カテゴリ:きょうの出来事
地元の染色家 小林澄子さんの作品展を見てきました。この前は開催前の会場入り口にススキを飾り手伝ったのですが、きょうは作品展をしっかり見せて頂きました。 夕陽のように美しい茜、赤紫や紫を染め上げる蘇芳は日本にはないそうです。梅からも美しい色が出るのですね。刈安はススキに似た植物で黄色を染め上げることができ、藍と合わせて緑を出すこともできるそうです。そして万葉集にもその名が出るほど古くから栽培されてきたムラサキ、紫根。 写真では濁ってしまいましたが、すんだ空色、クサギで染めた色も素晴らしかったです。 染の色を出すために使われる植物の名も私には初めて聞くようなものが多く、小林先生のお話は大変興味深いものでした。多くは今もお宅のお庭で栽培したり山に入って採集したりして材料を揃え、処理も丹念にやっておられること、染めに留まらず織りも手掛けておられることを思うと、気の遠くなるようなお仕事に感動するばかりでした。 「植物の色 染色展」を見てきょうは今まで知らなかった世界に感動でした。出会いは人だけでもなく人の生きる道、人生をも左右するものとしみじみ思ったことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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