8月の学習計画の立て方(応用編もあり)
坂本です。早いもので、7月も終わり。もうすぐ8月がスタートします。夏休み(7月)を過ごしてみていかがでしたでしょうか?いまのところ順調! という人は問題ありません。引き続き、そのペースで進めてください。一方で、・部活があって勉強はこれからという人、・計画を立てたが、思い通りにいかない・三日坊主になってしまったという方もいるはずです。いろんな反省点もあると思いますが、今日は、8月を充実した日々にするための計画の立て方についてアドバイスしたいと思います。■ネガティブ・シミュレーションをしよう。──────────────────────────まずは前回の復習から。前回は、夏休みを3つの期間に分けて、まずは・夏休み《期間1:7月中》の目標を立てる・どの時間帯で、何時から勉強をはじめるのか・具体的に、何を使ってどれだけの量を勉強するかを決めましょうという話をしました。くわしくはこちらをご覧下さい。http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201507150000/つづいて、8月の《期間2》の計画を立てていきます。《期間2》は、8月1日から8月15日までとなります。この期間の計画を、7月の反省点を踏まえて立てていきます。計画の立て方は、《期間1》のときと同じです。そう、1.《期間2》の目標を決めてから、2.勉強開始時間と学習内容を決めていけばオーケー。基本、これでよいのですが、今日はここにひとつ応用的な要素をプラスしたいと思います。それが、【ネガティブケースの想定】です。ネガティブ・シミュレーション。不測の事態が起こったときの対処法。ここをいくつか考えておくだけで、計画の成功率は驚くほど高まります。では、説明していきましょう。夏休みの学習計画を立てる際に、次のようなネガティブ要素を事前に考えておくのです。・いざ机に向かおうとしたらやる気が出なかった。 さて、そんなときはどんな勉強をするか。 あるいは、どうやって気分を切り替えるかを考えておく。・マル付けのとき、解説を読んでもわからないとき。 そんなときは、どう対処したらよいのか。 (いったん飛ばすのか、誰かに聞くのか、何で調べるのか)・あらかじめ計画していた時間内に勉強が終わらなかったら どうするのか。 (それで良しとするか、時間を延長するのか、あるいは 予備時間を決めておき、その時間内で追いつくようにするのか)・計画を立てた初日から勉強量が多すぎて終わらなかった。 その後の計画も危うい。そんなときどうするか。・風邪を引いて1週間寝込んでしまった。風邪で寝込んだと しても慌てずに済む、ダメージが少ない計画とはどんな計画だろうか?このようなネガティブケースを1つ1つ考え、カンタンな対処法を紙に書き出しておくのです。起こりうるネガティブなケースも前もって考えておけば、慌てることもなく、勉強の手が止まることも少なくなります。結果として、計画がうまく進むようになるのです。計画を立てて「計画が立てられた! やったー!」と満足するのではなく、ネガティブケースをシミュレーションした上で8月1日を迎えるようにしてくださいね^^。あなたのお子さんの夏休みを応援しています。それでは、また。坂本 七郎追伸:一応、確認しておきたいと思います。私のメルマガの読者さんにとっては当たり前のことかも知れませんが、新しい読者さんのために、改めて書いておきます。学習計画は、親がつくってはいけません。親御さんは、あくまでサポート役。夏休みの計画はお子さん主導でつくってくださいね。追伸2:「見るだけ暗記法」を使った私の漢字問題集、『小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集』(大和出版)が本日、すべての行程を終えて、印刷所に入稿されました。すでに、アマゾン、セブンネットでは予約ができるようです。(お近くの書店でもご予約いただけます)http://www.amazon.co.jp/gp/product/4804762566/http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106569223/主な対象者は、小3から小6。あとは、漢字が苦手な中学生、漢字の書き取りに自信がないお父さんお母さんも(笑)、漢字を覚えるよい機会になると思います。直接書き込める部分も多いので、お使いになる場合は、人数分用意していただくとよいでしょう。発売予定は8月10日。夏休み後半は、この問題集を使った企画も考えています。(15日間で250個の漢字が覚えられます。お楽しみに。)ぜひ手に入れておいて下さい。■発行:株式会社ドリームエデュケーション