンバイニッコウキスゲミヤマクワガタ（北アルプス型）グンナイフウロミヤマタンポポそして一番見たかったのが・・・秘密のアッコちゃん絶滅危惧種で乱獲で激減しています。自然のものは自然のままで鑑賞するという心が失われているようです。終わったのも含めて５株でしたがきのう日曜に登った方の報告では、一番の美人のアッコちゃんが踏みにじられていたそうです。心無い人が、撮影をした後踏みつけたのでしょうか・・・花を愛する人のすることではありませんね。ブログに載せるのを迷いましたがあえて名前と場所を特定しないで載せました。土曜に登った人たちは、この花を見たくて登ったようで完登できた喜びと、花に出会えた喜びでテンションが高くニコニコと花の話で盛り上がりました。素晴らしい花たちを紹介した後でこのようなひどい状況を敢えて載せざるを得ないのが悲しいことです。ひっそりと厳しい山に咲く花たちを最後までその場所で咲かせてやりたいと思います。初めて登った白山釈迦岳は思った以上に厳しかったけれど、それをカバーして余りある花たちが疲れた体を癒してくれました。しんどかったけれど、登って良かったね登れてよかったね～～そう思わせてくれる山でした。山と花たちに感謝です。

  2016.06.20

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  虫と花と展望の山・・・白山釈迦岳

  １８日（土）白山連峰の一つの山　白山釈迦岳（２０５３ｍ）に登ってきました。ハクサンと名の付く花が多いと言うだけあって花がメチャクチャ多くそれに比例して虫がブンブン飛び回っています。タイトルに一番先に書いたように、登り初めから最後まで虫に付きまとわれ虫除けネットや防虫スプレーなどを使いましたが暑くてネットを外したりしたら耳の後ろや首を刺されて、痒くて痒くて・・・やはり花を見る山は鉄壁な虫対策も必要ですね。白山釈迦新道　登山道入口からいったん山道を歩きます。思いがけずササユリがいっぱい咲いていて幸先が良いとテンションが上がります。３０分ほど山の中を歩いて林道に合流し、砂利の林道を歩きます。途中で舗装された林道は工事用車両しか通れません。途中でロックシェッドの中を通り、谷の砂防壁からすごい水が流れ、林道がヘアピンカーブする手前に工事で無くなった方のでしょうか、慰霊碑と石仏がまつられ、その足元にはこんこんと水が出ています。やっと本当の登山口に到着ここから山に入って行きます。素晴らしいブナ林を登って行きます。一時間ちょっとで水場に到着水場の横の広場で朝ご飯のパンを食べ休憩しているとたくさんの人がどんどん登って来ます。このあとから虫に付きまとわれ、虫除けスプレーを掛けたり虫除けネットを被ったり防御しますが暑くて暑くて汗で虫除けスプレーがすぐにとれてしまうしネットが意外に暑くて、すぐに外したくなります。オオミズバショウが群生している湿地を登り植生はブナ林からダケカンバ帯に代わり開けたところから長いチブリ尾根の別山が横に見えてまたまたテンションが上がります。チブリ尾根を登って別山に登った時のことを昨日のことのように思い出しながら進みます。雪渓の右側に目標の白山釈迦岳が見えて来ました。湯の谷とその向うに別山釈迦岳前峰（２０２０ｍ）より白山がほぼ東に見えています。真横の大崩壊のようなカールのような「鎧壁」の奥の左側の丸い山頂が大汝峰（２６８４ｍ）、右側のギザギザの山頂が御前峰（２７０２ｍ）です。天気が良く暑いし、虫だらけだし、フラフラですがこの景色は元気にさせてくれます。白山釈迦岳に向かっていったん下り釈迦岳の山頂直下に池と雪渓が残っています。釈迦岳山頂へはルートからそれて、少し藪を上り詰めなければいけません。ザックをデポして笹薮をかき分け、自分の体を持ち上げる体力が無くフラフラヘロヘロ・・・やっとのことで急斜面を上り詰めたら狭くて藪の釈迦岳山頂（２０５３ｍ）には三等三角点があるだけで手書きの山名を書いた木の柱が三角点に乗っかっているのみ。ただ木の間からの展望は良くて、KIKIの右後ろには白山本峰が見え南側には別山とその隣の御舎利山が見えています。ここでは写真を撮っただけですぐに下山。釈迦岳山頂から室堂へ向かうルートはお花のロードこの先はお花を見ながら、のんびり歩きましょう。さっそくミヤマキンポウゲロードです。道の両端が黄色に染まっています。そして、ハクサンチドリロードでもあります。こんなたくさんのハクサンチドリが群生しているのを見たのは根子岳・四阿山以来ですが、さすが白山連峰の山です。ハクサンチドリはハクサンと名前が付く花の代表的な花です。ハクサンチドリに埋もれています。もう道端にへたり込んで見たり、写真を撮ったり・・・前に進みません。たくさんの花が咲いていて写真を撮っていたら思ったよりも時間が掛かり過ぎて、大慌てでランチを摂って下山します。時間の計算が間違っていたので下りはできるだけ写真を撮らず、ひたすら下山するのみ。明日はこの白山釈迦岳に咲いていた花たちを紹介します。

  2016.06.19

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  滋賀県と岐阜県の県境の山・・・金糞岳(1317m)

  １１日（土）に〇歳の誕生日ドンピシャで登った金糞岳。この年になって誕生日だの、お祝いだのなんて考えてませんがよりによって誕生日の登山で「かなくそ」岳なんてちょっと山には責任はないですが、引っかかる名前で複雑ですが１３年ぶり、３回目の金糞岳です。初めて登ったのが１９９７年６月、２回目が２００３年１０月ずいぶん久しぶりです。ほとんど記憶がありませんが覚えているのは途中の鳥越峠から登ってきた地元のグループと出会ってそこからご一緒して、そのまま山頂でも一緒にランチして一緒に下りてきたことです。あとは何にも覚えていません。今日はその鳥越峠から登ってみようと、林道の峠までやってきましたが登り口がわからず行ったり来たり・・・結局、下の「連状口」から登ることにしました。キャンプ場入口にある大きな看板です。近江高山のキャンプ場から林道をどんどん進み高度を上げて「連状口」の駐車場に到着もっとたくさんの車があるかと思いきや、３台あるのみです。登山口はここより下の「小森口」もありますが広い駐車場はここだけです。林道を横切って山に取り付いて階段を登ります。尾根のピークの「小朝頭」までひたすら木の中を登ります。溝状の登山道は風が通らず蒸し暑くて、それを体が覚えていて滴る汗と共に、だんだんその暑さが薄れた記憶を呼び戻します。そうだこの道だった・・・あの日も暑かった～～「小朝頭」(１０８１ｍ）到着少し広くなって休憩に丁度良くむこうに金糞岳が見えて来ました。せっかくここまで登ったのに、「小朝頭」からどんどん下ります。展望の開けたところで山頂とその左に白倉岳が見えています。ミズキが白い花をつけています。下りの途中に「大朝頭」（１０７３ｍ）があって、まだまだ下ります。一番下った鞍部に、合流するように右下から広い道が続いています。「林道　岐阜県」とあるので、その道が鳥越峠のちかくからの道でしょう。今日そこから登る予定の、分からなかった登山口からのルートです。この先から金糞岳の山頂へ向かう登りになり溝状の登山道も最後で、樹林もブナが出て来て登山道は広くなり、気持ちの良いブナ林になり風とおしも良くなって、このような尾根歩きは好きです。山頂まで３５分の表示しかし３５分は白く塗られて消されています。それ以上かかるのか、それより早く着くのかお楽しみ。ブナ林も終わって、暑い笹の稜線から遠くに見える大きな山塊は伊吹山です。ミヤマカラマツが群生金糞岳山頂（１３１７ｍ）広場右側（北東）が見えています。二つのとんがりの左が蕎麦粒山（そむぎやま）、右が五蛇池山でしょう。山頂広場は日陰が無くて持っていた雨傘で日陰を作ってゆっくりランチタイム。白倉岳に行くグループや、白倉岳から戻ったグループなどたくさんの人が登ってきます。いつも通り食後のコーヒーまでゆっくりいただいて荷物をデポして白倉岳まで向かいましょう。２回登っていますが、白倉岳まで行っていません。以前は金糞岳から先は藪だったのです。ところが歩き出してビックリ！！藪は全くなく気持ちの良い稜線歩きです。しかし藪の代わりにアザミのとげが足をチクチク・・・サラサドウダンが満開サラサドウダンの群生の向うに金糞岳山頂目の前の山が白倉岳、白倉岳山頂は稜線の左端に近く稜線に取り付くには、いったん下って登り返します。岩が露出しているので岩を巻くのか・・・岩の間を通ったり、岩を登ったり・・・山頂手前の稜線に出たらヤマツツジも満開で、歩いてきた尾根道と伊吹山が見えています。左の貝月山の山腹にスキー場も見えます。ここも山頂の手前はミヤマカラマツ街道です。白倉岳山頂（１２７０ｍ）到着むこうのピークは金糞岳です。金糞岳には三角点は有りませんが、ここには珍しい二等三角点があります。踏み跡が続いているので、山頂稜線の一番端まで行って見ましょう。その先からどんどん下りになって谷の一番下の高山キャンプ場まで尾根が続いているのです。金糞岳に戻る途中で北西の横山岳を低木の間から確認一ケ月ほど前に横山岳から金糞岳を見たから、今日は反対に見て見ましょう。稜線を金糞岳に戻って、また今日も一番最後に下山です。登山口の駐車場から、朝はぼやけて写真に写らなかった琵琶湖がぼんやりですが少し見えています。朝見つけることができなかった峠の登山口を確認して帰路につきました。誕生日の登山で思うことは、あと何歳まで登れるでしょうかということ。時間に追われることなく、マイペースならのんびりゆっくり、いつまでも自分の足で歩ける限り登山したいなあ～山は競争じゃないと、自分の膝に言い聞かせながら歩きたいものです。

  2016.06.14

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  富山県の展望の山・・・金剛堂山

  ４日（土）は富山県南砺市利賀の金剛堂山へ登ってきました。ブログ友の「森の白鳥さん」の好きな山で以前からチェックの山でしたが、遠い山でした。近くの白木峰へは２０１３年に登っていますが登山口まで非常に遠かったという印象でした。金剛堂山の栃谷登山口の駐車場は思った以上に広くたくさんの車が停まっていますが、すでに出発したようで誰も居ません。用意をしていたら、次から次へと車が来ては早々に出発して行かれます百瀬川の赤い鉄の橋を渡り山へ入って行きます。沢を渡り気持ちの良いブナ林を登って行きます。ブナの巨木ブナの巨木が点在する原生林の中にひときわ目立つウダイカンバ（マカンバ）の大木標高１１１０ｍとテープがつけられています。ツクバネソウウラジロヨウラクブナの原生林です。ブナの新緑の中、空気まで新緑です。登山道ははじめは広いところもあり、危険なところが無くて歩きやすい。ユキザサが花を開いたばかりやはり富山の山は少し季節が遅いのでしょうか・・・ナナカマドが満開マイヅルソウが群生しかし何といっても　アカモノ　の群生はみごとです。ずっと樹林の中を歩いていましたが１３４６ｍピークを過ぎたら突然目の前が開けて、前金剛の山頂が見えてあそこだ～と思ったけれどせっかく今まで登って高度を稼いだのにまたここからいったん下ります。登山口より３Ｋｍ地点の標柱１キロ毎にこの標柱が案内してくれます。登山道の両脇にイワカガミの群生を見たりアカモノの群生は　アカモノ街道を成し左の開けたところから一番奥の山並みは左に少し傾いた仁王山（左）となだらかな白木峰（右）が見えています。閉鎖になってしまったスノーバレー利賀スキー場のゲレンデも見えています。ゴゼンタチバナ登山口より４Ｋｍ地点の標柱前方の左へ傾いたピークが前金剛山頂です。ツバメオモトの清楚な花久しぶりのご対面ツマトリソウこれほどのツマトリソウの群生はあまり見たことがありません。ミツバオウレンもまだまだいっぱい咲いています。山頂手前になって花が増えて来たのでもっと亀足になって進みません。前金剛山頂（１６３７．９ｍ）広場たくさんの人がくつろいでいるので山頂の証拠写真は後回し。ひとまずランチしてその後中金剛へ向かいます。左側のピークが中金剛午前中良かった天気が下り坂で曇ってきました。風が強くメチャクチャ寒い稜線です。正面のとんがりが中金剛で、金剛堂山の最高点です。イワイチョウ白木峰と同じように高層湿地があるのでイワイチョウやミズバショウが群生しています。今は葉っぱだけのミズバショウですが、雪融け直後はこのあたりはミズバショウの開花が見られるのでしょうね。前金剛と中金剛の中間には富山藩第１０代藩主　前田利保公の歌碑があり「飛騨信濃木曽の峰々みな見えて西はのこさぬ白木山かな」と読まれたのですが江戸時代に設立された歌碑なので少々見にくい。前田公もここまで来てこの展望に感動したのでしょうね。私の後ろの丸い山は前金剛山頂です。中金剛山頂（１６５０ｍ）金剛堂山の三つの峰の最高点です。中金剛のピークの一番端まで行くと奥金剛が見えますが奥金剛（１６１６ｍ）は眺めただけで引き返します。左は奥金剛（１６１６ｍ）、右奥に白山白山はまだ雪が残っています。いつも岐阜側から眺めている白山と反対方向です。中金剛から見た前金剛山頂天気が下り坂のようで、雨っぽい風が強く帽子が飛ばされそうな稜線を前金剛まで大急ぎで戻ります。ほとんどの人が下山して一人の若者だけ残っている山頂広場には一等三角点と大きな山名板と祠があります。むこうのピークが中金剛です。なんだか先週と同じで、雨風に追いかけられるように下山します。毎週毎週、午後から下り坂の天気に追いかけられているようです。もう一度仁王山の左の白山を眺めてひたすら登山口まで下山します。しかしこの時間から登って来る人もあり、人気の高さに驚きです。登山口の橋車はほとんどなく、下山途中で登って行かれた人たちの車が数台のみ。ＫＩＫＩ達はいつも最後のようでのんびり登ってのんびり下山。だんだん山での滞在時間が多くなっているのはしっかりその山の魅力を味わっているのだと自己満足の世界です。

  2016.06.05

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  久しぶりの鈴鹿の御池岳

  ２９日（日）は久しぶりに鈴鹿の御池岳に登ってきました。今回で６回目、２０１２年以来です。我が原点の山　藤原岳の隣の山で登山を始めた頃、藤原岳の次に登った山でもあり初めの頃はコグルミ谷から登っていましたがここ数年からは鞍掛トンネル口から登っていました。国道３０６号線の鞍掛峠付近が通行止めになりしばらく行っていなかったのです。トンネルは通行できないがトンネル入り口までは行けるということで三重県側から向かいます。トンネル前はUターン場所につき駐車禁止になっていましたので駐車させるところに気を使いました。ここからいったん沢を渡り植林の山腹に取り付きます。以前、鞍掛峠まで山複を巻く登山道でヒルがいっぱいいたのでヒル避けスプレーを靴とズボンの裾にいっぱいかけて準備をしていましたが幸い登山道には落ち葉がほとんどなく、乾いていてヒルの姿は有りません。鞍掛峠到着一番気にしていたことがクリアできたので峠からあとは気持ちの良い道を気持ちよく歩けます。ヤマツツジがあちこちで満開稜線に出る手前からフタリシズカもいっぱいカマツカの花も満開鈴北岳山頂の手前です。青空で気分は　UP　UPです。三角点が無い鈴北岳山頂からは眼下に日本庭園と左には御池岳の山頂（丸山）が見えています。ところが久しぶりだったからなのか、注意力散漫だったのか日本庭園への分岐を見逃して県境稜線をそのままどんどん進んで途中で景色の違いに気が付いて鈴北岳へ戻るはめに・・・結局、鈴北岳の山頂手前で日本庭園への方向へ無理やり道なき道を進んで真の池へ到着何度も来たところだから方向も間違わずにショートカットで来れたけれど真の池を見てホッと一息・・・良かった水が少なくなって池が小さくなったように思えます。独特の石灰岩地形のドリーネの前でむこうに日本庭園が見えていますが、なんだか以前と少し違うような・・・石灰岩の露出したカレンフェルト地形に苔が絨毯のように広がってさも日本庭園のような景色なのでつけられた名前ですがここから見た景色が少し変わっているような気がします。帰りはちゃんと通って確かめてみましょう。分岐を御池岳へ向かいます。バイケイソウとオオイタヤメイゲツが群生している森を登ります。このオオイタヤメイゲツのみごとな群落は「２１世紀の残したい日本の自然１００選」に選ばれているほどで緑の空気の中を歩いているとまるでトトロの森のようです。バイケイソウは蕾が膨らんで、もう少ししたら花が咲いて素晴らしいでしょうね。以前にはなかったロープがつけられ、シカの食害を防ぐためにオオイタヤメイゲツの幹の周りにはネットが巻き付けられています。環境を保護する人間と、生きるために食べるシカとの闘いですが動物との共存はどうしたらうまくできるのか考えちゃいますね。咲き残りのミツバオウレン苔の上にはヒメレンゲが星をちりばめたようにキラキラ輝いています。御池岳　丸山山頂（１２４７ｍ）石灰岩の積み重なった山頂広場は三角点は有りません。初めて登った時、疲れて山頂でごろんと眠ってしまったことを思い出すと赤面します。そんなことを御嶽山頂直下でもやったと懐かしく思い出します。ガンガン飛ばして登ることだけに体力を使い果たしてヘロヘロになってしばらく眠らずにはいられなかったのです。昔は若さにモノを言わせてイケイケドンドンメチャクチャ飛ばして歩いたのです。今では考えられないような歩き方をしていました。（今の私の膝ではやりたくでもできません）そんな懐かしい山頂からボタンブチに向かって下ります。つぼみが膨らんだサワギクがたくさんありますが一本だけ花が開いたのがありました。天狗鼻からT字尾根とその向うに天狗堂とサンヤリの尾根が見えています。滋賀県側は天気があまり良くなくて雲がすごいスピードで流れています。次のボタンブチからは天狗鼻（KIKIの後ろの岩場）の展望が良くテーブルランドの縁を歩いて南下します。ランチはボタンブチから少し草原の中の木の下で日差しを避けてゆっくりいただきましょう。まだこの頃は良い天気でしたので贅沢にも日陰を探して。一番向うの高いところが奥の平です。気持ちの良い広々とした草原は山頂直下とは思えません。御池岳の頂上台地はテーブルランドと言われて近辺の山々から見たら軍艦のようにたとえられます。以前　土倉岳から垂直の壁のような崖を登って御池岳山頂台地に登り着いて、この広々とした台地に感動したものです。草原にはあちこち鹿の糞があり、ここはシカの楽園でもあるのです。だから食害を防ぐネットもあるのですね。次々にボタンブチにやってくる人たちを眺めながらゆっくり木陰でランチを楽しんでランチの後は幸助池を見に行って草原を横切って奥の平へ登ります。だんだん雲が増えて来て青空が少なくなってきました前回も登った石灰岩にまた登ってバンザ～イ木の茂った高いところが丸山山頂です。私の横にはネットで囲まれたところがあり前回来たときにはありませんでした。植生保護と看板があり、これもシカの食害を防ぐものでしょう。ネットの中では最近鈴鹿ではほとんど無くなった笹が回復しているようです。さてもう一度山頂経由で、日本庭園を見てから下山しましょう。ところがここでゆっくりしすぎて、今夜からの雨の予報が、早く天気が変わりどんどん南西方面から黒い雲がやってきます。日本庭園に着いた時は、もう青空は無くなり周りはガスガス風が強くて帽子が飛ばされそう。朝と景色が一変して、写真は残念ながら撮れませんでしたが以前、有った苔の庭園が、ほとんど苔が無くハゲハゲ。かろうじて残っている苔が茶色く変色して枯れています。青々とした苔の絨毯などどこにもありません。殺伐としたカレンフェルトの石灰岩だけが残っているのでもう日本庭園と言われた面影はなくとても残念です。参考までに以下の４枚の写真は２０１２年５月の写真です。曇りの日なので写真が暗いですが苔がいっぱいこのみごとな厚みのある苔の絨毯苔の花でしょうか麦畑のようです。緑の苔の絨毯いったん鈴北岳に登り、あとはひたすら登山口に向かって休憩なしでどんどん下ります。雨が降ったらヒルちゃんが出てくるという恐怖感から顔を引きつらせて下ってきました。途中パラパラしたけれどなんとか登山道が濡れる前に下りきって車に着いたら雨が降ってきました。何とかギリギリセーフです。あまりにも気持ちの良い山頂台地でしたのでゆっくりしすぎました。これからの時期は雨の後や、雨の日に登るのは相当覚悟が要りますね。 

