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カテゴリ:桂シリーズ。
(前話からのつづきー。) その日の目覚めは、とても気持ちのよいものでした。 と、いうのもその日から、ピンクの、ピンクによる、ピンクのための世界が繰り広げられるはずだったから。 空にはピンクの小鳥たちがさえずりまわり、街ゆけば、ピンクの信号、ピンクの道路、ピンクのネオンがところ狭しと主張する。さらに、世界の中の人々の髪の毛みーんなピンク色。頭の中もピンク色・・・。 ・・・そんな、まるで夢のような世界をいざこの目におさめんと、布団から起きあがって窓をひらいて景色を見るに、空を飛んでる小鳥たちったら、フツーの色をしているご様子・・・!!? おかしい。なにかがおかしい。 焦りを感じ始めた桂お嬢、ふとその場にあった鏡の中の自分を見て、さらなるショックを受けるのです。 な、なんとそこには、ピンクではない変な自分がいたのです!! しかも、寝る前には着た覚えのない衣装までもが着せられてたり。 ・・・そう、これら全ては、呪いのピンクにいち早く対策を講じられた、わたくしたちのマリアさんのアンチ呪いの儀式の賜物。ついでにこないだやられたアレの腹いせ。 ・・・ こうして、世界を自らの手に収めるどころか、またも自らのトレードマークのピンクをヤられてしまった桂お嬢、とにかくこの姿のままではアレなので、腹が痛いと大嘘こいて、その日の授業はサボったりとかするのでした。ドンマイ。 (次回からは神聖マリアさんビームでやりますー。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 6, 2007 12:21:27 AM
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