全国の金魚バカあつまれ！

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、夜間に入っても、日中の気温と余り大差ない程、穏やかですね。これから明日あたり、…暖かな良いお天気に恵まれそうです。 　併し、…この温暖な気候になって来ると、…途端に、何かが目を覚ますのか、ベランダの住人の中に体調不良の子が出てまいります。 　冬の間中、…こまめに様子を見たり、換水をしたりなどしましたが、…やはり、今回は、屋内組に”金魚ヘルペス” でおちてしまったものがいる為、 　今回は用心して、本日、ベランダの住人を、サッシの内側に、全員、お引っ越しさせることに致しました。   　”もりぞう”も、”まめ太郎”も、ヒーターを投入し、エルバージュ溶液の中で養生しておりますが、… 　今回は、水温をいきなりウィルスの限界点で有る、３３度に一気に設定してしまいました。  　今日の午前中、”もりぞう”を竹酢液で薬浴した所、たちまち、尾に血走りが出現致しまして、… 　観察していると、竹酢液１００倍の希釈液の中での１０分間の薬浴にでさえ、すでに、彼には耐えられない状況なのだと言う事が分かりましたので、… 　その時点で即、溶液から”もりぞう” を取り出し、０．５％の塩水と、ごく薄いエルバージュ溶液の中へと移動させました。 　水槽の横見では、余り良くは分かりませんでしたが、上から見る限り、もう、体がなんとなく浮腫んできております。  　あの、敏捷で、恰好の好いスマートな泳ぎは、全く見られなくなり、…ターンするときも、弱ってしまっているのか、最近では、ヒラメの様な泳ぎをしながら、方向転換をする事、しきりです。 　その為、下にする方の側だけ、擦れるのか、何か所も、鱗が剥落した儘になっております。決して、再生はしないですね、残念ですが、… 　この病気の進行と病態は、有る程度、理解してきましたので、それではと言う事で、 　どの道、落ちて死ぬんだから、穏やかに水温を上げるのではなくて、一気にウィルスの限界点まで上げてやろう、 　と、…言う事で、今回の暴挙に出たわけです。 　”もなみ” の時に、余りにも彼を労わり過ぎて、徐々に水温を上げたので、…狡猾なウィルスに、魚体の中で上手く環境に適合されてしまったのではないかと思いまして、 　それで今回は、ウィルスに、環境に適合する暇を与えずに、”もりぞう”と、”まめ太郎” の最後の予備力を信じて、一気に水温上昇をさせる事にしたのです。 　明日あたり、…彼らの病状がどのように変化しているかは、予想もつきませんが、…。  　ところで、前回の続きです。 　堀下の考案した、シジミエキス入りの練り餌と、腹水がたまって腫れて来た腹部に対する、こまめな治療のお陰か、… 　暫くの間、目もうつろで有った”もなみ” も再び、息を吹き返し、…眼光にも生気が戻ってまいりました。 　併し、…あの腹部の腹水と言うか、膿と言うか、…それを見ていると、あれが再度、悪化をしてくる事は、確かなようです。 　流石に、ここへきて、…すでに、進退きわまった感がしてまいりまして… 　すっかり弱気になった堀下は、思わず、心の中で、 　　　　”神様、助けて下さい、…。”　　と、 　知らず知らずのうちに、三度も天に助けを求めてしまいます。 　後から考えると、…こんなことは後にも先にも 、堀下の人生上、…滅多にない事だとは思うのですが、… 　その時、…一瞬、目の前に広がったのが、燦々とした陽光に照らされた、ローズマリーの群生だったのです。 　今のは、何だったのだろうと思いながら、試しにネットで検索してみますと、・・・ 　調べたらこれが、驚くほどの薬効が有る事が分かり、 　殊に、…強い殺菌作用、抗真菌作用、…それから、なんと抗ウィルス作用までもが有り、…  　更に、心臓機能、血液循環機能に効能が有るという点に於いては、目が釘付けになってしまいました。 　尾静脈から心臓に掛けて、真黒な真一文字の様なうっ血が見られた”もなみ”には、まさに、これ以上のものは無いと言っても良いくらいのうってつけの優れモノでした。 　　　 ”ローズマリー、…。” 　 思わず、小躍りしたくなるほど、…心が舞いあがりたくなるほどの気分でした。 　このローズマリーの薬効を信じて、早速、ネットに入れ投入いたしますと、ヒーターで温まった水の中で、そのうち、ハーブの気持ちの良い香りが漂って来ました。 　”もなみ”も、よほど気持ちが良いのか、其のネットの下に潜ろうとしてきたりなどし、…ローズマリーを投入してから翌日には、全身にわたる発赤は、ほとんど、その陰を隠してしまいました。 　特に片方の腹ヒレには、マーキュロでも治らなかった、痛々しい血のにじみが有り、ヒレ自体も、しぼんだまま開かなかったのですが、… 　ローズマリーを投入した翌日には、血のにじみもすっかり消え失せ、綺麗に真っ白に大きく開いたのです。  　堀下には、それが、真っ白なランの花が咲いた様にも見えました 。 　ここへきて、…”もなみ” も俄然、活気づいてまいりまして、…その後の二日間は、水槽の中で、しきりに動き回り、 食欲も出て来まして、… 　その様子を覗うに、…堀下も、何だか絶望的であった先行きに、…或いは、…と言う、 　　　かすかな希望さえ、持ったりなど致しました。   　ただし、…未だ例のあの腹部の膿の塊りだけは、　　　　今後の懸念の一つとして、堀下の胸にずっしりと色濃く残ってはおりましたが、…。 　※　以降、次回へと続く、…。  

  2014.01.29

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、関東地方、一日、小春日和の様な暖かい陽気でした。これから、暖かくなったと思ったら、又、真冬に戻った様な寒冷を体験すると言う、三寒四温を乗り越えて行かなければ、本当の春はやってはこないのですね。 　本当の春を迎えるまでの試練は、まだまだ、続きます。まるで、人の一生の様ですね！   　ところで、前回の続きです。 　今度は、本当の転覆魚になってしまった”もなみ” ですが、… 　併し、…腹部を外気から守ろうと、堀下が発泡スチロールを水面にかぶせたりなどしても、 　絶えず、その下で転覆姿勢のまま、活発に動き回るので、発赤した腹部が擦れて、余計にケロイド痕が酷くなり、… 　それではということで、今度は、梱包用のビニールをかぶせたりなどもしましたが、…それでも同様に動き回るため、 結果的に、ますます腹部の発赤が酷くなると言う事態へと、発展してしまいます。 　らんちうとは、本当に違う種なのだと言う事を、堀下は、この事でつくづく実感したりなどしましたが、… 　これでは、赤くなってしまった腹部のケロイド痕をいたわって守ってやることは愚か、…ますます、悪化させてしまう事になり、  　とうとう、堀下も、諦めて、プラケの水面から一切の異物を撤去してしまいます。 　そこで思いついたのが、網をプラケに架けて、…ネットを水中に浸す事でした。 　これですと、”もなみ”が安心して、水中に漂っているネットの下に身を隠してくれる事が分かりました。 　　　　　　 　　　　　　※　ネットの下に潜り込んでいる”もなみ” 、…。右端には、ネットにくるんだローズマリーが見える。 　堀下が、水面から出た彼の腹部を守る為に、上からそっとネットをかぶせてあげると、”もなみ” の方も次第にそれと気がつき、… 　自分から、ネットの下に潜り込んでくれるようになったのです。 　併し、…其のころから、彼の病状は、拍車をかけた様に一段と悪化の一途をたどって行きます。 　どのように腹部を守ろうとしても、あの転覆姿勢では、体は、ますます背が反り返り、…反対に、腹部はますます水面からせり出てきてしまいます。 　また、次第に、体が反った状態でいる為に、今度は、頭が次第に下に沈んでいくようになり、… 　その姿は、あたかも、まるで、尾を上から釣り上げた様にも見えました。 　又、腹部に膿のような腹水がたまるようになってくると、彼の体表は一段と白くなり、其の色は、まるで蝋の様な白さにも見え、… 　心の中で、”確か、これは、ぶくぶくにも有った、…。” と、無念にも昨年の夏、…落としてしまった、丹頂の雌の事を思い浮かべたりなどもしました。 　鰓の中は、以前よりも一層、薄さを増した様な気がいたしましたが、併し、ぶくぶくの時は、こんな色だった時が昨年の春ころで、… 　それから、彼女は盛夏にかかるまで、生き延びる事が出来たのだ！ 　だとすれば、…もなみは、この先、まだ回復する為の時間が有るのではないか！…と、淡い、期待を持った事も御座いました。  　併し、この頃、…更に、体全体の鱗が、かすかに立ち上がって来るに及び、昨年の１２月も、押し迫ろうとしている頃には、 　”もなみ” の体を手でつかむと、体全体が浮腫んで、ぶよぶよとした感触が伝わってくるようにまで容態が悪化してしまっておりました。 　本人も自発的に、捕食が出来ないまでに、体が弱ってしまっておりました。  　もう、こうなると、最終段階です。　堀下も、いよいよ、この子を落としてしまうのかもしれないと、弱音がちらほらと脳裏をかすめ、がっくり肩を落としたのも、丁度、この頃の事でした。 　”もう、年は越せないかもしれない、…。”　　と、… 　併し、…そう、思った直後には、また、この子の転覆姿勢を元に戻すにはと、考え始めてしまう自分がおりました。 　あの、転覆姿勢をしていると、内臓レベルから衰えて、結局のところ、人で言う所の廃用症候群で落としてしまいかねない、と、思っていたからです。  　もう、救いようのない、”金魚バカ”です。 　堀下は、…１００均の洗濯用のごみ取りネットについている浮きの部分を利用して、子供用のマスクをそれにくくりつけると、筒状に作り換えたマスクのその中に、もなみを入れる事を思いつきます。 　なんとも、可哀そうな姿ですが、…こうでもしないと、腹部の発赤がますますひどくなり、体もますます弱って行くと判断したからで、… 　元気に成れば、自分から出て来るだろうと、踏んでいたからです。  　　 ところで、この子、誰でしょう 　又、マスクの中にもなみを入れる前には、彼の腹部にマーキュロを塗ったりなどして、お腹全体に腫れあがった彼の腹部の治療に専念するようになりました。  　更に、今まで給餌していた練り餌に、なお一層の工夫を凝らすようになりました。 　つまり、…練り餌に使用しているシジミエキスを、自前で作った、シジミ汁ではなく、 　これは、兼ねてより考えていた事ではあったのですが、…楽天さんで宣伝している濃厚なシジミエキスのサンプルを利用する事にしたのです。 　そして、それらの努力は、日を待たずして、やはり効果が出てまいりました。 　もなみの腹部の発赤は、翌日には、治まりを見せ始め、練り餌のせいで、徐々に、気力も取り戻し、浮腫みが取れて、鱗も寝て来たのです。  　　　シジミは、淡水産、汽水域産と有り、    　※　以降、次回へと続く、…。  

  2014.01.28

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、また、気温があまり上がりませんでしたね。ベランダの住人にも、不調者が出ております。 　てんてんの具合が悪そうで、此のままにしておいたら、これからの三寒四温を乗り越える事が出来ず、何だか、落としてしまいそうで怖いです。  　シロリンの堀下を見上げる目を見つめていると、何とかしてほしいと言う、愛玩の思いが込められているようで、… 　　今回は、用心のため、…現在、”オトメちゃん”のいる玄関へと居を移す事に致しました。    　※　上から、シロリン、てんてん、ナイト、…。１月１８日午後撮影。 　近日中に、ベランダサッシの内側に移動させ、二日掛けて、薬浴の上、”オトメちゃん” とは、別仕立ての６０センチ水槽へとシロリン、ナイト、てんてんを、お引越しさせます。  　屋内組が、このような”金魚ヘルペス” 等と言う難しい感染症にり患しているものですから、… 　ベランダの住人の越冬が途中でとん挫しようとも、何ら、不思議は無い様な気も致します。 　心中で、今は、らんちうファミリーには、この悪魔がとり憑いていないようにと、ただひたすら、天に願うのみです。  　さて、…前回の続きです。 　昨年、…師走に入ってから、…”もなみ”の動きが一段と鈍くなってまいりまして、… 　１２月の中旬を過ぎた頃には、すでに、常時、転覆した姿勢を取るようになり、…その為、外気に触れている腹部も、次第に発赤をしてまいりました。 　見かねた堀下は、…考えた末、かつて、”もりぞう”には行っていた”竹酢液”での薬浴を思いつきます。 　　　※　左、最近、いつ見ても、後ろを向いている、もりぞう、…。堀下が呼びかけると、ようやくこちらを向いてくれた。　　　　　　右、竹酢液で薬浴をした後の、まめ太郎。どちらも１月２８日撮影。  　彼らの病気発覚当初では、時として、”もなみ”より、”もりぞう” の方がむしろふらふらになったりなどしておりまして、…、 　より、生命の危険が有ったような気がしておりましたので、 　なぜ、その様な状態で、もりぞうの方がより長く生き残ったのだろうと考えたら、 　”もりぞう” に行っていて、”もなみ”には、行ってはいなかった治療法が、たった一つだけ有った事に、はたと気がついたのです。 　”竹酢液の１００倍の希釈液で、１０分間の薬浴をする”…。  　これは、有る意味、未知の療法でも有るので、薬浴中、病魚が苦しむようであったならば、即、０．５％の塩水に戻せるようにと其の用意も万端に整えた上での、事でしたが、… 　薬浴後、…それまで、動く事をやめてしまったかのように見えた”もなみ” は、いきなり、息を吹き返したかのように、活発に動き回り始めます。 　併し、効果が有ったと、喜んだのもつかの間、…  　時すでに遅し、…その時点で、すでに”もなみ”は、自発的にプラケの水底へと潜る事が出来なくなっておりました。 　彼は、其の事に気がつくと、…余程、それが恐怖で有ったのでしょう、…、 　二日間、プラケの中で狂ったように暴れまわり、…とうとう、自分のヒレにかなりの損傷をおってしまう事になります。 　此の事で、…堀下自慢の白く透き通った、美しい丹頂のヒレは、 　血が滲み、裂け、…もはや、見る影もないほどにズタズタになってしまいました。 　今まで、楽な姿勢を取る為に転覆したり、潜ったりなどを自分でコントロールしていたのですが、… 　その時になって、彼は、自分で、自分をコントロールする事が出来なくなってしまった事に 　　　初めて気がつき…そして、戦慄したようでした。 　当時の”もなみ” の心中を思ったら、これは、かなりの残酷な出来事で有ったろうかと思われます。  　丹頂と言う種類の金魚は、らんちうとは違い、気性も激しいですし、活発な行動習性を持っております。 　二日間、なんとしても潜ろうとし、堀下が勧めるリハビリなどは必要が無い位、夜間でも水面を叩く水音がした程に、自分一人でひたすら、頑張ったりなどしておりましたが、… 　竹酢液の薬浴で、一時的に元気を取り戻しはしたものの、… 　　　　　結果、… 　彼の体に負った機能低下症は、すでに取り返しのつかない、致命的な状態にまで行き着いておりました。   　こうして、”晴れ、時々転覆気分のポーカーフェイス男”、”もなみ”は、常時転覆したままの転覆魚となってしまいました。  　※　以降、次回へと続く、…。   

