[闘病日記]の記事一覧 | ＊＊箏弾き菊うさぎ＊＊

病院食　番外編

そうそうどうしてもこれは書きたくて（笑）入院中はmixiには書けるけどなぜかこの楽天にはアップできなくてマイミクさんには同じ話題なのだけど病院食にも慣れて完食できるようになった頃「わ！！なにこれ！？！抹茶アイス？！？？！？！」いや、まさかね。あったかいものが冷めるくらいなんだからアイスはないわな。と考え直したけどどー見てもこれ…「撮影用溶けない抹茶アイス」食べてびっくり「抹茶きんとん」…ああ、なんかそんなんメニューに書いてあった気がする…でも年寄り喉詰まるよこれ…結構でかいの。で、おいしいかって？…聞いちゃだめ

病院食事情

そりゃあね、期待はしてませんでしたけどね。でも咳がひどくて漢方で食欲を無くさせられていたのでひと月ほど、家でも小食気味になっていた私です。入院を言い渡されて、がっくりしながら晩御飯の時間ほんまごめんやけど、ほんまにほんまに作ってくれた人にごめんなさいやけどもうニオイからだめ。雰囲気もだめ。でも食べないとご飯無いぞ？しょっぱなからこれ…なんかくちゃくちゃやろ…無理～～～！！！だいぶん残しました。軽くえづいたので…いや調子悪かったから…（ではないけど）かなり味濃いねん！嫌な感じの味の濃さ。許されへん。海外行った時の僻地のどんなに変な食事でも割とおいしく食べれる私だけど、ほんま無理…がっかりしながら次の朝これなら食べれる！なんでって素材にほとんど手加えられてないいや、ほんまにごめんなさいね～朝ご飯は大丈夫なんか～と思ってたら次の日なんでこのゆでた野菜はこんなぐだぐだなの…ドレッシングもノンオイルだし、おいしくないし。変な甘みのゼリーもいただけない…私はマーガリンやバターを含む油モノが大好き。だからダイエットしててもドレッシングはノンオイル嫌だった。少しにすればええねん。だけど私のパンには、はちみつ・ジャム…ばっかりでマーガリンがない。メニューにはマーガリンも書いてあるのに？そして他の人のトレーに載ってるマーガリン発見。え～私脂質控えさせられてんの？！と不満爆発（マーガリン一つで私ったら…）…違いました。マーガリンの人は糖尿病なので甘みがだめなんですって（聞いたんかい）でも、でも、マーガリンとかバターつけて食べたいよう。甘味料ジャムの甘みはキライなんだよう病院食は油気が本当にない。でもまた他の人にはコロッケみたいのとかフライが見える時があるのになんで私にはナイの～～～～～（どんだけ油モノ食べたいねん）でも私のが「常食」なのでした。油を積極的にとらないといけない人って一体なんの病気？！油なしダイエットみたいな食事が続き、ああ、クリームコロッケとか、から揚げとか、天ぷらとか…油モノが食べたいのよ～～～となったある日、出ました！！お昼ごはん！！！天ぷら～～～～冷めてるし、硬いし、でもいいの、天ぷら～～～～あんなに嬉しい時はなかった（笑）でもこの時のおすましがびっくりするほど濃くて思わず天ぷらのつけ汁にしたって。この濃さ、体に悪いやろ！最近の病院食って濃いのね？食べた事なかったからイメージだけど食材の味、みたいな薄味やと思い込んでたわ。あんなに嫌がっていた私でも、だんだんに適応能力に長けているらしく完食・完食・完食…の毎日となるのでした…後日聞いたのですが、この病院はおいしいって噂…ほんまに？じゃあ他の病院食はほんま無理やな…

