カテゴリ:美術展など
本日は、仕事場の設立記念日。体調も悪く天気もいまいちのため予定していた昭和記念公園のコスモスをあきらめ、昨日、友人と行こうと思っていた「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」を国立新美術館に見に行く。招待券を無駄にしては、おしかろうと着物を着てお出かけ・・・。
バルセルナのピカソの絵に出会って以来、彼は、天才だぁと認識した私は、それ以降、デフォルメした絵に対しても親近感というか理解をしようと積極的に見るようになったと思う・・・以前は、とても消極的であったのである。 午後に郵便局と銀行へ出向き、のんびりと乃木坂へ。 まずは、美術館の一階のテラスでティタイム。木々に囲まれた静けさのなかをまったりと過ごす。ちなみに月曜日休館多い美術館であるが、こちらは、火曜日休館である。 思ったお通り、美術館は、空いていて、絵を見るのにぴったりの空間。 ひさかたぶりのピカソとその恋人たちを、ゆっくりと鑑賞する。 ピカソの妻でロシア・バレエ団のバレリーナ「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」や、ピカソ芸術のよき理解者でもあり『ゲルニカ』の制作過程を写真に記録した知的で情熱的な愛人「ドラ・マールの肖像」と同時代に暮らした若く清楚な「マリー・テレーズ・ワルテル」を並べて展示していたり(こちら)、親友のブラックから影響を受けたと思われる「ヴァイオリン」など、変化に富んでおもしろい。 91歳で没するまで、彼の愛と情熱のエネルギーに溢れた人生は、我々を圧倒する。 最後の部屋に展示してあった「ヤギ」(ブロンズ)の、老いさらばえ醜く肥大した腹部をさらした姿は、自らを揶揄するようなブラックユーモアに満ちて興味深いものがある。 芸術の秋である♪ 絵を観た後に、のんびりとお茶をするのも楽しい♪ 本日のきもの:葡萄酒色の市松の大島、帯は黒にポイントの赤の絞り名古屋、帯留は黒の漆に菊模様、半衿は黒の絞、足袋は藤色の麻葉模様。(フォトは取り忘れ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 12, 2008 11:39:00 AM
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