  2014.01.27

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、午前中暖かなお天気でしたが、…  　午後から、予報通り、冷たい強風が吹いてきたかと思うと、急速な冷え込みが関東を覆いました。 　今日は、ベランダの住人、屋外組とも、二日前に投入したローズマリーを、取り上げ、各々、適量、換水を致しました。  　”オトメちゃん” と、”たんたん”ですが、…先日まで、実は、一緒にしておりました。  　併し、…画大差が大きくて、どうしても餌を”オトメちゃん”が一人占めする傾向が有る為、 やむえず、…昨日から二匹を別の水槽で飼育する事に致しました。  　”もなみ” が昇天してから、もう、かれこれ２週間になろうとしております。 　相棒の”もりぞう” は、やはり、心なしか寂しそうにしておりますが、… 　彼と、”まめ太郎” の病状は、相変わらずと言うところでしょうか、…。時折、水面に鼻上げしているところを見ると、”もなみ” が、よく、その様な事をしておりましたので、 　どうしても、関連性が疑われます。 　と、言うか、…もう、ほとんど同じ感染症でしょう！   　今月の１５日の１０時過ぎに落ちてしまったその”もなみ”ですが、… 　昨年の春ころから、器のコーナーで、呼吸を整えるようにして、鼻上げをしている事が、度々目撃され、 　少し、離れた所で、兄貴分の”もりぞう” が心配そうに、その様子を眺めている事が良く御座いました。 　側に寄り、…”もなみちゃん、苦しいの？…何処か具合が悪いの？”　　と、…堀下が駆けより、応えるはずもない、病魚に語りかけますと、… 　決まって、”もなみ” は、即座に身を翻し、…まるで何事もなかったようにして、器の底へと泳ぎ去ってしまう事が常でした。 　まるで、堀下に其の事を気取られたくもない様な、或いは、余計な心配をされたくもない様な風でしたが、… 　現在、残った丹頂二尾、…”もりぞう”と、”まめ太郎”は、今、まさに、其の当時の”もなみ” 同様に、 　時折、呼吸が苦しくなるのか、器の端で、物思いに沈んでいたかと思うと、… プラケ水槽の水面に上がっては、ゆっくりと呼吸を整えるような、鼻上げをしたりなどしております。 　金魚が、物思いに沈むはずは無く、… 　その様にしている時は、必ず、どこかしら、自分自身の体に異変を感じている時だろうと思います。 　鼻上げと言っても、即座に酸欠になると言う風な状態のものではなく、本当に、呼吸を整えているかのような仕草なのです。  　確かに、あの”金魚ヘルペス” にり患しているとしたならば、極度の貧血の為に、呼吸困難に成る事もあろうかとは思いますが、…  　ネットで調べて見ると、”金魚ヘルペス”と、言うのは、…どうも造血機能である脾臓と腎臓をやられてしまうらしく、 　その為、極度の貧血になり、外見上は、何ら、確たる症状もなしに、…ある日、ある時、いきなり、魚が落ちてしまったり、…その後、同居していたものも、次から次と、…落ちてしまうと、なっておりました。 　潜伏期間は三カ月、…と、言う事でしたが、… 　昨年の夏、雌の丹頂、”ぶくぶく” が、落ちてから、考えて見るに、… 　その前兆とも言える症状は、一昨年の夏ごろから出ていたものと思われますので、 　一概に３カ月と切るのは、如何なものかと思われます。 　併し、温暖な気候の春先と、秋口に発病すると言うのは、確かにその通りで有ると、言わざるを得ません。 　”もなみ” は、度々、自分から転覆姿勢をとるようになりましたが、…最初の頃は、堀下に見つかると、”しまった！” と、言わんばかりの顔つきをして、 　元の正常な姿勢に戻ったりなどをしておりました。 　併し、それも度重なると、段々、転覆の時間が長くなり、…ついには、自分から元には戻れなくなってしまいました。 　恐らく、内臓も、転覆姿勢に準じるようにして、劇的変化を遂げてしまっていたのでしょう、…。 　其の事に関しましては、飼育者として、なんとも、分かっていただけに、無念で仕方が有りませんでしたが、 　転覆している時の、”もなみ” の腹部を観察してみますと、尾静脈から、胸の心臓部にかけて、真一文字に黒い線が走っておりました。 　これは、静脈血がうっ血してその様に成ってしまったものだと思われますが、… 　苦しかったのか、そのような姿勢でなくては、居られなかったと言うのも転覆の主たる原因の一つではないかと思います。 　どうしても、体調不良が続く中、それでも、体表の色艶は良い状態で、これが、まさかその直後に重篤な状態へと変化して行くこになろうとは、 　　到底、考えも及ばなかったのですが、…  　昨年の暮れには、体表が、まるで血が失せた様な、蝋のような白さに変化し、鱗も逆立ち、…体全体に浮腫みが出てきてしまいました。 　一連の流れと、今までの堀下の拙い金魚飼育の経験から、…もう、こうなると、落ちるのは時間の問題だと思いました。 　覚悟はあったものの、この子は、卵から孵化させ、ここまで育て上げて来ただけに、どうしても思いきれなかった堀下が、 　その後、…あの手、この手と、様々な手を打ち、ブログ上にて公開した下りは、皆さま、ご存知の事と思います。  　金魚ヘルペスが、魚の造血機能を破たんさせると言う事は良く分かりましたが、”もなみ”の様子を観察してみるに、… 　どうも、不正出血が、常にどこかしらから有るようで、薬浴をしても、０．５％の塩水に戻すと、其の晩に、…バケツの底に茶色いとごりが沈んでいる事が御座いました。 　一目で、堀下はそれが血液で有ると直感しましたが、… 　考えて見れば、昨年の夏ごろ落ちてしまった雌の”ぶくぶく” も、最後の方では、不正出血を度々しており、ついには、頭頂部の赤いベレー帽までもが破れ、… 　その後、落ちてしまった事は、御記憶に新しい事と思います。 　”もなみ” は、腹部に溜まった膿の塊りが、臀部へと移動し、…最後は、それが破れると言う事態に陥りましたが、… 　膿と言うのは、赤黒い血が混じったものでした。 　何とも、可哀そうな状態でしたが、…併し、その膿が出たお陰で、彼は、それでも、幾分、楽になったのではないかと思います。 　数ヶ月間、悩まされ続けた浮遊性の転覆から解放され、最後は、プラケの水底に横たわったままで息絶えましたが、… 　それまでのしんどい姿から離れる事が出来、その表情は、堀下には安らかに見えました。 　膿が破れた後は、…一縷の望みを託して、エルバージュの溶液の中で安静状態にし、容態を見守って来たのですが、 　１５日の夜間に入ってから、件の魚の様子がおかしい事に気づき、それまでためらっていた、傷口をふさぐ処置をようやくしたのです。 　傷口をふさぐ処置と言っても、長さ約３ｍｍ程度の切り傷の様な一直線の傷跡は、見た目、ほとんと、ふさがっていたような感が無きにしも非ずではありましたが、… 　併し、…時間の経過と共に、傷口から、繊維質のものがフワフワとしだした事に気づき、 　その時になって、堀下は、ようやく、兼ねてより考えていた処置をする決心をしたのです。  　※　次回へと続く、…。     

  2014.01.26

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日はまた、…随分と、体の芯からしばれて来る様な、寒い一日でした。もうすぐ、東京も雪が降るんでしょうかね、…。   　ところで、… 　”もなみ” の存在が、我が家から消え去ってしまってから、…もう四日が過ぎようとしております。  　最近では目はかすむわ、…もの忘れはするわで、いよいよもって堀下も、寄る年波が、実感として感じられるようになってきた今日この頃ですが、…  　実は、先月、…有るブロガーさんとこで、買い物をしたウォッチを、昨日紛失してしまいました！ 　思い当るところを全て探したのですが、見つからず、… 　仕方がないので、…もしかしたら、金魚の水換えの折に、腕から外してジャケットのポケットにしまったまま外出をし、 　何かの拍子に、ポケットから飛び出てしまい、そのまま、気がつかないで立ち去ってしまったのだろうと言う事で、 　一先ず、…今日一日探して、なかったら、最寄りの交番へと、紛失届でも出しに行こうかなと、思っていた矢先の事でした。  　午前中は、大体、魚の水換えをしたりなどしているのですが、同時進行で洗濯ものをしたり、…掃除などもしたりなどしておりまして、… 　絶えず、時計の事は気にしながらの作業でしたが、…  　先ほど、２回目の洗濯物が出来あがって、”さぁ、干しましょう！” と、言う事で、 　洗濯物を入れていたネットのファスナーを開けたら、  　中からポロっと、こぼれおちたものを見て、思わず、唖然としてしまいました！ 　なんと、堀下は、シャツのポケットに、この時計を入れたまま、洗濯をしてしまっていたのです！！ 　思わず、針を見てみましたが、時刻は、正確にまだ刻んでおります。…どこも、破損してはおらず、壊れてもいないようです。 　　　　 　本日の午後３時４２分過ぎです。… 　確か、洗濯物にもまぎれているのではと、一応、探してはいるのですが、… 　併し、パンツのポケットばかりを見ていて、シャツの胸ポケットまでは、調べてはいませんでしたね。　 　この時計は、仕事柄、水仕事が多い都合上、１０気圧生活防水のものを選んだのですが、 　我が家の１槽型、自動洗濯機のフルコースでも何ら、問題は無く、時を刻み続けたのですね。 　防水に優れたものをと、選んだのは確かですが、… 　まさか、洗濯機の中で散々もまれた挙句、何事もなく、動き続けるとは、思いもよりませんでしたね。 　流石に、驚きました！…大したもんです！！  　 ICE　WATCH　アイスウォッチ　ICE　アイス　コレクション　腕時計　【国内正規品】　ユニセックス　グレー ICE.GY.U.S.12 【送料無料】【代引き手数料無料】【楽ギフ_包装】 　てっきり、ダメにしてしまったかと思いましたが、… 　良かったです。…想像以上の優れモノで、！！  　ところで、…弟分の”もなみ” を失ってしまった”もりぞう兄ちゃん”… 　ここしばらくは、しょげかえっているかと思いましたが、…あにはからんや、思ったより、元気です。 　今日も、１０リットルばかり、換水致しましたが、三日前と、昨日、追加で入れておいたローズマリーを、撤去し、 　換水後、…５０ｇの塩と、…パウダー状の牡蠣殻をティースプーンで、１/３程度投入致しました。 　ローズマリーは、長くは入れてはいられませんね。ハーブと言うのは、思いのほか、きついですから、… 　長期にわたって入れたままにして置きますと、デトックス効果が有るのか、…魚体から様々なものが出て、水が有る程度汚れるようですので、…却って魚体に悪く作用してしまう様な気がします。 　それで、・・・本日は、換水とともに、塩と、パウダー状の牡蠣殻のみの投入となりました。 　後の子は、皆、落ち着いております。  　併し、…この、”もりぞう” …。 　堀下が、この後、… 　”もなみちゃんが死んじゃったから、もう、もりぞう兄ちゃんではなくて、ただのもりぞうさんになっちゃったね。”  　と、行って、もりぞうの水槽を覗きましたら、件の魚、…ヒーターの上で、のんびりと暖をとったりなぞしておりましたが、… 　　　　　その途端、… 　怒りをあらわにし、…口でパックン、パックン、と、堀下を、何度もどついてまいりました。  　　　　　　　リスペクトしろとは言わないけどさぁ、… 　一応、あたしは、あんたの飼い主なんだよ！ 　　　　 　　　　※　不機嫌そうな表情で、ヒーターの上で暖をとる”もりぞう” 。  

  2014.01.19

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、まるで冷凍庫にでも入ったかのような寒波ですね！東京も、一日、雪がちらつきそうなどんよりとした空模様です。   　ところで、…”もなみ” の容態です。 　　　　 　　　　※　ネットと水槽の壁との間に挟まれて、姿勢を矯正する”もなみ”。　１月１１日撮影。 　昨日、腹部から臀部へと移動した（移動？） 腫れものが、 やっと破れ、…          　　    　　　　　　　　※　１月１４日撮影。臀部に固まった膿の為、頭部が真下に向いてしまった”もなみ”　　　　　　　　　　　　　　この直後、臀部の膿の膜が破れる。 　ここ数カ月らい、彼を転覆状態にした原因の膿を、無事排泄する事が出来ました。 　堀下も手伝い、…腫れものをしごいて中から赤黒い血液の混じった膿をエルバージュ溶液の中へと流し、患部を生理精製水で洗い流し、綿棒につけたエルバージュ溶液を、傷口に浸して消毒し、… 　新規に用意しておいた１０ℓのエルバージュ溶液の中へと、”もなみ”を滞りなく、移動させることに成功致しました。　（一先ず、ほっと安堵、…。） 　　　　 　　　　※　臀部の膿の処置が終了し、エルバージュ溶液の中で養生する”もなみ” 。 　破裂した部分の穴は、肛門の手前でしたが、…余計な神経とか、静脈とか、内臓には、あまり関係の無い所でしたので、 　今回の事は、不幸中の幸いだと思っております。 　何故、腹部全体に広がっていた地腫れが、臀部へと移動したのかは、堀下にも皆目分かりませんが、… 　いずれにしろ、腹部が破裂するよりは、良かったようです。 　穴は、消毒後、オロナインでふさごうと思ったのですが、… 　長さ３ｍｍ程も有り、水中では、とてもふさぐ事が出来ませんでした。 　患部に、少々塗布した位ですかね。 　併し、その後、…長い間の憑きものから解放されたかのように、 　常時、水面で転覆状態に陥ってしまっていた”もなみ”は、 治療後、…すぐさま、水底へと落ちて行き、 　ヒーターの横に居たり、或いは、自分でヒーターの下へと潜ってみたりなどし、… 　観察していると、呼吸も楽になったようで、…時折、胸ヒレを立てては、ぱたぱたと、泳ぐ練習をしたりなどしております。 　自分でも、思うところが有ったのですかね。ずぼら金魚になると、後が怖いって、… 　今日は、これから、水の全取り換えをするのですが、…ただいま、水温をヒーターで上昇させているところです。 　先ほど、外出先から帰宅して、彼の様子を観察してみますと、…堀下の呼びかけにはヒレをパタパタして応えております。  　昨日有った体表の赤みも、今日は、ほとんど消失しております。また、立っていた鱗も寝ているようです。  　ローズマリーの中に居たのですが、恐らく、パンパンに腫れあがった腫れものの為に、水の汚れ以前に、自分自身が苦しくて体調が狂っていたのではないかと思います。 　膿の排泄後、…表情も楽そうになりまして、… 　膿を排泄した穴は、其のままになっているのですが、…まず、二次感染を防ぐために、 　水を絶えず、衛生的に保つように努力してみようかと思っております。… 　本日、水の全取り換えをし、…エルバージュを規定量投下し、…明日あたりまでこの調子で養生させてみます。 　　 　　※　本日、水全取り換え後の”もなみ”　幾分、体表の色も戻り、鱗も寝て来た。 　で、…今回の事で大分、体力が殺がれておりますので、様子を見ながら、今後は、給餌をして行きたいと思っております。 　給餌を始めてしまったら、水は、今よりはるかに汚れるわけですから、…そこのところは用心してまいります。 　それまで、”もなみ” の気力、体力が持てばの話しなのですが、…。 　　　　 　　　　※　ただ今、ベランダにて越冬中の、らんちうファミリー。ローズマリーのお陰で、　　　　　　　　ナイトの頭部のにきびも消失。投下してから三日後に撤去。   　　　　　　　　　　　  　先ほど、１５日、午後１０時過ぎに、堀下の可愛い息子、”もなみ” は、息を引き取りました。…明け５歳でした。 　思えば、昨年の暮れ、...、もうすでに弱り果てておりまして、年を越す事は、よもや無理なのではと思われたほどでしたが、… 　堀下が、”もなみ” を手放すことに迷いが御座いまして、その為に、親孝行な”もなみ”は、苦しかったにも関わらず、今日の今日まで、我慢して、待っていてくれたのかもしれません。 　皆さま、”もなみ” の為に、数々の激励をお寄せ下さいまして、誠に有難うございました。   　詳しい経過内容は、追って後日、お伝えする事に致します。   