さてお薬は…？

入院当初の診断では「好酸球性肺炎」または「特発性器質化肺炎」の疑い他に「間質性肺炎」とかいろいろあってその断定の為の検査だったのですがさてお薬は「ステルス」！！！！…でなくて（「ステロイド」！！！！アトピーの人なんかがよく使ってますね、あの悪名高い危険なお薬です。「副腎皮質ホルモン」というもともと体内で作っているものです。使い方さえ間違えなければなんにでもすごくよく効く特効薬です。私の場合も「好酸球だったら80％効きます。でも副作用は100％です」と説明受けました。う～ん…その副作用とは・急にやめたりするとショック状態に陥ったりかえって悪化する事がある・免疫力を低下させるので感染症にかかりやすくなる・胃酸の分泌が増えるので胃を悪くする・食欲が増す・眠りにくくなる・顔がほてる・顔が丸くなる（むくみ+脂肪がつきやすくなる）・骨がもろくなる・血糖値・コレステロール・血圧上昇…どんだけあんねん！！！みたいな副作用の羅列。たいていは長期服用に対して、とあるけど完全に私長期服用決定だもんね？服用量が多いので、免疫力の低下も大きく、病院に軟禁（入院）させられたわけですね。そんで、私はプレドニン（ステロイドの事）７錠から始まったのです。5日分。そしてその後に5日分のプレドニン3錠…5日でそんなに減らしてくれるんだ、早く退院しないと困るって騒いだからかな？でもそんなん5日後の分、先にくれなくたって…入院してるのに…検査後の死人状態の私に薬剤師さんが一生懸命してくれた説明は全くわからんかったから看護師さんに聞いてみました。「もう減らした分のプレドニンももらってるんですけど大丈夫ですよね？こんなに一気に減らしてくれるんですね？」なんて聞いたんだけど「先生が出されてるから大丈夫です～～～」と看護師さん。…そうです、嫌な予感するでしょ？？この間違いが判明するのは5日後となるのです。5日経ってお薬がなくなった頃、またもや薬剤師さん「これが次の分です。前が50mgだったので、45mgで…」…ん？？確か１錠5mgだったはず…なんか計算おかしくない？私７錠だから35mgでしたよ！「…え？？…」「ちょ、ちょっと先生に聞いてきますね」バタバタと行ってしまう薬剤師さんをボーゼンと見つめる私…え？え？え？何が起こってるの？私死ぬのお～～～～～（おおげさ）というより治療が振り出しに戻ったらすごく困る！肺炎が悪くなってても困る！ドキドキするも先生はなかなかやってこない。生きた心地がしないですよ…。誰か！！！ずいぶん待った後先生が「薬間違ってたんだって～～～？」と半笑いで来ました。なんで半笑いやねん！しかも間違ったん私のせいちゃうし！看護師さんに確認もしたし！！！！どうやら「朝プレドニン7錠」で、「夜プレドニン3錠」だったらしい。でも運よく！？薬は効いていて「レントゲンの肺の影も薄れているし、好酸球の数も減ってる。ま、結局ゴールが近くなったという訳です。」って先生～～～～～もう泣くわ。本当に運よく、私の体がよく効いてくれたんですよ。でも咳がまだ残るのはそんなせいもあるかも？ってさでも危険だったのは最初の減量。7錠から始めたとばっかり思っていたけど実は点滴の中に既にプレドニン50mg入っていたそう。たったの一日で50mg→35mgに減量してたって事。普通は1週間飲み続けて1錠（5mg）減量だったんだよ…もしも、もしも…いやもう考えないでおこう。退院へのゴールが近くなったと言う事だけ…と思おうとするのに、「勝手にやめたりしたらショック状態に」…っていうのがぐるぐる頭を回っていたのでした…ああ、怖かった。