  2016.05.30

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  竜ヶ岳のシロヤシオ・・・草原の羊さん

  ２２日（日）は竜ヶ岳の草原の羊さんを見に行ってきました。今回で４回目で、前回は２０１３年に登っています。前回のシロヤシオは花付が悪く、羊さんは緑の羊さんでした。２０１３年のブログはここをクリック今年は他の山のアカヤシオの花付が良かったのでシロヤシオもいいのではないかと期待して登って見ましたがう～～ん　残念ながら２０１３年よりは咲いていましたが緑と白のハイブリットの羊さんの放牧でした。前回の２０１３年は宇賀渓から金山尾根と遠足尾根の周回でしたが今回は石榑峠から登って隣の山、静ヶ岳まで行ってきました。石槫トンネルの開通で、使われなくなった旧国道４２１号線は石槫峠で三重県側には下りられません。以前は２ｍの幅員の狭いゲートを通って三重県と滋賀県を繋いでいましたが写真ではわかりにくいですがチェーンで通せん坊しています。（写真は下山時に写したもの）滋賀県側の広場は７～８台駐車できますが駐車場でゆっくり朝ご飯を食べて出発しようと思って早めに着いたつもりでしたがすでに広場はいっぱいで狭い道路をバックで下らなくてはいけません。少し下がって何とか車を停められましたがこれより後から来た車はもっとバックで下がって行きます。結局、道路の路肩の広くなった所に縦列駐車させるしかないのです。登山口から竜ヶ岳の山頂が見えています。登山口には「飛び出し坊や」も登ろうとしています。鈴鹿独特のザレ場を登りザレ場の向うに重ね岩が見えています。満開のベニドウダンたくさんの人が重ね岩で休んでいます。KIKIも少し登って見ました。この後からシロヤシオが咲いています。ヤマツツジもちょうど満開赤白の競演です。このあたりのシロヤシオは落花盛んで、まるで雪が降っているみたいです。樹林帯を抜けたらイブキザサの草原です。むこうには三池岳、釈迦ヶ岳、そしてその向うに御在所岳が連なっています。ここからは気持ちの良い草原歩きです。笹の海の稜線を山頂（一番右端）に向かって歩きます。こんな景色が一番好きです。いくらでも歩けます。山頂が近づいてたくさんの人が居ます。今日は天気が良いし、シロヤシオの羊さんを見に登って来た人が多いのです。山頂（１０９９ｍ）の広場は、だんだん笹が後退して広くなっています。以前の写真を見たら二等三角点のすぐ後ろにイブキザサが茂っていました。時間も早いのでこれから羊さんの放牧を見ながら、静ヶ岳に向かいます。真っ白なモコモコの羊さんがいませんが白と緑のハイブリッド羊さんが居ます。しかし、２０１３年の羊さんよりはましですね。気持ちの良い稜線を下ります。モコモコの羊さんの左の山が静ヶ岳、その向うが銚子岳銚子岳の右の大きな山塊が藤原岳、一番奥が御池岳です。どんどん宇賀渓から登ってきます。振り返って見たら丸い山頂にいっぱい人が居ます。そして山頂へどんどん登っています。静ヶ岳へは、分岐から左へ入っていったん下がって登り返して進みます。あれほどたくさんの人でにぎわった稜線から外れたら静かな静かな新緑の道です。セキオノコバの手前には池があり、ここも気持ちの良いところです。銚子岳・治田峠へとの分岐、静ヶ岳は直進です。たまにすれ違う人もいますが、静ヶ岳には来る人が少なく新緑の中を静かに登って行きます。山頂直下の直登の稜線はイワカガミの街道です。盛りは終わったのか群生の割には花が少なかったけれどもう少し前ならきれいだったでしょうね。静ヶ岳山頂（１０８９ｍ）三等三角点がある広場でランチタイム。２００１年に登って以来１５年ぶりです。今日はお天気が良く日当たりの良い広場は暑くてジリジリ焼けそうです。私たちの後から来た１０人くらいのグループは暑い暑いと言ってすぐ下山して行かれ、また貸切になり目の前の竜ヶ岳を見ながらゆっくり食事をして静かな山を満喫して下山します。後ろに尖っているのが静ヶ岳山頂です。いくつかの緩やかな登り下りを繰り返して竜ヶ岳の分岐に向かいます。竜ヶ岳の稜線から下界（三重県菰野町）が見えています。草原の羊さんの放牧を見て朝より人が少なくなった山頂に戻りしばらく山座同定をして、石槫峠へ向かって下山します。今回久しぶりに石槫峠から登り、宇賀渓からもどんどん登ってきて、どの登山道もまるで銀座のようで山ガールたちはキャアキャア言いながら羊さんの放牧の写真を撮って人気の山だということが良くわかりました。次は１０年に一度くらいの真っ白な羊さんの放牧を見て見たいものです。

  2016.05.23

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  展望と花と新緑の贅沢な山・・・簗谷山

  ８日（日）岐阜県金山町の簗谷山へ行ってきました。珍しい花があるし展望が良く、気持ちの良い新緑の山。この山は花好きには有名な山なのに、地図に載っていないという不思議な山です。今回で７回目、初めて登ったのが２０００年４月で２００２年５月、２００６年６月２００７年、２００８年、２００９年は３年間毎年続けて登っていましたがここしばらくはご無沙汰していました。その間にこの山に咲く有名なクマガイソウが絶滅寸前まで激減したとか・・・しかし以前ほどに回復したそうで、その花に会いに行きました。久し振りなのでアクセスもドキドキしながら登山口に向かいます。早く出発したおかげで駐車場もがら空きでどこでも停め放題ただし８～９台くらいしか停められませんが。連休最後の日曜日だから混むかしら・・・いやいや最後の日は家でゆっくりしたいから混まないよ！！　など天気予報やサラリーマンたちの心理など色々考えて今日にしましたがどうでしょうか・・・バーナーで飲み物を作り、朝ご飯をゆっくり頂いていると次々に登山者がやってきます。すぐに駐車場は満車になり、あとから来た車は路肩に駐車することに。のんびりの我らもやっと重い腰を上げて支度して登り始めます。登山口から新緑の山に入ってゆくとすぐに分岐左の南尾根ルートと、右はブナの木ルート左の南尾根ルートを選択。いつも不思議に思うのは、この山の斜面は下刈りでもしているようにきれいです。足もとがくしゃくしゃしているようなところはなく歩きやすいのです。先に出発した福井からのグループがクマガイソウの群生地で写真を撮っています。ここから見ていても植生は回復しているのがわかりこれからも不心得者の手から免れることを祈らずにはいられません。山の花は山のその環境に合ってこそ咲くのであって盗んで咲かそうとしたり、買ってきたものを庭に植えても咲き続けません。どうかこのままそっと山で咲かせておきたいものですね。その地に行って、見て満足するのが本当の花好きですね。クマガイソウのことは２００７年のブログをご覧くださいませ。２００７年のブログはここをクリック新緑の気持ちの良い道をどんどん登って行きます。右の方に岳美岩と山頂が見えます。ヤマシャクヤクにも会えました！！でも今年は花が少なくて探さないといけません。小鹿の涙は今日はたくさん流れています。一昨日降った雨でしょうか・・・さらに登って行くといつもの場所にウワミズザクラこの間himekyonさんがイヌザクラとの違いを教えてくれました。これはちゃんとウワミズザクラですね。尾根の上の稜線に近づいたら私の好きなシロヤシオの大木が青空に枝をのばして満開です。いつもここで写真と休憩タイムです。回り込んでシロヤシオの木の上からは山頂と岳美岩が見えています。KIKIの見ている方向には今日は天気が良いし御嶽山もはっきりと見えています。逆光のシロヤシオ自然林の稜線をルンルン歩きます。この稜線はシロヤシオがたくさん自生しています。写真がきれいに写せるシロヤシオを探しながらあるきます。気品のあるシロヤシオコバノミツバツツジこれは横山岳で見たユキグニミツバツツジみたいな濃い色山頂に行く前に岳美岩へ立ち寄ります。この大岩が下からずっと眺められたのです。岩は垂直に出っ張っていて、下を見たら谷の絶壁です。杉の木を挟んで右に御嶽山、左に乗鞍が見えています。右から乗鞍、穂高連峰、槍ヶ岳、笠ヶ岳の山並みが・・・その名のとおり山を見るのに最高の岩です。さあ山頂に向かってあと少しです。簗谷山山頂（１２１４ｍ）山頂らしい広場に二等三角点と双眼鏡があります。皆さんはあちこちでお昼ごはんを食べていますがお天気が良くて暑くて・・・山頂は日陰が無く、今日は木陰でゆっくりしたいので写真を撮ったら下山します。御嶽山噴煙まで見えています。あの山でまだ眠っている方がいらっしゃる・・・乗鞍岳高い山はまだ雪が残っていますね。山頂直下からブナの木ルートを選んで、ランチ場を探しながら下山。稜線上の植林（この山は植林が少ない）の横の木陰を見つけてそこでゆっくりランチ。ブナの木ルートを登って来る人が目の前を通り過ぎるのを見ながらゆっくりお昼ごはんと食後の飲物を頂いてなんじゃもんじゃ（ヒトツバタゴ）の大木ズームで見たらやっぱりなんじゃもんじゃですね。新緑の斜面を下りたら谷です。沢を何度か渡りタニギキョウこの谷にもヤマシャクヤクは咲きますがすでに終わっています。フタリシズカクワガタソウ他の山ではあまり見ません、なぜかこの花には惹かれます。珍しいクマガイソウが群生し、ヤマシャクヤクも咲き、シロヤシオの稜線を歩き、北アルプスの展望の山。そんな贅沢な山歩きができる素晴らしい人気の山です。どうかいつまでも貴重な山の花たちが命の花を咲かせられますよう見守り続けたいものです。

  2016.05.09

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  花の山・・・横山岳の花たち

  １３年ぶりで登った横山岳にはたくさんの花が咲いていました。以前はネガのカメラだったために、花をマクロで撮れなくて枚数も３６枚くらいしか取れないのでほとんど写真は有りません。その分登ることに専念して、ずっと若かったのでイケイケドンドン登ったのでしょうね～～だからでしょうか、記憶がほとんど無いのです。しかし今回、ゆっくり花の写真を撮りながら景色を見ながら登りました。オドリコソウ歩き出したらすぐにオドリコソウがお出迎えラショウモンカズラこの花も谷のあちこちに咲いています。ミヤマハコベこの花はずっと山頂まで咲いていました。ウマノアシガタ金色のように光った黄色で背丈が高いので群生は見ごたえがあります。イチリンソウ直径４～５センチの大きな花がいっぱい！！イチリンソウの近くには、ミヤマハコベもいっぱいイチリンソウ群生はニリンソウと見まがいそうですが花が大きいのと、葉っぱが菊葉状に切れ込んで茎がその真ん中から１本出て花芽が１個付きます。これはニリンソウ蕾は淡いピンクがかかっています。イチリンソウの葉っぱと少し違います。葉に少し斑が入っていて葉の付け根から二本の花芽が出て二輪咲くのでニリンソウと呼ばれます。片方の花の開花が遅れることも多いでしょう。。シャク谷沿いはこの花の花畑沢から離れるまで見ることができました。エンレイソウ最近あまりこの花に出会っていません。ミヤマキケマン群生だとみごとです。ヤマルリソウ以前登った横山岳の隣の墓谷山にはこの花がたくさん咲いていました。イカリソウこの花もずっと山頂直下まで咲いていました。船の錨のような花この近くの古高己山にもたくさん咲いていました。ヤマシャクヤク今まで二回登っていましたが咲いたヤマシャクヤクに出会えたのは初めてです。まだ硬い蕾や葉っぱは見ることがあっても、咲いていたのは初めてです。もう明日には開きそうなヤマシャクヤクの蕾。フデリンドウギンランヒトリシズカフタリシズカも有りましたがまだ小さな蕾でした。イワナシの群生西峰（山頂）から東峰の稜線はイワナシ街道です。イワナシこれほどのイワナシの群生は他で見たことはありません。今年は開花が早くて盛りが過ぎているとはいっても次々と花を咲かしています。イワウチワもう盛りを過ぎていましたが何とか残っているのを・・・　コブシ？　タムシバ？コブシならすごく遅い開花ですね。ユキグニミツバツツジチゴユリ久し振りに花の山　横山岳に登ってこれほどのたくさんの花に出会えて大感激でした。春の山を謳歌して興奮がいまだ冷めていません。花に惹かれて、導かれて登山をやり始めたＫＩＫＩにとって春の山はワクワクさせてくれます。 

  2016.05.02

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  花の山・・・横山岳

  ３０日（土）１３年ぶりに滋賀県木之本の横山岳に登りました。初めて登ったのが１９９７年４月２６日二回目が２００３年５月３日今回は３回目ですが、私がブログをやり始めたのが２００４年なので横山岳は載せたことがありません。１３年ぶりということで、記憶は登山口と滝と山頂と稜線のイワナシの花しかありません。昔の写真も少なく、記憶を引き出すものが無いまま登山口の駐車場へ。以前は無かった小屋とトイレはこのトイレだったような・・・過去二回は白谷本流から登って三高尾根を下りましたが今回は白谷本流を登り東尾根を下ります。登山口始め広い山道の両脇にはオドリコソウやミヤマハコベ、ウマノアシガタが咲き乱れさすが花の山です。ラショウモンカズラさっそく　イチリンソウニリンソウは比較的色々な山で見ることができますがイチリンソウは花が大きく目立つわりに、ニリンソウより見る機会が少なくこの山のイチリンソウはこの山の記憶として印象深いのです。沢の右岸左岸への渡渉を繰り返し高度を上げて行きます。横山岳の山複を横切るようにつけられた広域林道横山岳線を見上げまずあの林道に上がらなくてはいけません。林道の太鼓橋の右から再び山に入って沢の左岸を登ります。イチリンソウの群生花の写真ばかり撮っているので、どんどん追い越されます。経ノ滝このような鉄の橋は幾つかつけられていてそれを通って高度をあげます。先週のカクレグラ（水谷岳）のヒルを思い出し何度か靴を確認しましたが、まだヒルは冬眠中なのかこの谷は明るいので居ないのでしょうか、安心して歩けます。見上げたらすごい急斜面の先が山頂のようです。だんだん斜度が増して行きます。沢すじにはニリンソウの群生も現れますます足が止まります。それに交じって　イチリンソウ　も負けじと咲いています。五銚子ノ滝ヤマブキと滝が似合いますねこのあたりからどんどん登って来た人に追い越されますが花の写真を撮っているのでマイペースです。この滝の左横からぐんと斜度が増して緊張の度合いがますます高まりこの谷を下りたくないなあ～と思いながら進みます。ミヤマキケマンの群生ヤマルリソウヤマシャクヤク過去二回この時期に登っているのに、タイミング悪く出会えなかったヤマシャクヤクにポンと出会えて、ワ～～うれしい開いたばかりでしょうね。気品のある白い花尾根に取り付いて急斜面をフーフー言いながら登っている時で汗をぬぐいながら写真タイム這うようにして急登を登るとギンラン登山道のど真ん中で、踏まれないようにね！！フデリンドウまだこの辺りは写真が撮れるほどの余裕ヤマシャクヤクの蕾ちゃん懐かしい「ガンバレ頂上まで３００ｍ」の表示が出て来ました。でもここからの斜面はストックをしまった方が良いぐらい両手両足を使ってよじ登ります。「ガンバレ頂上まで２００ｍ」の表示汗がいっぺんに噴き出て来ます。這いながらヒトリシズカを写します。フ～～「ガンバレ頂上まで１００ｍ」１００ｍごとの表示も、うれしいようなうれしくないような・・・でもこの表示の後は少し緩やかになって人の声も聞こえてきます。三高尾根を登ってきて、東峰から下って行った団体さんが入れ違いに居なくなって、広い横山岳山頂広場（１１３２ｍ）です。広場には二等三角点があり、前回登った時はこのあたりは残雪だらけでした。いつも通りゆっくり１時間以上のランチタイム。再び３０人は程の団体さんが三高尾根を登ってきて２０分のランチタイム後東峰経由で下ってゆかれ小屋の上に登って見たら琵琶湖の方が良く見えます。我らも東峰に向かいます。ブナの林を緩やかに少し下り、岩の露出した稜線を行きます。指さした左の山が先ほどの山頂（西峰）です。タムシバの咲く稜線から琵琶湖方面が見えています。この稜線はイワナシが両脇にびっしり咲いています。花の盛りは少し過ぎていますが、メチャクチャ咲いています。釣り鐘型のピンクの花はグラデーションが可愛いです。通路のような東峰山頂（１１３１ｍ）山頂はほぼ３６０度の展望ですが、狭くてカップルが食事中でした。以前ここから先は藪で、とても通れそうにないと思っていましたが今ははっきりルートになっているので安心して下山します。下りだしたらイワウチワの群生残念ながらピークを過ぎていますのできれいな花は少ない。タムシバ新緑のブナの林はすごくきれいで感動もの緩やかに下って行くので楽ちんラクちんここで９０度向きを南に変えてひたすら下山します。ユキグニミツバツツジ日頃見慣れているコバノミツバツツジよりも花の色が濃いこのユキグニミツバツツジが尾根の樹間に咲いているのがきれい。木が無く開けたところから南東の金糞岳が見えています。長い尾根歩きの最後は、植林の中の急斜面を下りたら東尾根登山口です。網谷林道を２キロテクテク歩いて登山口の駐車場に戻ってきました。予想外に林道歩きが長くつらくてへこみましたが登山口から見た横山岳は堂々として西峰山頂と稜線でつないだ東峰を眺めたら良い山だったなあ～と感動もひとしおです。ひとまずＵＰしましたが、たくさんの花の写真はまた後ほど。

