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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/11

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2017/06/20
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こんにちは、坂本です。

前回、
「なぜ、親子学習はむずかしいのか?」
というメールを書きました。

https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201706130000/


今日は親子学習のむずかしさを回避しながら
家庭で楽しく学力を伸ばしていくコツを
紹介していきたいと思います。



■親子学習、やってはいけない2つのこと。
────────────────────────────────

まずはやってはいけないことから
紹介していきます。


1.訂正しない

子どものやる気をなくす
もっとも大きな原因が「親からの訂正」です。

読みまちがい、漢字のとめはねなどの訂正、
汚い字の指摘、説明のしすぎ(教えすぎ)。。。

こうした訂正を子どもはとても嫌がります。

なぜかというと、訂正されることで
じぶんが非難されている、
否定されているように感じるから。

ではどうすればよいか?

親は子どもの間違いやミスを見つけても、
ぐっとこらえて、訂正せず、
そのまま先に進めてしえばよいのです。

「これだけは訂正しなければ」と思うもの以外は、
見逃して良いです。

無理に訂正して、書き直させて、学習効率が落ちるよりも、
勉強を前に進めていくことを優先します。



2.バツをつけない

同じように、親がマル付けをするときは、
極力、バツを付けないようにします。

私はときどき間違えているものでも、
あえて○を付けるときがあります。

特に計算や漢字などでは、
ちょっとしたミスなら○にしてしまいます。

先生という立場であれば、バツは見逃しませんが、
お母さん(お父さん)という立場の場合は別。

マル付けはできるだけ甘くしてあげるのです。

「それじゃ全然勉強にならないのでは?」
と思うかもしれませんが大丈夫です。

自信を伸ばしておけば、ミスにも正面から
向き合える精神的な土台をつくることができます。

本人に気づいてほしいミスがあるときには、
親ではなく「本人に」マル付けをさせればよいのです。

じぶんでマル付けをすればイヤでもじぶんのミスに
向き合うことになります。




■親子学習がうまくいく!今すぐやるべき3つのこと。
────────────────────────────────────


次に、今すぐやるべき3つのことです。


1.わんこそば方式で学習する

日々の学習メニューは、わんこそば方式で
できるだけ細分化していきます。

理想は、5分ごとに学習内容を変えていくことです。

計算5分、教科書音読3分、漢字5分、パズル5分・・・

というように、5分程度で終わるものに
細分化して、それぞれをわんこそばのように
かわるがわる取り組んでいくイメージです。

「やることリスト」として付箋にメニューを書いておき、
どの順にやるかは本人に選ばせてあげる方法もおすすめです。

さまざまな勉強を短時間にどんどんこなすので
飽きにくく、勉強もはかどります。

全体の勉強時間も短くて済むようになります。



2.褒めて、驚き、ハイタッチ!


「子どもの自信を育てること」。
これがないと親子学習はまったくうまくいきません。

とにかく褒めて、子どものやる気と自信を伸ばしていきます。

具体的には次の点を褒めてあげるとよいです。

・最後まで取り組めたこと
・子どもの上達、進歩に気づいたとき
・その子にとってむずかしい問題ができたとき
・むずかしい問題に挑戦したとき
・日々継続できていること

とにかく細部を褒めていくことがポイントになります。

ほめ方のコツですが、
ニュアンスとして「褒める」というよりも
むしろ「驚く」に近い方がうまくいきます。

そして、ハイタッチをときどき入れると、
気分も盛り上がり、楽しい雰囲気がつくれます。

親も笑顔を忘れずに
勉強中は極力、明るい雰囲気で取り組むことが大切です。



3.苦手なものは「遊び」で学ぶ

お子さんがどうしても嫌がる勉強も中には
あると思います。

そうしたものについては、無理にさせずに、
できるだけ「遊び」の中で学べるように工夫します。

たとえば、くもんや百ますのような反復計算を嫌がる子には、
ボードゲームやトランプを使った反復計算、
そろばんで計算力を上げるという方向性があります。

漢字などもゲームを使って覚えていく工夫が
できると漢字が嫌いな子でもじぶんから取り組んでくれます。


あるいは子どもとの時間がなかなか取れない方、
親子ではどうにもうまくいかないという場合は
塾や家庭教師、まなぶてらすの先生をうまく活用すると良いです。

まなぶてらす https://www.manatera.com/

外部の先生だと、甘えが出にくいので、
嫌がる漢字や計算でも素直に取り組んでくれます。



------


以上、親子学習においてやってはいけない2つのことと
今すぐやるべき3つのことを紹介しました。

親子学習のカギを握るのは、
子どもが嫌がる分野、嫌いな分野の勉強だと思います。

ここをいかに工夫できるか、改善できるかで
親子学習での伸びが変わっていきます。


子どもは勉強自体がキライなのではありません。

苦手な勉強や、できない問題をすること、
無理にさせられることが、イヤなだけなのです。


楽しい雰囲気で、笑顔で、
親から褒められる(驚かれる)機会が増えれば
親子学習は子どもにとって楽しい時間に生まれ変わるのです。


きっとうまくいきます。
ぜひお試しください。


家庭学習コンサルタント
坂本 七郎





追伸:

苦手分野、嫌がる分野の勉強に
効果的な方法がもう1つあります。

ユダヤ式学習法です。
http://amzn.to/2suuroy

親や兄弟が生徒役、子どもを先生役にして、
子どもから勉強を教えてもらうのです。

苦手なもの、嫌いなものの勉強では
親からの指摘や訂正がどうしても多くなってしまうので、
子どもも親子学習を拒否しがちです。

しかし、子どもが先生になって親を教えるとなれば話は別。

子どもが親や兄弟に勉強を教えるとなると
嫌いな漢字でも必死に覚えて、親や兄弟に教えてくれます。

ユダヤ式は子どもが嫌がる勉強にこそ効果を発揮します。

こちらもぜひ試してみてください。




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 発 行      ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ   http://www.dreameducation.co.jp
 
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Last updated  2017/06/20 11:25:33 AM
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