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カテゴリ:勉強のコツ
こんにちは、坂本です。
気づけば1ヶ月半ぶりの更新となってしまいましたね。 さて、今日のブログ。 「ケアレスミスをなくす方法」 というテーマでお話ししたいと思います。 受験生の中にもここで悩んでいる人は多いのではないでしょうか? また、受験生でなくても、普段から凡ミスが多いという人 はとても多いものです。 結局、入試は「1点を競うたたかい」とも言えるわけで、 合格ライン近くには、あと2,3点取れれば合格 といった人が、ごろごろいます。 ケアレスミスをいかに減らせるか――。 ここで合否が分かれるといっても 決して言い過ぎではないはずです。 毎度のことですが、今回の記事も とても重要な内容となります。 ぜひ、プリントアウトするなどして読んで下さいね。 特に、受験生の親御さんは必読ですよー。 ―――――――――――――――――――――――――― ■ ケアレスミスをなくす2ステップ ―――――――――――――――――――――――――― 私のもとには、定期的に、次のような相談メールが届きます。 「うちの子、うっかりミスが多く困っています。 家で落ち着いて解けば、正答できるのですが、 テストだと毎回、凡ミスを連発します。 落ち着いて解くように毎回言っていますが、なかなか ミスが減りません。ミスをなくすにはどうすれば よいのでしょうか?」 毎年、数百件の相談に受け答えしている身からすると、 定番の相談内容と言えるのですが、 今日はズバリその解決策をお教えしましょう。 まずは、こうした凡ミス、うっかりミスを減らすには どうすればいいかを身近な例から考えてみましょう。 例えば、私は外出時、 財布を家に置き忘れることがときどきあります。 こうしたミスを何度かやると、 じゃあどうすれば財布忘れを防げるか、 と考えるようになります。 そこで私はこのミスをなくすために、 自分独自のルールを作ることにしました。 ・帰宅したときは、毎回、財布を同じ場所に置く。 ・外出時には必ずそこを見てから出ること。 さらには、それでも財布を忘れることもあることを想定し、 ・千円札を2枚、車とバックにそれぞれ入れておく。 という独自ルールを作りました。 これで、財布を忘れることが減り、 たとえ財布を忘れても、車やバックの中の お金で何とかなるようになりました。 つまり、私の例から、うっかりミスを減らすには、 ● ステップ1.自分のミスパターンを把握する(問題発見) ● ステップ2.独自ルールをつくってミスをなくす(問題解決) という順に改善していくことが重要であることがわかります。 それではこれを勉強にあてはめて考えてみましょう。 ―――――――――――――――――――――――――――― ■ステップ1:自分のミスパターンを把握する(問題発見) ―――――――――――――――――――――――――――― 自分がいっったい「どんな問題」や「どんな箇所」で ミスをするかを知らなければ、ミスを減らすことはできません。 ケアレスミスをなくすためには、 最初に自分のミスパターンを把握することからはじめます。 では、どうすればそれを知ることができるのか? 私がおすすめしているのは「うっかりノート」。 自分のミスパターンを把握するにはこれが最適です。 使い方はカンタン。 テストなどで凡ミスをした問題と 自分がどの段階で考え違いをしたのか、 どの部分で計算ミスをしたかを どんどんノートに書き込んでいくだけ。 それだけで、自分のミスパターンがつかめてきます。 こうして問題(原因)となる部分が見つかれば、 その問題は、ほぼ解決したようなものです。 ――――――――――――――――――――――――――――― ■ステップ2:独自ルールをつくってミスをなくす(問題解決) ――――――――――――――――――――――――――――― 自分のミスパターンがわかったら、 次にそのミスをなくすための独自ルールをつくっていきます。 「計算ミス」が多い子であれば、 2通りまたは3通りの検算方法を教えればよいです。 たとえば、大きい数字どうしの九九、 8×6でまちがえやすい子であれば ・逆の6×8を考えてみる ・先に、8×5=40として、そこに8をたして48と出す という検算を教えます。 また、13-7のようなくり下がりの引き算で まちがえやすい子であれば、 そのまま一気に計算する方法だけでなく、 ・先に、それぞれ3ずつ取ってしまい、10-4として計算する ・先に10-7をやり、答えに3をたして6と出す。 ・7でなく10を引いて、あとから引き過ぎてしまった3をたす といった方法を教えるのです。 テストや入試のときは、このように 2つ以上の方法で確かめながら、ていねいに 答えを出していくクセづけをさせていきます。 これで計算ミスはぐんと減らせます。 他に、よくあるミスパターンとしては、 「問題文の読み違い」というのがあります。 ・記号で答える問題を言葉で書いてしまった ・適当でないものを選ぶところを適当なものを選んでしまう ・漢字で答える問題をひらがなで書いてしまう ・2つ選ぶところを1つしか選ばなかった このようなケースです。 こうした読み違いに対する対策として有効なのは、 ー 問題文の注意箇所をマルで囲い、目立つようにしておく。 ー テスト終了前の見直しで、その部分を再度確認する。 という方法がおすすめです。 いずれにせよ、ここで紹介したのは 一般に有効な方法ですが、あなたのお子さんに とってのベストではない可能性もあります。 あなたのお子さんにとっては、 どんな方法が適しているか どんなやり方が合っているのか。 全員にあてはまる完全な答えなどありません。 この部分は、今日のメールを参考に、 各家庭で独自のルール考えてもらう必要があります。 ただし、ミスを減らすためのステップである、 ● ステップ1.自分のミスパターンを把握する(問題発見) ● ステップ2.独自ルールをつくってミスをなくす(問題解決) という部分は、どの場合であっても変わることのないところ。 まずはここをベースにしながら あなたのお子さんに合った独自ルールを作ってみて下さい。 お子さんのケアレスミスでお悩みの方は、 すぐに実行してみて下さいね。 やれば必ずミスは減ります。 そして、それが合格につながっていくのです。 それでは、また次回。 最後まで読んでくれてありがとうございます。 家庭学習コンサルタント 坂本 七郎 ■追記(2016.9.5): ケアレスミス対策のもう1つの方法について書きました。 さらに理解が深まると思います。 ●ケアレスミスをなくす方法(とくに受験生向き) http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201609050000/ ■発行:小中学生の家庭学習を応援するドリームエデュケーション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/09/05 12:38:17 PM
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