  2016.05.01

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  隠れた名山・・・カクレグラ（水谷岳）

  ２４日（日）滋賀県永源寺町佐目町の集落から登るカクレグラ（水谷岳）に登ってきました。名前からして、興味が惹かれ以前から登りたいとは思っていましたがやっと念願が叶いました。以前考えていたルートは、今はどうやら歩かれていなくてルートの選択をやり直しすることに。山友のヤマちゃんから頂いた資料を基にしてどこから登ろうか、そしてどこに下山しようか・・・そして何よりも自分の登った山を確認したいので、すぐ隣の山、入道ヶ原（阿瀬ノ山）にも立ち寄ろうということで若宮八幡神社からのピストンにしました。石槫トンネルの開通で三重県から滋賀県側に出るのがとても早く楽になって快適なドライブです。永源寺ダム湖の湖岸道路を走り佐目町の集落の登山口の若宮八幡神社の一段下の広場に停めて出発。気分よく歩くつもりがその期待はすぐに砕かれました。しばらく植林の中を進み沢沿いを歩きだしたらヒルが濡れた落ち葉の上にうじゃうじゃ首を振り振り、獲物に飛びつこうと待っているではありませんか！！うひゃ～～昨夜降った雨の後で、道がしっかり濡れています。そろそろ出てくる時期とは思っていましたがもうしっかり出てきていました。沢沿いの山道を１時間登り詰めなくてはいけません。滑りやすい丸木橋にネットがかぶせられているので安心して歩けます。なかなか沢から離れられません.苔むして感じの良い樋ノ谷は、雨の後は危険地帯です。止まりたくないのですが、時々確認して靴についているヒルを落とさなくてはいけません。やっと沢から離れられます。山複の急斜面は足場は狭く、斜めになった細い道を登ります。しかしこの斜面でやっと落ち着いて休憩できます。３０分ほど急斜面をジグザグに上り詰めたらL１６２鉄塔の広場に到着ホッとして服を一枚脱いで、靴も脱いで確認やっぱり両足の靴の紐に小さなヒルがしつこくくっついていて確認してよかったね～～と。ここで対面に聳える日本コバを見ながらおやつを食べて気を取り直して出発。（曇っていて写真を撮ってもはっきり写らないのでありません）植林の中を進むとかわいそうな松の木がいっぱいです。切り倒そうとしたのか、幹を切られたアカマツの木がたくさん。入道ヶ原（阿瀬ノ山）との分岐に到着ここは帰りに入道ヶ原に行くこととしてカクレグラ（水谷岳）へ向かいます。分岐からすぐにL１６１鉄塔に到着むこうに入道ヶ原の山頂が見えています。並んで立っているほど近くにR１６２鉄塔があってそれを越えて快適な新緑の尾根歩きです。天気もだんだん良くなってきました。広い尾根上の７４７ｍピークに「水千の平」と表示がぶら下がっています。時々後ろを振り返って、入道ヶ原を確認しながら進みます。山頂より左に二基の鉄塔が見え、あの足元を歩いてきたのだな～と。稜線を緩やかな登り下りを繰り返したら最後の登り９６０ｍピークを目指してひと踏ん張り。ここでアナグマが真正面からやってきて１０ｍほど手前でピタリと止まってUターンして居なくなりました。カメラを出したけど手遅れです。足もとはスミレがいっぱいで踏まないように歩くのが大変なほどです。（スミレは種類が多くて名前がわかりません、お分かりの方は教えてくださいませ）キランソウもいっぱい！！もうしっかり春ですね～～明るい雑木の二次林は気持ちが良くて気が付いたら山頂です。二等三角点もあるカクレグラ（水谷岳）山頂（９９０ｍ）広場明るくてほどほどの広さです。どうやら今日は日曜ですが貸切のようで一時間以上ゆっくりランチタイムでしたが誰も登ってきません。山頂は雑木に囲まれているので樹間からかろうじて南東の山々が見えていますが山頂から少し南に下ったところで右から雨乞岳、クラシ・イブネ、大峠の頭右の大峠の頭、真正面は銚子ヶ口大展望でしばし山座同定です。ここから見たら、次はあそこに行きたい・・・と思うでしょうね。それほど登山意欲を掻き立てる展望です。同じ道を下って気持ちの良い新緑の尾根を歩きふたたび先ほどの「水千の平」７４７ピークに戻ってきました。後ろにシルエットのように浮かんでいるのがカクレグラの山頂部です。登る時は途中のピークと重なったりして樹間から見えても山頂だと気が付かなかったのですが、一度登って見たらわかりますね。振り返り振り返り山頂を確認しながら下山します。木の間からなんとかカクレグラが見えました。右の９６０ピークに登って稜線を左へ巻いて雑木の山頂です。R１６２鉄塔越しにも見えていました。なんだ～～ここからも見えていたのね。別れを惜しむ恋人みたいに何度も何度もカクレグラを確認。分岐に戻って、入道ヶ原へ向かいます。地形図ではほぼ真西に向かうと思っていましたが結構グニャグニャ回り道しているように３０分歩き山頂の手前はヤセ尾根にイワカガミの群生がもう開いています。続いていた赤テープは途中から無くなってあとは高いところを目指したら分岐を右に入道ヶ原の最高点（７９０ｍ）山頂表示が無ければ通り過ぎそうなところで展望は有りません。最高点から３分ほどで三等三角点です。木の間から真南に位置する、綿向山が見えていますがこの頃から曇ってきました。崩壊地からカクレグラの展望が良いということで崩壊地を探しながら下山すると左からカクレグラの全容とタイジョウ、右端に雨乞岳写真中央奥にイブネ・クラシが見えています。ここから登った山が見られるので、この景色が見たかったのです。去年登ったタイジョウも、カクレグラ（水谷岳）の尾根の一つだとわかりますね。あとは分岐からL１６２鉄塔まで下り、急斜面の山複をジグザグ下りていよいよ一番嫌な谷を下らなければなりません。ヒルの攻撃に備えて、途中で休憩することなしに一気に登山口まで下りることにします。汗は滴り落ちるまま、のどの渇きもそのままにひたすら足元を見て下山しました。車に戻って点検したら靴の裏に一匹くっついているではありませんか。素晴らしい山で山頂の景色も展望も最高でしたが雪解け直後に登らないと、招かざるヒルの攻撃を受ける山です。展望の良さと共に、ヒルの思い出もしっかり残った山でした。

  2016.04.25

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  納古山へ再び・・・別ルートで

  九州の地震のひどさに驚いています。ニュースが流れる都度、すごい状況がわかってきました。被災された皆様にはお見舞い申し上げます。私も実家が神戸なので、阪神大震災の時は大変で電話が一週間繋がらず、その間ヤキモキしました。今は携帯電話が普及していますが、まだその頃は一般的ではなく連絡のしようが無かったのです。幸い家族はみな無事でしたが、親戚の数人は亡くなってしまいました。狭い日本はほとんどすべて活断層の上で住んでいると思っていいでしょうね。どこが安心、どこが不安とかでなく、どこも安心安全なところはないんでしょうね。１６日（土）山友のTさん夫妻のおすすめの西尾根コースで再び納古山へ登ってきました。新しい山靴の試し履きのためでもあります。今まで使っていた山靴のソールの張替えに持っていったら相当くたびれていたので、張り替えないで履きつぶす様に言われてその代り新しい靴を購入。少し不安も抱えながら登山口に向かいます。美濃加茂市の三和町から入る林道奥ゲート前までダートで細い地道を３キロほど走ってぬかるんだ轍のあとでタイヤを空回りさせながら何とか停めて出発。林道を登山口まで約３０分歩きます。NTT電波中継塔が見えて来ました、あそこまで行きます。中継塔の手前から山に入ってあとは尾根を外さないようひたすら東に向かって進みます。この尾根は登ったり下りたりの連続ですがそれほどの高度差が無い登り下りなので変化があって面白く退屈しないで歩けます。ほとんど最初からミツバツツジやアカヤシオやヒカゲツツジが見られ右に左にツツジ達を眺めながら歩きます。この地方では珍しい白花のイワカガミが群生しています。七面山ですごい群生が有ったことを思い出しながら歩きます。下の方のアカヤシオはまだ満開尾根の右手の展望が開けてヤマザクラがまだ咲いています。面白い岩場があったり、平坦な尾根歩きがあったり・・・展望が良いところや登ったり下りたり・・・目標の納古山が見えて来ました。ちょっと傾いたとんがりです。まるで模様のようにミツバツツジ、アカヤシオの花びらが落ちています。隣の山のヤマザクラこの後、大岩から先は少し気合を入れて登れば先週ここまで来たところです。結局ここが一番みごとな場所でした。たくさんの人がこのアカヤシオの下でお弁当を食べていたので、これは帰りに写したものです。納古山　山頂（６３３ｍ）もたくさんの人がいっぱいまだまだどんどん初級や中級コースで登って来るのでもっといっぱいになりそう。明日が天気予報では雨ということで今日にした方が多くこれからグループもどんどん登って来るそうです。食べる場所がないので写真を撮ってさっさと下山します。今日は御嶽山がかろうじて見えています。（写真では真ん中の木の右後ろですが、見えませんよね～）アカヤシオのトンネルを越えてどんどん下ります。結局、かなり下って登ったところの岩場（どなたかが岩のテラスと名付けてた）ところでランチ横を登って来る人が通りますが初級や中級に比べたら静かなものです。横は絶壁の岩場ですが御嶽山の展望が良くゆっくり静かにランチタイム。ランチ後少し下ったら、今度はたぶん白山でしょうね。ここもアカヤシオのトンネルです。斜度が増してきましたがアカヤシオに慰められてアカヤシオとミツバツツジ競い合って咲いています。この尾根のミツバツツジは今が丁度満開少しだけ蕾が付いているのもあり女盛り、花盛りです。尾根の終点はNTT電波中継塔あとは林道を歩くだけですが、下りで新しい靴が当たって痛くなったところがあり林道歩きの３０分弱は、ヒイヒイ言いながら車まで戻りました。（新しい靴は何回で慣れるんだろう・・・）この西尾根コースは最近人気のコースで年々人がたくさん登るそうです。以前からTさん夫妻からお勧めがありましたが踏ん切りがつかなかったけれど今日やっと行ってきました。登ったり下りたりの尾根歩きは気分が良く歩けたし下からずっとアカヤシオやミツバツツジがヒカゲツツジが咲いているので退屈しないで歩けますがＫＩＫＩ的にはあの林道がもう少し良い道ならなあ～～と言うところです。納古口コースというのと組み合わせて周回している人がたくさんいるので今度は納古口コースを探検しなければと、言うところですね。ともあれ年々有名になってきて、他府県ナンバーの車が多く全国区になった納古山を実感させられました。

  2016.04.17

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  アカヤシオ・ミツバツツジ・ヒカゲツツジの満開・・・納古山

  １０日（日）このところ毎年のように出かけている納古山へ三種のツツジの満開を見に行ってきました。岐阜県七宗町の上麻生から登る納古山。御嶽の展望も良く、この時期は三種のツツジも見られるので人気の山です。駐車地はやはりいっぱいでしたが木和田林道の一番奥に停めることができました。今日も中級コースで登って初級コースで下りるため林道を少し下り中級コース登山口へ向かいます。登山口、早い人はもう下りて来ました。歩き出して沢を左へわたります。このあと沢を何回か右へ左へ、渡り返しながら高度をあげます。ミヤマカタバミがチラホラ、あまり開いたのがありません。《水場》山頂には小屋などが無く、水源が汚されていないので飲んでみました。無味無臭・・・天然、自然の味か・・・下麻生大牧谷への分岐《天空岩》連続した尾根上の岩場を登りながら高度を上げて行きます。岩を登りきったら下界が見えますが曇りの今日はもやがかかって遠望はダメです。でもコバノミツバツツジがきれいです。そして向うの山肌にヤマザクラが満開です。花盛りの春がやってきました～～ツルツルの一枚岩この上を登りきったらヒカゲツツジ街道です。丁度満開ですが、今年は花付が少ないような気がします。去年はヒカゲツツジの花付が良かったけれど。最後の岩場からの展望初級コースとの分岐を過ぎたらいったん下ってコバノミツバツツジのトンネル今年は満開にぴったりです。最後の登りを登りきったら納古山山頂（６３３ｍ）標高こそ低いですが、天気が良ければ御嶽山が後ろに見えるのですが今日は曇りでみえません。たくさんの人がお昼ご飯を食べています。人気の山でいつもたくさんの人が登っていますがこの時期は特に三種のツツジが見られるのでたくさんの人が登ってきます。年々登山者が増えています。山頂のアカヤシオは満開まるで作り物のようです。アカヤシオの花は花びらが丸みがあって可愛い、愛らしい花です。これくらいに蕾が混じっていると作り物感が薄れますね。ピンクの色も愛らしい。おさなごのような初々しさが良いですね。ヒカゲツツジも満開花びらに淡いピンクが縁どられているのも好きです。アカヤシオとヒカゲツツジの競演どちらも負けてません。西尾根のアカヤシオのトンネル昼ご飯後、西尾根の花付具合を見に行きました。山頂直下の西尾根はアカヤシオのトンネルです。去年より花付が良いようです。テンション上がりまくり～～アカヤシオ街道です。そしてコバノミツバツツジも見て、見て、見て～～と咲いています。今日はちょうどいい感じに花が咲いたようです。終わった花が一つも無くて、咲いた花と少しの蕾理想的な開花時期に登れました。初級コースで谷に下りて戻りました。この時期にこの山は毎年来てもいいねと話しながら・・・ 

  2016.04.11

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  強風の八風峠から仙香山と三池岳

  ３日（日）は鈴鹿　菰野町の八風渓谷の八風キャンプ場奥から伊勢と近江を繋ぐ八風街道の途中の八風峠へ登り仙香山・仙香池と三池岳に登ってきました。三池岳には１９９７年１１月、２００５年１０月に登って今回で１１年ぶりの三回目です。仙香山は２０１１年４月に登っていました。その時のブログはここをクリック八風キャンプ場は桜が満開でみごとでしたサクラのトンネルをとおり奥まで行き、八風峠目指して出発します。日中は曇りで夜から雨ということでしたので気楽に出発伊左衛門の碑八風神社中の鳥居嘉助の碑帰って調べたら、二人は奉公していた近江から、田光の元服式に参加するため峠を越えて戻る途中猛吹雪のためにここで亡くなったという二人の青年の碑だそうです。あと少しで村にたどり着くというのにさぞ無念だったでしょうね。八風神社御旅所跡の碑碑の数からして、いにしえの峠越えの道だとわかりますね河原を歩きます山の上はガスでほとんど見えません。河原を横切って右岸の山腹を登りますがここからが急登になりジグザグに登って行きます。中峠との分岐の手前で雨が降って来たのでレインウェアの上着を着用。左へ行けば中峠、八風峠へは右の道を行きます。２０１１年は中峠へ行くルートを行きましたが難路でかなり厳しく今日はこの天気なので無難に八風峠への道を行きます。坂中の地蔵三体のお地蔵さまが祀られています。昔、この八風街道をゆく旅人たちはここで休んだのでしょうね。小雨ですが止む気配はなく幽玄の世界です。《八風峠》名の通り、風が強く雨も降って何にも展望がありません。「天狗の踊り場」という花崗岩の白砂の広場です。むこうへまっすぐ下れば近江の杠葉尾（ゆずりお）や政所、佐目現在の国道４２１号の石槫トンネルの入り口近くに下ります。お腹が空いてグーグーなっていますが、写真撮ってすぐに中峠へ進みます。稜線の途中で単独の男性とすれ違いこんな天気の日にほかに登山者が居たことに驚きです。晴れていればこの稜線歩きは四日市の町や伊勢湾の展望で快適なのですが今日はひたすら風の抵抗を受けないよう体を低くして下ばかり見て歩くだけ《中峠》風はどんどん強くなり仙香山への登りは何度かあおられそうになりながら背の低い木の陰で風を凌ぎながら必死で登り仙香山（９８２ｍ）ここでも写真だけを撮って仙香池を目指します。仙香池山頂からすこし下ったところにひょうたん型の池がありますが今日はあいにくこれしか写せません。晴れていれば素晴らしい景色ですが残念です。幸い稜線より風がすくないのでここでランチタイム。常時携帯しているシェルターを張って風を避けて食事です。こんな薄いシェルター１枚でも、時折吹く突風を避けられてゆっくり食事ができました。食事がおわったら強風の中何度かあおられながら八風峠へ戻り次の三池岳へ向かいます。鈴鹿特有の花崗岩のザレを通って三池岳の山頂（９７１．５ｍ）は石の積重なった上三角点はもう少し尾根を下った所にあります。三等三角点そのまま尾根を下ります。初めは緩やかな下りで、尾根上に星が散らばったようなものがあちこちに・・・なんでしょう？良く見ると　バイカオウレンの群生です。斜面に散らばって咲いていますがすごい数です。ちょっとピンボケ、残念蕾に雨のしずくしばらくバイカオウレンの撮影で遊んでさらに下ったら御菊池こんな小さかったかな？以前は笹で囲まれ近づけなかったのに今は笹は無くなって景色が変わっています。１１年の歳月を感じますね。２００５年１０月の御菊池ほぼ同じところから写しています。笹薮が全く無くなって、今は水たまりみたいですね。気分よく写真が写せたのもここまでこの後、やせ尾根の激下りが待っていました。雨で木の根が滑り、山土も滑り必死でヤセ尾根の木の幹や木の根を掴んで下ります。雨もいつしかやんでいましたが緊張しっぱなしで、写真は撮れません。ヤセ尾根の激下りが終わってあと少しで林道のところで、崩壊のためにう回路でかなりの回り道をさせられました。やっと林道へ下りて、旧八風射撃場跡地へ向かいます。平成１９年３月末に閉鎖して施設はすべて撤去今は何もない広場だけ。以前に来たとき（２００５年）は営業していた時でした。歳月の流れは山だけではありません。今日の尾根の激下りは以前よりきついと感じ、緊張しました。私の膝も確実に歳月の流れを感じます。しかしこんな天気でしたが、なんだか充実して楽しいのは山は私にとって安らぎと満足感を与えてくれる癒しの場なのですね。

