お見合いはカンベン・・・(追記)
さて、楽しい旅から戻ったら、仕事が待っています。1日仕事をしなかっただけでも、既にデスクが山盛りのメモで埋もれています。_(++)/さくさく仕事して、残業は30分くらいで済みました。あー、家帰ってゴロゴロしよう・・・。9月に友人のお兄さんが結婚式だから、それに便乗するのでまた宿を取らなきゃいけないし。またオークスホテルでもいいかな。安い割にキレイで広かったし。さて、帰宅してしばらくすると、両親も帰宅。母はさっそく、「ちょっと、アンタ、お見合いの釣書書いてよ?」とのたまいます。なんでやねん。「うちのお客さんで紹介してくれる人がおるの。3枚くらいかいなあ。とにかく書いて」いややん。しんどいのに誰が3枚も書くかいな(○`ε´○)「その内の1枚は、もう明日取りに来てくれるらしいんよ」いやー、もうええてー(`へ´)どうしてもいるんやったら、アンタ書いといてよ(ーー;)母ちゃん、あんた、来る客全部に「うちの娘、行き遅れも行き遅れでどないもしゃあないんですわー。どなたかええ方おりませんのん?」とか言いまくってるんじゃないの?余計に恥かくけん、止めといたら?どうしても見合いせえ言うんやったら、着物やったら行くわー。着物で行くん反対やったら、絶対ぶっちするけん、ヨロピク♪あ、向こうさんにもそない言うといて。ケケケ。母は怒るけんど、どーにもならんようなお見合いに誰が行くかいな!前のイヤーなお見合いの経験があるけん、余計にイヤですわ。イヤーなお見合いのお話。まだジョニーがピッチピチの20代だった頃の話です。急にお見合いが決まりました。もちろん、私が「是非お見合いしてみたいわ♪」などと言うわけでもなく、強引な親戚がおり、私に断りもなく、勝手に話がまとまっていたのです。写真を用意してと言われても、私の手元に私の写真はありません。友人らと撮る以外には極力写真には写らないようにしています。母は旅行中に私が写真を撮ったのを思い出したらしく、「旅行の写真を出して」としつこく言いますが、そんなものはとっくにベッドの下の奥へ突っ込んで隠匿済みです。そうこうしているうちに、相手の写真と釣書が届きました。母と祖母はそれを見て「立派な人やない」等と言いますが、私は仕事が忙しいし、見る暇もありません。というか、見たくなかったのでなるべく両親が起きている時間に帰宅しないように注意していました。私が写真を持っていないことに業を煮やした親戚は、夜遅くまで開いているカメラ屋さんに私を引っ張って行き、証明写真を撮るように言い募ります。そのいかにもぶっさいくな様子をたまたまお店に来た職場の上司にも目撃され、ますますイヤになる私なのでした。*****************続き。親戚は「笑いなさい!それくらいの愛想くらいできるでしょう!」と金切り声を上げますが、何が楽しくてヘラヘラして写真に写らなきゃいけないのやら。カメラ屋さんが「急に笑うと言っても、難しいですよね、緊張しますよね」とフォローを入れてくれますが、それでも親戚の怒りは収まりません。とりあえず、鼻に皺を寄せて、口の端を無理矢理吊り上げた、気持ち悪~い写真ができました。さて、証明写真を撮った後は、親戚がまた私を別の場所に引っ張っていきます。そこはお見合いの斡旋をしているおばあさんの家です。もちろん、私は面識もありません。おばあさんはいかに結婚が素晴らしいか、また、自分が斡旋したカップルがいかなる巡り合わせで素晴らしい出会いをし、恋に落ち、結婚に至ったか、などを詳しく説明してくれます。一見、なごやかそうなお話をしているように見えますが、おばあさんは「ふん、こんな子ぉかえ!」というような目で(私が嫌だったので余計そう思ったのかもしれないですが)、値踏みするようにじろじろこちらを見ますし、内心、おもしろくはありません。「あのう、私の意志ではなく、親戚が勧めた話ですので、このことは全く寝耳に水です。申し訳ないですが、全然その気もないんです。男性や交際にに猛烈に興味があるわけでもないですし」そう申し立てたのですが、おばあさんは「あなたと同じ職場の方もお世話したことがありますのよ(それに一体何の関係が・・・(^^;))。任せてください!」と一歩も引いてくれません。親戚は「お願いしますと言いなさい! あなたのお世話をしてくれる方よ!」とまた私を叱るのでした。職場の同僚は「レストランでおいしいもの食べて来なよ~。お見合い自体はおもしろくないけど、食事はいいよ。おごってくれるし!」と励ましてくれました。さて、お見合い当日、自分の意志とは関係ないとはいえ、相手もあることですし、迷惑を掛けてはいけないと、身なりを整えました。朝から美容院には行かされ、エステまで行き、普段は完全にスッピンなのに、化粧までしてもらいました。