気管支鏡検査　本番だよ！

高い診察台（手術台？）に上がって（上がらされて？）まだ途中でも麻酔をしないといけないからと目にガーゼでガード（しみる）頭に不織布の水色のシャンプーハットみたいなん（べたべたになる）んで、右足首にわっかをはめられる（逃げないように？？？…嘘、たぶん血圧を測っていた）左足親指にクリップ（たぶん血中酸素濃度を調べてる）口にマウスピースをはめられたら「もう話はできませんから何かあったら手をあげて知らせてね」って歯医者さん？その間も始終咳は続く咳があると自分もしんどいけど、危険度も高まるそうで止めたいけど無理。この時間に合わせてリン酸コデイン酸とか言う咳止めを飲んだのだけどだめ。カバーされたガーゼの向こうで赤や黄色の光が点滅が見える…いよいよ入るの？！でも咳出るの～～～～止まって～～～～！！演奏する時ぴったり止まってたくせになんだこれ！！と一人悶絶していると「はーい、もう喉は入ってるからね～～～」え！知らんかった…すご腕やな。でもなんか肺の辺りがキモチワルイ、痛いみたいな変な感じ～～～～水が入るのも、回収してるのも、肺の一箇所取ってるのも感触はないけども先生の他に勉強中ですか？！みたいなお兄さんに指導してる声「つかんで！つかんで！はい、とって」聞こえると怖いやん、先生入れたんやから最後までやってや～～～（泣）いや、二人でやってるのかな…30分から1時間くらいって聞いてたけどまだ終わらない。咳は出るし、つばは相変わらず飲み込めないので手を上げると管でが～～～～っと吸い取られる。取ってもらわないとか細い呼吸が完全に蓋されるのでつらい。でも吸い取られるのもまた咳でるねん。ところで、このマウスピースつけてからの咳、自分の声でない声だったの。麻酔のせい？ヘリウムガスで遊んだ時みたいななんかがらがらの変な声だった。それはそれでまた怖くて、そんな声になってもたら嫌やなあとか（なぜ冷静）検査の間、止まらない咳を止めるために右手で自分のお腹をとんとんと軽く叩いてたら看護師さんにその手をばっと持たれて「大丈夫よ、大丈夫よ」と始終なでなでされてました。安心するけど、苦しいのでとんとんしたい…（とんとんが邪魔だったのかもしれない）私には何時間にも感じられた地獄の時間は終わり「さあ、抜きますよ」ってもうゆわんでいいからはよ抜いて下さい体中汗だくだくで、涙とよだれと、なんかわからんもんでぐしゃぐしゃのふらふら、支えられながら台から降ろしてもらって車椅子へ。一息つこうとした瞬間…い！！！息ができない！！！息！息！！…どうするんだっけ！！！文字通り空をつかんで「息が…できない…」と伝えようとしたけど声でない！！！あかん！ほんまに死ぬやん！！！誰か！！！様子を見て「息できない？？大丈夫よ！」といいながら酸素濃度を測られる（大丈夫ちゃうんやん）落ち着いてくるとなんかわからないけどいつもと違うところでするみたいな呼吸で少しづつ酸素が…でも吸う時は「ふひぃいいいい～～～～」とホラー映画のようなすごい高い声が勝手に出てくるけどそんなん知ったこっちゃない。更に汗だくになって変な声を上げながら車椅子で部屋に帰される。忙しい中来てくれたらしい母がそんな私を見て蒼白。「ふひぃいいいいいい～～～（声でない）」「ふひぃいいいいいい～～～（息できない）」と伝えてるつもりやけどいくら親でも無理（笑）ベッドの上でどっちを向いても苦しいし、寝ても苦しいし、文字通り悶絶！！！ベッドが見る見るべちゃべちゃになる程のシャワーを浴びたかのような汗。時間が経つに連れてやっと落ち着いてきたけど「窒息死」ってこんな気持ちなんやなあって味わいました。十分に。その後呼吸がましになってきた頃、咳でやっぱり危険だったようで明日撮ろうと言っていたレントゲンを今から行きましょう、と。気胸（肺に穴）の可能性があるから。泥みたいになった体を無理やり起こしてまた車椅子でレントゲン室へ…向かう途中のエレベーターの前で嘔吐…（ビニール袋もらってました）（この嘔吐次の日の早朝にも続くのですよ）後で聞いたのですが気管支がまっかっかのパンパンに腫れてたので入れるのもすごく大変だったとか。咳もひどいので「検査できるかな…」な状態だったそうです。ううっこわっ！！その後もこんなにふらっふらなのに明日から飲む薬の説明に薬剤師さんが訪れる。いや、もう説明されたって無理ですから。聞こうと思っても頭が拒否…この説明聞けない事がまたもや重大事件を引き起こすのでした…続く…（続きすぎ？）