  2014.01.15

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日はまたお天気なのに、日中も夜間も、酷い冷え込みが来ましたね。何だか、富士山が綺麗に見えそうな一日でした。  　ところで、…ベランダ・サッシの内側にて養生をしている”もなみ”の事です。 　ここ四日ばかり、…シジミエキスの入った練り餌を食べ、ローズマリーの薬浴をしていたお陰で、  　最近では珍しく、調子が良い様で、昨日、今日と、水面に浮きながらも活発に動き回っておりました。 　もう、かなり弱って来ていると思ったものですから、危うく、危機を脱した事に、飼育者として、ほっと一安心は致しましたが、… 　逆に、こういうときほど、怠ってはならぬのが、用心です！ 　体表の浮腫みは、ほとんど取れ、立っていた鱗も、寝て来てはいるのですが、… 　例の腹部の膿だか、腹水だかが、丁度、臀部の方にと固まる様に移動をし、…肛門周囲が瘤のように膨れ上がっております。 　あと、少しで、薄くなった皮膚が破けて、中から、体液が水中へと流れ出て来ぬとも限らない状況です。 　併し、これは、あながち悪いと言うばかりではないようです。 　と、言うのも、…以前、”つむじ”と、言う転覆が、やはり、腹部に腹水がたまり、…長期の薬浴により、腹部の皮膚が薄くなり、体の中が透けて見えるほどになった事が有りましたが、… 　落ちる、二日前に、その腹部が破れ、腹水が流れ出て体が元の状態に戻った事が御座います。  　結局は、その二日後に落ちてしまいましたが、… 　先ほど、”もなみ” の臀部の様子を見て、何だか、もうすぐパンクしそうな気配がし、…明日あたり、破れるのではと予想しております。 　瘤のようになった臀部の、所々、薄くなった皮膚のいずれからか破ける事は、どうも必然の様な気がいたしますが、… 　それを堀下は、今の今まで、オロナイン軟膏を綿棒につけ、切れて来た皮膚の上に、塗布して傷口をふさいでまいりました。 　浮遊性の転覆特有のケロイドを治すには、この方法が最適だと思っておりますが、… 　こうして、綿棒で患部の傷に塗布する事で、患部に油の膜を張り、…傷口を、外部の水から保護するのです。 　したがって、外部から雑菌が入らなくなるばかりではなく、オロナインは、中の成分に抗菌剤が入っている為に、化膿止めにもなります。 　但し、これは、常日頃、オロナイン軟膏の瓶の中に人間が指を突っ込んで使用していたりなど致しますと、… 　中は、雑菌だらけとなってしまっておりますので、魚の患部に塗り込むと、却って逆効果になる事も御座います。 　使用するときは、開封したてのオロナイン軟膏を、素手ではなく、せめて綿棒を使用して、 塗布してあげたいものです。  　　　　　大切なお魚ですものね。   　話しは戻りますが、… 　それでは、そのオロナイン軟膏で、破けそうな臀部の皮膚を又保護したら良いのではと、思われるかもしれませんが、… 　実は堀下、…”もなみ” のこの膿だか腹水だかを臀部の皮膚が破れるままにして、体の外に出してしまおうかと思っております。 　要するに、患部洗浄をしようと思っているのです。  　その為の用意は万端整っております。１０ℓの水と、消毒用のエルバージュ、原塩、それから、膿がでてしまった後に、傷口を保護するオロナイン軟膏。  　これは、タイミングがずれると、体の必要な体液まで失ってしまう事にもなり、 助ける事が出来なくなってしまう可能性も無きにしも非ずなのですが、…  　併し、このままだと、どの道、手遅れになりそうな予感が致します。 　あの、体の中に溜まった膿だか腹水だかを体外に排出出来ない状態で、このまま放置しておくと、…  　　予後には、良くは無い筈です。  　幸いな事に、腹部全体の地腫れは無くなり、悪いものが、尾の方へと移動しつつありますので、 　やるとしたら、本人の体力が戻って来ている、今なのではないかと思います。  　で、…今晩は、先ほど、”もなみ” の臀部を観察していて、一旦は、オロナインを塗布しようかどうかと迷いもしましたが、… 　そんなこんなで、結局は、それは取りやめ、水を２/３以上、換水致しまして、…夕刻、近所で切り取って来た新鮮なローズマリーを、中に投下しただけに、とどまりました。  　明日あたり、…どうなるかは分かりませんが、…  　後は、”もなみ” が、 　　　神様にどれほど愛されているか次第に、かかっております。  　体調は、徐々に整いつつも、今後の事に考え及ぶと、飼育者として、気が気ではありません、…。  

  2014.01.13

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  堀下です。 　前項の続きです。  　　　　”ローズマリー、…。”  　　　　　　   　 堀下が、この薬草で見知っている話しは、肉料理、魚料理の香辛料として使われる以外は、… 　メンソレータムなどの、軟膏に使われていることぐらいで、…大した予備知識は無いものでした。 　併し、…これは、いつか、聖母マリア様が誕生したばかりのイエス様を包んだ外套を、この植物の枝の上に掛けた所、 　この植物から開花した小さな、白い可憐な花が、まるで聖母の外套の様な色に 染まってしまっていたと言う曰くつきのものだった事を思い出しました。 　早速、ネットで、其の薬効を調べて見ると、… 　　　　　　　　大変な事が分かりました。 　このローズマリーと言う薬草は、この植物に含まれるロズマリンと言う成分の為、抗炎症作用を持ち、 　関節炎、関節痛への効能が有るばかりではなく、抗菌、抗真菌作用、粘液腫への効能、循環器、血管系への効能、消化器系への効能、神経系への効能、 　内分泌系への効能の他、… 　　　　　なんと、”抗ウィルス”効果まであったのです！  　また、このハーブは、虫よけにもなるとの事で、… 　そう言えば、この植物が害虫にやられて全滅したと言う話しは、聞いた事が有りません。 　堀下は、自分が仕事の合間に良く行く、行きつけのカフェの、店の前の植え込みに、勢いよく茂っているローズマリーの群生を思い出しました。  　昨日、早速、好きなコーヒーを頂きに行ったついでに、５本くらい、チョキン、チョキンと、切り落として来まして、… 　洗浄せずに、そのまま、うちの病魚たちの水槽へ、どぼんと投げ込んだのですが、 　 　 　※　上、左からリップの水槽、右、まめ太郎の水槽、下段、もりぞうの水槽。　いずれも、本日、白濁はしていない。　　　　もりぞうの尾筒の所に、縦に二つ、白い部分が有るが、そこが鱗がはがれたままになっている所。　　　　随分と長きに渡って再生はしていない。 　本日、”もなみ” の水槽を覗いたところ、水自体は、少々濁ってはおりましたが、…肝心の”もなみ” の体表から、目立った発赤が、消失しておりました。 　また、シジミエキスの影響も相まってか、”もなみ” の体の浮腫みが、前日より良好に成っておりまして、… 　本日辺り、目の光り方にも力が出てきたのを感じる事が出来ました。 　もちろん、今日は、水槽の中で、転覆しながらも良く動き回る様に成っておりまして、… 　前項の写真二枚は、本日の様子をアップしたものですが、右隣の腹部を写したものは、まだ、膿がたまっている為に腹部が隆起してはいるものの、 　前日まで有った、痛々しい地腫れを起こした様な腫れは引き、ヒレの根元の血が滲んだ様な、発赤は、すべて消失しております。 　寝ていた腹ヒレも、今日は綺麗に開いております。 　このローズマリーと言う、薬草が果たしてどれだけの薬効が有るのかは、実際、これから使いこなしてみない事には分かりませんが、… 　薬と言うのは、逆に毒にもなりますので、… 　この薬草を使用しているうちは、毎日の換水を怠らずに行おうと、思っております。 　又、長期の使用には適さないのではないかとも思いますので、有る程度の見定めが必要だとは思っております。  　併し、…例え一時的であったとしても、今回のピンチはこれで脱した訳でして、… 　これからの行方はどうなるかは皆目分からないものの、何とか、今は命が繋がれたと言うだけで、本当の所、ほっとしております。  　ローズマリーは、学名、ラテン語で、”海のしずく”を意味する、ロス・マリヌスからきているものとされ、、温暖で、乾燥していて、水はけのよい場所を好むそうです。 　また、水辺を好む植物だから、その様に命名されたという話しも伝わっております。 　アンチ・エイジング効果も絶大で、昔、ハンガリーのエリザベート１世が、７０を過ぎた頃から健康を害し、 　其のころ、僧院から勧められたこのハーブを常用するようになってから、 　みるみるうちに健康を取り戻したばかりではなく、外見上も若く美しくなった為、… 　７２歳の時に、当時のポーランド王子（２０代）から求婚までされてしまったと言う伝聞さえ御座います。  　堀下も、早速、このハーブを鉢植えなりとも育てて、常時、側に置いておこうと思います。 　ブロガーさんの中には、アンチ・エイジングの事には余念の無い方もいらっしゃいますが、…  　堀下もそれを見習って、よぼよぼのくたびれた老婆になる前に、何とか、今のうち、手当だけでもして置きます。   　最後に、… 　　　　　　神様、本当に有難うございました。…   　　　　　　　　　　　　　　    

  2014.01.11

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  堀下です。 　前項の続きです。 　シジミは、淡水産、汽水域産と有り、恐らく、金魚の先祖のフナなどは、成長段階で捕食していたのではと思いますが、 　このシジミは、この小さな貝自体に、よくもこんなに優れた栄養素が沢山詰まっているものだと思う程の豊富な栄養素がバランスよく含有されております。 　つまりシジミは、滋養に優れた、理想的な、栄養食品なのです。 　堀下は、まず、このシジミの中の、アミノ酸の数の多い事、それと、中でもビタミンＢ１２と言う、造血を助けるビタミンを含み、また、カルシウム、マグネシウムを豊富に含む事から、 　骨の形成にも役立つと思い、具合の悪い時に、”もなみ” がいつか牡蠣殻をつついて捕食していた事を思い出し、 　現在の丹頂ファミリーの不調には持って来いなのではと思いました。 　更に、シジミは、心臓と肝臓の機能を活性化し、…これにより、アンモニアの代謝を早め、体中の毒素を排泄する効果も御座います。 　金魚だけでなく、水生生物は一様にして、具合が悪くなると、体内から多量のアンモニアを産出するようになりますが、 併し、…この大量に産出されるアンモニアが又、厄介な代物です。 　堀下は、まず、炭でアンモニアの吸着力の良いものを取り寄せて投下してみたのですが、 病魚の排泄の凄さには到底、追い付いていけない事が分かりました。 　で、…外からダメなら内側からと、… 　例によって例のごとく、…練り餌の工夫をしだしたのです。 　ネットで、ただいま無料で試飲をさせて下さっている、シジミのサプリメントを使用させて頂く事に致しました。 　  　お酒と健康、本当に向き合う人は始めています。しじみ習慣  　もちろん、堀下自身も、お酒を飲んだりする際に、服用させていただくつもりで、取り寄せたのですが、… 　これは、飲酒後に服用すると、…今までかすんで見られなかったテレビの画面が良く見えるようになりますね。  　健康の基本は食養生からと、つくづくそう思います。  　丁度、これを二日前から、給餌をしだしておりますが、昨日、それまで、まるで動かなかった”もなみ” が、頻繁に動くようになってまいりまして、… 　うつろだった目つきも、何だかしっかりとしてまいりました。  　　 　※　本日撮影の”もなみ” 、…。目に生気が戻って来た。 　効果が出るのは、恐らく三日後位だと予想したのですが、…  　ただし、…相変わらず、体表の赤みが抜けなかったり、腹部の膿のあたりが不気味に地腫れしていたりなどするので、 　とても心中、穏やかではいられません。   　とうとう思い余って、心の中で堀下、”神様、助けて下さい！”と、…何度も、つぶやいてしまいました！！  　卵から大切に育てて来たたものを、…こんなに簡単に奪われてはなるものかという無念な思いでいっぱいだったのです。 　また、”もりぞう”と、”もなみ”の深い愛情と信頼を目の当たりにするにつけ、飼育者として、どうしてもここで心折れて、へこたれるわけにはいかなかったのです。 　金魚の事に何でそんなと言われるかもしれませんが、…堀下にとって、我が家のお魚たちは、”たかが金魚、されど金魚”と言った次元以上の子たちばかりで、 　そんな事くらいで、…と、言う簡単な言葉で、安易に片付ける事の出来ない事だったのです。  　にっちもさっちもいかなくなった状態で思わず、ほとばしり出た言葉の後に、… 　なんとなく目の前に、ふと広がった光景は、… 　広大な空間に、”ローズマリー”がさんさんと降り注ぐ、明るい陽を浴びながら、豊かに群生している情景でした。  　※　以降、以降へ続く、…。      

  2014.01.11

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、東京地方、…輝くような朝です！夕べの厳しい冷え込みは別として、何ともさわやかな感が御座います。  　ところで、…ベランダサッシの内側にて養生している我が家の魚どもの事ですが、…中でも、昨日今日と、容態を疑われた”もなみ” の近況報告を致します。 　最近堀下は、丹頂ファミリーの不調の原因に関して、先だって落ちてしまった雌の丹頂、”ぶくぶく”の影響を、殊更、深く感じておりましたが、… 　彼らの不調、…どうも、例の”金魚ヘルペス” 、 　そう、あの、”ヘルペスウィルス性造血壊死症” ではないかと、ほぼ見当をつけております。 　本当の所は、水産試験場などに、死んだ魚の調査を依頼して、浮き袋の中までも調べないと確かな事は分からないのですが、… 　残念なことではありますが、…  　恐らく、十中八九、そうではないかとあたりをつけております。  　と、言うのも、…現在、転覆中の”もなみ” の鰓の中の色が、最近格段に薄くなってきており、又、”もなみ”だけでなく、”もりぞう”、”まめ太郎 ”の鰓の中も、何だか、怪しくなってまいりまして、… 　更に、そればかりではなく、彼らの傷、鱗の剥がれ、…或いはヒレ先の壊死等の症状を、長期に渡って観察したところ、 　容易に回復修正をされない所を見ると、造血機能を破壊されることによる、貧血症の為に、体の組織の再組成が出来なくなっていることが、それと分かります。 　要するに、鱗ははがれたまま、再生せず、ヒレなども、先からボロボロに壊死して切れて行くのです。 　又、鰓ばかりでなく、…体表からも出血をしているらしく、時折、例のオレンジ色の艶や光を見たりなどします。  　又、免疫も格段に落ちている事から、恐らく、他の病気にも罹患しやすい状況に陥っている事は、ほぼ、間違いはなさそうです。   　一見、カラムナリス症の様にも見えない事は無いのですが、… 　どうも、カラムナリス等の細菌類の病状進行とは、又、別の様に見受けられます。カラムナリスは、薬剤に対して耐性を持つと言うので、 　確かに、一度罹患すると厄介には違いないのですが、… 　高濃度なイソジン浴を始め、あらゆる手を尽くしましたが、…どうにもこうにも回復のめどは立ってはおりません。  　そればかりではなく、そのような薬剤療法を続けていますと、今度は逆に、体表の荒れを誘発し、結局のところ、薬負けを起こす為に、現在、薬剤投与は、中断し、…行ってはいないのです。 　薬剤を投与しても、水の消毒くらいのごく薄めのものにしかすぎません。 今回の、この丹頂どもの不調には、堀下、ほとほと、困り果ててしまいました。 　併し、…それでも最近始めた事が、なんとなく、良好で有る為、今回、皆さまへのご報告までと思い、お伝えさせて頂く事に致しました。  　話しは戻りますが、…この常時、転覆状態になってしまった”もなみ” の事ですが、…この様になってしまってから、かれこれ、もう半月余りにもなります。 　そのうち、重力のせいか、頭が徐々に下にさがり、背は反対に反って行く事から、水面上に広範囲に腹部が出てしまう事になり、 　その腹部に、浮遊性の転覆特有のケロイド痕までもが出現してまいりました。 　又、それだけではなく、…そのケロイドから菌が入ったのか、腹部の広範囲に、膿を持つようになってしまったのです。 　その後の堀下の葛藤は、ブログを見ておられる方々の知るところですが、… 　なんと、最近、体中の鱗が立ってきてしまいまして、体全体がぶよぶよとしまりが無くなって来てしまい、…ますます持って、動きが鈍くなってきてしまいました。 　浮腫みが酷いので、これにより、…塩自体も使えなくなってしまいました。 　心機能や腎機能、肝臓機能まで弱って来ている事は、間違いは有りません。  　”もなみ” の様子を観察致しますと、口こそ動いて呼吸をしてはいるものの、何とも緩慢な状態になっておりまして、目つきなどは、うつろな様子で、何処を見ているのか分からないほどです。 　目立って、心身の機能低下を起こしている事が分かりました。  　瀕死の状態、…これは、もう、最終段階と言えなくもない状況です。  　それで思い余って、…考えに考えついた末に、苦肉の策として思いついた事が、例の練り餌に、市販のシジミエキスの錠剤を混ぜて見る事でした。  　※　以降、事項へと続く、…。  　　　　　 　　　　　※　腹部を守る為に、自分からネットの下に潜り込む、もなみ、…。            

