カテゴリ:美術展など
上野東京都美術館で、オペラの前に「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」を観る。
フェルメールの作品は、結構観ていて、あ~これ覚えがあると思えるものが二・三あった。 フェルメールは、オランダで一番美しいと呼ばれたデルフトの街で1632年に生まれ、旅館を営み、画商の仕事を兼ねながら、絵を描いていたらしい。 43年の生涯に、残した絵は30数点で、今回は、そのうちの7点が来日。 彼が描いた、ゆいつの宗教画、神話画が来ているということで、足を運ぶ。 「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」、 「小路」、「リュートを調弦する女」、真贋で話題になった「バァジナルの前に座る若い女」、「手紙を書く婦人と召使」、そして、今回、おもしろかった 「ワイングラスを持つ娘」 この絵の娘は、酔っぱらいの紳士に迫られながら、困ったような視線を絵を見る者に向ける。 私は、絵の前が空いているのをよいことに、娘の視線を絵に向かって、右から左に追ってみた・・思ったとおり、右から左へずっとその視線を捉えることができた。絵の解説には、ないが、絵の前が空いていたら、ぜひお試しあれ。魅力的な瞳と微笑みを独り占めできるのは、間違いない。至福のひと時である。 「ワイングラスを持つ娘」は、こちら 一時間あまり、フェルメールを堪能した一時であった。 ちなみに、今回は、来日していませんが、フェルメールでは、やはり、真珠の耳飾りの女が一番好き! 44.5 x 39 cm と小品では、ありますが、その絵の少女の瞳は、永遠の光の中で見る者を魅了してやまない憂いを秘め、謎めいている。 本日のきもの:長襦袢は紅葉柄。無双の袖は内側を黄色に染めて季節を楽しむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 17, 2008 07:17:36 PM
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