肺に内視鏡

診断の時から言われていた「気管支鏡検査」・肺に内視鏡を入れて診て・右肺の下のパーツに生理食塩水を入れ、・その水をもっかい回収して水に含まている悪いもんを調べて・更に右肺上のパーツから細胞を少し切り取って回収して調べるま、要するに胃カメラみたいなもんか…と思ったら大間違い！病院の先生も、看護師さんも、そしてやった事のある人はもちろん口を揃えて「ちょっと～…きつい検査だけどね…」「おぼれるって感じかなぁ…」…入院二日目の朝ご飯、パンとゆで卵・牛乳・パイナップル…よかった！食べれる！！いやもう正直ね…無理やろ！病院食！…またこの辺は書かせていただくことにして…お昼は絶食。そりゃそうや、気管と肺にモノ入れるのに吐いちゃうよね。手術着に着替えて、いつでも薬を入れるように点滴スタンバイ。栄養入れる点滴と違って針をしっかり差し込まれちょっと痛い…いよいよですよ。ポチのように点滴をひきずりながら「わあ～これってドラマとかみたいですね～」なんて看護師さんに話しておられるのも今のうち。検査室に入った瞬間ものものしさにびびる…部屋の角っこに逃げられないような感じで設置された歯医者の椅子みたいなんに座り、気管支に麻酔。ガーゼでしっかりつかまれて、舌をひっぱり出されて長い管のついたものでしゅこしゅこ…「吸って～」と言われても咳出るんですけど。げ～ってなるし。まだ呼吸も微妙な感じですから無理っすけど。うまく吸えないからか喉が重だるくなってくるけど咳は止まらない。「咳がなくなるまで後13回くらいこの麻酔するからね」って既に鬼か？！この間つばは飲み込んじゃだめ。飲み込んだらとたんに咳き込むので、いちいちティッシュに｛べ～～～｝咳止まってないけど、もうこれ以上麻酔は入れれないという事で（？！）しゅこしゅこで苦しまされながら横から腕に麻酔の筋肉注射ブチュ～！！「…い～～！！痛い…」看護師さんは「これしたら楽になるから！」って楽ちゃうわ！はう～痛い～～～…じゃあ検査台に…って、え？？？麻酔効いてへんねやろ？！だ、大丈夫？？？天国の階段のように思ったより高い階段のついた検査台に麻酔でふらふらの私は乗せられるのでした…長くなったので続く

肺炎って…

たぶん普通は風邪ひいて→こじらせて→肺炎とかなんかしらウイルスや細菌が入って肺に炎症起こしてレントゲンで影が出るって感じだと思ってましたけど私の今回のは「細菌性肺炎」ではなく「非定型性肺炎」の中の「好酸球性肺炎」血液中の好酸球が増えすぎて悪さした？？？これもカビとかハウスダストとかなんかそんなアレルギーで起こる事もあるらしいけどたいていが原因不明？私の場合も、アレルギーで反応した部分は一切なし。ほななんやね～～～ん！！！と叫んでみても入院は決まってしまって肺に激しい影がしっかり出てるのも事実なので仕方ない…このえぐい咳も、呼吸困難な状態も普通じゃないからなんとかして欲しいし。でも、この二つ前のブログで皆様ご存知の通りかなりオチました「人生終わった…」くらい（大げさ）リハーサルだって休まないのに…もちろん本番ももれなくいてる子だったのに…でもまあ、なってもたんやし、家にも帰れないんやし、しゃあないかと、だんだん落ち着いてきました。何しろ病院に入った時点で咳と呼吸困難はほんの少し薬で軽減され、ああ、生きた心地！でも4人部屋だったので夜中に出る咳には他の方に悪いなあと思ったりもしたけど…実際同部屋もすごいけど、他の部屋からも聞こえるすんごいいびき！！！！誰か鼻になんか入れてんのか？！と疑う程のすごいボリューム！！寝れん！！！！そして5:00頃から始まる元気な年寄り達のマイペースな動き頼むから気使って行動してくれ～～～～！！！！世間では早朝やで！まだ暗いのに…起きたかったら起きればいいです。でも周りに気遣う気持ちはどこ行ったん？「洗面所は6時から」って言われてるし、書いてあるよね？でっかい字やけど、読めないのか？…と、結構イライラする人も多いのです…基本的にいい人のが多いんだけどね。そんなきつい状態でその日は、ほんまに悪名高いきつい検査が待つのでした

ただいま！！！！

16日の一人旅から帰ってまいりました！！！…………どこ行ってたんだって？？？？………………病院…………それ入院やろ～～～～！！！！！という訳で復活いたしました。大変だった…おいおいここで書かせていただきたいと思います。とりあえず今日夕方おうちに帰ったとこですので…この辺で。