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テーマ:最近観た映画。(40088)
カテゴリ:映画
久々にキツイ映画を観た
「GAMA―月桃の花」という沖縄戦を描いたもの 詳しい内容はこちらを見てね この映画は自主制作で15年前につくられ、今日まで各地で上映が続けられてきたものだそうだ 映画の前に脚本の嶋津与志さんと音楽の海勢頭豊さんのお話と演奏があった この映画を撮っていた頃はちょうどバブル崩壊の頃 予定していた資金が集まらなくなって自分たちの家を担保に億単位の借金してつくったのだそうだ 先々の展望が見えない困難な中でもスタッフキャストが一丸になってこの作品を作り上げたのは何故か 答えは沖縄そのものにある。 今も続く沖縄の苦難を顧みないこの国の有様に。 つい最近も大江健三郎さんの「沖縄ノート」の「日本軍による集団自決命令」の有無をめぐって元将校の方をまつりあげて裁判になっていたが、膨大な数の歴史の証言によって最高裁で「それはあった」ということが確認されたのだけど、その裁判がおこされた過程でつくられた「新しい歴史教科書」は、敗訴しても訂正されないという状況が続いている 映画を観ながら、自分自身の変化に気付いた 子どもの頃から戦争については体験者であった両親をはじめ、様々な媒体で知ってはきたけれど、今回は「知る」にとどまらないインパクトを感じた 「自分だったら。あそこにいるのが自分だったら生き延びられたのだろうか」 東日本大震災の苦難が続く今だからこそ、命の大切さと、それを守れないこの国の有様とを、改めてかみしめる機会になったのだと思う。 まさに「命どぅ宝」を貫く人間社会であってほしいと願う その日が来るまでこういった映画などはもっと、もっと、もっと、たくさんの人たちに見てもらわなきゃ、また誤った歴史を歩まぬように 今は亡き沖田浩之クンが、住民を死に追いやっていく鳥羽軍曹役を好演していたことを付け加えておく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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