カテゴリ:映画
用事があり、銀座へ出たついでに、19時45分 日比谷シャンテにて映画「ブーリン家の姉妹」を観る。
11月8日(土)にウィーン国立歌劇場のエディタ・グルベローヴァ主演「ロベルト・デヴェリュー」(エリザベス1世の寵臣のイタリア名、主役はエリザベス1世役のグルベローヴァ)を観るので、その予行演習を兼ねてエリザベス一世を産んだ悲劇の王妃「ブーリン家の姉妹」を観ることにした! ちなみに、この映画で二人の姉妹と愛し合うヘンリー8世( 1491年6月28日 - 1547年1月28日)は、18才で皇太子となった後、生涯に6回結婚をしている。 1)キャサリン・オブ・アラゴン :無き兄の妻であり、メアリ1世の母 2)アン・ブーリン(この映画の主人公の一人) :エリザベス1世の母 3)ジェイン・シーモア :エドワード6世の母 4)アン・オブ・クレーヴス 5)キャサリン・ハワード :アン・ブーリンの従妹 6)キャサリン・パー また、ヘンリーはイングランド王室史上最高のインテリであるとされ、ラテン語、スペイン語、フランス語を理解し、舞踏、馬上槍試合などスポーツにおいても優れた才能を発揮し、音楽にも造詣が深く、ヘンリー8世作曲とされる楽譜が現存しているなど、文化史にもその名を残しているそうである。 映画「ブーリン家の姉妹」は、史実に基づく美しい姉妹の話であるが、こちらは、あくまで小説。当時のドロドロしたロマンは、西洋版「大奥」を思わせ、衣装も豪華で、画面の色遣いも美しく後のエリザベス一世を思わせるアンの野心に満ち溢れた姿も興味深く、私的には大変おもしろかった。 わたしが見た映画や舞台の資料としては、 ○ウィリアム・シェイクスピアも書いている歴史劇 「ヘンリー八世」(The Famous History of the Life of King Henry the Eighth) ○スペイン演劇「エリザベス」(演出:ヌレア・エスペル)エリザベスは、実は男だったという仮説にもとづいた舞台「エリザベス」(坂東玉三郎主演) ○映画「千日のアン」この映画では、アンとメアリーの姉妹が、姉・メアリーで妹がアン ○映画「エリザベス」(Elizabeth)、続「エリザベス:ゴールデン・エイジ」 ○映画「わが命つきるとも」A Man for All Seasons(1966) アンとの結婚のために、英国国教会の長となったヘンリー八世に反対し処刑された人文学者トマス・モアの生涯を描いた歴史絵巻などがある。その他にも色々あるかも。 「ブーリン家の姉妹」の<主な出演者> アン・ブーリン:ナタリー・ポートマン メアリー・ブーリン:スカーレット・ヨハンソン ヘンリー8世:エリック・バナ エリザベス・ブーリン:クリスティン・スコット・トーマス トーマス・ブーリン:マーク・ライランス ジョージ・ブーリン:ジム・スタージェス ノーフォーク公:デヴィッド・モリッシー 監督:ジャスティン・チャドウィック 製作:アリソン・オーウェン 製作総指揮:スコット・ルーディン、デヴィッド・M・トンプソン 原作:フィリッパ・グレゴリー 脚本:ピーター・モーガン 撮影:キアラン・マクギガン プロダクションデザイン:ジョン=ポール・ケリー 衣装デザイン:サンディ・パウエル 編集:ポール・ナイト、キャロル・リトルトン 音楽:ポール・カンテロン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 13, 2008 05:45:36 PM
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