  2014.01.11

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　昨日、今日と、…陽は差していても、一日どんよりとした空模様でした。皆さま、もう神まいりは済ませましたでしょうか？ 　堀下は、三日に神奈川の方の山の神様に初詣でを済ませ、御神体を頂いてきたところです。  　後数日で、昨年の御神体をお返しに、再度伺わなければならないのですが、… 　流石に、ここ数日は強烈な冷え込みの為か、本日、なんとなく、風邪っぽいので、外出は控える事に致しました。 　昨夜、ちとお酒が過ぎた様な気もしますけどね。  　ところで、…現在、姿勢矯正ギブスにくるまって、半日は過ごしている”もなみ” ですが、… 　その横で、５５センチ水槽で、ゆうゆう独居生活をしている”もりぞう兄ちゃん” 、…。 　実は、ここ数日、…相棒の”もなみ” の事が心配で、夜も日も有りません。 　金魚が、なんでこんなに仲間思いなのか、飼育してみて堀下も初めて知った事なのですが、… 　先日、”もなみ” をマスクの中に逆さまに入れた際、１分間だけ、逆さのまま、お腹にマーキュロを塗ったりなどしました。 　マーキュロが有る程度乾いた状態になった時に、すっぽりと体全体をマスクの中に入れ、 　そのまま、金具の有る方に”もなみ” の顔面を近づけてやります。 　その作業をしている間中、横に置いてあった、１５リットルバケツの中から”もりぞう”は、どうも、堀下の事をじっと見上げていたようです。 　全ての作業が終わって、ふと、もりぞうのバケツを見た所、彼とぱったりと目が有ってしまいまして、… 　その際に、堀下が”もなみちゃん、大丈夫だよ！” と、一声掛けた所、… 　とたんに、”もりぞう”は、ものすごく嬉しそうな顔をしたかと思ったら、…安心したように水底へと戻って行きました。 　飼育者だから、魚の表情が有る程度分かるのかもしれませんが、… 　どういう訳か、この子は、隣の水槽で”もなみ”の具合が悪くなったりなど致しますと、…隔離していて、…しかも、自分は不透明なバケツの中に居ながらも、もなみの容態の悪化が分かるらしく、 　一緒になって、自分も具合が悪くなったりなど致します。 　一昨日も、朝、彼らを観察に行きますと、… 水面から出ている、もなみのでっ腹が前の日よりも一層、突き出て空気に触れている事が分かり、 　ますます腹部の発赤の範囲が広くなったばかりではなく、膿も溜まっているようで、ほとほと困ってしまったのですが、、 　もっと、困った事には、隣で養生していた”もりぞう”のバケツの中も白濁しており、 　急いで５５センチ水槽に移すと言う事が御座いました、… 　前述した、”もりぞう” が、嬉しそうな顔をしながら、水底に戻って行ったというのは、彼を、５５センチ水槽に移す前の、 　この”もなみ” の治療を終えた直後の事だったのです。 　この、”もりぞう兄ちゃん”、…確か、”ぶくぶく”が落ちた際にも、意気消沈し、数日間、元気をなくしておりました。 　離れた場所にいるのに、なんで、そんな事が分かるのかは、ちと分かりかねますが、以心伝心、それとなく分かってしまうのか、…それとも飼育者の様子からそれと理解するのか、 …。 　相手がお魚だだけに、もう、これは想像の域です。  　”もなみ” の場合は、隣同志に器を設置していたので、なんとなく、気配でそれと分かるのかもしれないとは思いましたが、 　それでも、バケツの底に沈んでいる間中、少しでも、”もなみ”の気配を感じていたいかの様に、彼は、四六時中、”もなみ”の居る方に頭を向けたままでした。  　併し、ジェックスeろ過による、リハビリを行うとなると、その様子を、もりぞうには、見せられません。 　”もりぞう”のいる水槽の全面を、発泡スチロールで遮蔽してしまう事にしました。 　その後、”もなみ” をマスクから出し、… 　５分間だけですが、本日も、びんびんにリハビリをさせて頂きました。 　なんとなく、昨日より、動きが良くなった様な気がいたします。 　で、…リハビリが終了し、寝る前まで、もなみをそのまま水面に浮くままにしておこうと思い、 　網を、器の上に掛けておく事にしました。  　こうすると、ネットの部分が水面に漂う事になり、腹部を守る為に、”もなみ”は、自分から、その下に潜り込んでくるのです。 　夜、就寝する前まで、そのように好きにさせておく事に致しました。 　又、腹部を守り、姿勢を強制する為とは言え、２４時間、彼をみの虫状態で拘束しておりますと、却って、ストレスから症状が悪化しないとも限りませんので、 　このように、一日のうち、日中のほとんどは、解放した儘に過ごさせているのです。元気に成って、自分から泳ぎだすかもしれないですし、…。 　そして一通り、作業も終了しましたので、それでは、…と言う事で、もりぞうの水槽の前面を目隠しする為に掛けておいた発泡スチロールの板をどかしますと、…　  　驚いた事に、この”もりぞう” 、…。  　発泡スチロールでうまく遮蔽されていなかった水槽の端の、…僅か、１センチにも満たない隙間から、 　　　じっと外の様子を伺っておりました。…  　併し、彼の所からは、もなみの１０ℓプラケは、どう、考えても角度的に見る事が出来ない筈でして、…　  　　　　……………………。   　どうーしても、相棒で有る、弟分の”もなみ”の事が気にかかる、”もりぞう”兄ちゃん”でした。 　お前たち、…美しい、兄弟愛は別にして、… 　　もう、そろそろいい加減に元気に成ってくれよぉ～！！          

  2014.01.05

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  あけましておめでとうございます！　　 　堀下です。… 　今年は、年頭から晴れ続きでさい先よいですね。  　ところで、この子、誰でしょう 　   　”　ぼうや～、良い子だねんねしな、…” と、言ったメロディーが聞こえてきそうですが、…　　　　　実は、これ、… 　闘病中の、”もなみ”なんです。 　  　※　”もなみ” の１０ℓプラケを、上部から写したところ、…。 　昨年度の越冬に失敗してから、度々転覆をしたり、持ち直したりの繰り返しをしておりましたが、  　此の度、とうとう、転覆したままの状態で、自分の力ではどうしても、元に戻れなくなってしまいました。 　その上、腹部を水面に突き上げて転覆していた為に、お腹全体に発赤が生じてしまったのです。 　 　 　最初は、疲れたから休む程度の事だったのかもしれませんが、… 　堀下の眼を盗んで、度々、転覆している様に成り、堀下が覗きこむと、いやがるので、その都度、慌てて元に戻ったりなどを自分で意図的に行い、コントロールをしたりなどしておりました。 　 具合が悪いので、自分でそうしたには違いは無いのですが、… 　そんな事をしているうちに、機能低下をどんどんおこして行き、…そのうち、常時、転覆状態になる事は、目に見えておりました。 　金魚の転覆の経過を観察しておりますと、堀下は、どうも職業柄、寝たきり高齢者を思い出してしまいます。 　高齢者の中では、疲れたからと言って、ベッドにすぐに横になりたがる方がいらっしゃいますが、 　これをすると、…そのうちどんどんと体中の筋肉が落ちて行き、…ベッドに寝ついて、約１か月ほどで、寝たきり状態になってしまい、自立歩行は、不可能になってしまいます。 　そのうち、…体の内部からも、劇的な変化が起こってしまい、心臓も、他の内臓も、寝た状態に合わせて、機能が形作られてしまう事になります。 　要するに、立ったり、座ったりすると、心臓や、他の内臓、骨や筋肉が苦しくて、常態では居られなくなってしまうのです。 　これを専門用語で、廃用症候群と申します。 　この寝たきり老人と言うのは、日本特有のもので有るらしく、欧米では、このような状態になる前に、ベッドを垂直に立てて、強制的にリハビリを行ってしまう為、… 　寝たきりと言うものは、ないのだと以前、聞き及んだ事が有りますが、 　驚いた事に、その”寝たきり” と、言う日本語が、あちらでは、外来語として使われるようになっていると言う事なのです。   　そこで、一旦、寝たきりになってしまった方が、リハビリを行って、機能回復に努めたとします。 　すると、そこで又、思わぬ事が起こる事がまま御座います。 　要するに、人間として、歩行の仕方を忘れてしまっているのです。時折、ロボットの様なごこちない歩き方をしてらっしゃる方をお見かけしますね。  　過去、何回か、転覆したお魚を見ていて、堀下は、　　人間同様に、これは、どうも、…泳ぎ方を忘れているのではと、思う事も度々御座いました。  　夏ごろに落としてしまった雌の丹頂”ぶくぶく” の病気を、十中八九、頂いてしまったのだと思いますが、… 　一方、相方の”もりぞう兄ちゃん” の方はというと、… 　どういう訳か、…現在は、小康状態を保っており、不調ながらも、元気そうには見えます。  　　　　　　　色々と考えて見た結果、…  　”もりぞう” に行っていて、”もなみ”に行っていなかった事がひとつだけ有った事に気が付きました。 　夏ごろ、…竹酢液を１００倍に薄めて、”もりぞう” だけは、薬浴をしていたのです。 　そうと気がついて、…早速”もなみ”にも１００倍に薄めた竹酢液の 薬浴を、先日、執り行って見ました所、… 　１回だけの薬浴にて、”もなみ”も俄然、元気を取り戻しはしたのですが、 　どうも、へたれて転覆したまま数日を過ごしてしまった結果、…　 　どう、あがいても自分の力では、潜ることも出来なくなるほど、機能低下を起こしてしまった後でした。 　自分でも、水底に落ちた餌を取りに行けなくなってしまった事が、よほどショックだったのか、 　狂ったように、 水槽中を泳ぎまくり、二日ほど、水面から水底に潜る努力を四六時中行っておりましたが、… 　三日目には、体力も消耗し、暴れた結果、ヒレなどもボロボロになってしまっておりました。 　転覆と言っても、根が陽気で活動的な丹頂ですので、病気だからと言って、他のお魚同様におとなしくはしてはおりません。 　堀下も色々と考えたのですが、考えた末に、行き着いたのが、姿勢矯正ギブスです！ 　丁度、子供用のマスクを購入して有りましたので、”もなみ” の顔のサイズに合わせて、金具の入っている側を丸め、上部を、針と糸で縫い合わせて、 　すっぽりと抜け出てこれなくしてしまいました。 　可哀そうだからと言って、胸ヒレを外に出そうものなら、身をよじって、抜け出て来てしまいますので、 　仕方なしに、この様なみの虫の様な姿になってしまったのですが、  　本日から、リハビリも兼ねての療養になりました。 　朝、起きてから、水を半量ほど換水致しまして、…リハビリを前に、水中に少量のメチレン・ブルーを投下致します。 　そして、もなみをマスクから取り出すと、プラケ水槽右側に設置しております、ジェックスeろ過で水流を作り、 　この病魚を、強制的に泳がせることを、日に２回、…１回の時間を５分間と区切って、行っております。 　それが済むと、暫しの休憩を与え、…その後、１時間ほどしましたら、例の堀下特製の練り餌を給餌するのですが、 　これが、一人では食えない為に、堀下が、わざわざ彼を手で掴み、水底に落ちた餌の所まで彼の口を運びます。 　すると、…一応、生きていく気は有る様で、残らず、捕食しておりますので、病魚には一日４粒と言う目安を守って、 　今の所、…リハビリ後の４粒の練り餌のみで、ここ数日を過ごしております。 　潜って潜れなくなってしまった３日ほどの間に全然、捕食はしておりませんでしたので、これは仕方が有りませんね。 　”もなみ” もこの時ばかりは、暴れず、神妙にしております。 　お腹の発赤も、今日は、昨日よりは良好に成ってはおりますが、…どうも、発赤部分から菌が入ったのか、腹部周辺に膿がたまっているようです。 　本日、マスクの中に戻ってもらう折に、頭を中に突っ込んでいる状態で、お腹の部分にマーキュロをたっぷり塗らせてもらいました。 　１分間、逆さ立ちのままで、マーキュロが乾くまで、其の状態でいて貰いましたが、 　おとなしいもんです。　　あの、丹頂ギャングが、…。 　　　　　　　　　　　　　　※　マスクの先端から表を覗いている”もなみ”          

  2014.01.02

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　昨日、今日と、えらく冷え込みましたね。流石に、冬至を迎えるとなると、いよいよもって冬本番です！ 　毎日計測していても、以前と同じ気温とは思えないほどの厳しさを感じます。（体の芯から冷えて、もうブルブルデス！） 　放射冷却現象かなんかで、もう、気温がどうとかと言う問題ではないのかもしれませんね。 　ところで、前回、築地を取り上げましたが、其の続きです。築地、場外の松露です。     　築地では、この他にも数店、卵焼きをなりわいにしている商店が御座いますが、…築地の卵焼き店と言えば、もう、ここのは、別格ではないかと思います。  特に、ここの出汁巻き卵は、味加減と言い、食感と言い、絶品です 　希望者には、土曜日に、店頭で卵焼きの講習会も行っております。 　　　　　 　場外で、人気のマグロの切り売り店。もう、この時期、大間のマグロは季節を過ぎましたが、… 　それでも、店頭には、大間のマグロ、有りますの文字が、… 　テレビの影響も大きいのでしょうが、…やはり、大間は、人気がダントツに有りますよね。お値段も半端ではないですけど、…。 　堀下も、以前は良く暮れに大間の一本釣り漁師の番組を楽しみで見たものですが、…  　金魚飼育をするようになってから、仕草や表情一つで、なんとなく、その場のお魚の気持ちが分かってしまう様な気がして来まして、… 　あまり、見なくなりましたね、…。見なくなったと言うより、見られなくなりました。 　　　　 　荒巻しゃけも、店頭に立ち並びました。するめイカも、店頭に山盛りで、正月商戦、真っ只中です！  　　　　 　場内、場外ともに、食材の他にも、この様な刃物屋ですとか、食に関する、器具などや用具などを売っている店が有ったりなどして、… 　贅沢を言わなければ、食材と共に、大抵の調理器具などもそろえる事が出来てしまいます。  　　　 　左、場内のお土産屋さん、…お魚のストラップですね。観光の記念には、良いかもしれません。 　右、同じく場内ですが、…買い物品を発送したり、手荷物を預かったりする店舗が御座います。緑の公衆電話が設置されているのも、助かりますよね。  　最近、…至る所、観光客が多くて、この様な店も、必要なのかもしれませんね。 　使いなれると、或いは重宝かもしれないです。重い手荷物や、築地の買い物品などをひとまず預けてから、周辺を散策と言うのも良いですし、…。  　築地には、本願寺も御座いますし、…ちょっと足を延ばせば、銀座も近所には御座います。 　見どころは探せば、ほかにも結構ありますものね。   

  2013.12.23

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、朝から晴れているにも関わらず、一段と厳しい冷え込みになりました。これから、いよいよもって、寒気団の到来ですね！ 　皆さま、もう、冬の準備は滞りなくお済みでしょうか？堀下は、本日…、今年初めて石油ストーブを点火しました。   　ところで、…先日、東京は中央区の築地市場へ行ってまいりました。 　朝、少々出遅れまして、…すでに９時を回ろうとする時刻になっておりましたが、東京の台所築地は、午前中は、まだまだ活気づいていて観光客やら、師走の買い物客などで 、場内、場外ともごったがえしております。 　本日の堀下のお目当ては、まだ、朝から何も食べてはおりませんでしたので、… 　先ずは、場内へと、まっすぐに足を運び、… 　正門を通って、暫し歩を進めると、…左手側に何棟もの小売やら飲食やらの店を連ねた事業棟が見えてまいりますが、… 　築地と言えば、もちろん、海産物！ 築地に来て、これを頂かない訳にはいきません！！  　寿司、てんぷら、ウナギなどの丼ものの店の前には、すでに長蛇の列が出来ておりましたが、… 　先ずは、店の前の看板と、店の中をちょいちょいと覗いて、…少々、リサーチをさせて頂いた後に、意を決して暖簾をくぐり、入った所が、 　築地中央市場　寿司処　やまざき　です。　 　決め手は、余り派手な看板を表に出していない事、…それからカウンターの中に立っておられる職人さんのきっちりとした佇まいを拝見して、… 　と、言うと、…何だか、小うるさい感もなきにしも有らずではございますが、… 　案外、これって、…当たっている事が多いんですよ！  　実は、以前、そんな外観の宣伝にこだわらないこじんまりとしたお店で、きっちりとした、いー、仕事をしていた店を知っていたのです！  　で、…今回、こちらのお店で堀下が注文したものが、 　これ、…！！   特上ちらし、3,150円です。   　 　シャリの上に、いくらとウニが乗っておりますが、… 他のネタは、こちらの店では分けて左側に綺麗に盛り付けて有ります。 　ネタの盛り付け方を目で見て楽しみ、…いやらしいかもしれませんが、中のネタの数を調べてみましたら、  　サーモン、ホタテ、シャコ、車エビ、イカ、アカ貝、タコ、甘エビ、カンパチ、まつかわがれい、それから、和歌山で獲れた本マグロのトロと、… 　いくら、ウニと併せて、その数１３種類もの海の幸を味わう事が出来るのです！！この盛り合わせで、なんと3,150円です！ 　ネタが新鮮な事は無論な事、やはり、いい仕事をしてらっしゃいます。 　車エビは、当日の朝、開店前にしめたものだそうで、エビの深い味わいと甘さで、思わず、クラっと来てしまいました。 　実は堀下、すしネタの中では、エビとトロをイの一番に頼むくらいエビ好きなのです。 　こんなに濃くて甘いエビを頂いたのは、何年ぶりくらいでしょうか？  　また、マグロのトロは、和歌山で獲れた生の本マグロで、それも、中トロと大トロのほぼ真ん中で有ろうと思われる様な、特上の品でした！ 　ここいらへんの部位は、堀下が最も好きなところですね。 　また、中でも、まつかわかれい、…。堀下は、今回初めて頂いたものなのですが、北海道で獲れると言う、今が旬の高級魚だそうです。 　もう少し、日をおいて熟成すると、もっと良いお味に成ると言う職人さんのお話しでしたが、 　これはこれで、ブリっとしたかみごたえだけでなく、十分に、味わい深い、美味しいお魚でした。  　ちらしのシャリとネタが分けて有るものを食したのは初めてですが、…元々、ちらしは、シャリの上に乗っているネタを、一度箸でつまんでからムラサキにチョイとつけ、… 　それから、再びシャリの上に戻し、シャリと一緒に頂くと言うのが食通の説くところの本当の食べ方と言う事ですが、… 　握ってすぐに口に運ぶ、江戸前の握り鮨とは違い、 行事の合間に頂く事の多かった、ちらしと言う寿司の食の背景を考えるに、 　この海鮮物を主としたちらしの場合などは、特に  　このネタとシャリを分けて盛り付けると言う事で、酢飯に、ネタの味がしみ込まず、又、ネタも旨味を逃がすことなく頂けると言う事で、 　最も、理想的な食べ方なのではないかと思います。  　シャリにネタの味が染みると言うのは、どちらの味や風味も損ないますものね。作り手の心遣いを、思わず感じてしまいます。  　兎に角、盛りつけ方を目で見て楽しみ、大いに食欲を増進させてから、… 　旬のネタの説明までして頂いて、お腹にも心にも大満腹の一品でした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　大将、ごちそうさんでした！     　ところで、１２月１４日本日、赤穂浪士の討ち入りの日です！ 　今年も行ってまいりました、地元の高輪泉岳寺、義士祭に、… 　　　　 　本日も、食べてきました、もちもち食感の、イワシの粉末入り富士宮焼きそば、５００円、鳥取県の大山地鶏のつくね、４００円、…宮城県のクジラ饅、３００円にタイ焼き１５０円、それから、最後にしめは、トン汁、大おおもり、３００円、と、…。 　最近、お祭りになると、泉岳寺境内は、地方からの出展も多く、…さながら、特産物ワールドと化しております！！ 　東京に居ながらにして、地方の特産物を食す、…。周囲の食環境が良くなると同時に、正月前に何だか脾腹が気になる今日この頃です。   　※　築地、次回へと続く、…。             