  2016.04.04

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  藤原岳・・・私の原点の山へフクジュソウを見に

  ２９日（火）は私が登山を始めるきっかけとなった花の山鈴鹿の藤原岳に表道から登ってきました。平日だから空いていると思ったら、駐車場に着いたらすでに満車何とか停められるところを探して出発しますがほとんどの人はすでに登っています。私が初めてこの山に登ったのが１９９４年その時はここから登るのではなく西藤原駅の右横から線路を渡って民家の横から山に入っていくルートでした。いつからか、ビジターセンターも出来て駐車場も完備され神社から登るようになったのです。植林からでて明るい自然林の四合目この道が好きです八合目みんな登ってしまって静かな八合目ここから先は花街道なのでウキウキします。しかし同時に雪解けの水で泥田のようになるのが藤原名物。しかし今年は雪が少ない上、雪解けが早くて全く泥田ではありません。スパッツを付けて覚悟して登って来たのですが・・・うれしい予想外ですね。セリバオウレンさっそく先残りのセリバオウレンを見つけてこれから先の花の期待が高まったのに・・・すごいことになっています斜面がえぐれています。以前は八合目から、ここはまるで花畑のような斜面で花の写真を撮っていると、なかなか歩みが進まずここからは立ち止まっていることが多くなるところでしたがこの斜面の状態を見たら声を失いました。登山道の両脇にびっしりとフクジュソウが咲いていたのに探さないといけません。それでも何とか咲いているのを見つけました。露出した石灰岩に苔が付いてそのきわに福寿草が寄り添うように咲いているまるで盆栽のような風景がここかしこに見られるのですが九合目までは残念ながらあまり咲いていません。９合目過ぎたら、ありました！ヒロハノアマナが顔を出しはじめてキバナノアマナも二、三か所でも小さいから良く見ないと探せません。下界が見える藤原山荘の手前藤原山荘前ビックリ、新しいトイレ（左）が出来ていました。たくさんの人が休んでいます。藤原山荘の裏の高いところでランチタイム少し天気が曇ってきました。のんびり食べて休憩して今日は山頂に行かないで天狗岩の方にフクジュソウを見に行きます。石灰岩の露出したカレンフェルト。藤原岳と隣の御池岳はカレンフェルトの特徴ある景色の山です。向うのピークが天狗岩です。以前はこのあたりからフクジュソウだらけでしたが今年は全くありません。セツブンソウしかしもう終わったと思っていたセツブンソウが残って咲いていました。あのピークが天狗岩です。石灰岩が積み重なったような天狗岩のピークです。天狗岩（１１６５ｍ）むこうのとんがりが藤原岳山頂（１１４０ｍ）です。石灰岩の間に咲いているヤマネコノメソウ藤原山荘まで戻って来たらもう誰も居ません。今日もどうやら最後のようです。貸切の山荘にお別れをして下山です。じっくりフクジュソウを探しながら下山です。本当はこの斜面がフクジュソウだらけのはずが今年は少ないですね～でも小さなミスミソウを二株見つけたよ！！苔の太さと比較してもいかに小さいか・・・下界が見える九合目からひたすら下りました。去年は孫太尾根から山頂へピストンで登ったため八合目がここまで変わったのを知りませんでしたが八合目の斜面の崩壊と、福寿草の激減は悲しくなります。かろうじて九合目あたりに咲いているフクジュソウを初めて登って来た人は感動していますが昔を知っている人には少し寂しいです。帰りはちょうど平日のため帰宅時間で混むと予想して二ノ瀬越えで帰ってきましたが二ノ瀬越えの道路は三重県側は広くて走りやすく岐阜県側が狭くてグニャグニャで気を遣うところですが桜が咲いていて素晴らしい景色でした。前回登った２０１０年４月のブログはここをクリック去年２０１５年孫太尾根から登った時のブログは　ここをクリック

  2016.03.30

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  カタクリ満開！！

  ２４日（木）可児市の鳩吹山登山口に咲くカタクリは例年より早く、もう満開でした。年々見物者が増えて、今日はたくさんのカメラマンがロープ際でベストショットを狙っています。その後小天神のあずまやまで登ってみたら御嶽や中央アルプスがくっきり見えています。噴煙もはっきり見えます。風が強いのが幸いしたのか良い展望でした。やはり今年の冬は暖かかったんですね桜もカタクリも早い開花です。たくさんの人がブラブラと春を楽しんでいました～～次は桜の花見ですね 

  2016.03.26

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  虎子山・・・４回目にして初めて見えた三角点

  ２１日（月・祝）三連休最後の日、やっと風邪から生還した相棒と旧春日村の虎子山（とらすやま）へ行ってきました。この虎子山は昔は藪山で、雪のある時にしか登れないという期間限定の山でしたが最近は藪が無くなり雪の無い時でも歩けるようになりました。しかしこの山の楽しさは残雪の中を登って、雪景色の中途中や山頂からの展望を楽しむというところにあります。初めて登ったのが２００２年３月、そして２００７年３月、２０１０年４月です。過去３回は雪のある残雪期に登っていました。国見岳スキー場は今年は営業休止でその駐車場から歩くつもりでしたが今年は暖冬のせいで路面のみならず周りのどこにも雪が無いので行けるところまで車で行って見ようと林道を進んで行くと結局、国見峠まで車で行けちゃった・・・ノーマルタイヤなので、ここまで車でこれたのははじめてです。峠のどこを見ても雪が無いので不思議な景色です。《真ん中は貝月山》《伊吹山もほとんど雪が無い》登山口から雪の無い植林と雑木の境界の急登を登り始めたら３人組さんの先客が早くも下りて来ました。急登の途中なのでお互いに止まらずご挨拶と一言二言の会話ですれ違います。先客からの情報で、上にも雪はほとんど無く藪も無いとのこと向うに見えているのは伊吹北尾根の国見岳です。枝だけの雑木林のこんな景色は、ここで見るのは初めてです。青空と雑木の素晴らしい展望にテンションは上がります。ここしばらく相棒が風邪引いたため山に登っていないうちに山は春になっていました。ブナの林で少し傾斜が緩やかになって写真を撮りながら登ります。このあたりから雪が少し残っています。本当に藪が無くなって、これなら雪の無い季節でも登れますね。山頂稜線から伊吹山を振り返って残雪の時はこの笹が雪の中に埋まって、その上を歩いていました。残雪の時は左に植林を見ながら稜線の一番高いところを歩きましたが雪の無い時は雑木の藪をさけて、植林の中を迂回するように歩き山頂（１１８３ｍ）に向かいます。山頂広場の真ん中に三等三角点が・・・ここで始めてみる三角点です。いつも雪に埋まって見たことがありません。感動のタッチ！！　　始めまして～～《三等三角点》雲ひとつ無い青空です。山頂から真正面の大展望です。左端は大きな貝月山、右端は鎗ヶ先です。そして、ずーっと奥には御嶽山（右）と乗鞍岳（左）が雪を被って浮かんでいるように見えています。御嶽はまだ噴煙が上がっているのも確認できます。思ったほど風が無いので、山頂でランチタイム。思えば初めてこの山に登った時にここで昼ご飯を食べていたら降って来た雪がお弁当のご飯の上にどんどん積もってシャリシャリとシャーベットのようになった冷たいごはんを食べたことを思い出しました。今日はポカポカ暖かい陽だまりの中でゆっくりいただいて素晴らしい展望を堪能して下山です。伊吹北尾根伊吹山今年の伊吹山も雪が少なくドライブウェイも山頂の建物も確認できます。下山途中で先ほどまで居た山頂を振り返り今までにない虎子山を堪能して下りて来ました。前回の２０１０年４月のブログはここをクリック今年がいかに雪が無いかがわかります。同じ山でもこんなに違うと、山の感じが変わるのが不思議ですね。

  2016.03.22

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  樋ヶ洞ルートから西山へ・・・橋渡るな危険！！を渡ってみたい・・・

  スリランカ旅行記も終わって、山のブログに戻ります。８日（火）に登った犬山市の樋ヶ洞ルートから西山には前回このルートで登った時（２月４日）登山口の看板に「橋渡るな危険」と書かれてあったので渡らずに登ったけれど、ムラムラとあまのじゃくの虫が起きて来ました。ブログ友のＴＳＡＹＯさんもコメントで「その看板が逆に気になる」と書かれていたように、どうしても渡りたいと思ったので今回その橋を渡って登って見ることにしました。桃太郎神社の河川敷から見た陰平山（手前）とその右奥の明王山や金毘羅山今日は風も無く、とてもいい天気です。河川敷の芝生にオオイヌノフグリがポツポツと咲いています。この花を見ると春だな～～と思います。梅の木とその向うにツバキツバキの落花が風情があります。栗栖林道を歩いて登山口に向かうと、例の看板のある登山口です。前回２月４日はこの看板どおり左上に登りました。今回はあまのじゃくに橋を渡ります。（自己責任です。）川は上流から二つの沢が流れていて、その右の沢沿いを登ります。右の沢の右（左岸）を登って行きます。私は橋を渡った先に危険があると思っていたのでどこが危険なのかキョロキョロしながら進みますが危険なところは無く、無難に進んで行きます。しいて言えば二番目のこの橋は苔が付いている丸木なので雨で濡れているときは滑りやすいけれどどなたかが細い枝を付けてくれているので助かります。キケンなところはこの橋でもないね～～と進みます。沢の水も無くなって沢の源頭をそのまま登って行くと気持ちの良い森とその向うに稜線が見えて来ました。ここまで何にも危険なところはありません。そしてあっけなく稜線に到着目の前の山が西山です。結局、最初の「橋が危険」だったのですね～～確かに壊れそうでしたが、たとえ橋が壊れて無くても沢は渡れます。ここには下りの案内看板があるので、稜線から下る人は何にも思わず通ることでしょうね。なんだかキツネにつままれたような感じでひとまず西山（両見山）へ向かい今日は西山でランチです。そして今日は第二の目的がありランチの後そこに向かいましょう。北回りの短い激下りを下って、登り返して展望の良い岩場に来て目的地を見てみましょう。いつもあそこが気になっていました。第五展望台から眺めていたら、あそこでお弁当を食べている人が居たのです。今日はあそこまで行って見ましょう。ヤセ尾根を突端まで進みます。両端が切れ落ちてすごい崖なので不慣れな人は通らないで下さいね。人一人しか通れない足場の悪い岩場を行くと尾根の突端は岩場で、真下の木曽川の向うの坂祝小学校の真正面です。後ろは逆光ですが第四展望台と第五展望台と左奥に西山が覆いかぶさるように見えています。こんな斜面で平坦なところはないのでお昼ご飯をゆっくり食べるところじゃないですね。おにぎりころりんしたら下まで一気に落ちちゃいますよ。すれ違いも命がけですから、たくさんの人が押し掛けるところでは無いので第〇展望台と紹介されていないのですね。（くれぐれもこのブログを見たからと言って安易には行かないで下さいね。）次は第五展望台に寄って先ほどの場所を見てみましょう一番右端は鳩吹山です。第五展望台の近くから栗栖林道に向かって下山します。このルートは前回（２月４日）登って来たルートです。落ちそうで落ちないミャンマ―のゴールデンロックみたいな岩栗栖林道の出口というか入口というか梅の大木は満開びっしり花がさいています。駐車場に向かってブラブラ歩きながら戻ってきましたが今日は二つの好奇心を満たして満足、満足・・・自己責任だということで緊張して橋を渡って登りましたがなんだか騙されたようですが第二の目的は緊張して尾根の突端まで行けました。これこそ自己責任ですが、登山はすべて行って戻るまで自己責任ですね。自分のアンヨで登って、下りる人をあてにしないで自分で考える（調べる）簡単なルートでも侮らず緊張感を持って歩くＫＩＫＩの登山のモットーです。

  2016.03.12

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  スリランカ旅行　その５最後の観光・・・ゾウの孤児院

  スリランカ最後の観光となりました。ホテルの朝食後、途中で紅茶専門店やシルクのお店や宝石店に立ち寄ってお土産の買い物をしてピンナワラへ向かいます。スリランカの紅茶はセイロンティと言われ世界的に有名です。イギリスの植民地時代にイギリスはインドで紅茶を栽培しセイロンでコーヒーを栽培する計画を進めていたところスリランカのコーヒーが病気などで壊滅的な被害を受けそのプランテーションで実験的に進めた紅茶栽培が成功したことからスリランカの紅茶が発展したということです。スリランカ紅茶の代表的な産地は内陸部の高原地帯でヌアラエリア、キャンディ、ウバなどです。現地ガイドさんいわく、スリランカの紅茶はイギリスの植民地の名残でミルクティが主な飲み方だそうで、私もミルクティが一番好きです。オレンジペコという品種が中心で粉に近い茶葉でミルクティを作って飲むことが多いそうです。そういえばスリランカで飲んだコーヒーは美味しくなかったけれど紅茶は日本人の緑茶と同じでガブガブ飲むんでしょうね。ピンナワラには世界的にも珍しいゾウの孤児院があります。怪我や病気で親と離れた仔ゾウや密猟などで親を殺された仔ゾウ達を育てています。川で水浴びをしているゾウ達柵の外で見ている私たちを招き寄せて、ゾウと写真を撮らせてちゃっかりお金をとっている飼育員さんがいるかと思えば柵の外にいる人におやつをおねだりするゾウ水浴びを終えたゾウ達は並んで孤児院の建物に戻ります。観光客が見送る中を・・・すぐ目の前を通るのですごい迫力です。そして我らもレストランでランチタイム最後のスリランカ料理かんぱーい！！　　でも写真用にツアーの仲間から借りた物で飲んでません。次はまた先ほどのゾウの孤児院に戻り仔ゾウの哺乳瓶によるアットいう間の授乳風景を見て１００ルピーで一緒に写真を撮らせてもらえるのでチャレンジです。ゾウを触ったらゾウの体毛は針金のようにかたくて手のひらにブスッと刺さりそうなくらいです。安全のために飼育員のお兄さんがぴったり私の後ろに立っています。私が落としたものじゃありませんよ～～バスに戻る途中、園内の道端にゾウのウンコが落ちていました。（添乗員さんが、やれと言うのでその指示に従ったんですよ）バスに乗る直前、別のグループが水浴び場の川に向かっています。その後、バスはひたすらコロンボに向けて移動。夕ぐれ近くインド洋に面したコロンボの海岸海の向こうはインドへつながっています。ツアーの皆さんと写真を撮りあって最後の夜を楽しみました。最後の晩餐は中華料理チャーハンはタイ米みたいなみごとなパラパラぶりだんだん料理をセーブして食べなくなりました。この先は飛行機の中で再びブロイラー状態で食べて寝るだけですから。香港経由のキャセイ航空で帰ってきました。これでスリランカの旅行記は終了です。一番の目的のシギリアロックとシギリアレディを見たので十分満足の旅行でした。さて今から紅茶でもいただきましょうか～～

  2016.03.09

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  スリランカ旅行　その４・・・世界遺産ダンブッラとキャンディ

  スリランカ旅行を更新中の途中で山に登ったので、その時のブログを更新したため、スリランカのブログはひと休みしていました。観光３日目の今日は、世界遺産ダンブッラの石窟寺院を見学します。岩山の山頂直下にある石窟寺まで歩いて登りますが途中までバスで行くこともできるけれど、我ら全員歩く方を選択駐車場からすぐにメチャ目立った金色の大仏像まるでアミューズメント施設のような派手さで鎮座していますがここはお寺でなく資料館だそうです。（こんな世界遺産は無いでしょうね・・・）異様な派手さでテンションが上がりここで写真タイムです。この派手な建物というか仏像の左端から、後ろの山に入っていく坂道を登りますが結構な勾配です。２０分ほど歩きますが、汗がボタボタ滴り落ちます。右の大岩に猿たちがいっぱいいて、のんびり日向ぼっこのようですが実は私たちを狙っているんです。（カモが来た来たと・・・(^_-)-☆）石窟寺の入り口で靴を脱いで帽子もとって歩きます。午前中なので石畳はまだ熱くありません。門の建物をくぐったら大きな一枚岩の洞窟に建物の入り口があり深い岩の洞窟のお寺に、極彩色の天井や壁画や仏像があります。スリランカの仏像の足の裏は赤いのが特徴ですがそれは釈迦がインドからやって来た時暑いスリランカの地面で足の裏が真っ赤になったということからです。私の足の裏も赤いです。次の第二の寺院です。この仏像の足の裏も赤いです。仏像の写真を撮るのは自由で、フラッシュも制限されていませんが仏像にお尻を向けたポーズで、写真を撮ってはいけないそうです。天井に隙間なく極彩色の絵が描かれています。岩に塗った漆喰に彩色されているのです。岩の割れ目から染み出てくる水を受け取る壺が置かれています。その聖なる水は寺院の大切な行事に使われるそうで、ネットでしっかり囲われています。自然の洞窟ですが意外に広く小さな窓からの光だけですが、意外に明るい。ここにある仏像のほとんどがこの洞窟の岩で掘られているとか。同じような造りの５つの寺院の各部屋を見学して下山するために靴を預けた入口まで戻って全員が揃うのを待っていたら事件が起こりました。岩山の縁に腰を掛けて、のんびり毛づくろいしている一匹の猿を眺め観光客がアイドルのごとく取り囲んで写真を撮っていたのですがその猿が突然我らの現地ガイドさんに向かって飛びついたと思ったらズボンのポケットに入っている物を一瞬のうちに奪って行ったのです。本当にあっという間の出来事でした。その奪われたものというのは、私が朝現地ガイドさんに差し上げた日本から持ってきたお菓子だったのですがパッケージを開けてもいないし、ポケットの中に入っているので見えないし匂わないのにどうしてでしょうか・・・ガイドさんがくれぐれも猿に気をつけるようにと言っていたのにベテランのガイドさんが餌食になりましたね。（残念ながら一瞬のことで写真は有りません）この後、スパイスガーデンに立ち寄ってジャングルのような森の中にスパイスの木が植えられているのを説明を聞きながら見学してスパイスの買い物をしてそこのレストランでランチですが・・・カレーです。スパイスガーデンのスパイスたっぷりのカレーです。（もともとカレーはスパイスの集合体ですよね）飽きて来たけど、それなりに美味しくいただけます。順応性が高いのがとりえですね。次はスリランカ第２の都市　キャンディです。シンハラ人のキャンディ王国の最後の都があった所でスリランカのほぼ中央にあります。今まで見て来たスリランカのどこよりも人も車を多くて町だと感じました。スリランカで有名な御祭り「エサラ・ペラヘラ祭り」はこの右の仏歯寺で行われます。キャンディ一番の老舗のクイーンズホテルここはペラヘラ祭りが目の前でみられるということで一年前から予約で埋まっていて、なかなか宿泊できないということです。ペラヘラ祭りとは舎利容器にはいった仏歯（お釈迦さまの犬歯）を電飾装飾されたゾウが背中に載せて、日没後から３時間行進するお祭りです。「ペラヘラ」とはシンハラ語で「行列・行進」という意味で爆竹や太鼓の音楽に合わせて、キャンディアンダンサーが踊りながら電飾で飾られたゾウと行進するのです。そのペラヘラの御祭り期間は車の通行が制限されるので町中大変な状態らしいのです。キャンディの町は何でもない今日ですら人も車も渋滞していましたのにその時はどうなるんでしょうね～～仏歯寺の入り口です。インドのカリンガ王の娘がスリランカのシンハラ王家に嫁入りするときに花嫁の結った髪の中に、亡くなられたお釈迦様の犬歯をしのばせてお守りとして持たせた物がこの寺の仏歯です。シンハラ王朝は各地に遷都しながらもこの仏歯を大切に守り通し最後の都のキャンディに遷都した１１年後にこの寺に納めたと言われます。その仏歯を年に一度外に出してゾウの背中に載せて街を練り歩くのがエサラ・ペラヘラ祭りだそうです。今日はスリランカらしいいい天気です。この寺も同じように靴を脱いで、帽子もとってお参りします。敬虔な仏教徒のスリランカの人々はお供えする花をここで買って仏歯が入っている舎利容器が収められている小部屋の前にお供えしています。あの扉の向こうに舎利容器がおさめられているそうです。ここには世界中から送られてきた仏像やペラヘラ祭りに参加したゾウ達の死んだ後の牙がお供えされています。日本から送られた仏像（左奥の木）もあります。日本から送られた鐘もあります。仏歯寺のこの白い壁がぺらへら祭りの時は電飾で飾られキラキラになるのです。kikiの後ろの男性のスカートみたいなのはスリランカの男性の民族衣装だそうで女性はインドと同じサリーです。キャンディの町では時々サリースタイルでした。日本の和服よりたくさん直用されています。キャンディ湖の夕方です。いまから　キャンディアンダンスを見に行くのです。殺風景な講堂みたいな劇場にたくさんの人がぎっしり入って太鼓の音と共にダンスが始まります。ターバンがインドっぽいですね。右の人は大蛇の神だそうです。すべてのダンスが終わり舞台までお客を上げて火を食べたり、火渡りの儀式です。日本でも火渡りの儀式を行うところがありますね。真赤に燃やした炭の上を何度か歩いて見せて終了やっぱりスリランカの人は足の裏の皮が厚いのですね。という感想をもったＫＩＫＩです。その後は今日のホテルにチェックインして夕食を食べにホテル内のレストランへ大きな吹き抜けの上から写しました私たちの席は左上です。レストランの前のロビーですお料理は毎度おなじみになったカレーを中心にあまり変わり映えしないので載せません。明日はスリランカの最後の観光でピンナワラへ向かいます。ゾウの孤児院で世界的にも有名なところです。ではまた明日。

