ききやまきっき

　交通事故で「100％自分が悪い事故」と言えば、後方からの追突と
センターラインオーバー、それと赤信号無視の3つがあります。
（↑もちろん例外もあります）

　その場合、全面的に保険会社が相手＝被害者に賠償をするわけです
が、過大要求をしてくる被害者も決して少なくはありません。

　代表的なものの中に、車が比較的新しい場合の「格落ち要求」
や「新車要求」。
これは「事故により車の査定が下がるから、その分を上乗せして
支払え！」「新しい車を持って来い」という要求。

　しかしよほどの損害がない限りは却下されます。(詳しくは後日の
日記で）無論、金銭での賠償しか行わないので新車を持って来い！
というのは100％却下です。

　次に、「全塗装要求」。事故により、塗装がはげた箇所だけでなく、
ぜ～んぶ塗装しろ！という文字通りの要求です。

　これも100％却下されます。ちなみに、全塗装は車にとってあまり
良いものではありません。

　最後に、「慰謝料要求」。
怪我がなければ慰謝料は一切払えません。車＝モノ、に精神的
損害は発生しませんから。

　あくまでも「現状復旧」が賠償の基本です。

　過大要求が甚だしく保険会社の手に負えない場合、弁護士に委任
することになります。つまり、窓口が保険会社ではなく弁護士と
なるわけです。

　被害者にとっては納得のいかない話だとは思いますが、保険とは
そんなものです。