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テーマ:演劇だって仲間に入れて(80)
カテゴリ:青年劇場
青年劇場の第104回公演は坂手洋二作・藤井ごう演出「普天間」です
テレビじゃちっとも沖縄のこと報道しないから忘れちゃってる人もた~~~くさんいるんじゃないかな でも、沖縄の基地問題も、原発と同じように未だ解決できていないんだよね 作者の坂手洋二さんは、これまでも沖縄3部作とか、沖縄にこだわって作品作りをしてきた人だし、今回も現地取材を精力的に行って、「今の普天間の人々」を描き出したんだそうだ 今、文芸助手という形で作品作りに関わっている福山啓子さんからこんなメッセージが届いた 『(略)坂手さんの台本は、「本土の人の知らない沖縄」を描くと同時に、基地反対勢力の内部にある矛盾や微妙な立場の違いなど、「沖縄の人の書けない沖縄」も描くという広く深い視点が魅力です。 藤井ごうさんの演出は面白いです! イントロダクションでは遊び心も入れて人物を大きく動かし、舞台を面白く見ながら情報が伝わるように工夫されています。 (略)普天間に暮らす人々の生活観を大事にし、人物のかかわりあいで芝居が進行していくように丁寧に演出されています。(略)』 この前、江東区文化センターで再演された坂手洋二さんの「だるまさんがころんだ」も見てきたんだけど、様々な立場の人たちが絡み合い、簡単に白黒つけずに観客に問題を投げかけてくる深さが坂手さんの魅力だなぁと改めて思った次第 そして藤井ごうさんの演出は、青年劇場でも「修学旅行」「島」で拝見しているけど、人間の内面からにじみ出てくる繊細なものを大切に提示してくれる一方で、思い切りダイナミックで爽快な面も見せてくれる。これまたすごく惹き付けられるんだよね 福山さんのメールでますます期待が膨らんじゃうぞ あ、この福山啓子さんは、あのヒット作「博士の愛した数式」の作・演出の方です。 来年は福山さんの新作が発表になるというので、これまた楽しみにしているだ~ 「普天間」の日程と会場は下記のとおりです。 ちょっとでも関心をお持ちの方は、青年劇場のHPにアクセスしてみてね 9/10~19 新宿・紀伊國屋ホール 9/21 東府中・府中の森芸術劇場・ふるさとホール 9/23 桜木町・神奈川県立青少年センター 9/26 亀有・かめありリリオホール 9/27 浦和・埼玉会館大ホール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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