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カテゴリ:オカルト・宗教・歴史
最初に断っておくが、私はオカルティストで電波系である(と思われる)。
別に否定しない。 生家は真言宗豊山派なので、もちろん家に仏壇はある。 真言宗は密教なので、最高仏(?)は大日如来である。 その大日如来が人間としてこの世に現れたのがいわゆるお釈迦様だったと思う。 なので、本来ならば大日如来様を守護仏にすればよろしかろうが、私の守護仏は大辯才功徳天(上野の不忍池の弁天堂にいらっしゃる神様である)と千手観音菩薩であると勝手に決めている。 これはいろいろと事情があるのだが、それはまたの機会に。 で、話は変わるが、先日帰省したときの話である。 仏壇がある部屋は茶の間でもあるので、そこで仏壇の方を頭にしてうとうととしていた。 すると、えも言われぬ甘い香りが漂ってきたのである。 たしかに私は生家では香を焚くので、香も置いてある。 しかしながら、そんな香りではないのである。 なんの匂いだ??? しばし考えて思い当たった。 蓮の花の香りである。 もっと単純に表現するなら蓮の葉のあのほんのり甘い香りである。 そのときとっさに思った。 「ああ……仏様がいらっしゃったのか……」 しかし、あまりにもよい香りなのでそのまま横になっていたのである。 しばらくしてから起き上がると、茶の間には妹も母もいる。 だから聞いてみた。 「ねえ、さっきものすごくいいにおいがしなかった? 甘くて蓮の花みたいな匂い」 「別に、なにもしないけどね……」 母も妹もあの香りを感じなかったというのである。 私が「だれか仏様がきたのかもよ」というと 「彼岸だからかもね」 と母は言った。 私は、急いで香を焚いておもてなししたのだが、はたしていらっしゃったのはどなたなのか? よく身内の死んだ人はちょくちょく我が家に来るが、あんなよい香りは漂わない。 おそらくそういう死んだ人ではなくて、菩薩界か天界かそのあたりの方だと思うのだが、いかんせん私には何も見えないのである。 ちなみに今、どうしても行きたい三つの観音様がある。 それは高崎の観音様と宇都宮の大谷の観音様と千葉県の東京観音様である。 できれば、千葉県の鋸山にいらっしゃる観音様にもお会いしたいのだが、ツレ合いに聞いたところ、鋸山というのは漆が茂っている山なのだそうだ。 そうでない道を通っても行けないことはないのだが、願を掛ける場合は漆の道を通らなければならないらしい。 茨の道ならぬ漆の道とは、これもまた巡礼の難しいところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 13, 2008 01:44:36 AM
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