さらに、普段は絶対履かないハイヒールに、絶対着ないミントグリーンのスーツを身に着けました。私に付き添ったのは母とお見合いのおばあさん。お見合い場所に来た相手の人と、無理矢理向かい合って座るように言われ、相手の人はやはり、お見合いおばさんを連れてきていました。突然、お見合いおばあさんとお見合いおばさんは「お二人は読書が共通のご趣味とか。絶対に気が合いますよ(読書にも「好みのジャンル」というものがあるとお見合いおばさん&おばあさんは気付いていないようです)。お二人で隣の県までドライブに行くといいですわ。それとも、●●●(昔の私のバイト先だよー。後輩の見せ物になっちまうじゃないの!(+_+))へいらしたら」と言います。しかし、相手の人は私以上に方向音痴らしく、「道を知りません、そんなところ、分かりません」の一点張り。・・・そんな人と、どこへ行けばいいんでしょう(^^;)方向音痴二人では、遭難するのが関の山です。というか、相手の人、そんなに道を知らないのに、今日は一体、どうやってこのお見合い会場まで来たんざますかー!!タクシーで来たのかよ(結局、自分の車で来たようです)!悪いこととは思いつつ、静か~に私はキレていきました。「私も不案内なものですから、この辺ではNしか存じませんの」N、そこはおじさまの遊技場・・・。母は怒るどころか「そうね、アンタはそこしか知らんし」と澄ましています。お見合いおばあさん&おばさんは「まあ! そんなところへ? お嬢様(この年でお嬢様と言われるとお尻がカユイです)、よく行くんですの?!」と目も口も丸くしています。「●●さんも道をご存じでないようですし、私がよく存じておりますNより他に行く所はございませんわ。仕事上、よく行くところですの(本当。仕事でどうしても行かなきゃならない時があるのです)。それに、明日は勤務ですから、遠出をして仕事に支障を来すようなマネは避けたいのです。ご納得いただけますね?」有無を言わさず、おじさまの遊技場へ向かう我々。車中で、相手の人が「ご本がお好きとか。何を読まれるんですか?」と爽やかな話題を振ってきました。大方、私の釣書に「趣味、読書」と書いてあったのでしょう。私も爽やかに「『FBI心理分析官』です(本当。当時、はまってしまって、毎日読みまくっていました)。被害者の遺体の写真をつぶさに見ています(これも本当。火サスの『鑑識』のファンだもーん♪)」と返したところ、相手の人は固まってしまいました。・・・笑うところだと思うんですが、この人にブラックジョークは通じなかったようです。以後、車中での会話はなく、「そこを右です」という私の声だけしか聞こえません。Nでは、相手の人は利用方法を知らないようです。私は入場料をおごってあげました。100円だけど(笑)その後、私はおじさまたちのお話を聞くのに忙しいですし、部品の交換状況もチェックしなければなりませんし、コースレコードもチェックしなければなりませんし、色々多忙です。辺りにはものすごい機械音と濁声が飛びます。相手の人はやや呆然としていました。会話をする状態ではないようです。・・・どうも、私と彼とは合わないようです。笑いのツボも全然違います。おじさまの遊技場に来て「うわー! マジでー?」と驚くでもなく、ウケて笑うわけでもありません。「お見合いに慣れた方ですから、全部お任せになって」と言われたのですが、「慣れた」様子はどこにもありません。相手の人はかなり緊張しているか、私をものすごく気に入らないかのどちらかです。会話が成立しない人と、私はどう過ごしたらいいのでしょう。相手の人は「自分が読む本が何か」さえ話しません。帰りは「送ります」と言ってくれましたが、案の定、道も分からないとのことでしたし、一緒にいるのも気詰まりでしたので、お断りして徒歩で帰りました。慣れないハイヒールを履いて、靴ずれしています。踵からストッキングに血が染み出して、痛いの何の(T.T)帰宅後、あまりうまくいかなかった旨を母に報告すると、母は烈火のごとく怒り出しました。それで、このお見合いの真相が分かったのです。実は、お見合いおばあさんはお金を取ってお見合いを斡旋していたのです。母は「●万円も払ったんよ! どうするの!」とキンキン声を出します。・・・知ったことかい!(`ヘ´) 父からは「お前のケッタイな話題(それを知っててお見合いさせるなよ!)とか、ミョーな態度がいけない!」とこれまた叱られます。正直、おもしろくありません。今日一日、自分なりに頑張ったけど、ダメでした。でも、悪いのは私ということになるのでしょうか。ノリが悪く、ツッコミもできない相手の人には一切お咎めナシかよ!くそー、あのオッサン!テメエの●●ぶっ潰してまうど。・・・やや本性が出てしまうジョニー。27日に続く!