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カテゴリ:映画・TV
どうしてもみたい映画がある。
どうしてもみなければならない映画もある。 この映画は最後の15分にすべてが凝縮している。 生きろ!だ。 前作で主人公のアンソン(井坂俊哉・「純情きらり」のキヨシ?君) に生まれた家族のシンボルの息子・チャンスは小学生。 妻(遺影は前作の女優さん)は白血病ですでに亡く、 筋ジスと診断されている。 当時の医療では「20歳まで生きるのは難しいかもしれません」 と宣告される。 その兄を慕う妹・キョンジャ(中村ゆり) チャンスの治療費と自分の可能性のため芸能界に入る (そのあたりの展開はノムケン(西島秀俊・「純情きらり」の冬吾さん) との恋とか想定内の展開で) そこそこに展開していたのは、最後の15分の集中のためという感じだ。 1974年の東京と アンソン・キョンジャの父のいた1944年のヤップ島が交差しながら ド迫力の戦争シーンが展開される。 キョンジャが告白する父の生き様、 済州島に生まれ、本が好きで、大学に進学して、 将来は先生になりたいとおもっていた父。 「御国のため」でなく、殺されたくないから、殺したくないから脱走した。 「父が戦争から逃げて生きてくれたからこそ、 ・・・だから私はこの世に、今こうして生まれることができました」 ぎりぎりで映画館に滑り込んだので、 隣の大スクリーンでやっている石原都知事総指揮の 「俺は、君のためにこそ死ににいく」にどれだけの人が 入っているのかは知らない。 しかし、同じ時期に、この映画がつくられ、 そこにいる10名くらいのみんなが泣き、 共感していることに拍手したい。 パッチギ LOVE&PEACE! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月24日 12時02分51秒
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