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おはよう~ 中央市場の塩干売り場、 この時期は競り台に上がる商品も少なく活気がない。 10日もすればイカナゴ漁が本格的になるはずであるが、 後、しばらくはこんな状態が続く。 スーパーのバイヤーさんや、小売り業者の人々との挨拶も、 暇やな~とか、売れんな~と、 どんより曇る本日の天気のような社交辞令な挨拶である。 寒いので、自然とストーブに近づく。 そこには、既に暖を取っていた先客がいた。 荷受け会社のTさんである。 私と同い年である。 昆布ある?と商売を仕掛けてきた。 あれ(道南産の)、今一売れが悪いし、まだあるけど・・・ ま、せっかく声をかけてくれたし・・・と思い、お付き合いで仕入れた。 Tさんのようなサラリーマンはいいよな~、 給与は純利益だし。。。 私なんか、売れてというか、売って、なんぼだし。。。 *売れて=放って置いても売れる=そんご時世じゃない。 売る=売りにかかる、仕掛ける→エネルギー要る=当たり前の時代* その間、お金を寝かせ、 さらに、経費を引いて、利益あれば良し。在庫になるもまだまし。 腐る=廃棄もありだし。 商売は大変だわ。。。 定年まで心配ないし、幸せやんね。 すると、 これに嫁はんがいたらな・・とストーブの炎を見つめて言った。 まずぅ~と思った。 彼は3年前に奥さんを病気で失っている。 一日たりとも思い出さない日はないだろうと聞くと、 その通りだとはっきりと答える。 モーニングコーヒーも二人分入れるという。 へぇ~~~~ もしも、オットだったらどうよ?と思ってしまった。 (余談) そして、ついこの前、 友人が亡くなってお葬式に行ったという人から、 その故人の奥様が、出棺の折り、泣いて、泣いて、 棺桶にしがみつき離さない痛々しい姿を目の辺りにし、 もしも、自分が死んだら、嫁さんがこんなに泣いてくれるだろうか・・・ と思ったというのを思い出した。 ふみゅ~、これは、奥さんに号泣して欲しいわけ? 号泣=愛の熱さと思うのかしらん?ふみゅ~~ Tさん、彼女でもつくる?これからやん。 と言うと、 彼女はいっぱいいるという。 彼が嫁はんというのは、たった一人なのだ。 普段は、淡々と仕事をしてる彼だけど、 その胸の奥にはいろんな思いがあるわけで、 それは、彼だけに限らず、全ての人がそうであるように。 昨日も、そんな話したかな~ どんな家にも苦はあるというふような話 「幸せ家族」と看板掲げているような家でも、 それは傍目だけでけで、家の数だけ、人の数だけのそれぞれの苦があると。 当たり前だけど・・・ ま、私ひとりじゃないと思うことで、みんな救われてるのかな~? 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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