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●「販売費・一般管理費」の科目がバラバラなのはもてない決算書(P/L)
普通は人件費関係の勘定科目は最上部へまとめて記載します。 これが、たまに順不同のバラバラに記載されている決算書を見かけます。 これは与信管理をしている審査マンには非常に悪い印象を与えますので注意して下さい。 「なぜ悪い印象を与えるか」 ○はっきり言って、経費に対してずぼらな経営者の姿勢または財務内容について無頓着な経営者の計数管理能力の低さをあらわしているからです。 ○特に人件費の記載は注意すべきです。他はバラバラでも、この関係科目だけは意識して並べ替えて記載して下さい。 ○経費をコントロールせずに経営は成り立ちません。この管理意識は必ず決算書の記載に反映されているものです。税理士任せとか、簿記・経理に無知とか言っている場合ではありません。 「もてない販売費・一般管理費の並べ方」 ○先に書いたように「人件費」は上部にまとめて記載します。 そうでないものは直ぐに直すよう、税理士に「命令」して下さい。「人件費」関係の費用科目とは「役員給与」「従業員給料」「賞与」「賞与引当金」「雑給」「法定福利費」「厚生費」「退職金」「退職給与引当金」などです。 よく、「給料」一本で記載しているのを見かけます。なぜ「役員給与」を分離しないのでしょうか?「自分の役員給与を知られたくない」という方がいますが、これは逆効果です。「社長の給与」と「従業員の給与」はキッチリと分けて記載するから経営管理ができるのです。 「もてる決算書」だと、人件費だけ「小計」を出しているものがありました。これだけで経営者の計数管理意識が分かります。 ○関連のある科目はまとめて記載する 例えば「地代・家賃」と「リース料」とか「販売手数料」と「販売促進費」や「広告費」などです。 ○「交際費」「会議費」や「雑費」が多いのは 今回のテーマは金額の大小には言及しないで比較するというフレームをつけていますので省略しますが、この辺の金額は売上高、利益額、経費総額と税制との関わりで見ています。絶対審査マンに見られています。あまり恥ずかしい節税の仕方はして欲しくないのですが、それも利益が出ているから良いとしましょう。でも法律の範囲で。 経費科目の並べ方なんて、与信管理で重要なの?と思う審査マンも中にはいるでしょう。プロ審査マンは見てます。詳しくは書けませんが、最低ここに書いたことくらいは注意して下さい。 言うことを聞かない経理担当はくびにして下さい。 直ぐにやらない税理士は直ちに更迭して下さい。 指摘できない監査役は、、、、どうぞご自由に。 これをやるだけで、審査マンの印象がよくなるのではなく、やってない数少ない貴社の決算書だけがチンケに見えるだけのことです。大半の企業はキチンとされていますよ。 指でつんつんしてくれるだけでやる気が出ます。やらせのクリックでランキングをもっと上げてくだされ ブログTOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/12/29 01:25:12 PM
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