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カテゴリ:映画・TV
気になってたけど映画館では見損ねた『いつか読書する日』をDVDでみた。
最近はすぐにDVDになるので、ありがたいといえばありがたいけど、 一度くらいは再上映館でスクリーンでみてからDVDになってほしいともおもう。 同時代の女優で気になるのは(年は少しずつ違うけど)、 大竹しのぶ、中島みゆき、そしてこの主人公・田中裕子。 設定は50歳。 人生を一人で生きるにはいろいろ考える年頃。 ずっと想いを閉じこめていた相手の高校の同級生は岸部一徳。 (一徳さんて、タイガースでベースしてたサリーだよね。 ベトナム戦争の頃「一番怖いものはなに?」と聞かれて「人の心」なんて 言ってたみたいで、いまやすごい俳優さんだね。 てことは裕子さんの略奪ダンナ・ジュリーのご同僚だあ) その妻は末期ガン・仁科亜季子(「女優」復帰1作)。 脇は、わけありで一人ぼっちだった田中の親代わりの渡辺美佐子。 彼女の連れ合いは痴ほうが進行している。 ある日深夜ラジオのDJから 「私には大切な人がいます。でも私の気持ちは絶対に知られてはならないのです、、」 とお便りが流れてくる、、、 けっこう筋書きは、おお、やっぱそうなるよな、、という展開なのですが、 画面がいい。とってもいいなあ。 夜明け前、朝ぼらけ、朝焼けと刻々と変わる朝の風景。 坂道のある町を背景に、牛乳配達する田中。 英語版は「MILK GIRL」。 ロケ地は長崎だが、この映像をみているだけで、人生を考えてしまうな。 そして、配達が終わり、着替え、スーパーのレジに向かう彼女の自転車。 市役所の児童課に勤める岸部の乗った路面電車とは、すれ違っている。 さまざまなすれ違いから、互いの意志によって重なり合い、 そして運命によって、、、、 ちょっと大人の純愛ドラマ(^_-) 監督:緒方明 脚本:青木研次 音楽:池辺晋一郎(とても印象的な音楽でした) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月19日 01時19分05秒
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