  2016.03.06

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  大岩不動から金毘羅山へ・・・関南アルプス

  スリランカ旅行のブログをひとまず休んで２８日（日）に登った大岩不動尊から明王山、金毘羅山へ登ったブログを更新することにしました。関南アルプスは色々なルートで登っていましたが大岩不動からは登っていなかったのです。参拝後、歩き出します。不動尊の右側から山に入って行きます。右の林道の方へ登ると大岩見晴らし台へ行けるのですが今回は左の迫間山に近い方へ行くルートを選びます。北側から登るので少し暗くて杉とアオキの混成した森を登ります。最後は急登になりますが１５分位で分岐に到着迫間山と大岩見晴台の途中にある「峠の辻」です。いつもこの下を通っていましたからここに出てくるのね～～と懐かしい感じです。気持ちの良い稜線歩きです。右向うにこれから向かう明王山のアンテナが見えています。ガレの下りを下って目の前に見えて来たのが迫間山迫間山の山頂手前たくさんの人がお昼ご飯を食べていますがこの写真だけ撮ったら先に進みます。稜線上に天狗様を祀っていますその先の稜線上に八方不動明王です。ここから先は舗装道路を歩くことになるので少し憂鬱です。猿啄城（さるばみじょう）への道を左に見てその先にある階段を登れば明王山（３８４．３ｍ）です。登ったらやっぱりいっぱいの人・人・人です。歩いてきた稜線が見えているのでこの写真一枚だけ撮って先に進みます。隣の金毘羅山まで稜線を歩きます。今日は暖かく風も無いのでどこでもランチができますが金毘羅山まで行きましょうか岩場の向うに金毘羅山が見えています。少し登ったら金毘羅山山頂（３８３ｍ）が奥に見えています。隣の明王山にはありませんがここには二等三角点があります。明王山を見ながらベンチに座ってランチタイム今日はおにぎりとウインナー炒めとつぶした目玉焼きとラーメンです。寒いと思ってラーメンを持ってきたけど、暖かいので要らなかったかな。少しズームで明王山を写したらたくさんの人が居るでしょうあの狭い山頂でぎっしりですがこの金毘羅山は貸し切りで～す。だからついついここでランチになっちゃうんです。ランチの後は同じ道を通ってガレ場の急登を登って「峠の辻」まで戻ります。今度は大岩不動から大岩見晴台へ直接向かう道を行こうかと話しながら下りて来ましたが色々なルートで楽しめるので人気があるはずですね。うぬまの森から金毘羅山へ登った２０１０年のブログは　　　　　　　　　　　　　　　　ここをクリック

  2016.03.03

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  スリランカ旅行　その３・・・シギリアロックに登ろう

  観光二日目はいよいよシギリアロック登山です。日頃登山を趣味としているＫＩＫＩにとって今回のスリランカ旅行のメインイベントは今日のシギリアロック登山です。シギリアロックはウィキペディアによるとマグマの岩頸ということなのでここに火山か火口があったのかしら・・・高さ１９５ｍの周りはほぼ垂直に切り立った崖の上に王宮跡があるのです。南米のマチュピチュに惹かれて行って見たのでこの岩の上の王宮跡は同じようにそそられます。シンハラ王朝のカッサパ１世はクーデターを起こし父親の王を殺して王位についたのです。当時のカースト制では、カッサパ王の母親より、弟の母親は王族で地位が高くカッサパ王は弟の方が自分の地位より上なので、クーデターで王位を取ったようです。南インドに逃げた弟の報復を恐れたカッサパ王はシギリアロックの上に王宮を作ってそこで王妃と女官たちに囲まれて父親を殺した後悔と弟におびえて暮らしたそうです。ホテルのベランダから中庭を見て昨夜雨が降ったのでまだ天気が回復していないのか曇っています。朝からカレー味のものはちょっと飽きて来て定番のオムレツや果物で軽く朝食食堂横の木にリスもやってきて、人慣れしてパンを食べます。ジャングルに囲まれたシギリアロックの王宮跡入口は周りの堀に架けられた跳ね橋敵が攻めて来たら橋を上げて、周りの堀にはワニを生息させていたそうです。（ものすごい警戒態勢ですね）天気がいまいちなので残念な写真です。昨日みたいに雨が降らないことを祈りながら中庭を岩に向かって直進します。だんだん近づいてきました。岩の割れ目の通路から登り始めます。上まで１２００段あるそうです。シギリアロックの足元は石積みの階段です直下にやってきて見上げたら、たくさんの人が列をなして登っています。１９８２年に世界遺産に登録されて、このような鉄の橋や階段がつけられているけど昔はどこからどうやって登ったのか・・・登って見たけど結局わかりません。らせん階段を登ったらシギリアレディの壁画が描かれている岩のくぼみに行けるのですが昔はそこまでらせん階段が無いのにどうやって登って行ったのか・・・らせん階段を登る手前で渋滞中左の壁は「ミラーウォール」といわれ、漆喰で塗られてツルツルしています。今は消えて見えませんが右の岩壁に壁画が書かれていて左のツルツルのミラーウォールに写ったそうです。この後、岩のくぼみのシギリアレディとご対面でしたが残念ながら写真は禁止で写せませんでした。５００体くらいの女性の絵があったそうですが今は１８体のみです。思たほど深くなく、洞窟というより「浅いくぼみ」なので漆喰の上に描かれたフレスコ画は風雨の影響を受けて消えたのでしょうそして写真のフラッシュでも色が褪せて来るので禁止になったようです。去年より以前なら写真はＯＫでした。世界遺産などは、保護などでだんだん禁止が増えて来ますね。ライオンテラスという広場に到着ここでひと休みします。ライオンの前足だけ残っていますが、始めはライオンの頭部もあったそうです。あとひと頑張りで岩の上です。途中で下のライオンテラスを見下ろしたらこんな景色です。岩の上は風が強ったけれど１２００段、頑張って登ったよ～～登山のストックを一本持ってきました。ものすごい汗で服はビチョビチョです。宮殿跡です下を見たら歩いてきたまっすぐの道が見えます。ほぼ左右対称です。水浴びの池今は雨の水たまりですが、昔は下から水をここまであげる設備もあったそうで昔の人は偉かった～～今でもレンガでコツコツ修復しているようです。ここで狂気のカッサパ王は王妃と女官と側室たちといつ弟が攻めてくるかびくびくしながら暮らしたのですね。岩から下りて途中からルートを変えて「コブラ岩」を見てバスに乗ったら突然スコールです。現地ガイドさん曰く、シギリアロック登山中のスコールは大変だそうです。岩の上から雨と岩に伝わったしずくがボタボタ落ちてくるし階段は滝のようになるそうです。ランチのレストランに着いたら雨はほとんどやんでまたまたカレー味のランチです、おいしいですが少々食傷気味。朝食以外毎日昼食と夕食がカレーなので、う～ん正直に言って飽きて来た。でも誰も文句を言わずに食べています。（カレー嫌いの人は耐えられませんね）ランチの後は、世界遺産ポロンナルワ遺跡です。アヌラーダプラの次の王朝で１０世紀末のシンハラ王朝の都として栄えたところです。遺跡と猿クォードラングル城壁に囲まれた中に１１もの建築物があり今も修復中のものや、地面を掘れば遺跡が出てくるそうです。ランカ・ティラカ１７ｍの立像は頭部がありません足元ではコツコツと修復作業をしています。ここも素足で帽子は取ります。雨が降った後なのでまだ地面は熱くないけど、真夏は足の裏がやけどしそうに熱くなるそうです。ガル・ヴィハーラ二体の座像と一体の立像と涅槃像が大屋根で保護されています。この像はすべて一枚岩から掘られたものです。ホテルに帰る途中で道路沿いの草むらに野生のゾウを発見バスの運転手さんも写真を撮るほど珍しいのだそうです。野性のゾウはたくさんいるけれど、国立公園外のこんな道路端に出てくることは少ないそうです。道路を横断してゆきました。ゾウを見た興奮冷めやらず、ホテルに帰ってシャワー後、夕食です。で、また同じような画像ですね毎度変わり映えしない夕食ですね果物でなんとかお腹を満たします。念願のシギリアロック登山もはたしました。写真は無いけど、ボインのシギリアレディも見ました。一番の目的を果たしたので満足な夜です。明日は「世界遺産ダンブッラ」石窟寺院の観光です。

  2016.03.01

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  スリランカ旅行　その２・・・観光の初日　世界遺産アヌラーダプラ

  夜中にホテルについて、大急ぎでシャワーを浴びてできるだけ睡眠を摂ろうと大急ぎで寝たのが２時半過ぎ、何とか３時間半ほど寝られたようで目覚ましで気持ちよく起きられました。２月１７日　観光初日です。ホテルの普通の朝食です。コテージ風のホテルプルメリアがいっぱい咲いています。部屋のベランダからもプルメリアが見られます。青空で今日はいい観光日和・・・と思っていたのですが。バスの中から、南国の景色と空スリランカの北中部の古都アヌラーダプラーへ向かいます。そこまで１８０Ｋｍ　約５時間かかります。途中で南国的なレストランでトイレ休憩ジンジャービールを飲んでみました。ビールといっても濃厚な生姜ジュースです。生姜味の好きな私にはＯＫですが一本は多かった～～またその後もずーっとバスに揺られ続けてやっとランチのレストランへ到着する直前にスコールです。今は乾期のはずですが、乾期と言っても全く雨が降らないわけでなく突然ザーッと雨が降るということがあるそうですが今日のこの雨はその後、観光中ずーっと降っていました。晴女のＫＩＫＩですがスリランカではそのジンクスは効きませんね。観光する前にランチを済ませます。パンプキンのスープ、ほのかにカレー風味が・・・でもおいしかった。この後ずーっとカレーに付きまとわれるのです。パンプキンのカレー、一人分じゃなく６人分ですここのかぼちゃは甘くないのです。菜っ葉のカレー豚肉だったか魚だったか・・・のカレーいんげんのカレー空芯菜のにんにく炒め・・・これは一番口に合いました。チンゲン菜のような菜っ葉のカレー、これは辛かった一種類を除いてご飯の周りに取り分けたら、こんな感じです。カレーは観光客向けにスリランカの本当のカレーより辛くなく、食べやすくしています。しかしご飯だけはパラパラでどうも私は好きではありません。取り分けたカレーとご飯をまぜまぜして頂くのですがスリランカの人は右手で上手に食べるそうですが、観光客にはスプーンかフォークがちゃんとついています。（ここまでなんだか食べ物のブログのようですね。）デザートとコーヒーを頂いてさあいよいよ観光です。雨の　世界遺産　アヌラーダプラーのイスルムニア精舎インドから来た７人の僧侶のために立てられたお寺靴を脱いで素足で参拝と見学スリランカは敬虔な仏教の国で、お寺の敷地内は靴と帽子や被り物を脱いで素足で歩かなければなりません。雨でビトビトの庭やコンクリートや石段を素足で歩く事なんて子供の頃でも無かったような気がします。他の仏教の国のカンボジアやベトナムでもしなかった、すごい経験です。僧侶の水浴びの池、岩に象の彫り物満水の時は象の水浴びみたいに見えるそうです。自然の岩をくりぬいて作られた、イスルムニア精舎の中にはいって見ましょう。真赤な足の裏のお釈迦さま天井絵の綺麗なこと！！ものすごく細かく彩色されています。その大岩は登れるのでぐるりと回って自然の岩のトンネルをくぐって裏から階段を登ると岩の上には寝仏と仏陀の足跡の彫刻岩の上から隣の人造湖を眺めますが、何しろ結構な雨なのであまり見えません。次はスリ・マハ菩提樹へ行きましょう。お釈迦様が木の下で悟りを開いたという、インドの菩提樹の木の分け木で樹齢２０００年といわれています。アショーカ王の妹がその枝を分け木したのを持って来て植えたそうですがこのあたりは菩提樹だらけです。本当の菩提樹がわからないようにするためだそうですが今は塀の真ん中の一番大切にされている大きな木だとわかります。金色の支え木で支えられています。青空でないのが残念仏教というよりヒンズー経っぽい彫刻です７匹のコブラが首を持ち上げて広げてるのは雨がかからないようにしているのだそうです。カンボジアでもこのような彫刻がたくさんありました。次はルワンウェリ・セヤ大塔です。参道を素足で歩きますが、晴れていれば石畳は熱いそうです。スリランカの人は足の裏が厚くなって平気ですが日本人の足の裏は軟弱です。土台のぐるりには象の彫刻があり、これを作った時に象の力に頼ったからとか。スリランカは象を愛しています。お猿さんがいっぱい、赤ちゃんを抱っこしたママ猿もいます。猿と犬がたくさんいます。（犬猿の仲ではないようです）本日の観光は終了してホテルにチェックインここもコテージ風ですシンプルだけど広々しています。夕食はホテル内のレストランでまたまたカレーのバイキングです。明日はいよいよ一番目的のシギリアロックに登りますよ～～

  2016.02.27

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  スリランカ旅行・・・急遽行くことになって

  友人との会話から、急遽行くことになったスリランカ旅行記です。登山のＯＦＦ期だからできることですが行けるうちが花ということと、オーストラリアのエアーズロックに登ったのと同じように、スリランカにはシギリアロックという大きな岩があるのでその岩に登りたいという単純な動機からです。インド洋に浮かぶスリランカはかって「セイロン」と言われていました。インドの先端にくっついた大豆のような形のセイロン島がスリランカです。以前はコロンボが首都でしたが、その近くのスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテに首都機能を移転して世界一長い名前の首都になったのですって。（ちなみに私が習った時はコロンボでした）この小さな島になんと世界遺産が8つもあるということですが今回はそのうち6つを巡ります。２月１６日　中部国際空港セントレアからキャセイ航空で香港へ。香港からトランジットでコロンボへ向かいます。一時間半後にランチタイムキャセイ航空のガーリックトーストは美味しいので私は他のパンよりこればかり選んでしまいます。メイン料理はリブアイステーキ、柔かかったけどすごいボリュームこの後３種のチーズの盛り合わせが来たけれどパスしてフルーツを頂いて「イリ―」のコーヒーとハーゲンダッツのアイスクリームこのアイスクリームは日本のより量が多くてダメ押しでお腹に入れて映画を見て３時間半のフライトです。香港空港は曇っていました。広い空港の中で約６時間のトランジット時間をつぶさなくてはいけません。そしてコロンボへ向けて次のフライトもキャセイ航空です。搭乗後一時間半後に夕食（食べてばかり・・・）前菜のスモークサーモンは口の中でとろけるようです。メインディッシュは・・・忘れました(-_-;)でも酢豚っぽくっておいしかったことだけ覚えています。フルーツの盛り合わせもしっかり頂いてコーヒーとケーキのデザートでお腹いっぱいこの後コロンボまで約６時間のフライトですので寝ます。（食っちゃ寝、食っちゃ寝でまるでブロイラーのようですね）出されたものはしっかり食べたら、そりゃー太るわけです。夜の１１時過ぎ、コロンボ空港到着お出迎えの人がいっぱい居ます。日本との時差は３時間半です。（日本ではすでに夜中の２時半です）バスに乗ってネゴンボのホテルに向かいます。ホテルの部屋は、結構広くてシンプルだけどきれいです。夜中の１２時半を過ぎているので、お風呂に入って大急ぎで寝る支度・・・明日の朝は８時集合でそれまでに朝食とスーツケースを外に出さなくてはいけません。のんびりしていたのは空港と飛行機の中だけであとはバタバタ・・・あわただしく初日が過ぎて行きました。明日は、世界遺産アヌラーダプラへ続きはまた明日。