  2013.12.14

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、綺麗に晴れた、良い一日でしたね。今週は、比較的、このような穏やかな日が続きそうです。  　ところで、…穏やかな良いお天気とは裏腹な出来事！…。  　ほんと、…災難は、忘れたころにやって来るとは申しますが、…  　皆さま、ご存知でしたか？…この本、今や絶版してたって事、…。  　　　　　 　　　　　　　らんちうのすべて   　堀下は、ぜ～んぜん、知りませんでした。…  　堀下は以前から、我が家から、お子ちゃまたちが貰われて行った先には、 　　　必ずと言ってよいほど、… この本を、参考の為と言って、先方様へ差し上げたりなどしたのですが、… 　今回もそのつもりで、以前、差し上げた、らんちうの稚魚たちの飼育の為と、手元に有った、たった１冊のこの本を、ご近所の御親戚の方へと、 　ほんの一か月前に、差し上げてしまったばかりだったのです！ 　自分は、いつも通り、後からまた楽天さんか、近くの書店で取り寄せさえすれば、いいことだとばかり思っていたのですが、…  　それが、…　”絶版” 、…！！　　 　まさか、…よもや、この本に限ってこの様な事になるなんてことは、予想だにしてはおりませんでしたから、…。  　慌てて、某有名通販で検索するも、 　　な、な、なんと、すでにプレミアが付いており、  　元値が１８００円程の書籍なのに、気がつくと、４００００円にも上ろうとする高額になってしまっておりました。   　　　　　　ゲロゲロっ！…です。   　こうなると、到底、堀下の手の出せる範疇では御座いません。…  　先日の、協会の分裂騒ぎと言い、今回の、 この事と言い、…何だか、思いもよらない事ばかりなので、  　　　　　　　現在、堀下、…迷走中です！！   　なんだか、とってもずうずうしいお願いかもしれませんが、…　　 　　　　　　誰かあたしにこの本、安値で譲って下さい、…。    　ところで、…タマちゃんたちです。 　　 　　※　夜間、ペットボトルを懐中電灯で照らすと、底から光を求めて、幾多のタマちゃんたちが浮かび上がってきた。 　　　　　まるで夢の様な、タマちゃんたちの美しい乱舞、…。　徐々に厳しさを増して行く寒さにもめけず、…ただいま爆殖中です！  　真冬だと言うのに、… 　今年の冬は、タマちゃんたち、…このペットボトルの中で、まだまだ、意気盛んに頑張っております！ 　もしかしたら、このペットボトルの中の居心地が存外良かったものだから、… 　このまま、越冬してしまうつもりなのかもしれません、…。   　　　 　　　　※　らんちうの発泡スチロールの上で、陽の光に誘われて活発に動き回るタマミジンコの群れ。   　　　　 　　　　※　夜間、懐中電灯の光に誘われて、沢山のタマミジンコが光の渦の中に飛び込んできた。 　　　　　　まるで、休眠卵を産み落とす事を忘れてしまったかのようだ、…。一方、蓮の土を設えて移植したはずの　　　　　　　　金魚鉢の中のタマミジンコは、とっくの昔に姿を消してしまった。   　タマちゃんたち、…彼らの為のペットボトルも、現在、その数、５本となりました。   

  2013.12.02

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、ちょっとした小春日和でしたね！…比較的過ごしやすかった一日でしたが、…ベランダの住人にも、ちょっとした出来事が有りました。 　実は、一昨日から薬浴をしておりまして、…つい昨日、業務用発泡スチロールの本宅へと、戻った所です。 　併し、本日午後に彼らの器を除きますと、… 　水面が泡立っておりました。 　器をよ～く洗浄し、…イソジンでよ～く消毒をした後に、新水５０％、古水５０％の割合で、飼育水をブレンドした後の事ですので、… 　まさか、今日のぽかぽか陽気で、早速、 雑菌が繁殖ですかー、とばかり、…焦って南天浴の用意をしたのですが、…  　実は、急激な水質の変化、…いきなりのぽかぽか陽気、…そして、… 　夕べは、満月の大潮でした、…。  　　　　　　　　と、言う事は、…　  　そうです！…連中は、今年最後の（？） 　繁殖行動をした直後で有ったのです！！ 　　　　　じゃじゃ～ん！！   　そうと、気がついた堀下、…。未練がましく、器の中を、虫眼鏡を用いてよ～く、念入りに卵の探索を致しましたが、… 　　　　時すでに遅し、…。 　産みつけられた、…と、言うか、産み落とされたはずであろう、幾多の卵は、…  　全て親魚に喰い尽くされた後でした。 　まぁ、…今年最後と言っても、もう、器自体も最後の洗浄を掛けた所ですから、いまさら、卵の採取なんて、有りえないんですけどね、…。  　でも、　　お陰さまで、シロリンが聖人君子の様に、品行方正なお魚ではなかったという事が、判明いたしました。 　堀下、又、なんて馬鹿な事を、…と、おっしゃりたいでしょう！  　実は、本当の所を申し上げますと、… 　このオスのシロリンに関しまして、…相当数、堀下は、大凡お魚とは言い難い思いを抱いて、今年一年、見守り続けて来たのです！ 　この子は、　　　　なんと言うか、…　 　実に、人間でも出来ない奴は出来ないのではないかと思うような事をいとも簡単に、してやってのけたりなど致します。　  　今年の春先も、餌を撒いた折に、すぐに飛び出して捕食するのは、雌ばかりで、… 　雌たちが、散々喰い尽くした後に、やっと姿を現し、…ほそぼそと残りの餌を食っていたりなど致しました。 　最初は、どこか具合でも悪いのかとか、…何か、恐れてでもいて、なかなか出てこないのかとか、…散々、気をもんだのですが、…  　堀下は当初、本当の所は、一体何故なのかと、見当もつきませんでした、…。 　併し、それも、回を重ねるうちに、この子が、意識して自分の捕食する時間を遅らせている事に気が付きました。 　要するに、雌は春先産卵の為に、お腹に卵を抱卵しております。空腹で、大変な雌の為に、 　もしかしたら、自分の事は後回しにして、最初に雌どもに捕食させているのではと、思い始めました。 　最初は、まさか相手は、魚だよと、その考えも打ち消していたりなどしたのですが、… 　それが、どうやら、そうではないと気がついた時、…  　”シロリン、…お前はなんていいやつなんだぁ！！”  　と、堀下、まじで感激したわけですが、… 　彼の、その犠牲的精神は、其の事だけにとどまりませんでした。 　その後も、予防薬浴の最中、…、真夏の暑い日が続いている時などは、いくら、薬浴中で有ったとしても、時が時だけに、お腹は半端無く空くだろう、… 　と、…言う事で、多甘の堀下は、薬浴中のらんちうファミリーの為に、…例の練り餌を１尾、１粒と言った具合にあてがったりなどしたのですが、…。 　空腹で大変な状態ですから、連中も、目の前に美味しい餌が落ちてきますと、… 　いきなり飛びついてまいります。 　ナイトに１粒、…てんてんに１粒、…そして、シロリンに１粒と、…すぐ目の前に落としてやります。 　シロリンも、ご多分に漏れず、すぐさま飛びついて来ます、… 　　　　　と、そのまま、… すぐさま、彼の口に中に、その１粒は消えていくはずなのですが、… 　ところが、… 　…。 　飛びついたものの、…餌が、たった１粒だけだと分かると、彼は、その直後、動作を停止し、… 　じっと、其の１粒の餌を見つめているだけで、喰おうともしません！ 　堀下これには、流石に驚きを隠せませんでして、… 口から、”早く食べなさい！！” と、 　思わず、言葉が飛び出てしまうほどでした！ 　併し、彼は動作を停止し、その１粒の餌をじっと見つめたまま、一向に、捕食しようともしません。 　そうこうするうちに、あの食いしん坊のてんてんがやって来て、シロリンの前の１粒の餌を、何の躊躇もせずに、 　　”パクリ”　　と、ひとに飲みに捕食してしまいました。 　まったく、おチビのころから、この子は人の分まで喰ってしまうようなところが有ったので、三つ子の魂、…を思い出し、思わず、苦笑いをしたわけですが、…  　この事は、堀下、かなり強烈なインパクトを受けまして、…あらためて金魚というお魚を見直すきっかけにもなりました。   　以来、…堀下は、器の管理者として、このシロリンというお魚に対して、一目置くようになります。 　今年、目立った繁殖行動が見られなかった事も、今は席を他に移した、オトメちゃんに対して、何気に気を使っている節も有るのではと、 　余計な事も考えたりなど致しました、…。 　一つには、金魚の世界にも、強いものと、それに準じるものとの階級などが出来あがっていたりなどしたら、或いは、そんなことも有るのかもしれないと、…  　併し、…今回の、出来ごとで、彼が、 全くの禁欲生活を送っていたわけではない事だけは、やっと、はっきりと、分かりました。 　オトメちゃんとは、まるで正反対のタイプですので、 　別の意味で、雌どもには受けているみたいですが、…（人望らしからぬ、魚望で、…？） 　堀下としては、その様な事より、彼が、お魚の雄として、 決してインポテンツでは無かったと言う事で、  　まずは、ほっと、一安心した次第です、…。  　午後、２時を回った時点で、水温を計ると、１６度以上にもなっておりまして、… 　連日の１１度から一気に上昇した事を考慮に入れますと、 　他の諸条件を併せて考えるに、繁殖行動で有る事に、ほぼ間違いはなさそうです。  　 立冬もとうに過ぎ、山々も色づく季節を迎えた今頃になって、…よもや、予想だにしない出来事でしたが、… 　　　　この事は、…  　　初冬の珍事として、今後も記憶に残って行きそうです！   　ところで、…  　煮出した南天は、もったいないので、そのまま彼らの器に流しいれてしまいました。 　明日からは、また、水温が低くなると言う事ですので、これも、丁度タイミングが良かったのかもしれません。   

  2013.11.18

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日も、気持ちの良い晴天でした。…暦の上では立冬、…早いもので、もう、冬ですね。 　先日まで猛暑に苦しんだのに、…。  　ところで、前回の続きです。 　一昨年から、二派に分裂した、日本らんちう協会ですが、…。第５８回らんちう大会も、各々無事、滞りなく今年最大の行事を終えました。 　　　 　　　※　社団法人日本らんちう協会の品評会風景。…おやじたち、真剣なまなざしです！！ 　午後にかかり、…品評会番付も決まり、ようやく熱も醒めやらんとするころ、…。 　日比谷公園の品評会テント近くで、川田洋之助先生をお見かけする事が出来ました。 　　　 　　　※　ピンぼけ写真ですが、品評会終了時風景、…日比谷公園の一角、ようやく、大方のらんちう達が　　　　　　飼育者の手に戻り、大会もほどなく終了しました。  　あのトレード・マークのニット帽をかぶり、今日は、背広で身を固め、特別ダンディーな装いをされておられました。 　いつも、座ったお姿しか印象に無いのですが、…お近くで拝見いたしますと、結構、上背が有る方で、… 　当日は、背広でびしっと決めておられたせいか、前回、金魚坂でお会いした時よりも、痩せてスレンダーに成られている様にお見受けしたのですが、…  　御本人から言わせると、…もともと、”太ってはいない、…。” 　　　そうです。…ハテ？ 　お声をかけた時、…辺りをはばからず、ニコニコと終始笑みを浮かべていらっしゃいまして、… 　その楽しそうな御様子から推察するに、今回の関東における、らんちう大会に、とても満足されておられるようにも覗えました。 　”昔ながらの金魚番付、してやったり！！” 　　　　　　　　　　　　　　と、言ったお声が聞こえてくるようでした。  　でも、其の陰で、… 　”僕はね、…それでも、品評会には絶対出したくない、極上の可愛子ちゃんを、僕のとっておきの生け簀の中で、宝物の様に守って育てているんだよ！！” 　と、言ったお声も同時に聞こえてくるようでした。…（ふむ、ふむ、ふむ、…まるで堀下の自己満足、一人芝居！！） 　品評会は、昔の旦那衆が行っていたような、ほんのちょっぴり遊び心を 感じさせるような素敵な内容でしたが、… 　きっと、川田先生のとっておきのらんちうたちは、この先、とっておきの生け簀の中、…とっておきの青水の中で、 　この先、何年もかけて、…じっくりと成長を遂げ、…飛びきり上等な姿へと変化を遂げていく事でしょう。  　昔ながらの、どでかい頭を持ったらんちうも出現するかもしれません…。   　　　”川田先生！…堀下に１匹らんちう分けて下さい！！” 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…………………。   　　　え～、…話しは変わりますが、…。　　　　　  　当日、日比谷公園では、山梨ヌーボー解禁と有って、…品評会のお隣では、ワインと特別出展の露店の肴で、園の芝生の上は酔っ払いたちで大変な賑わいでした、…。  　　　 　堀下も頂きました。…左から、串カツ、ヤマメの塩焼き、フライド・ポテト、…。どれも、美味しかったのですが、…特別、感動したのは、ヤマメの塩焼き！ 　”目を見張るほどの、驚きの美味でした～！！”　 　母と同年代の、おばあさんと、その息子さん夫婦らしき方が売っておられましたが、アツアツの焼き立てを下さいまして、…。 　その熱さの為に、下で受けている発泡スチロールのお皿に穴が空いてしまったほどでしたが、…  　その余りの美味に、らんちう大会が無いにも関わらず、来年も１１月３日を目指して日比谷にやって来る決心をした堀下でした。   　　　　　　　　 　　　　　　　　※　山梨ヌーボー解禁風景、…。園内にたむろす、酔っ払いの群れ、群れ、群れ、…。 　芝生の生えた、ローズ・ガーデン中で、ロゼ・ワイン、…  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　な～んちゃって、…。       注：　実は、後から、分かった事ですが、…従来の日本らんちう協会、当歳として　　　　アップしたらんちうは、協会のホーム・ページで確認した所、弐歳魚の誤りで　　　　あったことが判明いたしました。 　　　　堀下側の不注意にて、このような事を致しまして、誠に申し訳ございませんでした。 　　　　関係諸機関にお詫びすると同時に、ブログに訪問して下さっている方々に、　　　　深く、陳謝いたします。　　　　現地で、協会が二派に分裂したとの情報を当日得まして、急いで移動を余儀なく　　　　された為に、少々、確認が甘かったようです。　　　　この金魚ブログを愛して下さる方々、このようなそそっかしい堀下の失敗に懲りず、　　　　これからもブログの訪問をして下さいます様、宜しくお願い申し上げます。        

