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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2010/09/15
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カテゴリ:入試対策
こんにちは、坂本です。

少しずつ秋らしさが感じられるようになり、
受験生もいよいよ本気モードで勉強していかなくては
ならない時期に突入しましたね。

今日の記事では、
お子さんの志望校合格を、グググっと近づける
この時期やっておきたい勉強内容について
話していきたいと思います。

受験生のお子さんがいる方はもちろん、
来年度以降に受験がある方もぜひ知っておいてください。



■受験生がいま、やるべきこと。


受験生がこの時期から意識すべきこと。

それは

「過去問を取り入れた勉強」です。



ではなぜ過去問をやるべきなのか?

わかりますか。



・・・その大きな理由は、


 自分の到達点を知るため です。



旅行で言えば、

  目的地を定めること。


何を使って、どう移動していくのか。

あるいは

目的地まであとどれくらい距離があるのか。


過去問をとくことで
そういった情報が
よりイメージしやすくなるのです。



受験において、
自分の学力の到達点を知っている人と知らない人とでは
その成績の伸びに大きな差が出ます。


お子さんが少しでも自分の到達点を
イメージできるように、
過去問を学習に取り入れていく必要があるのです。


そして、

入試に出題される分野の多くを
学習しおえた、いま。

そう、いまが過去問学習をはじめる上で
とても重要なタイミングなのです。





■具体的な過去問の取り入れ方



とはいっても全員が全員、
過去問学習をいますぐに、
ガリガリと取り入れていいわけではありません。



じつは、

 ・まずは1年分のみ学習しておけばよい人。
 ・本格的に過去問学習をはじめてもよい人。

この2つのパターンがあることを知っておいてください。



その2つのどちらにあなたのお子さんが属しているかを
見分けるポイントをこれから説明していきますね。

そのポイントは、いくつかあるのですが、
数値でもって分かりやすく説明するならば、
次のように場合分けすることが可能です。


 ○私立中受験、私立高受験の場合は
 「入試問題の約5割が正答できるかどうか」

 ○公立高校受験の場合は、
 「模試などで偏差値60を超えているかどうか」


そこに「この時期に」過去問学習を本格的にやるかどうかを
分かつ分水嶺があると考えておけばよいでしょう。



私立中学、私立高校の入試問題は
受験する生徒のレベルに合わせた問題が出題されます。

そのため、多くの場合
合格点が、100点中60~70点に落ち着くように
作問されているのです。

ですので、この時期に5割取れる子であれば、
本格的に過去問学習を進めながら、自分に足りない部分を見つけ
その部分を補っていくという勉強をはじめてください。


一方、公立高校の入試問題の場合、
すべての公立高校を受験する生徒が一斉に同じ問題を受けます。

(つまり、上から下まですべての生徒の学力レベルに合わせた
 入試問題になっているということです。)

そのためこの時期に過去問をはじめても、

できる人はある程度できる。
けれども、できない人は、ほとんど点にならない。

そんな傾向があるわけです。

ですから、公立高校を受験予定の場合は、
業者の模試の結果が、偏差値60以上の人なら
過去問を使った勉強をはじめても良いでしょう。

(あるいは現在50後半で偏差値60台を目指す人であれば
 来月くらいから少しずつはじめてもよい)

そうでない場合は、過去問1年分をやってだいたいの
難易度・問題量を把握しておくぐらいにして、
引き続き基礎を固めていってください。



そして最後に(忘れてはいませんよ)、
公立の中高一貫校の過去問対策についても
話しておきましょう。

公立中高一貫校の場合は、
むしろ早いうちから過去問学習を進めていくべきです。

自分の志望校だけでなく、他校の適性検査問題も含めて
どんどん過去問をやっていきましょう!

ただし。

ひとつその取り組み方に関して
他と異なる点があります。


公立中高一貫校の場合は、

ただ過去問を解くだけではなく、
ただ答え合わせをするだけではなく、

その問いの関連事項をネットで調べ、まとめるなどしながら
じっくりゆっくり進めていくことが大切なのです。


適性検査では、
みずから調べ、考え、まとめるといった過程。

そうした学校や塾では身につかない
家庭や自学自習でしか身につけられない学力、

いわば「見えない学力」が求められますので
普段から意識的にこうした家庭学習をしていくことが大切です。

ただし、最近の首都圏を中心とした一部の超人気校では
適性検査の私立化(難化)傾向も見られますので
対策に注意も必要です。




さぁここで、

少しいろんな方面に話がばらけてしまいましたので、
これまでの話をまとめてみましょうか。



<過去問学習のまとめ>


 ○私立中受験と私立高受験の場合
 
 ・入試問題の約5割が正答できる → 過去問学習スタート!

 ・入試問題の約5割が正答できない
  →志望校の過去問1年分を解いておき、だいたいの
   到達点イメージをつかみ、基礎力アップを目指す


 ○公立高校受験の場合は、

 ・模試で偏差値60を超えている → 過去問学習スタート!

 ・模試で偏差値60未満
  →志望校の過去問1年分を解いておき、だいたいの
   到達点イメージをつかみ、基礎力アップを目指す


 ○公立中高一貫校受検の場合、

 ・どんどん過去問にチャレンジする
 ・一問一問をていねいに、考え、調べながら進めていく
 ・志望校の過去問に私立化傾向があればそうした対策もおこなう




「この時期、どんな学習をしたらいいのか焦点が定まっていない」
「毎日なんとなく勉強をしている子どもを見ていて気が気でない」

そんな不安を感じているのなら、
これらの情報を手がかりに日々の学習を組み立ててみてください。


過去問をいかに上手に使うかが
合否の明暗を分けると言っても言い過ぎではありません。


私のメルマガを購読している受験生のみなさんには
過去問をうまく活用して、より早く合格ラインに
到達して、合格を確実にしてもらいたいと思います。


それから、私立志望の人は、
中学受験、高校受験を問わず
学校見学会、学校説明会などに参加をして、

・○年度入試 合格者最低点
・○年度入試 合格者平均点

のデータを得ておくこともお忘れなく!

過去問の学習効率に大きな差が出ますよー。





さて、今日の記事はいかがでしたでしょうか。

久しぶりに受験のテクニック的な面について話してみました。


こうした志望校合格をぐぐっと
近づけるようなとっておきの情報は、
サクラサク中学受験サクラサク高校受験
などにたっぷり書いていますが、
一部、無料のメールセミナーでも公開しています。

(※過去の私からのメールの件名の先頭に【中学受験】とか
 【メール講座】と書いてあるメールがある場合はすでに購読済みです)


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  http://www.jukenbible.com/mail.html

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もし、まだ読んだことがないという場合は、
役に立つ情報もいくつか得られるかと思いますので
購読してみてはいかがでしょうか。

よりよい結果というのは、
より確かな情報からですよ。

それでは、また次回。


坂本より





追伸:


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協力させてもらいます。

来週中にはこのセミナーの案内ができるとおもいますので
我こそは、と思う人がいましたら今から心の準備をしておいてください。

「志望校を、ぜったいにあきらめるな」
それが私からのメッセージです。










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Last updated  2010/09/15 10:07:23 AM
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