  2016.02.27

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  小牧アルプス・・・冬の散歩の定番

  昨年の冬、小牧アルプスというしゃれた名前のプチ縦走を見つけてからどうやら冬の散歩の定番になりつつある小牧アルプスを歩いてきました。１１日（木・祝）以来で二週間ほど間隔が空いていましたがその間、実はスリランカに行っていました。またその時のブログは後ほどアップするとして旅行から帰ってきて一日置いてすぐに小牧アルプスのプチ縦走です。２３日（火）今回の登山口は「児（ちご）の森」の駐車場からです。当初は児（ちご）神社の駐車場からスタートのつもりでしたが前回来たときには工事中だった道路がどうやら終わって終点の児の森まで行けそうだったので、試しに行って見ました。平日なので誰も居ないと思ったらすぐに車がやって来るし歩き出してもたくさんの人にであいます。一番奥の森に入って行きます白山社から西は「ふれあいの森」の領域で温水プールから何度か登りました。白山社への参道です。１０分ほど登ったら白山社の境内へ到着このあたりで一番高くて展望が良いのです。天気予報より天気が良くて風も無く登山日和です。参拝後、展望を楽しみましょう右奥に名古屋の駅前のビル群が見えています。ズームしてみたらこんな感じ次は三等三角点へ向かいます。いったん大下りして、階段を登れば後ろに先ほどの白山社のピークが見えています三角点のある方が低いのですね通路上に三等三角点があり、テーブルと椅子もあって休憩ポイント。写真を撮ったらまた再び、先ほどの白山社に登り返さなくてはなりません。白山社を通過して先ほどの駐車場まで下り今度は「児（ちご）の森」の領域になる西山や本堂ヶ峰方面へ向かいます。ＫＩＫＩが指差しているのが西山（２７７ｍ）でしょう。今回は本堂ヶ峰から天川山経由で一番東端のアンテナ山まで行きます。目の前の看板のある分岐を真ん中のドングリの小道を通ってむささび峠へ向かいます。この広場はわくわく小屋がありなんだかステキな広場です。５差路のむささび峠リスの小道を通って青空小屋へ向かいます。青空小屋の前はビューポイントです。いつもここはお弁当を食べる人でにぎわっていますが今日は小屋に一人いるだけです。写真を撮って本堂ヶ峰へ向かいます。通路上に本堂ヶ峰の表示が・・・２７７ｍかと思ったら２７６ｍと・・・そこからグングン下って「児の森」の領域からいったん出ることになります。県有林のワイヤーの柵から出ると道は思い切り荒れて、手入れされず自然のままです。天川山へは結構な登りで、ここだけは「登山している」感じです。天川山（２８２ｍ）の表示が三つみんな標高がバラバラなのがおかしい～～いつもそう思います。北側へ行って見ましょう。この山の北側は土砂の採掘場になっており平日なのでダンプの音がバタンバタンしています。少し左（西）を見たら入鹿池と尾張富士と尾張本宮山が背比べしています。これから向かう安手奈山（アンテナ山）のアンテナが見えています。このアンテナはこの縦走を知ってから、中央道を通っていると春日井ＩＣを過ぎて前方に見ることができるのでいつもそこを通ったら「安手奈山だ～～」と叫んでいます。山を登らない方もこのアンテナを見たら、安手奈山と思い出してくださいね。天川山を下って「児神社」へ下るルートの分岐を右に見て東天川山を通過して東山も通過して鉄塔管理道路を斜めに横断したらまた山へ入り何の木かわかりませんが目印の大木です。この木が現れたら安手奈山の山頂は近いのです。最後の難関どなたかが置いてくれたボロボロの木と細長い木石柱に右足をかけ、左足はボロボロの木に架けてどなたかがつけてくれたロープをもって「よいしょ！！」登りきったらフェンスに囲まれたＮＴＴドコモのアンテナです。山頂はアンテナの裏側の高いところにあり三等三角点が埋まっているだけで展望も無いので写真を撮ったらアンテナまで下りランチタイム。久し振りに「スキ焼」で～すうれしそうです！！うどんも入れて山の上のすきやきは最高です。誰も来ない安手奈山ではゆっくりランチを楽しんで同じ道を登り返したり下ったりして戻りました。危険なところも無く歩きやすく、色々なルートで歩けるのでここも冬の散歩にはぴったりなところですね。 

  2016.02.25

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  宮路山から五井山へ・・・思いがけない出会いに大興奮！！

  １１日（木・祝）は豊川市音羽町と御津町の町境の縦走路上にある宮路山から五井山へプチ縦走を楽しんできました。が、思いがけずすごい出会いがあって大感激！！大興奮がいまだに続いています。東名高速音羽蒲郡で下りて国道一号線を南下《２００８年に撮影した大橋屋・・・現在は旅館業は廃業》旧東海道を横切って有名な旅籠「大橋屋」を左に見て宮路山へ。登山口の第一駐車場はすでにいっぱいでしたが何とか停められました。用意をしていてもまだドンドンやってきます、人気の山ですね。まず自生のどうだんツツジで有名な宮路山へ向かいます。《帰路に写した登山口です》登山口は山頂より北東にあるので暗くてきれいに写せませんでした。階段を登ったらすぐに「切通し」の看板がありここは旧東海道の切通しだったそうです。樹林の中を歩いていくと明るい開けたところにあずまやがありその向うの斜面はどうだんが自生していて秋には斜面が赤く染まるそうです。今回４回目なのに一度も秋には来ていないので見たことはありません。どうだん展望コースを登って行くと北側のずーっと奥に御嶽山の山頂部だけ見えています。（たぶん御嶽山だと思いますが）宮路山山頂（３６１ｍ）は広場になっていて、目の前に三河湾が広がって手軽に登れてこの展望はすごい！！今日は天気が良く、風も無く暖かいのでたくさんの登山者が登っています。一番高いところに石碑があってどうしてかここで写したくなります。１時間で五井山へ縦走できるので縦走します。ほとんど起伏が無く歩きやすい縦走路です。広葉樹や植林の中であまり日当たりは有りませんこの木は何の木かな？大きく枝を張り出しています前方にガードレールが見えて来ました。ということは道路を横断するということ。五井山山頂手前はアオキの原生林です赤い実をつけたアオキのトンネルを歩きます。アオキのトンネルを潜り抜けたら突然パーッと広場に出てそこは五井山の山頂広場です。ちょうどお昼なので、ここでもたくさんの人が食事をしています。三河湾がもっと広く展望できます。五井山山頂（４５４．２ｍ）三等三角点の向うには以前は電波塔がありその基礎にコンクリート製の建物が有ったのですが撤去されて広場だけが柵で囲われたままです。２００８年２月に登った時の写真ですＫＩＫＩが指差しているのが三角点でフェンスの向こうに建物が有りますね。左の方は豊橋港と豊橋の市内です真正面の三河湾を見ながらランチタイム蒲郡市内と橋でつながった竹島もわかります。昼ご飯の用意をしていたら、女性に「岐阜の方ですか？」と尋ねられました。いいえ「名古屋です」と答えたら、そうですかと逃げるように行ってしまわれたのですが・・・その後、気になって気になって・・・食事をしながらその方の方を何度も振り返って見たら目が合ったので「岐阜でお会いしましたか？」とお尋ねしたら何とブログ友のパンプキンさんだったのですもうびっくりこんなところでお会いできるとは～～前々からお会いしたかったのですお声を掛けて頂かなかったら、後でＵＰされたブログを見て同じ日に登っていたんだね～～とがっかりするところでした。パンプキンさん！勇気を出して声を掛けてくださってありがとうございます。それからいろいろお話をして、ほとんどの人が下りてしまうまで話をして夢中の時間が過ぎました。その後も、興奮状態で宮路山に戻る時はずっとその話ばかり。何という奇遇でしょうか風邪で咳をしながら、鼻をかみながら、やっとこ歩いてきたけれど日にちと場所を変更せずに予定通り登ってよかった～～思っていた通りおしゃれで若い女性でした。これからも色々な出会いがあるでしょうがブログでコメントのやり取りをしている方との出会いは格別ですね。 

  2016.02.12

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  桃太郎神社から桶ヶ洞ルートで西山へ

  ４日（木）は犬山市の桃太郎神社から桶ヶ洞（といがほら）ルートで西山（３４０ｍ）へ。鳩吹山の尾根続きの「西山」周辺はたくさんのルートがあって体力と時間に合わせて、バリエーションのある登り方ができるので人気の山です。調べてみたら桶（とい）ヶ洞ルートだけ登っていないので今回はここから登ろうということで木曽川河川敷の駐車場から歩き出しますが曇っている上に、川からの風が強くて寒くて震えながらのスタートです。テーマパークみたいな桃太郎神社その正面の県道を左へ進み栗栖神社との中間を栗栖林道を探しながら山の方へ向かいます。栗栖林道（くりす林道）少し舗装されていますがすぐに未舗装になり桶ヶ沢（といがさわ）を右に見ながら緩やかに登ると林道終点が桶ヶ洞ルートの登山口です。始めは右の沢を渡り周回してここに下りてくるつもりでしたがこの看板に「橋渡るな危険」と書いているので坂を上ることにします。危険と書かれている橋は、沢にかかっている小さな橋です。（ＴＳＡＮＹＯさんがコメントでどんな橋？と書かれていたので編集して載せてみました）青いラインが今日のルートで赤い印が現在地です。そのまま青いラインで登ります。沢を二回渡りミャンマーのゴールデンロックみたいに落ちそうで落ちない岩に見とれ川平ルートとの分岐を右へ、少しだけ植林を越えたら第五展望台との分岐まず先に西山へ向かい、ここに戻って第五展望台でランチです。天気は次第に良くなって、太陽が出て素晴らしい登山日和になってきました。ここから鳩吹山の表示が現れ、この分岐を右へ北ルートを歩きます。左に西山休憩舎のピークが見えています。真正面がこれから向かう西山（３４０ｍ）です。平日ですがこのあたりからたくさんの人と出会います。西山山頂（別名　両見山）３４０ｍ今回で６回目です。昨年も栗栖神社から天神山経由で登りました。展望はほとんど有りませんし、四等三角点があるのみですが鳩吹山より静かな、山らしい山なので好きです。写真だけ撮って次は「一休さん」へ向かいます。なんだか今日は桃太郎や一休さんなど童話みたいです。先ほどの分岐へ戻って「鳩吹山へ」の方（左）へ向かいます。しばらく歩いたら短いけど激下りが待っていて、下りてから上を写しましたが逆光だしあまり落差感が伝わりませんね。「北回りルート６０」の表示から少し行ったところの岩場がビューポイントです。左向うに猿啄城（さるばみじょう）から明王山の山並みの縦走路がわかります。ズームして猿啄城登山口の駐車場から、右の赤白の鉄塔へ向かうルートと左の猿啄城跡へ直接向かうルートの両方から一番奥の明王山（鉄塔がある山）へ、ちょうど半円を描いて登る尾根が良くわかります。少し歩いたら「一休さん」です。なぜここが「一休さん」と呼ばれているかわかりません。知っている人が居たら教えてほしいものです。展望抜群の岩場で、ここでもたくさんの人に出会いましたがこの先に、鳩吹山の素晴らしい展望地があるのでそこまで行ってみましょう。鳩吹山の全容が真正面にきれいに見えるビューポイントの岩場です。私の立っている左に、以前は阿弥陀如来像が乗せられていましたが今は取り除かれています。どうやらこの山の地権者じゃないものが勝手にくっつけていたのを地権者が取り除いたらしいのです。２００９年４月５日に登った時の写真です。阿弥陀如来像がありますね。お昼もだいぶん過ぎたので大急ぎで分岐まで戻り第五展望台へ向かいます。岩場は風があるので下の段のベンチでランチ。可児市側では火は使えませんので犬山市側まで戻らないと火を使うランチはできないのです。今日はフリーズドライの大豆ひじきご飯とウインナー炒めとスクランブルエッグとフリーズドライのにゅうめんです。ランチタイム後、岩場で展望を楽しみましたが今日は御嶽山は見えませんが、何とか雪の中央アルプスが見えました。目の前の川は木曽川で川の右が可児市、左が美濃加茂市でしょう。可児市のずーっと奥のいい形の山が笠置山です。この後、同じ道でくだりましたが桶ヶ洞（といがさわ）ルートは名前からして狭くて薄暗い谷のルートかと思っていましたが、確かに沢の谷を詰めるけれど思ったほど薄暗くなくて歩きやすくて楽な道でここも冬の散歩にはぴったりの山でした。

  2016.02.08

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  百々ヶ峰（どどがみね）

  ２８日（木）は７回目の岐阜県の百々ヶ峰（どどがみね）へ。去年のブログでブログ友のＴＳＡＮＹＯさんが読めない山名とおっしゃっていましたので、フリガナを付けました。初めて登ったのが１９９９年３月で、三田洞弘法からその時は電波塔や反射板を作るためなのか、山頂近くまで工事道路が作られ、山頂の下まで山の木が伐採されて無残な姿でした。山頂は今のような展望台は無く、三角点と伐採を逃れた雑木がショボショボと生えているだけの悲しい姿だったと記憶しています。それから６年後の２００５年３月に松尾池から萩の滝経由で登りました。今の展望台が作られ、山頂の周りの木もだいぶん大きくなってじょじょに元の山の姿に戻りつつあるのを見てホッとしたものです。今回の登山口の松尾池に向かうため長良川岸から見た百々ヶ峰です。奥の山の右端に山頂の電波塔が見えています。今週月曜に降った雪は、南斜面では全く残っていません。登山口の笹のモシャモシャしたしたところのかすかな踏み跡を登りやせ尾根に取り付いたらところどころ岩が露出した尾根を登って行きます。尾根の右は切り立って、下は岩の間から見える松尾池と岩舟荘です。去年までブルーシートが架けられた合掌造りの料理屋「岩舟荘」はボロボロになったブルーシートの代わりにシルバーシートになっています。再建のメドがついたのでしょうか・・・さらに登ると岩の間の大きな穴鉱石の採掘坑口だそうで落ちたら大変気を付けて通過しましょう雑木の尾根を少し緩やかになれば展望の良い休憩地に到着山頂が見えます。山頂直下は岩場コースで登っている人が居るはずですが今日は平日のためか登山者の姿が確認できません。山頂をズームで・・・展望台の上に登っている人はいません。山頂稜線に合流する手前で、左手に西峰の先端にある反射板が見え山頂稜線に合流したら稜線を右へ。この稜線も１９９９年の写真を見たら木がほとんど無く背の低い木がショボショボ生えているだけでした。先日降った雪が消えずに少し残っている稜線を山頂に向かって歩くと百々ヶ峰山頂（４１８ｍ）広場です。三等三角点とベンチと展望台今日は風が無くてどこでもランチができますが日当たりのいい南面の展望台の下で食べます。天気が良いのに展望は良くありません。ほぼ真正面に岐阜城が見えますがピントが合っていませんね。去年はガスカートリッジのガス切れでラーメンが作れなくておにぎりだけ食べて慌てて下山したことが昨日のことのように思い出されます。ランチの後、去年と同じで白山展望地経由で下山しますが北側にはまだしっかり雪がありますトイレの周りも日陰は雪が残っています。今日は管理道路をテクテク、グニャグニャ下りてみます。山頂が向うに見えています。ベンチでお茶を飲んで松尾池へ下ります小さな萩の滝でもなんだか風情があります。岐阜の町に近い低山なのに幽谷な風情です。二つ目の滝滝の横を下って今まで気が付かなかったけれど岩舟渓谷・萩の滝と書いてあります。そうかぁここは岩舟渓谷だったのね～～今まで何度も通っているのに名前は知らなかったわオシドリの飛来で有名な松尾池と岩舟荘望遠レンズを持ったカメラマンにオシドリがいますかと尋ねたら二羽いるとのことですが私は見つけられません。今年は少ないのですね参考までに２００５年３月の岩舟荘です。まだ合掌造りがしっかりしていますが屋根がやせていますね。このころはまだ営業していたようで窓が開いています。今回で７回目の百々ケ峰でしたが、地元の人に愛されていろんなところから登られています。山頂に反射板などの管理道路が作られ木が切られて山というより公園みたいなところが１７年の歳月でほぼ元の山に戻ってきつつあります。山は確かに生きていると感じました。これから数か月でショウジョウバカマなどの花やツツジが咲いてもっと生き生きとした季節が来ます。同じ山を登っているとこういう季節の変化も山の変化をも感じることもあるのだとつくづく思わせてくれた冬の散歩でした。 

  2016.01.29

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  迫間不動から大岩見晴台へ

  １７日（日）岐阜県関市の迫間不動から、関市と各務原市の間に連なる低山の関南アルプスを歩いて大岩見晴台まで冬の散歩です。　迫間不動の下の駐車場に車を停め迫間不動を参拝して階段が続く道を稜線へ登ります。参拝客に交じってザックを背負った人もたくさんいて我らもまず参拝をしてから登ります。（正月からの山登りは、毎回参拝しながら登っています）岩の割れ目の洞窟に祀られています真っ暗な洞窟の階段を登り、今年も登山の安全を祈り階段を登って行きます途中で下を見たらこんな感じ稜線までずっと階段が続きます。谷の駐車場が寒かったのに、この階段登りで汗をかきました。登りきって稜線を西に歩いたら、迫間城跡（迫間山）の広場です。向うに見える鉄塔の左下が明王山で、今日もたくさんの人影が見えます。《御嶽山》今日は夜から雨の予報で、曇っているので展望はあまり良くないけれど何とか御嶽山とその右に中央アルプス、さらに右には恵那山が見えています。今年はやはり暖冬のせいで雪が少ないですね。写真だけ撮って前進します。目の前の松の木の間から、これからの稜線が見えています。ズームしてみたら右奥が大岩見晴し台稜線を緩やかに登ったり下りたり遠くにうっすら名古屋のビル群が・・・ほとんど雑木の気持ちの良い稜線です。大岩見晴台南は各務原市とその南の大展望北側は関市が広がり、御嶽山とその左に乗鞍岳が顔を出しました。高賀三山は暖冬で雪がありません。その左の奥の雪の山は？？？岐阜城金華山の向うに伊吹山がまるで浮かんでるようです。ありがたいことに雨の前で風が無いのでゆっくりランチができます。たくさんの人が登ってきて下りて行きます。登山二年目の若者たち二人連れと山談義に花が咲いて思った以上にゆっくりランチして各務原市の各務野自然遺産の森へ下山します。この道は初めて通る道です、こんな展望台がありました。この階段はおなじみの階段で自然遺産の森の入り口です。古民家を移築した自然体験塾やトイレ、管理棟がおしゃれ！！ここから迫間不動まで歩くと車に戻れるのです。冬の散歩には楽しい周回です。この関南アルプス（各務原アルプス）は色々なところから歩けるので時間と体力と相談して登山口を変えてみたり、変化のある散歩ができるのです。だから最近の冬のお決まりのコースになりました。