  2013.11.08

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、久しぶりにお天気になりました。 　もう、そろそろですね、…。紅葉も見ごろを迎えます。 　ところで、先日の続きです。本日は、社団法人の法人格を持った方の、日本らんちう協会の品評会を特集します。 　先ずは、品評会の花形、当歳部門です。  　　　 　　当歳部門、大関東です。…　法人格を持たない従来のらんちう協会と比べ、…タイトルも、東という文字を下につけると言うところなどは、何気に意識して違いを表現している様にも見受けられます。 　が、…併し、…、鰓が少々後退している様にも見受けられますが、…この子は、何とも、良い顔つきをしておりますよね！ 　もったいぶった表情の中にも、何気に品格が有る様に感じられますよ！…子供なのにね、…。　（ア、ハ、ハ、ハ、ハ、…！） 　品評会の時には、鰓がどうとか、側線の出だしがどうとか、目先が、鼻先が、…とか、…チェックする部分は、色々とあるようですが、 　併し、このようなしみじみとした味わい深い顔つきをしているお魚を大関に持ってくるところなどは、 　社団法人の日本らんちう協会、面目躍如たるところだと思います！ 　明治公園の方の日本らんちう協会の方は、今年誕生したとは思えぬほどの大型の、当歳らしからぬ完成されたと表現出来るほどの立派なものばかりでしたが、… 　見物人の方から、どの魚を見ても同じに見えるとのぼやきが有りました。 　社団法人さんの品評会では、当歳の持ち味を生かした、個性豊かな個体ばかりでしたので、堀下、見ていて、とっても楽しかったです！！  　決められた規定枠の中にとどまらない、自由なお魚への楽しみ方を見る思いでした。何だか、これが金魚飼育、…らんちう飼育の原点の様な気もしますね。 　昔の、旦那衆は、こんな感じで、自分の魚を持ち寄って、お披露目し、楽しんだのではないでしょうかねぇ、…。  　　　 　　　大関西です。…品評会で、この様なこぶりならんちうは初めて見ました。でも、大きく発達した頭と言い、太い胴といい、尾の開き方と言い、又、素直な背なりなども　この子の、すぐれた資質を表しているように見えました。 鰓の位置とか、細かい部分に関しましては、閉店間近でも有り、急いで撮影しておりましたので、チェックしませんでしたが、 　この子は、絶えず、ちょこちょこ動いていて、とても可愛かったですよ！…泳ぎも、安定しております。 　　　　 　　左が、立行司、…右が取締一です。 　　　　 　　左が、取締二、…右が関脇東です。 　　　 　　左が関脇西、…右が小結東です。 　　　 　　そして小結西です。 　こうやって見ると、…社団法人の方の、当歳は、本当に、今年誕生したと思しき容姿をしておりますね。中には、大関西などのように、ちょっと小ぶりで、ちょこちょこと絶えず動き回っていて、動作も、当歳らしきものもいれば、… 　また、表情も、何気にあどけなさを感じさせるような可愛さの有る、成熟していない、いかにも当歳らしきお魚などもおります。  　次は弐歳魚部門です。 　　　 　　　大関東です。…大きさと言い、風格と言い、大関東と言われるだけの、どっしりとした重量感を感じます！ 　　　 　　　大関西です。 　　　　　 　　立行司です。  　　次は、親魚部門です。  　　　 　　　大関東です。 　とても綺麗ならんちうですよね、…。鼻先がよく発達しております。尾の形もピンと大きく開いて立派です。 　併し、それよりも何よりも、このお魚の色柄の美しさと、全体のバランスの良さが、ひと際、目を惹きます。 　白勝ちですが、…その白い体表がパールの様な輝きを持っていて、何とも言えない神々しい美しさを醸し出しており、尾の柄も、赤が上手く出ていて、本当にため息をつきたくなるほどですね。 　堀下、この様なお魚は、好きですね！…　思わず、手を出してしまいたくなるほどの、 美しさです。親魚という事ですが、体型からすると、雌なのでしょうか？   　　　 　　　大関西です。 　　　　　 　　　左が、立行司、…右が取締一です。  　※　以降、次回へと続く、…。

  2013.11.06

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、１１月３日、…待ちに待った文化の日です！例年同様、この日は、何故だかお天気に恵まれますねぇ、…。 　堀下、日本らんちう協会の、第５８回らんちう大会を見学しに明治公園へと、行ってまいりました。   　ところが、…ここで、またまた思わぬアクシデントに遭遇、…。 　実は、日本らんちう協会、…、一昨年辺りに二つに分裂していたそうなのです！！ 　　　　ゲ、ゲ、ゲ、…！！…です！　 　ホーム・ページを頼りにしていた堀下としては、…到着したと同時に茫然自失、…。 　どうも、従来の協会以外に、社団法人の法人格を持った、別の日本らんちう協会が  　同じ日に、東京の日比谷公園の方で、同じく第５８回らんちう大会を開催しているとの事で、…　　　　取りあえず、…　 　社団法人の法人格を持たない、従来の協会の方で開催しているらんちう大会の番付を早々にカメラで撮影すると、…。 　急いで、日比谷公園の方にも、タクシーで駆け付けると言う、…　なんとも、慌ただしい一日を送らせて頂くことになってしまいました。  　何処にでも有る様な、分裂騒ぎなのでしょうが、…。ホーム・ページには、こちらの明治公園の方の案内しかありませんでしたので、こんなこと、…全然想定しておりませんでした。 　以下に、明治公園で開催されていた、日本らんちう協会で行われた、らんちう大会、その品評会の、当歳部門の番付をご案内いたします。 　　　 　　　東大関です。…鼻先、目先がよく発達しており、大人の手のひらサイズ、…。 　今年誕生して、…一体何を捕食してこんなに大きくなったんだろうと言う堂々たる画体です！  　　　 　　　西大関です。…同じく、大人の手のひらサイズ、…。 　　　 　　　立行司です、…。 　　　  　　　取締です、…。 　以上、…本日、明治公園で開催されていた方の、従来の日本らんちう協会今年、誕生した当歳の番付でした。 　皆さん、ここでお気づきのことと存じますが、… 　らんちうの番付では、大関が最高位で、横綱格はおりません、…。不在です。… 　実は、日本らんちう協会、…明治に、このらんちうという品種を改良し、初めて産み出したとされる、宗家、…に遠慮してとか、…又は、らんちう自身が、まだまだこの先、 　更に、よりよい姿、形へと変化を求められる事から、この最高位の横綱のタイトルは、どうも永久欠番となっているようなのです。 　本日、会場へとおこしになられた方の中には、武骨に、この道を歩まれたと思しき、年配者の姿もちらほらと、…。 　今回の協会の分裂騒ぎに関しても、 ”魚を好きなものは、偏屈者が多いから、…。”と、ぽつりとぼやいた言葉の裏に、 　譲るに譲れない、”らんちう道”をひたすら歩まれた男の意気地を、何気に垣間見る様な気が致しました。 　”あいつらも、おんなじなんじゃない、…？”  　と、思わず本音を吐露し、指をさした視線の先には、今、まさにわんこの品評会も開催されようとしておりました。  　　　 　　　らんちうの番付、格付けのお隣で、開催されている、犬の品評会！ 　　　　　 　左は、ビション・フリーゼ、…右は、ロングコート・ダックスでしょうか、…。自分の出番まで、…わんこも、緊張している事が雰囲気でそれと分かります。 　　　 　　　堀下の大好きな、ボーダー・コリーですね。  　確かに、衆人に認められるような、良いお魚を自分の手で作り上げると言う事は、男の夢で有り、ロマンでしょう！！…。 　仔引きをしながら、…今年はどんな子が生まれて来るのやらと、期待に胸を膨らませながら、心に夢を思い描いたりなど致しますが、…  　にしても、分裂騒ぎまで起こさなくても、いいのではないかとも思えます。 　併し、そこに…確かに金魚好きがこだわっている、姿、形や、夢やロマンが有るからこそ、…今日の金魚文化も、花開いたと言えるのですが、…。 　　　　　もしかしたら、…  　こだわる事自体が、或いは夢で有るのかもしれません、…。   　何事も、道を究めたいと思って必死に努力している方々の中には、  　　　　　　　こればかりは、…　　　　と、言う、… 　どうしても、絶対に他人には譲れないと言うものが、…  　　　　　　　　　誰の胸の中にも有るようです、…。   　※　次回へと続く、…。     注：　実は、後から、分かった事ですが、…こちらの当歳としてアップしたらんちうは、　　　　協会のホーム・ページで確認した所、弐歳魚の誤りであったことが判明いたしました。 　　　堀下側の不注意にて、このような事を致しまして、誠に申し訳ございませんでした。 　　　　関係諸機関にお詫びすると同時に、ブログに訪問して下さっている方々に、　　　　深く、陳謝いたします。  

  2013.11.03

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は一日、曇天か、又は、梅雨の様な小雨が静かに振り続けました。明日は、夕方から大荒れになりそうですね！ 　　東京も、明日は、相当な雨量になるとの予想です！    　ところで、この子、…誰でしょう 　　　  　　　　　”もう、いいかい？”　　  　　　　　　　　　　”ま～だだよっ！！”   　　　　　”もう、いいかい？”　   　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”もう、いいよ、…。”　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　……。     　　　　　　　　　　”見ぃーつけたっ、…と、…。”　　  　　  　”まねっこ乞食の、た～ん、たん、…。” 　　　　　　　　　　　　　　　　（ぷっ！！）     

  2013.10.24

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

   堀下です。　　前項の続きです。 　発見当時、…口は開きっぱなしで動かないわ、鰓は停止状態、…。　 　心臓も当然のごとく動いてはおりません！！ 　薬浴による、ショック状態になっている事は明らかです、…。  　思わず、イソジン浴失敗か！！・・・　と、思いながら、 　必死に、”もりぞう” の名を連呼し、…件の魚を両手で包むようにして抱き、…丁度、人差し指のあたる個所が心臓で有った為、 　必死の思いで、 人差し指の先で、彼の心臓の辺りを”ポン、ポン、ポン、…。”　　と、…軽く叩いておりましたら、 　発見が早かったせいなのか、先ず、口が、”パクリ” と、動き、…その後も、続けて心臓マッサージを行いましたら、 　無事、生還し、事なきをえる事が出来ました。 　堀下、先日、可愛い”ぶくぶく” を失ったばかりなのに、今度は、”もりぞう” まで、持って行かれるのではと思い、顔面蒼白状態でした。 　その後、２５度に温度設定をしたヒーターを投入しましたが、 そのままバケツの中で無事に生存いたしており、… 　明日になって、０．３％の塩水だけにして、このまま養生して行く予定となっております。 　明日あたり、…薄日程度でも良いから、ほんの少しでも陽が差してくれると、彼を日向で養生させる事が出来ますので、有りがたいのですが、…。   　片や、…まめ太郎ですが、… 　彼も、６リットルバケツの中で養生しております。イソジン浴は、もりぞうともなみに遅れる事はなはだしく、… 　　 　　※　おなじみの、まめ太郎のお口、”あ～ん！！”   　まだ、１回しかしてはおりません。 　併し、この子は、… 　具合が悪いと、底に沈んで動きを止め、自分でも無茶をしないから、飼育者としても、扱いやすいです。 朝は、すぐ起きる、…日が暮れて暗くなったら、すぐに寝る。… 　治療をしている最中は、無駄な動きはしないで、体力をひたすら温存し、回復に努める、…。 　お魚といえども、自分から養生に努める様なところが御座いまして、…。その分、回復も早い様な気がいたします。 　近いうちに、また、イソジン浴を行い、回復に努めたいと思っております。  　因みに、以下に参考の為、堀下が行っているイソジン浴の内容をお知らせいたします。 　１）　水５リットル中、イソジン２ｃｃ添加。　２）　エアーを投入し、暫く経ってから、病魚を投入し、約１０分間薬浴をする。　３）　０．３％か、０．５％濃度の塩水に、水の消毒程度にエルバージュを溶かしこみ、　　　エアーを掛けたものに、薬浴を終えた病魚を移す。　４）そのまま３時間程度、様子を見て、目立って水が汚くなった場合は、同じ内容の新水　　　に移し替える。　５）　薬浴当日、また、翌日は餌を控える。 　と、まぁ、そんなところなのですが、…薬浴中は、側につきっきりで、１０分間と切りましたが、病魚が苦しむようであったら、即、０．５％の塩水に入れ替える体制を整えた上での薬浴でした。  　この薬浴の後、…０．５％の濃度の塩と、ごく薄目のエルバージュを溶かしこんだ水に養生の為、一旦、魚を移し替えますが、１回目の薬浴の後、…３時間ほどしましたら、 　”もりぞう” のバケツの底に、茶色いとごりのようなものが、ゆらゆら揺れているのを目視する事が出来ました。 　ここで気がかりなのは、色が茶色という事です。… 　堀下は、これを、彼の体のどこかしらから出血したものが固まってその様なとごり状態になっているのではと、思いました。。 　血液は、茶色く変色する事から、そう思ったのです。 　そう言えば、先日、おしくも落ちてしまった”ぶくぶく” も、今年の春先、堀下が鰓の中を覗いた際には、鰓の中が薄いピンク色になっており、酷い貧血状態で有りました。 　また、その際には、鰓からの出血も認められました。  　”ぶくぶく” が、どのような感染症にり患していたかは、水産試験場などに、検体して、浮き袋の中まで調べない限り、不明なままですが、 　恐らく、”もりぞう” たちが、り患しているものと同等のものでしょう！ 　今後、どうなるかは、まだ分かりませんが、もりぞうも、今回で薬浴は一旦打ち切り、…今後は、塩水か、真水だけにして徐々に馴らした上で、 　良好だと思ったら、”もなみ” のいる、６０センチ水槽へと移り、合流となるはずです。  　　　※　この用量、用法は、…通常の水１０リットル中、１ｃｃ、３０秒間の薬浴からすると、　　　　　大幅に、基準を越えた数値です。　　　　　併し、以前”ぶくぶく” を、この方法で薬浴した際、救えなかった事を考慮し、　　　　　これがイソジン浴のぎりぎりの線ではないかと思い、実行し始めたのです。　　　　　１週間周期ですと、病魚から、またもや異臭が漂い始めます。５日周期ですと、　　　　　体力が戻ってきたところで行うので、丁度、良いみたいです。　　　　　今回、もりぞうのイソジン浴に関しまして、堀下の注意不足から、一時、　　　　　彼を落としそうになりましたが、…。これは、前回のイソジン浴から、三日ほどしか　　　　　たっていないうちに行った事と、関係しているのかもしれません、…。　　　　　濃度の高い薬浴ですので、終了時には、魚は全員、くた金になっております。　　　　　長時間薬浴していると、循環器系等に支障が出て来るのかもしれませが、　　　　　今の所、頑固に居座っていた病原菌らしきものは、この方法で、　　　　　徐々に其の気配を消しつつあります。この濃度のイソジン浴は、堀下は１０分間　　　　　行いましたが、…側についていて、病魚が苦しむようであったら、即、別に用意し　　　　　てある、０．５％濃度の塩水に移し替えてあげる方がよかろうかと思います。  　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　※　疲れるとやはりてんぷくするもなみ、…。でも、以前より良好！・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今後、６０センチ水槽で、泳ぎのリハビリをする。

