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毎年この時期に北山の秀林寺で桂 文我落語会があります。
今年も案内状が来たので申し込んで聞きに行きました。 もうすっかり暗くなった夜の7時、お寺の本堂の100席ほどが満席になると、 赤い布で覆われた高座で桂 文我さんの独特の話語りが始まります。 TVの話題や政治の話なども気軽に取り上げてるかと思うと、いつの間にか本題へ、 きょうの話は 晩秋のみちのく路を江戸へ向かう男が仙台も過ぎた頃、深いススキが原を歩いていると 茂みの中に子どもが一人、ふと顔を見るとなんとその男の子は一つ目小僧。 びっくり仰天、でも珍しいので捕まえようとするとあちこちから人が集まってきて 「子取りだ!」と逆に捕らえられ裁きを受けることになってしまい・・・・ 本堂は水を打ったように静まり返り。みな息を凝らして話に引き込まれました。 白州に引き出された男の行方どうなるのでしょうと、とその後の落ちに 一同はふーっと我に返るのでした。プロですねえ、噺家はやっぱり素晴らしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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