  2016.01.19

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  三河本宮山

  連休最後の日、１１日（月）は三河本宮山へ行ってきました。この山は今回で４回目で、初めて登ったのが１９９６年二回目は２００２年、３回目（前回）は２０１０年ですべて１月にくらがり渓谷からで、前回だけ表参道から登りました。音羽蒲郡ICで東名高速を下りて国道１号線を南下県道３３２号線を北東して萩坂峠を越えてくらがり渓谷へ駐車場には数台の車が停まっていますたぶん本宮山へ登っているのでしょう。今年は暖冬ということですが、登山道は本宮山の北側からなので寒くて寒くて、ジャケットをたっぷり着込んで出発。６年ぶりの登山口あまり変わっていません。簡易舗装の道を緩やかに登りながら進みます。川の左はキャンプ場です。くらがり八景の一つ　「猿飛の石」キャンプ場なのであちこちにトイレや休憩場があります。くらがり山荘連休とはいえ冬なのでおやすみ植林の中から出て明るい雑木の道になりました。くらがり八景の一つ　「おきな渕」水がとてもきれいです。くらがり八景の一つ　「まぼろしの滝」水が少しだけ流れています。雨の後はきれいな滝が見れれるんでしょうね。鹿鳴橋（しかなきばし）以前ここで鹿を見て、帰りにシカがキューンキューンと鳴いていました。本当にしかなき橋ですね。ここから林道と離れて山道になります。植林と雑木の間を登ります。簡単にセメントを流した道は斜度がきつくて、今日のように雪が無い時はいいけれど雨や雪の後凍ったらとても怖くて登れません。だから右や左の雑木の中に迂回する踏み跡があります。ここを登るのが最短なので、今日はここを登ります。すごい傾斜なので何度も何度も休憩して・・・岩戸神社の鳥居帰りに立ち寄るので写真だけ山頂直下の広場と駐車場本宮山スカイラインを使えば車でここまで上がれるのです。たくさんの人が車で登ってきています。山頂はアンテナ群の中です。お腹が空いてグーグーうるさいので、山頂へ行く前にまずランチをすることにしますが風が強く寒くて、ランチ場に困ります。何とか風を凌げるところでランチ！！お腹がいっぱいになったところで、アンテナ群のある高いところへ向かいます。りっぱな一等三角点と天測点（２２番）がある山頂（７９８ｍ）です。三河湾方面何回か登っていますが、今までこれほどの展望は見たことがありません。山頂から少し下がって砥鹿神社奥宮の森へ向かいます。写真では人が写っていませんが、車で本宮山スカイラインを通って、たくさんの人が参拝に来ていました。砥鹿神社奥宮いままで何度も１月に登っていますが、雪が全くないのは今年だけです。登る時は寒かったのですが、今は風がやんで寒くはありません。御神木の大杉と社務所杉林のうっそうとした森の中を歩いて、本殿に向かう途中で富士山が見えました！！うっすらですが一番奥に写っています。（わかるかしら？）これもここでは初めてのことです。今年も無事に登山できます様に・・・（いつも同じお願い！）そして下山する途中で岩戸神社に立ち寄ります。案内絵図に依るとなかなかのフィールドアスレチックっぽい感じ。赤い鳥居をくぐって、山の斜面を下って行くと天の磐座（あめのいわくら）　別名　国見岩そこから右へは女道、左へは男道何にも考えずに女道を選んで、急斜面を下って行きます。天の磐座の大きな岩の周りを回り込むように下って行きますが半端なく急斜面です。ステンレスの手すりが付いていますので下れますが無ければ怖いです。岩の割れ目に祀られた奥の院です。私の後ろの岩の割れ目から向う（男道）に行けるようですが・・・よほどスリムな人でないと通れません、私は無理！！だから男道を通ったらおまいりはできる人と、できない人に分かれますね。おまいりの後はひたすらくらがり渓谷に向かって下ります。往復約１４キロ歩いて、１６時３０分駐車場に到着膝が途中で痛い痛いと泣き始めて足を引きずって歩きました。（やはり簡易舗装とはいえ固い道は嫌ですね）久し振りに本宮山に登りましたが、冬の散歩には良い山ですね。 

  2016.01.12

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  2016年初登山は権現山

  あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末年始すごい山に登った人は別にして、家で食っちゃ寝、食っちゃ寝して、お腹に肉を付けた人もそろそろ動きだす頃ですね。雲一つないいい天気！！権現山山頂（３１７ｍ）のあずまやの屋根も見えています。《権現山　山頂直下の多度神社の鳥居》今年の初登山は岐阜県各務原市の権現山です。権現山という名前の山は権現岳というのもを含めて各地にありますね。私が登った権現山・権現岳でも八ヶ岳の権現岳や、岐阜県芥見の芥見権現山や武芸川町古知野集落の権現山など・・・全国的に見ればもっともっとあるでしょうね。（一度しっかり調べてみたいものです。）各務原の権現山は標高は低いので手軽に登れ、その割に展望もいいので体力的に散歩でいい時や、一人で登る時などに登っていて、今まで６回登っています。前回は２０１２年３月で４年前です。今回もおせちでデブった体で楽に登れ、展望もいい山、スタート時間が遅くても安心して登れる山、ということで権現山から２０１６年はスタートです。登山口の伊吹の滝不動尊駐車場は満車で、道に停めている車もありますがスタートの遅い私たちの車は幸いにも、早く下山した方の後に駐車できました。皆さんお正月の運動不足解消に登っているのでしょうね。ここは人気の山で、昼前なのでたくさんの人が下りて来ます。家族連れの多いこと！！風も無く天気が良く穏やかな登山道です。尾根の稜線に着きました。ここから右へ、あとは快適な稜線歩きです。ほとんど水平移動の気持ち良い稜線歩きです。ここは平成１４年４月の山火事で大きな木がほとんど焼けてその後は、展望が良かったのですがだんだん木が生えて来て元の山に戻ろうとしています。以前は木が小さくて日陰が無く、夏はめちゃくちゃ暑いでしょうね。前方にあずまやが見えて来ました。北山展望台と表示があります。ここからは各務原が一望でき、各務原の航空自衛隊の基地が真正面です。しばらく歩くと岐阜城や百々ヶ峰方面が開けたところの大岩で休憩と写真タイム今日は天気が良いのですが遠望はダメです。鐘がぶら下がっているので撞いてみましょう。いい音がします。向うに山頂も見えています。もっとズームで。山頂の鳥居も見えていますね。いったん下って山頂への階段です。山頂へまっすぐ続いています。山頂の鳥居は昭和９年９月の台風で破壊されて鳥居の柱はこの下まで転がり落ちたそうです。その柱は今、登山道の土留めになって埋まっているそうです。一直線の階段を見下ろしたら・・・こんな感じ山頂手前の鳥居昭和１０年に再建されたものです。お正月だから日章旗が飾られています。山頂の日章旗は、以前相戸岳でも見ましたがあまりあることではありません。山頂広場に多度神社とあずまやがあります。たくさんの人がお昼ご飯を食べています。多度神社（三重県の多度大社の末社）に参拝してここが今年の初詣です。山頂の北側に芥見権現山が見えます。北側にいったん下って登れば二等三角点がある芥見権現山の山頂（３１７ｍ）です。過去二回登っていますが、今回は行きません。各務原アルプス方面です。一番右端は明王山。山頂広場の向う下には各務原の町や航空自衛隊基地の滑走路も見えています。お天気が良いのに雲が増えて来ました。幸い風がほとんどないので寒くありません。さあ、ゆっくりお昼ご飯を食べましょう。最近はまっているのが肉うどんです。寒い冬の山では暖かいのがごちそうですね。お正月だからたっぷりお肉と白菜を載せましょう。下山は同じ道をゆっくり下りて、季節外れのツツジが咲いています。南面の登山道の日当たりの良い風除け岩にしがみついて咲いています。花の無い時期に思いがけず花を見ることができました。登山口の伊吹の滝不動明王にお詣りをして今年も楽しい山歩きができますように、怪我も無く登って下りられますようにお祈りをして帰路につきました。皆様今年もつたないブログですが「KIKIの山行き」をよろしくお願いします。

  2016.01.05

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  屏風山

  ２７日（日）今年最後の登山は瑞浪市の屏風山（７９４ｍ）でした。この山は今回で３回目、初めて登ったのが２０００年１０月２回目が２００６年２月です。調べてみたらどちらもブログにはUPしていませんでした。だから屏風山は今回が初めて載せるのです。高速道路の屏風山PAから見て東南に、屏風のように聳える屏風山は地元の人は「びょうぶざん」または「びょうぶさん」と呼ぶそうですが、山頂にある一等三角点の点名は「びょうぶやま」だそうで、長い山だから登山口はたくさんありますが今回は初めて、仲ヶ平登山口から登ります。下山後に写した屏風山高速道を瑞浪ICで下り県道66号から、ふもとの集落の中の細い道を仲ヶ平集落へ向かいます。仲ヶ平登山口近くの広くなったところに駐車させて登ります。すぐに植林の中の観音堂奥の院跡に到着表示が無ければただ行き過ぎてしまいそうです。植林と自然林の境を、落ち葉を踏みながら登ります。いったん平らなところに到着し、見晴らし場の看板がありますが若い雑木が密集して展望はありません。そこから下り、炭焼き釜跡かと思いましたが、建物の後のようです。送電鉄塔の電線のために、木がきれいに切り開かれたところは北側の展望が良くて、しばし休憩して展望を楽しみ鉄塔の向うのピークへ向かいます自然林の中は落ち葉の絨毯坊主山（７５０ｍ）に到着屏風山は同じような高さのいくつかのピークが並んで屏風を立てたようなのですね尾根に一本の大木抱きついたら、私がスマートに見えます。大草への分岐を右に見て進みます。尾根上から再び北側が見えて来ました。笠置山とその右奥に二つ森山でしょうかそれなら二つ森山の向うには御嶽が見えるはずですが今日は雲が多くて見えません。中央アルプス展望台と書いてある岩に登って雪を被った中央アルプスがかろうじて見えます。二つ目のピークは「北屏風山」ここを右折して、あと「１００ｍ」で山頂すぐに山頂広場（７９４ｍ）です。一等三角点が真ん中にあります。９年ぶりで、あまり変わっていませんが土岐市方面の木が切られ展望が開けています。反対側の恵那山方面先ほどの中央アルプス展望台から見た時より、もっと雲が無くなって姿が見えて来ました恵那山の山頂は雪を被っています。風が強くて寒いので恵那山側の斜面へ下りて笹の中でランチタイム風が凌げて陽だまりは暖かくて天国です。今日は餃子とワンタンとおにぎりです。暖かいのでゆっくりランチが頂けました。日曜だというのに、この間誰も登ってきません。下山は周回するということでいったん下りて、また登り返したら八百山（８００ｍ）。ここもいくつかのピークの一つです。ここから、稜線から離れてどんどん下ります。永王権現が祀られた岩ここは展望が良いところです。百曲がりコースと大草コースの分岐を右に、大草へ下ります。鉄塔にぶつかったら右折して、その先から掘割状のくねくね曲がった道をひたすら展望も無いまま、大草口に下りて来ました。ただあとは村の中の道を４５分、車まで歩くだけ。日曜とはいえ年末だから、今日は誰にも会わない貸切の忘年登山でした。久し振りの屏風山は懐かしく、そして優しい山でした。また近々登ってもいいな～と思うほど冬の散歩にはちょうど良い山だと思います。今年もあと二日です。なんだか年年、一年が早く感じられます。それだけ人生の終わりに向かって坂道を転げ落ちるように走っているのでしょうか・・・私の登山と同じように、ゆっくりのんびり歩きたいと思っているのに・・・今年もつたないブログをご覧いただき、そしてコメントをくださった皆さんありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。そして来年もよろしくお願いします。

  2015.12.29

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  南コブ・ネコ・笠岳・・・宿題が残った山に、宿題をするために再び

  今年の３月２１日に鈴鹿のカタカナ名の山　ネコと南コブと笠岳に登った時ネコの三角点を見つけられず、南コブの釈迦ヶ岳の展望岩にも行かず、下山してしまいました。その時のブログはこちらそして昨日１９日（土）残った宿題をするために再び登ってきました～～前回と同じように東海自然歩道を歩きます。今日は天気が良いのですが寒い。完全武装で歩き始めます。緩やかに登って行き、川を渡って向うの斜面に取り付きます。斜度が増すにつれだんだん暑くなって、このあたりでジャケットを脱いで長い階段が続きます今回は風越峠まで行かず笠岳の登山口から、まず右の笠岳へ。常緑広葉樹の森を登ってゆく１０分もかからず、笠岳山頂（５４７ｍ)三角点も山頂表示もありません。次のネコに向かいます。登って来た東海自然歩道の笠岳登山口へ下りずに、尾根をそのまま北に登って行きます。前回はウロウロして５回も見た表示を右（東）に曲がって尾根を進むとネコ西峰（６１０ｍ）前回はここから迷走してウロウロ何とか反射板まで来たものの、三角点は見つけられませんでした。反射板の周りはフェンスで囲まれ狭くて、大きな石がゴロゴロしているので一番大きな岩に登ったら西側が素晴らしい展望です。手前から南コブ、その奥にハライド、その左奥に国見岳その左奥に御在所岳、その左に鎌ヶ岳うっすら雪を被っています。北側から雲と共に風が吹いてきました。踏み跡をたどると、ネコ最高点（６２０ｍ）前回はここで戻ってしまったのです。今日は三角点を探します。そのまま踏み跡を進んでみましょう。踏み跡は大きくUターンするように続いています。少し不安になりながらかなり進むと突然、三等三角点のある広場です。その奥の崖際は菰野町から四日市の町が見えるビューポイントでした。次の南コブへ向かうため風越峠へ下りようとしたらものすごい風が、きちがい風が吹いて体が飛ばされそうです。結局、サンバイザーが飛ばされて風越峠は名前どおり風の通り道です。風越峠からネコに向かって登って来た４人組の男性も「風強いですね～さむ～～」と言いながら登ってゆきました。風越峠も風が吹きまくりランチ場所が無いまま昼もかなり過ぎてしまって仕方が無くランチ場所を探しながら南コブへ登ります。谷に下りて風を凌いでランチタイム。南コブへの尾根道は急斜面で、ザレザレで下りの心配をしながら登ります。やっと山頂近く、緩やかになった稜線太陽が西に傾いています。３時になったら目的の「釈迦ヶ岳が見える展望岩」を見つけられなくても下山しようと思いながら進みます。前回はこの表示から一番高いところを目指して結局、山頂表示もなく展望岩も見つけられず下山したのです。今回は展望岩を探すためハライド方面に向かって進み鞍部からピークに向かって登り始めたら釈迦ヶ岳方面が開けたところを探していたら大岩が斜面にせり出しています。藪をかき分け、かき分け進んだらあったド～～　「釈迦ヶ岳の見える展望岩」が！！ちょうど棚のようになっている一畳くらいの大岩が崖にせり出しています。岩に乗ったら、風で吹き飛ばされそうで怖くて端まで行けません。風で体が揺れています。釈迦ヶ岳の足元は朝明渓谷です。釈迦ヶ岳のすぐ左には猫岳、そのずーっと左には金山や水晶岳でしょうね。しばらく眺めていたい景色ですが、今日は立っているだけで吹き飛ばされそうです。何とか写真を撮って、風越峠に下りて、あとは東海自然歩道を歩いて下山しました。ネコの三角点と、南コブの展望岩という、気になっていた宿題も終えました。めでたし、めでたし・・・今年も残すところあと１０日です。もう一回山に登れるかしら・・・そうなれば忘年登山です。家の用事もしないといけませんし・・・

  2015.12.20

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  段戸山・・・なんでも無い山に苦労して

  ベトナム・カンボジアの旅行記を更新し終わってやっと山のブログの更新ができます。１０日（木）に愛知県設楽町の段戸山へ。この山は今回で二回目、前回は１９９６年１２月隣の山の岩岳に登ったあとに登っているのです。今回は久しぶりだから段戸山だけで、もし早く下山出来て時間と体力があれば岩岳にも・・・なんて思っていたら年は取りたくないもので、この山一つで十分満足でした。前回の登山口は林道を歩いて東登山口からでした。今回は駒ヶ原山荘近くから登り周回しよう、ということで前回とほぼ同じような場所に車を停めて歩き出します。簡単に登れるから朝はゆっくりで１１時スタート。ところが登山口が見当たりません。駒ヶ原山荘の近くを行ったり来たり・・・結局、駒ヶ原山荘の近くから川を渡り、山に取り付いてやっとピンクのテープを見つけたのです。そのテープが信用できるかどうかはわかりませんが段戸山の方向に向かって徐々に山腹を巻くように登って行きます。テープが無くなって、だんだん笹藪になってきます。（ここでどうやら道を間違えたようです）そのままかすかな踏み跡を頼りに背丈以上の笹薮を歩きます。そのかすかな踏み跡も無くなり、稜線の植林に出て思っていた方向より東に来てしまったことに気が付いて方向を修正しながら植林の中を歩きます。またまたすごい笹薮です。写真は笹薮が終わるところで、藪の中はもっとすごい笹薮でした。踏み跡も良く見ないとわからないほどかすかで山の方向を頼りに歩くしかありません。本当ならもう山頂に到着してもいい時間です。やっと標識を見つけました。標識の方向が私たちが来た方向と反対に向いています。ということは、私たちは標識の反対の方から登って来たようです。（大きく左の方へ回り込んだようです）標識の通り進もうとすると、また笹薮・・・今日は藪漕ぎばかりです。標識からどんどん下って、かなり歩いたのにまだ到着しない・・・一番低いところからまた徐々に登って次の標識を見つけてホッと一息今日は曇っていて、寒くていっぱい着込んでいるのに藪漕ぎをしても暖かくなりません。段戸山　山頂（１１５２ｍ）にやっと到着りっぱな二等三角点（点名　段戸山）があります。東の方向が開けていて展望が良いはずですがあいにく曇りで鹿島山・大鈴山とその左奥に茶臼山がぼんやり確認できるだけです。休憩せずに下山は東登山口の林道に下ります。山頂は風が通り寒いので、下山方向に歩きながらランチ場所を探します。予定時間をだいぶん過ぎたので、笹藪の少し広くなったところで食べることにしようとしていたら車のエンジン音が遠くから聞こえ、だんだん近づくではありませんか～～？？？？？？すると食べているすぐ下に道ができていてキャタピラの作業車がやってきます。それも二台続けて・・・何の作業かな？林道工事かな？答えはこの後わかりました。裏谷との分岐表示を左折して植林の中を下り始めたら突然、作業車が通る道が作られたため、登山道が無くなっています。崖をよじ下り（こんな言葉はないと思う）再び植林の中に入ったらゲゲゲ～道が無い右下の方にかすかに道らしき踏み跡があるのでそこを目指していったら伐採された杉の木が通せん坊してよじのぼったり、くぐったり・・・まるでアスレチックです。植林の上の方でチェンソーの音が響いて先ほどの作業車が切った木をまとめています。頭の上に木が落ちて来そうで、大急ぎでそこから離れたいのに切り倒された木がじゃまでなかなかまともに歩けません。這う這うの体で登山口まで下りて来たらあらら～～立ち入り禁止ではありませんか！！ここから登ろうとしていたら看板で気が付いたけど違うところから登ったので、結局下りてから気が付きました。伐採作業が終わるまで、ここからはしばらく登れませんね～車に戻って、林道を登山口から少し進んでみたら段戸山（写真では右の山）がきれいに見えました。段戸山は植林だらけです。山頂の直下で伐採作業していたのですね。あとで登山口も車で確認したらもっと西に橋がありそこからが登山口でKIKIたちは少し違うところから無理やり登って藪漕ぎだらけでしたし、下山は伐採作業の植林の中をチェンソーの音を頭上で聞きながらヒヤヒヤしながらアスレチックで下りてきたし・・・なんでも無い山なのに意外に苦労してもう一つとなりの山、岩岳を登る気力も時間もありませんでした。知らないから登っちゃったけれど伐採作業の山はヒヤヒヤものでした。

  2015.12.16

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  ベトナム・カンボジア旅行・・・その５　アンコールワットの夜明けとアンコールトム