  2013.10.23

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　ここのところ、ぐっと気温が低くなり、朝晩の冷え込みも徐々に厳しさを増してまいりました。 　東京の方で、小春日和な秋の穏やかな陽気にお目にかかるのは、大体、例年どおりに行けば、１１月３日の文化の日、あたりとなります。 　日本らんちう協会の、らんちう大会が催されるのも、この文化の日です！  　都内でも、其の時が街路樹が最も美しく色づく頃なのではないでしょうか？大会が催される、明治公園近辺の外苑の銀杏並木も、見ごろを迎えます。   　ところで、我が家では、… 　秋の深まりと共に、玄関住人の本格的な養生が始まりました。 　この春から不調続きで有った、丹頂ファミリーは・・・、 　ただいま、玄関先で、１週間から５日おきくらいの周期で、イソジン浴を実施されております。  　その甲斐あってか、現在、…晴れ、ときどき転覆気分のポーカー・フェイス男、”もなみ”が、ようやく、小さくて狭い６リットルバケツ暮らしから解放され、 　広々とした６０センチ水槽にて、ゆうゆうと、泳ぎ始めました！ 　　 　堀下がカメラを向けると、何か貰えるとでも思ったのか、側によってきた”もなみ”  　狭いバケツ暮らしから解放され、広い水槽内を、思いっきり爆泳している今日、この頃、…。  　　 　急に水槽暮らしに戻り、…辺りの見晴らしが良くなると、ストレスを感じてまたもや体調不良になってしまうのではと、心配している堀下をしり目に、… 　思いっきり、泳いで泳いで泳ぎまくる、…。  　今まで窮屈なバケツ暮らしだったせいか、６０センチ水槽の、端から端まで、ひたすら爆泳する”もなみ” 、…。 　まぁ、この様子では、何も、三面から水槽を覗かれたとしても、過重なストレスを感じて具合が悪くなると言う事は、恐らく無いでしょう！  　一方、未だ、バケツ暮らしの”もりぞう兄ちゃん” 、…。 　　 　これは、昨日、撮ったもの、…。 　本日、四度目のイソジン浴をした所、… 　有ろうことか、まさかのアクシデント、…。 　いつも通りの手順で行ったはずなのに、… 　イソジン浴を終えて、…０．５％の塩水と、水の消毒程度に投入したエルバージュを溶かしこんだバケツの中で、その後の養生をさせてたところ、…  　ほんの、数分、目を離したすきに、なんと彼は、一時期、心鰓停止状態に陥ってしまったのですっ！！  　※　事項へと続く、…。   

  2013.10.23

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　ブログの更新、一週間ぶりです。今回、随分と日数がたってしまいましたが、…先日の、”みなと区民まつり” の続きです。 　この日、区役所の１階ロビーでは、”福祉機器展”が、開催されておりました。  　　 　右の写真に写っておりますのは、てんかん障害のある方用の、帽子ですね。…帽子の中に堅い芯が入っておりまして、… 　突然、ジャクソ二アン大発作を起こして、転倒した際に、頭部をしっかりと守れるように工夫されております。 　昔と違って、…随分、おしゃれに成ったものです！ 　　 　左、片麻痺などの障害を受傷された方用の、お食事の際の自助具です。脳梗塞とか、脳出血によって、半身麻痺になりますと、… 　よく、利き手交換と申しまして、健常な方の手で食事を摂る事が出来るよう、訓練をするのですが、… 　併し、…生まれもって両手を使える様な方ならいざ知らず、なかなかもって、本来の利き手の様に、都合よくは行きません、…。 　でも、このような、自助具が有りさえすれば、食事も大分不自由なしに頂く事が出来ますよね！  　車いすも、今は、用途に合わせて、色々なタイプのものが出てきました。  　　　　　　 　帰り際、… 　増上寺境内で、福祉団体のブースが立ち並んでおりましたので、ちと、覗いてみましたところ、…  　団体さん、お手製の手提げ袋に、思わず目が留まりました。     　　　　 　左が、ピンク、６００円、右がグリーン、４００円、…しめて１０００円の買い物でした。ピンクは堀下が、グリーンは、母がデイに行くときの手提げになりました。 　　　　　　　　　　　   　ようやく最近になって、少々、肌寒いと感じるようになってまいりました。皆さま、衣替えは、もうお済みでしょうか？  　堀下は、ただいま、押入れの中身の整理整頓をしておます。三十日までには、綺麗に片づけて、衣替えも済ませてしまいたいと思っております。   　　　　　　　　　　 　普段なら、静かな境内も、この日ばかりは、日が陰り始めてもにぎわいを見せておりました。 　増上寺の石段を眺めていたら、…思わず、アイスクリームをほおばりながら笑っていた、”ローマの休日” のオードリー・ヘップバーンを思いだしてしまいました！  　区民の皆さまの、穏やかな憩いのひと時を見ているうちに、 　どこか似たような風景かもしれない、… 　　　　　　と、…ふと、感じたのかもしれませんね。  　何処にでも有る様な、ありきたりの風景なんですけど、…。    　もう、そろそろ、金魚シーズンも終わりを告げようとしております。今年の日本らんちう協会の、”らんちう大会”は、どうやら、東京の明治公園で開催されるようです。  　毎年、１１月３日の文化の日と決まっていますが、…東部、中部、西部の支部で、順番に場所を変えて開催され、  　今年は、いよいよ東京に帰ってまいります！ 　今年誕生した当歳のらんちうが、よくもこんなに育ったものだと思えるほどの、立派な姿をお披露目してくれます。 　また、親魚なども出ますので、らんちう本来の形質を研究するには、目を肥やす良い機会にもなるかと思います。  　会場整理はされておりますが、長蛇の列を覚悟で、時間をかけて並んで覗いてみるのも、案外楽しかったりなどして、…。  　少々、時間にゆとりのある方、…これは、一見の価値が有るかもしれません！   　※　詳細は、日本らんちう協会のホーム・ページでご確認くださいませ。       

  2013.10.20

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　夕べ、６時半をまわった頃、…　 　いきなり、北側の玄関の方から、”ごぉー！！ ”っと、言った様な轟音が響いて来たかと思ったら、 　今までの猛暑が嘘の様な、涼やかな風が吹いてまいりました。お陰さまで夕べは、玄関と、ベランダのサッシを開放し、茶の間ではなく、ダイニングの方で 、涼しさを満喫しながら夕食を頂く事が出来ました。 　脳天から、ひんやりと気持ちよく、疲れた頭には、最高のごちそうでした！  　さて、…本日、”みなと区民まつり”に、行ってまいりました。 　　　　 　みなと区民まつりは、毎年、１０月か、１１月頃に、”芝増上寺境内”と、其の周辺の地域を巻き込んで開催されております。  　地域の商店街などが協賛している事は無論ですが、…面白いのは、増上寺を中心に、エリアが５，６か所に分かれている上、そのエリアごとに、ＮＰＯ法人などの団体のブースなども立ち並んでいたりし、… 　各団体が、この時とばかり、日ごろの活動の成果を、区民の皆さまへとご紹介しては、独自の品ぞろえと呼び込みで、ささやかな活動資金を、稼いだりなどしております。  　港区で主たる公共事業活動をしている企業などのブースも有り、広範囲な上、中身もなかなかで、見ごたえが有ります、… 　また、地方からの物産展も、増上寺の真向かいに在る、”港区役所”前の小スペースに所狭しと店舗を並べ、…　　現地の美味しい特産物で、毎年、区民の舌を、うならせております。  　下は、左の写真、奥が八丈島、手前が新島、…特産物の”くさや”を販売しております。　　右は、越前福井からの出店。  　　　　 　　　　 　福井と言えば、ご存知、県民食とも言える、”焼きサバ” です！１尾、１２００円と、少々、お高かったですが、脂がのって、とてもおいしかったです！！ 　お隣では、しかのお肉が入っている、しかシチューが盛況！次回、挑戦してみようと思っております。  　　　　 　併し、本日の堀下のもう一つの目当ては、…やはり、越前組の”揚げパン”  　 　以前は、きな粉がまぶしてあった物も有ったのですが、本日は、外側より内側の内容に凝ったようで、…色々と種類も有るようで、 　迷った挙句、こしあんと、柚子を購入し、その場で頂きました。 　　　　　”美味しかったですよぉ、…。”   　そうこうするうちに、１２時も回り、…区役所側、大門側から、突如、ブラスバンドの演奏が始まったかと思ったら、いよいよ、パレードの始まりです！  　　　　 　地元の小さなバトン・リーダーたち、…  　　　　 　増上寺の前まで行くと、右折して、東京プリンスの前の道を、 浜松町の方向へと行進して行きます。 　　　　 　地元の中学のブラスバンドも参加です。 　この後、次から次と、色々な団体のパレードで３０分ほど、この界隈がにぎわいました。　交通整理をするおまわりさんたちも大変ですね。 　※　以降、次回へと続く、…。

  2013.10.13

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日も、穏やかで過ごしやすい陽気でした。ただ、台風の影響で、湿度と気温が若干、上昇、…夏に戻りましたかね、…。  　ところで、先日、菊池さんちから戻った”リップ”です。 　　　　 　　　　※　我が家に戻ってきて、今は、ベランダサッシの内側で、１０リットルプラケで養生しております。　　　　　　　早くも環境には慣れて、今では水作器の上が、彼女のお気に入りの定位置となりました。 　我が家に、一年半ぶりで戻った彼女ですが、…やはり、時折、逆さ立ちをしております。 　お腹がはちきれんばかりに膨れておりまして、今年、産卵をさせなかったせいなのか、この体型で普通の状態でいる事は、今の時期、…彼女にとっては、至難の技の様です。 　　　　　 　堀下がプラケの中を覗き込むと、…何か貰えるとでも思ったのか、やおら、水作器の上から下りて近づいてまいります。 　併し、…何も貰えないと悟ると、…  　　　　　　 　　※　一番右側は、菊池さん宅へ行く直前のリップ。　　随分と、様変わりをしたものです。    　またすぐに元の水作器の上へと、戻ってしまいました。 　この子が、逆さ立ちしにくい様に、水深を体高の２倍ほどに留めてはいるのですが、… 　どうも、自分で工夫したらしく、プラケの側面と水作器の突出した、泡の吹き出しとの間に身を挟むことで、正常な姿勢を保つ事を覚えたようです。  　　なんとなく、逆さ立ちをしていると言う事は、… 　寒さが迫りつつあると、… 　バランスを崩しやすい丸手だから、転覆しやすいとは申しますものの、 単に、抱卵の為だけにそうなっているとは、言い難いので、 　近々、イソジンで薬浴でもしてあげようかとも思っております。　  　　　　　 　　　　　※　四の橋の路上から撮影。 …事故災難の多い、逢魔が時が迫り来る夕暮れ時。 　今日も穏やかに一日が過ぎて行きました。夕暮れ時に、ふと頭上を見上げると、空には自然の大パノラマが広がっております。 　あと、もう少しで魚鱗雲に成りそうですね。… 　魚鱗雲と言えば、…かの歴史上の人物、”由比正雪”を思いだします。 　彼は、自分の幕府転覆をもくろんだアジトから、遠く江戸の空を眺め、… 　江戸城の上空に、魚鱗雲が一面に広がっているのを見てとると、 　　　”われの奸計、破れたり、…”と、悟り、 　その場で自害したと、聞き及びます。  　　　　”魚鱗雲” …。 　　運気、盛んなる事の象徴とも申します。   　恐らく、…今、江戸幕府を転覆させることは、もはや時期尚早と悟り、…捕縛の手が届く前に、潔く、その場で果てたのでしょう。   　ほんの歴史の、小話しでした。…      

  2013.10.07

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、僅かながらに日が差しました。 　金木犀の花も開花しましたし、…なんとなく、穏やかな秋の気候になって来たたみたいです。  　街中を歩いていても、穏やかな居心地の良い、空間が広がって行きます。 　山が色づく紅葉までの、ほんのひと時の安らぎの時ですね！  　この時期が、一年中で一番、…何だか、ほっといたします。 　野わきが来るのも、もうすぐの事でしょうか？…  　ところで、…ベランダの住人の屋内移動は、一通り済ませる事が出来ました。  　後は、らんちう親魚の、シロリン、てんてん、ナイトの為の越冬用の業務用発泡スチロールの用意を整えるだけとなりました。 　あの、エロモナスにり患し、今年は、夏前に腸満に成り、糞もちぢれて出にくくなっていた”オトメちゃん” は、屋内移動の初日に、肛門付近がやはり発赤しておりましたが、  　堀下の、例の練り餌により、その発赤も、２、３日を待たずして、消失致しました。 　　　もちろん、ケフィア入りです！ 　あの後、…ケフィアを抜いた練り餌を暫く給餌していたのですが、…連中の食い付きが、いまいちなので、… 　屋内移動を期に、もう一度、ケフィア入りの練り餌に変更しました所、…以前と同様に、飛びつくように捕食しに来る事が分かりました。 　もしかしたら、ケフィアとかの乳酸菌と、多数の酵母により、他の食材が、発酵状態となり、 　これは金魚に訊いてみなければ分かりませんが、恐らく、味が違っているのではないかと思います。 但し、金魚に、味覚の判別というものが有ればの話しですが、…   　体調を崩していた丹頂ファミリーは、現在、玄関に移動しているのですが、…  　彼らにも、同様にケフィア入りのものを給餌するようになりました。以前、堀下は、過敏性の下痢か、細菌性の下痢か分からないけど、 　通じの緩い金魚には、ケフィア入りは、取りやめた方がよいとの見解を示しましたが、… 　最近、…屋内組には、日に２度か、３度の給餌の内、１回くらいを、ケフィア入りの練り餌にし、 　後は、普段の沈下性のペレットを給餌しておりましたら、便も崩れにくくなり、お魚自体も元気に活動しだしました。 　其の個体の体質を考慮した上での、給餌方法を考えれば、…ケフィア入りの練り餌は、存外、重宝するのではないかと思います。  　玄関に移動した丹頂ファミリーは、各々、別々の容器にて、隔離対応をしておりますが、… 　まだ、尾の先がさけていたり、ほころびていたりなどするので、様子を見る為に、各々隔離をしているのですが、… 　これは、”カラムナリス” と、言うよりは、長期にわたる薬浴のせいで、彼らの体表が脆くなってしまった為に、ほころびている様に思えます。 　ですから、今の所、薬浴と行っても、水の消毒用に、ごくごく薄い、エルバージュ溶液を使ったり、 　たまに、０．３％濃度の塩浴にしたりなどする程度なのです。 　これは、先だって、旅立ってしまった、”ぶくぶく” の例に倣ったものです。 　惜しくも、落ちてはしまいましたが、彼女の闘病期間に得た、体験により、薬浴も長期に渡った時は、お魚の気力、体力を考慮し、 　一旦、普通の水に戻したり、ごくごく薄い消毒用のエルバージュ溶液にするのみと、するようになりました。 　　　”ぶくぶく”…本当に、有難うです。  　ヒレなどがさけてまいりますと、 　カラムナリス等の寄生虫かもしれないと思い、思いきって、強い薬剤などを投入したくもなるのですが、 　そこは、ぐっと我慢をし、０．３％濃度くらいの塩水に戻して、暫しの間、様子を見たりなどしますと、… 　その内、お魚の様子で、薬剤による、弊害により、鰓の縁あたりが透明に成っていた事に気づかされます。 　現在、”もなみ” は、時折、薄いエルバージュを散布され、翌日あたりには、新水で換水したりなどしておりますが、 　”もりぞう” なども、同様の方法に切り替えましたら、額の瘤なども、却って良好で有る事が分かりました。 　確かに、エルバージュ溶液の中に居ると、化膿した瘤が収まるのですから、何らかの細菌感染をしているとは思いますが、 　翌日は、それでも、リフィッシュ入りのさら水にしてあげると、却って、元気に成るようですので、  　今のところは、様子を見ながら、給餌などにも気を使って、養生させております。 　また、”もなみ” は、あれから、気がついた時に転覆していたりなどするのですが、… 　体調を崩した折に、どうも、さぼり癖がついたような気が致します。  　今度、体調が良いと思った時に、、６０センチ水槽に、彼を移し、 　思いきって、水流を作れるフィルターを投入して、落ちてしまった体の機能を、強制的に訓練して上げようかとも思っております。 　何だか、このまま飼育者の眼を盗んで、手を抜いて生き抜く方法を学んでしまうと、 … 　末は、ずぼら金魚に成ってしまうような気もしますので、…。  　　 　　※　未だに、産子を繰り返しているタマちゃんたち、…そろそろタマちゃんたちも、御用納めです。　　　　　　この子たちは、そのうち、蓮用の土を敷いた発泡スチロールを寝床に、越冬をする予定になっております。     

