カテゴリ:歌舞伎
新橋演舞場の石川五右衛門を観てました。
当初、観る気は無かったのが、 7月歌舞伎座の夜の部の海老蔵の好演とポスターのかっこ良さに 三階の一列目の席が、あったら観て見たいかもと気が変わった作品。 そして、運よく三階一列目センター通路よりが手に入り観劇することができたのでした。 物語は、五右衛門の釜ゆでの処刑場面から始まり、 最後は、また、釜ゆでの処刑場に戻り・・・・綴ら抜けから 「馬鹿め!」で三階鳥屋へ消えてしまうまで、海老蔵でずっぱりの大活躍。 演出は、人形振りで始まり最後は宙乗りで終わるのですが 歌舞伎の手法が盛りだくさん・・忍者の殺陣に始まり、 竹本の浄瑠璃での舞い、花道での面灯り、大薩摩入りの鯉掴みや、 飛び六法、宙乗りのつづら抜け、そして、五右衛門とくれば「絶景かな、絶景かな」 の南禅寺山門の大仕掛けのせり上がりと盛りだくさん。 秀吉の團十郎(親父さん)の大きな存在感と、 茶々の七之助の一段と増した美しさに助けられながら、 歌舞伎の様式に挑む海老蔵を観るためのエンターテイメント と言ったところでしょうか。 途中、疲れからか何度か記憶が飛んでしまい・・・あららでしたが、 わたしが海老蔵ファンだったら、きっともっと楽しめたのかも知れないと思える作品でした。 石川五右衛門: 市川 海老蔵 茶々 : 中村 七之助 前田利家 : 片岡 市 蔵 百地三太夫 : 市川 猿 弥 霧隠才蔵 : 市川 右 近 豊臣秀吉 : 市川 團十郎 ちなみに今回の原案となるストーリーは、 人気漫画「金田一少年の事件簿」「神の雫」のドラマの原作者として活躍する樹林伸。 本日のきもの:生成りに黒の雪輪模様の小千谷縮に博多献上の白黒の帯、帯留は赤っぽい石の貝。長襦袢は黒地に撫子柄の絽 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 22, 2009 10:55:04 AM
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