  アンコールワットの夜明けはシルエットのアンコールワットにご来光という定番ですが春分と秋分は中央祠堂の塔の上から太陽が出るのです。ホテルを夜明け前に出てアンコール遺跡に到着したら暗い中なのに、もう車やバスだらけですごい賑わい。昔はご来光の観光は日本人くらいだったそうですが今は世界中の人がご来光を見に来るそうです。懐中電灯で足元を照らしながら歩きます。昨日の池のほとりに来たらすごい人です。人の頭越しにカメラを上にあげて写しました。空がだんだん明るくなってアンコールワットのシルエットが浮かび上がります。まるで切り絵のようです。場所を移動してご来光を待ちます。山の上からのご来光は数々見ていますがその時はなんだか胸にグッと来てこみ上げるものがありますがアンコール遺跡のご来光はたくさんの人が居るせいかまたは地上で見るせいかこみ上げるものはありません。が、どこで見てもご来光はいいものですね～～ホテルに戻って朝食です。おかゆが気に入ってまたまたおかゆの朝食です。カンボジアのコーヒーも、ベトナムと同じように濃くてもマイルドで気に入りました。たくさんの種類があるヴッフェですが、ほとんどとっていません。朝から食べ過ぎたら、昼も夜も据え膳上げ膳ですので贅肉になっちゃうのでセーブして・・・これくらい。そしてアンコールトムの観光に出発四面像の南大門を歩いてくぐりますが、シクロやマイクロバスもくぐります。ゾウに乗ってくぐる人もいます。ほらね！！　ゾウも南大門をくぐっています。アンコールトム遺跡は１２世紀後半アンコール王朝最後の栄華を誇った都市遺跡です。ジャヤヴァルマン７世が創建し、総延長１２ｋｍにも及ぶ堀と城壁に囲まれ敷地はアンコールワットより大きい。バイヨン寺院アンコールトムの中央に位置する仏教寺院で巨大な観音菩薩の顔を四面に掘った４９の塔があります。ハスの冠を被った、四面像の塔だらけです。京唄子さんにそっくりな顔した像もあります。「クメールの微笑み」と言われる巨大な像です。次に向かったのは空中回廊のむこうにパブーオンピラミッド型の一番上にドーム型（今は崩れています）が乗った寺院です。塀に囲まれた王宮内には、王宮跡とその後ろにピミアナカスという寺院があり三段のピラミッド型で空中楼閣ともいわれています。雨季には寺院の周りが水浸しになって、まるで水に浮かんでいるように見えるそうです。そして最後の観光は、ライ王のテラスと象のテラスです。ライ王の像このライ王の像はレプリカですが本物はプノンペンの博物館に保存されているそうです。王宮の外側にあるこの二つのテラスに、昔は王様や王妃様が立ったのでしょうね。昼食は和食、そばと天ぷらてんぷらはカリッと揚がってて美味しかったですよ。ホテルに戻って午後の休憩カンボジアは暑いので、一番暑い時間にはシャワータイムとして２時間ほど休憩があります。今日は荷物をまとめて飛行機に乗って帰路に就くのでその支度もあります。スパーデラックスホテルの　ル・メディリアン　アンコールでマンゴージュースとエクレアのおやつを頂いて下町のオールドマーケットに行って最後のお買い物です。地元の人が利用する市場と観光客相手の土産物屋がぎっしり集まっています。魚屋、八百屋など食べ物やと衣料品屋が混ざっていて色んな食べ物の臭いがします。早めのタイスキの夕食を済ませて空港へ飛行機に乗ったらまた夜中に軽食が出て・・・食べてばっかり・・・出されたものはいただきます～～朝６時４５分セントレアに到着いろいろあった今回のツアーも何とか終えて戻ってきました。カンボジアは本当は乾期で、これから寒くなる時期だそうですが今年は異常に暑く現地の人もびっくりしていました。私も予想以上の暑さで、着る服が汗でびっしょりぬれるので持って行った服が足りなくて、ホテルの休憩タイムは洗濯タイムになってしまいました。アンコールワット以外にもたくさんの遺跡があるのでそれも含めてゆっくりマイペースで見てみたいと思いました。一部の写真ですがざっとツアーの時系列で載せましたがご覧くださってありがとうございました。

  2015.12.13

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  ベトナム・カンボジア旅行・・・その４　世界遺産アンコールワット

  世界遺産には興味が無くてもアンコールワット遺跡は見えてみたいという人は多くいます。遺跡大好き人間のKIKIもその一人です。乗ってた観光バスが追突されるというアクシデントも幸いにも大きな事故にはならず、遅ればせながら観光ができたので一生忘れられない、おまけ話付きの旅行になったと言うことで思い出話が増えた程度だったのが幸いです。バンティアイ・スレイの観光が終わりシェムリアップの市内へ戻ってレストランで中華料理のランチです。卵のスープ、これは美味しかったわなんだか毎日同じようです。他にたくさん出ましたが代わり映えしないので割愛しデザートはゴマ団子とココナツ団子とモンキーバナナとミカン（ミカンは種が多くて食べにくかったわ）ランチの後はカンボジアの日中が暑いのでホテルで休むため戻りますが本来なら２時間ほどありますが今回は朝の追突事故のため休憩時間が少なくなりました。午後三時半過ぎ、いよいよ１２世紀前半のアンコールワット遺跡です。アンコールワット遺跡はヒンドゥ―教における宇宙観を地上に再現したものでアンコールとはサンスクリット語の「町・都城」ワットとは「寺院」を意味する言葉だそうです。日本の城と同じようにぐるりは堀で囲まれています。橋を渡って門に向かいます。遺跡の正面は西向きなので、午後からの方がきれいに写せるので世界中からの観光客で大賑わいです。西日に輝いています陰が無くてじりじりと暑い参道を進みます。参道から左にそれて池のほとりからアンコールワットを見てみましょう。少し風がありますが、なんとか逆さアンコールが写せました。トウモロコシのような塔が真ん中に５本並んでいます。真正面からだと重なって３本に見えるのです。北西側の階段から第一回廊へ入ります。まっすぐ続く第一回廊四方ぐるりと回廊が囲んでいます。回廊の内側の壁にずーっと掘られた壁画はこのアンコールワットの建設者、スールヤヴァルマン２世の像や天国と地獄の図、軍隊の図、神対阿修羅の図、天地創造図など細かく掘られ、それが四方に残っているのがすごいです。第二回廊も内側の四方を囲んでいます。中央祠堂を取り囲む第三回廊への階段は、急こう配の上手すりが無く石段も狭く表面が摩耗しているうえコケが付いているので危険なので今は入れません。（時間制限で入れるらしいですが）写真で見てもすごい傾斜の階段です黄金色に輝いている中央祠堂広場はちょうど第二回廊の陰になるので、休憩兼写真タイムです。真横からの太陽は沈む直前です。橋を観光客が帰って行きます。気球で上から見下ろすのもやっています。お土産屋に立ち寄って伝統舞踊のアプサラダンスを見ながらの夕食です。手足が柔らかくてしなやかな踊りはバリのダンスにも似ています。アジアンヴッフェデザートはわらびもちみたい今日はスタートからアクシデントで長い一日でした。明日は夜明け前からアンコールワットに行ってご来光を見るので早くホテルに戻って休みましょうということで続きはまた後ほど

  2015.12.13

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  ベトナム・カンボジア旅行・・・その３　バスが追突に遭って

  飛行機の中の続きです。たった１時間４０分のフライトなのにすぐに軽食が出て食べなきゃいいのに、素直に食べてお腹いっぱい。真っ暗な中をカンボジア　シェムリアップの空港に到着。小さな空港はタラップで下りて歩いて建物に入ります。ベトナムのハノイも暑かったけれどもっと南のカンボジアはもっとムーッとして夜なのに暑い。現地ガイドさんのお迎えで、バスに乗ってホテルに向かいます。で、ホテルに着いたら・・・さっそく夕食さっき機内食を食べてまだ２時間くらいです。マンゴージュースを頼みます。というより頼まなければいけないような雰囲気です。いつも思うのはなぜ食事の時にジュースなんでしょうか・・・ビールやワインなどお酒を飲む方はいいのですがお酒を飲まないKIKIは食事中に甘いジュースは飲みたくないのですが。春雨のサラダココナツを使ったベトナム料理・・・アモック八宝菜みたいな野菜の炒め物他の料理も取り分けたらこんな感じトマトのスープカボチャのプリンそしてコーヒー、ベトナムコーヒーみたいに少し濃いめだけど苦みや癖が無くておいしい機内食を食べたから、夕食は無理だと思っていたのに食べちゃったよそしてお部屋でおやすみ～～で、朝です、朝食です、食べ物ばかりの写真になってますね。８時に集合で本日の午前中の観光は、世界文化遺産　アンコール遺跡の内「タープローム」と「バンティアイ・スレイ」　です。ところがバスが走り出してすぐ、信号待ちの大型観光バスの後ろに居たらガソリンを積んだタンクローリーが我らの中型バスに追突我らのバスはその衝撃で、前に停まっている大型観光バスに激突前から二番目の座席に座っていた私は、始めのガツンとした衝撃は何事が起ったのかわからなかったけど目の前に大型バスの後ろが迫ってきて、一度目の衝撃でフロントガラスが割れ跳ね返って、再び二度目の衝撃でさらにフロントガラスが割れるのをスローモーションのごとく見ていました。誰もキャーって声も出ず、意外と静かに冷静に座っていました。それから運転手たちやガイドたちが降りて電話するし、警察が来て旅行者の責任者も飛んできて野次馬が集まり・・・でも私たちは冷静に待っていました。この程度で良かったわタンクローリーなんてバンパーが壊れただけ！！感心しては変ですが、さすがです。一人一人の聞き取りも終えて、後部座席に座っていた具合の悪い３人だけ病院に行き残りのメンバーは、代替えのバスで遅ればせながら観光することになりました。流血事故にならなくてよかったです。観光の最初はタ・プローム寺院です。樹齢３００年のガジュマルの木が絡みついているので有名です。１２世紀後半、当初は仏教寺院でしたが後にヒンドゥ―教に改宗されました。巨大なガジュマルの木は寺院を押しつぶそうとしているようですが反対に崩れて行くのを、停めといるようにも判断されるので政府は発見当時の景観で保存するという方針にしたそうです。しかし必要最低限の修復はされているようです。ここはアンジェリージョリー主演の映画の「トュームレイダー」で撮影されたところでもあります。まるで雲の巣みたいこちらはタコの足かな四方を守っている四面像の門次の「バンティアイ・スレイ遺跡」にバスに乗って向かいます。１０世紀後半に立てられた「女の砦」という意味の小さなヒンドゥ―教寺院です。赤色砂岩と紅土を使っているので全体に赤いのです。細かい彫刻道まで赤いアンコール遺跡群の中で最も精緻な彫刻中央神殿「東洋のモナリザ」と言われる女神像「テヴァター像」保護のためロープが張っているので近づけません。ゆっくり見ていたいけれどツアーはそれができません。一日の容量で続きはまた後ほど

  2015.12.07

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  ベトナム・カンボジア旅行・・・その２　市内観光とハロン湾

  セントレアから五時間４５分ベトナム直行便でハノイに向かいます。乗って一時間以上したらお昼ごはんが出ます。特別おいしくなくても機内食は楽しみです。着陸する直前、ハノイの近郊でホンダの工場が見えます。ハノイの新しいノイバイ空港です。さっそくお迎えに来ていた現地のガイドさんの案内で市内観光です。市内にはオートバイがあふれ、車はトヨタ車が人気だそうです。子供は二人までで、三人目から産めば罰金を払うそうです。ホーチーミン廟ベトナム建国の父　ホーチーミンの遺体が安置されています。午前中だけ入場できるそうですが、昼過ぎの今は入れませんし広場の黄色いラインより中に入って、廟に近づくこともできません。その向かい側には国会議事堂があります。ベトナムは共産主義の国ですがそんな感じはどこにもありません。この広場の周りには、長いフランスの統治時代の洋館や教会が有ります。世界文化遺産　タンロン遺跡１１～１９世紀に栄えたベトナム王朝の首都であるタンロンの城門です。フランスに攻められた時の砲弾跡が生々しくベトナム最後のグエン王朝の王様や貴族が、この城を捨ててみんなが逃げて、フランスの植民地になるのです。ホアンキエム湖沿いの町オートバイの二人乗りが多い信号も少ないので渡るのは命がけ暑いのでアイスのベトナムコーヒーが甘くて濃くて美味しかった。この先ハロン湾のホテルまで４時間ぐらいバスでひたすら走ります。ホテルに向かう前に、途中の町で海鮮鍋料理の夕食です。肉や海鮮、野菜の入った鍋の具を食べたら、ベトナムの名物フォーを入れていただきます。さっぱりとしてても、具のダシが出て美味しかった～。そしてさらに暗い道をひた走ります。今夜のお宿は　サイゴン・ハロン ホテルハロン湾に面した、なかなかきれいなホテルです。着いたのが遅いので早々にお風呂に入っておやすみなさい。翌日２日はハロン湾クルーズハロン湾は「龍が降りる地」という意味で海の桂林と言われ海から２０００もの基岩がそそり立っています。ホテルの朝食すごくいっぱいあって迷いますが、すべてを食べたらデブの道まっしぐら～ですので控えめに・・・おかゆは美味しかったです～～フランス領だったので、ベトナムコーヒーは濃くておいしい～出発前にホテルの玄関前からパチリバスでクルージングの乗船場へティエンクン洞窟の島まで行くと上陸して鍾乳洞巡りです。思った以上の広さの洞窟には、クラゲ型やゾウの形の鍾乳石がありライトアップしています。足もとが暗いので懐中電灯を持ってきました。水上生活者の村です。闘鶏岩で、左がオス岩で右がメス岩です。写真右下の小舟は、水上生活者の母子でクルージングの観光客相手に果物を売りに来たのです。船の中でランチは海鮮料理です。春巻きとゆでエビ野菜と肉たっぷりのスープ予想以上に豪華でボリュームたっぷりで美味しかった！！魚のから揚げ蟹の身の詰め物のフライ日本のさつま揚げみたい中華の八宝菜のようなイカの炒め物このほかにチャーハンが出てデザートはモンキーバナナでした。昼ご飯後はカンボジアに行くため空港に向かいます。街は間口が狭く、３階建てや４階建ての細長い建物がいっぱいです。夕方１７時１０分ハノイよりカンボジアのシェムリアップに向けてベトナム航空で１時間４０分のフライトですがとびたったらすぐに軽食が出るのでびっくり。夕食前なのに、出されたら食べちゃうのがいけません。一日の容量オーバーですので続きはまた後ほど。

  2015.12.07

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  ベトナム　ハロン湾・カンボジアツアーへ・・・その１

  このところ海外旅行が続いています。１２月１日（火）にセントレアからベトナム航空でベトナムのハノイへ向かいました。写真は有名なアンコールワットと逆さアンコールワットです。カンボジアは予想以上の暑さでびっくり！！また、アクシデントでドッキリ、ヒヤヒヤ！！一生忘れることのない旅行となりました。詳細のブログはまた明日です。

  2015.12.06

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  冬の散歩・・・二ノ瀬越え

  養老山地を越える主な峠道は川原越え、二ノ瀬越え、田代越えがあり田代越えと、川原越えは去年の１２月に歩きました。二ノ瀬越えは県道２５号線で岐阜県南濃町から三重県員弁まで車で通り抜けることができるのです。だから川原越えや、田代越えのようには歩けません。ただし、自転車競技のトレーニングとして、すごい急斜面の舗装道路を自転車で登り下りするメッカということらしいのですが。KIKIは県道２５号線で庭田山頂公園まで車で登りそこから養老山方向へ山の稜線を歩くことにしました。庭田山頂公園入口車道は県道２５号線です。この県道は１２月上旬から３月頃まで冬季閉鎖で通行できません。唯一の紅葉入口から想像もできないほど、広々とした公園一番奥まで行って見たらすごい展望です。あずまやは無くなっていました。濃尾平野が見渡せ、右端には名古屋のビル群も確認できます。晴れて暖かそうですが、風が強くて耳がちぎれそうなくらいです。もっと防寒支度をすればよかったと後悔しきり車道を挟んで向かい側に「養老山頂登山道」と標柱がありそちらへ向かいます。落ち葉を踏んで進みますが、頭がめちゃ寒くてレインハットを被ってしまいました。クマ出没注意の張り紙山道かと思いきやすぐに林道になって軽トラックの轍があります。道をどこかで間違えたかと・・・一応「養老山頂登山道」と表示があるので歩きますが林道です。山に入るところがないかキョロキョロしながら歩きます。稜線を歩くのかと思ったら、植林の暗い林道をどんどん下ります。このまま下れば志津の町に行ってしまう～～絶対どこかで道を間違えているよ、どうしよう引き返そうか・・・途中にあった通行止め看板に書いてあったとおり、目の前の林道が崩壊しています。気分は道路と同じで崩壊しちゃった・・・トホホ気持ちは引き返そうと思うのに、下り坂で足は前に進む。崩壊地を乗り越えたらこんな感じ結局どんどん下って、「もう引き返そう」と言ったとたん有ったよ～～「川原越え　約２０００ｍ」の表示が・・・この階段を登れば稜線です。やっと山道を歩けるよ、引き返さなくてよかった～～稜線に出てホッとしましたが、歩けど歩けど山に登って行く気配が無くまたまた不安がよぎります。鉄塔が見えてやっと登りになりホッとします。鉄塔へ向かう階段はすごい展望ポイントところが遊歩道のような歩きやすい平坦な道が続き一向に庭田山に来ません。やっと一番高いところがここ、庭田山かな？表示が無くて自信が無いけれどテープだらけです。庭田山を目標にしてきたのに・・・これでは・・・しかし、まだお昼前なので前進します。植林の中に建設中の道路が並行しています。舗装道路と並んで進むと山道に四等三角点があり、下山して調べたら「点名　祖古谷」三角点です。庭田山らしきところには、何も無かったのでこの通路のようなところでも、三角点が見つけられて良かった良かった！！ここで引き返せばよかったのに、山頂に立ちたいという欲望に負けて進んでしまった。平日だから貸切だけど、ところどころにこんな表示があるのはありがたいです。このままずっと進むと養老山に行くのですが今日のわれらはスタートが１０時だから、庭田山くらいで引き返すつもりがここまで来てしまった。それでは志津山まで行こうかということで前進。登ったり下ったり・・・何度繰り返したことか。やっと志津山への登りです。写真には写っていませんが左下は建設中の道路です。植林の中で薄暗い志津山山頂（７３３ｍ）は通路みたいで三等三角点があるだけ。展望はほとんどないし、風が強いので早々に下ります。風の無いところでランチタイム寒いはずです、食事中にみぞれが降ってきました。下りの時間を考えたら大急ぎで下山します。途中の植林の中は真っ暗で、帰りは本当に焦りました。庭田園地に戻ったら４時４５分、日没直前です。夏ならともかく、こんな冬にこの時間に下山は無謀ですね。冬の散歩とは言え、もう少し早くUターンして下山すべきと大いに反省です。

  2015.11.28

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