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2006年01月02日
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カテゴリ:大気汚染 花粉症
世界初 民間航空機を活用した二酸化炭素定期観測に成功
全世界的に環境破壊が進む中民間航空機に搭載可能な二酸化炭素濃度連続測定装置と改良型自動大気サンプリング装置が開発されたことは喜ばしいことです。特に東アジア、東南アジアのデーターを定常的に行えることになったのは日本にとっても朗報です。
世界の工場となった中国からの汚染物質の飛来は韓国、日本にも飛来しています。その上
インドも経済成長も著しく当然、大気汚染物質の増加も出てくるでしょう。

☆出典 【国立環境研究所】は次のように報じています。

独立行政法人国立環境研究所の町田敏暢主任研究員が、日航財団、気象研究所、東北大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、(株)ジャムコ、(株)日本航空と行っている共同研究の中で、民間定期航空機に二酸化炭素連続測定装置を搭載して定期観測を行う世界初の試みに成功した。
 航空機を利用した大気中の二酸化炭素濃度観測例としては、日本航空、日航財団、気象研究所が1993年から月に2回の頻度で実施していた、日本-オーストラリア間の大気サンプリング法による温室効果気体観測があるが、地上での観測例に比べると数は少ない。
 今回の共同研究は、日航財団が03年度に国環研、JAXAなどを加えた研究グループを新たに組織し、文部科学省の科学技術振興調整費による研究として実施しているもので、研究のために、民間航空機に搭載可能な二酸化炭素濃度連続測定装置と改良型自動大気サンプリング装置を新たに開発した。
 二酸化炭素観測の空白域の1つである東アジア・東南アジアでのデータを定常的に得られること、先行例がなかった熱帯域での鉛直分布の通年観測が初めて実施されることなどから、大陸別の二酸化炭素吸収・放出量の推定精度向上、地球上の二酸化炭素循環への理解に役立つと期待されている。
 完成した観測装置を搭載した航空機は05年11月5日から運航を開始し、11月8日に初データを回収。データからは、成田、ジャカルタ、バンコック、北京上空での二酸化炭素濃度の鉛直分布や、各都市間の高度10~12キロメートル地点での水平分布が明らかになったが、濃度のばらつきが非常に小さく、観測の精度が高いことが示された。
 また、空港周辺では人間活動の影響で二酸化炭素濃度が高くなること、成田では地表に近いほど濃度が高くなるのに対し、大気の対流が盛んな熱帯のジャカルタでは濃度が上下方向に均一であること--などの結果が得られたという。
 なお、この共同研究は06年度から環境省地球環境保全等試験研究費により定常観測に移行する見込み。
 ☆出典 【国立環境研究所】

記事に含まれる環境用語


ナマリ 【英】Lead [略]Pb

解説

蒼白色の軟らかい金属で空気中で容易に酸化される。無機化合物は2価または4価(2価の方が安定)として存在し、またアルキル鉛などの有機鉛化合物がある。
金属鉛は鉛蓄電池の電極板、鉛管、放射線遮蔽材、活字、ハンダ、鉛ライニング、真鍮、青銅などに利用され、また無機鉛化合物は顔料、塗料、ゴムの耐熱増強剤、塩化ビニル安定剤、農薬などに広く用いられる。
肺または経口から吸収された鉛化合物は血液中に移行し、各種臓器に分布するが、最終的に骨に多く沈着する。中毒は血色素合成の異常と貧血、食欲不振などの消化器症状、中枢神経や末梢神経への影響、腎障害を示す。
なお、米国では、小児が鉛塗料片を食べて中毒(鉛脳症)を起こす事例が多数発生して問題となった。鉛について、水と土壌の環境基準の他、水質汚濁防止法(1970)及び大気汚染防止法(1968)の排出基準が設定されている。

温室効果

オンシツコウカ 【英】The Green House Effect

解説

大気による惑星表面の保温効果のこと。
地球の温度は、太陽から流れ込む日射エネルギーと、地球自体が宇宙に向けて出す熱放射とのバランスによって定まる。太陽から流入する日射については、ほとんどが可視光であり、大気を素通りして地表面で吸収される。可視光を吸収して加熱された地表面は赤外線の熱放射をするが、大気中には赤外線を吸収する「温室効果ガス」と言われるガスがあり、地表面からの熱をいったん吸収してしまう。温室効果ガスを含む大気によって吸収された熱の一部は地表面に下向きに放射され、一部は大気上層に上向きに放射される。このように日射に加えて大気からの下向きの放射による加熱があるため、地表面はより高い温度となる。この効果を「温室効果」という。
この温室効果によって現在地球表面温度は平均15℃程度に保たれている。

環境研
独立行政法人国立環境研究所

ドクリツギョウセイホウジンコクリツカンキョウケンキュウショ 【英】Independent Administrative Institution of National Institute for Environmental Studies [略]NIES [同義] 国環研 環境研

解説

前身の国立公害研究所が1974年に発足。1990年に全面改組し、国立環境研究所と改称。2001年4月に独立行政法人化した。
21世紀の人類が直面する6つの重要な環境問題として、(1)地球温暖化、(2)オゾン層の変動、(3)環境ホルモン・ダイオキシン、(4)生物多様性、(5)流域圏の環境管理、(6)PM2.5・DEP等の大気中粒子状物質(都市の大気汚染)を重点特別研究プロジェクトと位置づけている。また、今すぐ解決が必要な2つの緊急な政策課題として、(i)廃棄物と循環型社会、(ii)化学物質環境リスクをあげ、政策対応型調査・研究と位置づけている。このほか、個別分野の諸研究や環境情報の整備・提供などをおこなっている。

環境用語の分野

二酸化炭素

ニサンカタンソ 【英】Carbon Dioxide [略]CO2 [同義] 炭酸ガス

解説

常温常圧では無色、無臭の気体で、水に溶けて炭酸となり弱い酸性を示す。石炭、石油、天然ガス、木材など炭素分を含む燃料を燃やすことにより発生する。
地球大気中での濃度は微量であるが、温室効果を持ち、地球の平均気温を15℃前後に保つのに寄与してきた。
大気中濃度は、産業革命以前280ppm程度であったが、産業革命以降、化石燃料の燃焼、吸収源である森林の減少などによって、年々増加し、今日では370ppm程度にまで上昇した。なおも増加しており、地球温暖化の最大の原因物質として問題になっている。

熱帯

ネッタイ 【英】Tropical Zone / Topical Belt / Tropics

解説

地球の気候帯の一つで、赤道をはさむ低緯度の地域、概ね南北回帰線にはさまれた地帯をさす。
年平均気温20℃、最寒月の平均気温18℃以上など各種の定義があるが、気候学的境界は必ずしも明確でない。
気候帯は、気候によって世界を帯状に区分したもので、ドイツの気候学者P. ケッペン(1846-1940)は、気温、降水量、乾燥度を基準として、地球を熱帯、温帯、冷帯、寒帯、乾燥帯の5つの地帯に大別した。

プレスリリース

http://www.nies.go.jp/whatsnew/2005/20051130/20051130.html

中国からの 黄砂・酸性雨その他の環境問題をご覧下さい 出典 気象庁

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最終更新日  2006年01月02日 10時46分22秒
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