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テーマ:演劇だって仲間に入れて(80)
カテゴリ:演劇
今日は紀伊國屋サザンシアターに、青年座の「をんな善哉 作=鈴木聡 演出=宮田慶子」を観てきた
主演はテレビで大・大・大活躍の高畑淳子さん かつては広告代理店でバリバリ働き、仕事も恋も思うがまま・・・だった主人公が、両親の他界で実家の和菓子屋さんを継いで10年余り・・・。 「もう、女としても終わりなのかしらん」 何となくキニナル若者には「オバサン」呼ばわりされ、片や親友は女性初の役員となり恋人もいて充実した人生を突き進んでいる・・・。 「私だってまだ終わりたくないのよ、おかあさ~~ん」と、仏壇に向かってチ~ン そこにかつての恋人が とにかくテンポ良く笑わせてくれるし、下町の人情あふれるやりとりでとっても楽しかった 「ドルフィン」のキャラクターや酒屋一家のやりとりも面白い 何より高畑さんのパワフルなこと ほとんど出ずっぱりでぐいぐい芝居をひっぱっていく いや、やはりただものじゃないですね、流石です とにかく作品がいい 人物の配置がどれも無駄なく生きている 鈴木聡さんて、すごいなぁ 演出は大ベテランの宮田慶子さん 確かな土台の上でコロコロと転がす軽妙な展開、かと思うと空気がしんと澄み渡るような集中 そのメリハリは終始、鮮やか 伊藤雅子さんの装置もステキ お店の引き戸にあてられた明かりがまた効果的だったなぁ~~ 女性の生きる悩みを描いた作品と言うと女性しかわからないようなものが多くて、正直女の私も敬遠したくなる作品群が多かったけど、この作品は違った はじけてた たくましかった リアルだった ただ、ちょっと物足りないところはあったのよ、そりゃあね でも、まだまだ上演中だからネタバレに関わるところは書きません 22日までやっているので、興味のある方は行ってみてね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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