雨漏り点検中のお勉強!
「やー若いの、今の柱を隠してしまう洋室(大壁)より土壁の使ってある柱が出ている和室(真壁)のほうが暖かいらー、今時の断熱材より、やっぱり土壁じゃーないと!」先輩達からよく聞きます「家には土壁をつかわにゃー! 土壁は冬暖かいし、夏涼しいで!」私も以前は、そう!FSさんに出会う前までは土壁信者でした決して土壁がよくないと言っているのではありませんから誤解のありませんように!雨漏り点検時に屋根裏での写真です築20年ほどの家です中央に見える竹で編んだエツロというものが下地になりその両側に土をぬり土壁を作ります土壁を真中に右が真壁(柱を表し仕上げる)造りで左が大壁(柱を板、ボード等で覆う仕上げ)造りで収めてある部屋の天井裏面です右側には土壁との間に隙間がなく左側には隙間がありますこのような事は、施工する大工さんが意識しない限りこの様な収まりになりますこれは壁と天井の取り合いですが壁と床との取り合いもこの様な収まりになりますでぇ、この隙間が魔の隙間なんです!実は土壁だから暖かいのではなく、土壁を使った真壁造りが仕上げの際の収まりが床と壁、壁と天井において通気止めの役割を果たしていたことが断熱に大きく関わっていたと思います。上の写真のような収まりではその効果は望めません土壁は素晴らしい材料だと思いますどんな材料でもそうですが使用上の注意をしっかり考えて使いましょう!!