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カテゴリ:中学受験勉強法
公開Q&A 〜中学受験 ある小4お母さんの悩み〜
こんにちは、坂本です。 今日は、恐らく多くのお母さんが悩んでいるテーマ だと思います。 お子さんとの受験勉強にお役立てください。 <質問> どうしても親が主導して<勉強をやらせる>感じになり、 娘は、やってもやってもまた<やらされる>様な感じがあり、 私も娘も言い合いになる事があります。 娘は、<やればいいんでしょ?>的な、なげやりな言葉があったり、 やる気がまったく出なくなったりする時もあります。 こんな時には、この子には、中学受験が向いてないのかな? かわいそうなことを親が強いてしまっているのかな、と考えてしまいます。 きっとどこまでやらせたらいいのか、どこでOKを出してあげたらいいのか、 親自身がよく分かってないんだと思います。 親自身が、自信がないし、不安なのです。 だから、とにかく子供に問題をやらせて、安心したいのかもしれません。 理想は、親がガミガミお尻をたたいて勉強させなくても、 自分から必要性を感じて、取り組み始め、勉強をこなし、 勉強が分かって、楽しい!!と思ってくれることですが、 なかなかそんな世界には、たどり着けそうにありません。 こんな私たち母娘に一言でもアドバイスをいただけたら、幸いです。 よろしくお願い致します。 <坂本の回答> じつは、「学ぶ楽しさ」に気づける世界は、 そう遠くにあるわけではありません。 娘さんを見つめる視点の置き所を ちょこっと変えるだけで、子どもは簡単に変わるものです。 “きっとどこまでやらせたらいいのか、どこでOKを出してあげたらいいのか、 親自身がよく分かってないんだと思います。” と書いていますが、この部分の考え方を、 「どこまでやらせればいいのか(量)」、ではなくて、 「今日はこの問題ができた、これが分かるようになったね」 と<成長を見てあげる視点>に変えてみてください。 つまり、お母さんの評価ポイントを「量」から「成長」に 変えていくと言うことです。 勉強をやった結果、できる問題がこれだけ増えた、 という成長ポイントを評価していくことで、 子どもは勉強内容をしっかり理解しよう、できるようにしよう という気持ちになるものです。 それからもう1つ。 いまのスパイラルから脱するためには、 お母さん自身が、不安から自由になることも大切です。 いまは 「中学受験に間に合うのかしら」 「何としても塾についていかせなきゃ」 といった不安、焦りの思いが大半を占めていると思います。 この思考がある限り、お子さんの尻を叩いて 勉強をやらせるというサイクルから脱することはできません。 ではどうすればよいか? ここでも視点を変えることです。 「受験に間に合うのかしら」という視点ではなく、 「合否よりも大切な“何か”」にフォーカスするのです。 その“何か”とは、 娘さんの心の成長であり、 学ぶことを楽しいと思えることであり、 興味関心をどんどん広げていくことであり、 自分で計画を立て、机に向かうことであり、 自分の夢を見つけて行動することだと思います。 受験の合否よりも、 こうした“何か”に気づけることの方が 娘さんにとってよっぽど大きな財産になります。 量よりも「成長」にフォーカスすること。 そして、合否よりも大切な“何か”を 得てもらうための受験勉強であることに気づくこと。 この考え方さえあれば、 娘さんは喜んで自分から勉強をするようになり、 学ぶ楽しさにも気づいてくれることでしょう。 お子さんを変えるそのきっかけを作れるのは、 お母さんだけなのかも知れません。 応援しています。 坂本 七郎 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://dreameducation.co.jp ツイッター https://twitter.com/shichiro7 フェイスブック http://www.facebook.com/shichiro.sakamoto ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/10/09 11:35:27 AM
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