  2013.10.06

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、晴れていても、日差しは幾分柔らかくなりました。ベランダの住人も、比較的、今は過ごしやすいのではないでしょうか？  　ところで、先日、換水をした折の事、…。 　現在、らんちうの”たんたん”は、５リットル、プラケの中で、独居生活を楽しんでおりますが、…  　其の前は、６リットルの青いバケツの中におりました。 　らんちう親魚と一時期一緒におりましたが、やはり、なんとなく不調を感じた堀下が、早いうちにバケツへと彼女を隔離したのですが、 　そんなある日の事です。 　いつもどおりに１/２程の水を換水する為に、まず抜きまして、その後、注水するのですが、 　無精者の堀下は、水を抜くときに取り損ねた糞などを、生体がいるまま、網などですくったりなどして取り除く事がもっぱらです。 　すると、バケツなどは網を動かす加減で、ぐるぐると中で、水が渦を巻く時が御座います。 　ふと、バケツの中にに目を落としますと、… 　な、な、なんと、… 　あの片側をかしいで泳ぐ癖のある、”たんたん” が、…いつものぎこちない泳ぎ方とは思えないほどの、達者な泳ぎを見せているではないですか！  　”これはすごい！！”…と、言う訳で、思わず目を見張ったのですが、… 身を乗り出して、もう一度、よ～く注意深く見直して見ますと、 　彼女は、渦の流れに身を任せながら、バケツの中で、体中のヒレをぱたぱた、懸命に動かしているだけでした！！  　”たんたん！…違うよ、それは、…”  　”お魚というのは、水の流れに逆らって泳ぐのが本当だよ！！”  　”それじゃぁ、まるで逆だよ！”  　と、飼育者として、必死に呼びかけるも、しまいには、何だか馬鹿らしくなってまいりまして、…。 　目の悪い堀下が、水の流れに身を任せて、ひたすら流されることに楽しみを見出したかのように見える、”たんたん” の一時の楽しみに、水を差したような感じになってしまいました。   　要するに、お魚は、水の流れに逆らって泳ぐものとばかり、はなっから、そう決めてかかっていたものでしたから、 　てっきり、彼女は水の流れに逆らって敏捷に泳いでいるものとばかり、錯覚を起こしていたのです。  　ほんの一時の、ぬか喜びではありましたが、… 　それでも、必死にヒレをぱたぱたしている”たんたん” の事を思い出しますと、何だか、とても楽しい光景の様に見えてきますから不思議です。   　我が家では、現在、９尾のお魚がいますが、… 　少なく飼育していますと、色々と個性が見えて来て、却って楽しいですが、 　お魚の方としては、少ない数のまま、飼育されていますと、…人と同じで、お互いの距離感を保つのに苦労をして、神経質に育つのではと思ってしまいます。 　数が少ないと、個別性が見えて来て、楽しいには違いは無いのですが、…一方、お魚の方はというと、 　集団でいるときとは違って、却って、お魚同士、融合して暮らすと言う事が、出来ずらくなる様に感じられます。 　でも、彼らが、目の前に表出して来る困難に対して、自分たちで問題解決を図っているのも、 　何だか、面白しろいと言えば、面白い事なので、いつもながらに、楽しんで器を覗いてはいるのですが、…   　そう言えば、真冬に転覆して、越冬しそこなった丹頂の”もなみ”ですが、… 　あの後、やはり転覆を繰り返しまして、…堀下としても、どうにもこうにも困り果ててしまったのですが、… 　どうも、観察しておりますと、何だか、体調がすぐれないので、時折、一番楽な姿勢を取る為に、わざとひっくり返っている様な気も致します。 　堀下に見つかると、慌てて元の体制へと戻る辺り、…いつものポーカー・フェイスの”もなみ” らしいです。  　併し、…先日、水質調整の為に牡蠣殻を、少量、ネットにくるんで与えて見た所、…  　これが、いやに気に入ったらしく、 　時折、この牡蠣殻の上で、寝ていたりなどするようにまりました。 　また、…牡蠣殻を口でちゅっ、ちゅっ、ちゅっと、吸ったりなどし、見ていると、捕食していたりなどしている事が有る事に気がつかされました。 　そんなある日、…。 　ふと見ると、”もなみ” の下痢が止まっておりました。 　要するに、お腹を壊し、慢性下痢状態で有った体調を、彼は、牡蠣殻を捕食することで、自分で治したらしいのです。 　堀下は、高齢者介護で、よく便秘をする方に、カマ（酸化マグネシウム）を服薬して頂く事が有りましたが、… 　これは、便の中の水分を増やすことで、便の量を多くし、便通を促す効果が有るので、便秘の際には、施設ではよく処方されるメジャーな薬なのです。 　併し、その反対に、下痢状態で有る方には、 　カルシウムを多く含んだものを、処方するはずなのですが、… 　どうも”もなみ” は、動物の直感で、これはどうやら自分にとって必要なものだと思ったらしく、 　牡蠣殻を捕食することで、過敏状態に成った便通を、自分で治したらしいのです。 　以来、彼は、あまりひっくり返らなくなりました！  　そう言えば、いつぞや彼が転覆を繰り返していた折も、炭酸浴をしたし際に、およそ１０日ほどは、転覆をしないでいた期間が御座いました。 　炭酸も、お腹の中の整腸作用が有るとの事です。 　転覆している金魚の中には、もしかしたらお腹の具合が悪くて、転覆しているものがいるのかもしれません。  　一方、…らんちう親魚の中の”シロリン” などは、… 　夏場に成ると、いつもの事で、 　左目の上あたりに、やけどの様な、傷が出来る事が有ります。 　白い金魚ですので、やはり、紫外線の関係かと思います。 　ところが、彼の方も、この問題を自分で解決したようです。 　実は、今年の夏場、彼の左目の上には、尾の色と同様に、濃い朱色の斑点が出てまいりました！ 　以来、彼も、左目の上に、ケロイドを作る事が無くなりました。  　　　　　　　　　　めでたし！…。   　ただ１尾、…自分でどうする事も出来なくなったものがおります。 　　”もりぞう” です。… 　彼も白い金魚ですが、今年の夏場、強い紫外線を浴び、左目の上に、傷が出来たと思ったら、それが、おできの様にふくらみ、… 　なんともこぶつき爺さんの様に成ってしまいした。 　今でも彼の左目の上には、二つの瘤の様な、でっぱりが有りますが、… 　薬浴中で有りながら、これが一向に、治癒する気配も有りません！ 　　どうやら、長期戦に成りそうです。  　別に、おできのようなものが出来る病気も有りますが、この子の場合は、紫外線から来る傷がもとで、 　何らかの細菌感染をしたかもしれないと、思っております。 　それが治りきらずに、現在にいたっているのです。  　秋が来たら、冬が来るのは、あっという間です！、”もりそう兄ちゃん” …一体、この先、どうなる事やら、…。   

  2013.09.30

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、午前中曇天かと思ったら、 午後に成って、小粒の雨が降ったりやんだり、…。  　まだ、時折、気温が３０度を超すなど、…残暑が厳しい時も御座いますが、…確実に秋はやってきております。 　これからは、芸術の秋、…行楽の秋、…その上、食欲の秋となります！…。　（やっぱり、これかー！！）   　皆さま、どの様な秋を過ごされるのでしょうか？    　堀下は、ここ数日間、来るべき冬に備えて、部屋の中の模様替えだの、ベランダの住人の、屋内組の移動だの、（もりぞう、もなみ、まめ太郎、たんたん、オトメちゃん） 　更には、屋外組の冬越しの準備に大わらわでした！（シロリン、てんてん、ナイト） 　また、１０月１日から、粗大ごみのシールの価格が変更に成るとあって、… 　今の内、出すものは出してしまえとばかり、部屋の片づけに重宝なものを、ホーム・センターから仕入れては、古くて使い勝手が悪くなったり、消耗したりなどした物を  　団地のリサイクル室に捨てたり、粗大ごみ業者に引き取ってもらったりなどしておりました。  　床に何も置かない生活にしないと、掃除が行き届きませんし、…何だか、雑然とした感が否めません。 　併し、今回は力を入れて片付けと掃除に精を出したせいか、幾分、以前よりスペースが広くなった感じがし、これで安心して、能率的にお掃除も出来そうです。 　何だか、あちらこちらで、ゆらゆらと地面が揺れているみたいですし、今のうちでないと、綺麗に片づけられない気がいたします。 　片づけた後で、防災グッズで、箪笥とかの家具を支えてあげれば、もっと落ち着いて生活が出来そうですね。   　ところで、… 　現在、ベランダの住人は、屋外組のらんちうトリオ（シロリン、てんてん、ナイト） の計３尾だけとなりましたが、… 　転じて、屋内組は、春先から体調不良に成っていた、丹頂の”もりぞう” 、”もなみ”、”まめ太郎”と、らんちうの”たんたん” 、”オトメちゃん”となりました。 　それから、後１尾、… 　あの路地裏の金魚博士の元へと行っていた”リップ”が、およそ、一年半ぶりくらいで我が家へと帰ってまいりました！   　しかも、親魚よりも大きくなって、…　  　要するに、秋口の気温低下により、またもや、逆さ立ちをするようになってしまったのです。 　元、飼育者としては、見ていて、いたたまれず、…菊池さんにお願いして、戻してもらう事に致しました。  　これから向かう真冬の寒さを思うと、この様子では、屋外での越冬はかなり難しくなって来るだろうと予想し、重症化しないうちに、引き取らせて頂いたのです。 　恐らく、今のうちに対処しておかないと、大変なことに成りそうです。 　お腹に卵を抱えたままの越冬ですから、本人にとっても、 無論、大変な事には違いません。 　今は、ベランダサッシの内側にて養生しておりますが、 　この子の場合は、特別、何かしらの病気にり患してと、言う事ではなさそうですので、  　今のところは、０．３％の塩浴のみで様子を観察しております。 　後日、現在の”リップ” の姿を、ブログ上にてご紹介したいと思います。        

  2013.09.25

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　やっと秋の虫の声も高まり、…涼しくなってきたと思ったら、いきなり、また３０度越えです！ 　あ‘‘～！！…地獄だぁ、…。  　ところで、先週の９月８日の日曜日、 目黒の”さんま祭り”に行ってまいりました。  　　　　　 　この日、岩手県宮古市陸揚げの６０００尾のさんまが目黒駅前の路上で焼かれました！ 　片側１．５車線を占領し、全長、およそ３０ｍに渡って、さんまが設置されたスチールの板の上で、こんがりと焼かれ、沿道のグルメたちに無料でふるまわれました！ 　　　　  　 この日の集客、延べ、３万人、…。 　堀下は、自宅を１２時過ぎに出たのですが、…近所だと言うのに、すでに売り切れた後でした。…残念、…又、来年にリベンジしよう！！ 　　　  　裏方も、大忙しです！…沿道には、この日を目当てに露店なども出店～！！  　　 　にぎやかなのは、良い事ですが、…流石、商売人は、こんなチャンスを逃しませんよねぇ、…。 　　　　 　沿道に並べられた特設のテーブルで、運よく、さんまにありつけたカップル焼きさんまの美味しさに思わず、両手で、”ピース！！”  　　　　 　この日ばかりは、目黒駅前のビルの谷間は、さんまの煙で暫くけぶっておりました。  　　　　 　お姉さん、…お姉さん、…こちらで、おろしとカボスを忘れずにね、…。 　　 　時折、雨粒があたるような、生憎のお天気でしたが、…各地から集まった食欲大魔神たちのお陰で、６０００尾のサンマは、立ちどころに平らげられました。 　　　 　”さんま祭り”、…悔しいから、来年、又、来ようっと、…。         

  2013.09.13

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  堀下です。 　前項の続きです。 　実は、ボウフラがわかない事もそうなのですが、… 　堀下が注意深く観察しておりますと、このボトルの中のタマミジンコ、…大量繁殖したら、酸欠で全滅するのではと思っておりましたが、 　先日、夜間に中の水を抜き、洗面器に大方のタマちゃんたちを取りだして、明るい電灯の中で確認してみると、… 　これが、２Ｌ入りのペット・ボトルの中で、…とは、信じられないくらいの量のタマミジンコの数でして、…。   　タマちゃんたち、…この中が殊の他お気に入りなのか、或いは、案外、住み心地が良いと安心しきっているのか、…。 　その数たるや、爆殖どころの騒ぎでは御座いません。…  　発泡スチロールで飼育していたころは、沢山繁殖したと言っても、コーナーに固まって、騒いでいるだけでしたので、 　其の広いスペースにも関わらず、繁殖したと言っても、その数は、高が知れておりましたが、… 　また、そのコーナーに固まっているタマちゃんたちを、イソジンカップで一気にすくい取ると言う作業をしていると、… 　タマちゃんたち、…何か悟る事でも有るのか、… 　害虫などはいなくても、急速に、其の繁殖力を落とし、…数を減らして行ってしまいます。  　もしかしたら、…外敵がいると言う気配を彼らが感じている事自体が、繁殖力を落とす原因の一つなのかもしれません。 　堀下は、タマちゃんたちにとって、給食のおばさんだったけれど、…。 本当は彼らにとって、物凄い怖い害敵だったのだと、或いは、認識でもされたのかもしれません。 　笑いはなしの様に聞こえるかもしれませんが、… 　これは、一度や二度の事ではないので、 　恐らく、気が遠くなる位の長い年月、…彼らは、ひたすら他の種の捕食の対象に成ってきたわけですし、… 　そういう意味でのアンテナは、…もしかしたら、人間が考えるよりはるかに敏感なのかもしれません。 　夏の高温にも負けず、彼らは大量繁殖致しました。 　確かに堀下は、タマちゃんたちが蒸れて全滅しないようにと、ペット・ボトルを、風通しの良い、涼しい場所を選んで置き替えたりなどし、… 　餌の給餌も、タイミング良く行ってきたつもりではありますが、… 　彼らにとっては、外敵のいない環境こそが、本当は、何にもまして住み心地に良い居場所だったのではないかと思います。 　ところで、害虫どもが、なんで光るものが嫌いなのか、… 　彼らにとって、真夏の暑い酷暑の中、…そもそも光っている場所と言うのは、ともすれば、かなりの高温に成ってしまう環境でも有り、… 　自分の種の存続を図る為には、はなはだ、不適合な場所で有ると言う認識が多分に有ったとしたならば、 　はなっから、繁殖の場としては対象外だったかもしれません！  　　ですから、堀下はタマちゃんたちに優しく語りかけるのです。 ”こんなにたくさん繁殖してしまって、…これでは、中で窒息して全滅してしまう、…タマちゃん、…これから、少し、水を抜くよ！”  　そして、有る程度ペット・ボトルの水を、下に受けた洗面器に移してしまうと、… 　ペット・ボトルの中に僅かに残ったタマちゃんたちに、再び、…優しく語りかけるのです。 　”タマちゃん、明日になったら、お水を足して上げるからね、…　　　それから、餌も沢山上げよう！　　それまで、我慢してね、…。”　　　と、…。 　　 　　※　本日、夜間に抜いた、ペット・ボトルの水、…。所々、タマミジンコの親の姿が浮かんでいる。　　　　　青水で見えにくいが、…中には、子虫もたっぷりと入っている。しかし、これは少ない方、…。 　　　　　本日は、給餌の為に抜いたのではなく、新しいペット・ボトル用の種としてのタマちゃんを捕獲した。 　　 　※　左、本日抜いたペット・ボトルの中の青水、中に沢山のタマミジンコがいる。右、其の一部を、計量カップにとって、撮影。   　タマちゃんたちがどう思っているかは、不明ですが、…カップですくい取るよりは、心的に悪影響は少ない様です！  　こういう事をしだしてからは、全滅しないで、上手い事行っております。 　思いっきり、中の水ごとタマミジンコを洗面器に落としても、 　中には、次回へと続く、種に成るタマちゃんたちが残っております。しかも、翌日には、新たに新鮮な水が注がれることに成り、… 　新鮮な水を得て、又、栄養たっぷりな”ミジンコ餌” をいっぱいいただいて、……。 　タマちゃんたちは、ますます、勢いよく繁殖して行くのです。  　堀下は、この方法で繁殖を今後も行っていきたいと思っております。ペット・ボトルを後、数本、用意しておけば、… 　代わりばんこに、中の水を抜いて、お魚たちに、給餌していけばよいのですから、…。  この方法だと、需要と供給のバランスが、上手く取れそうです！ 　水ごと、タマちゃんたちを抜いたら、翌日には、新鮮な水を注水しておけばよいだけ、…。  　でも、いい加減、どこかで綺麗に中を洗浄しておかないと、後で、苔だらけになってしまい、大変なことになってはしまいますけどね。    

  2013.09.09

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日あたり、…。ベランダの網戸越しに聞こえてくる秋の虫の音が、とうとう、蝉の声を圧倒してきました。 　夜に差し掛かりますと、…その音がいきなりボリューム・アップし、…虫たちの、盛大なオーケストラの演奏を聴いているようです。 　都会にも、注意して周囲を見回せば、まだまだ、そこ、かしこに自然が残っていますよね。 　このような、気がつけば、すぐ側で寄り添ってくれてひと時の、…ほんのひと時の、憩いの場を与えてくれている小さな自然に、 　  ”心から、感謝です、…”  　秋の虫の音に癒される感性を持っている日本人に生まれて、     "本当に、良かったぁ、…！"   　ところで、前回の続きです。  　タマちゃんたちがペット・ボトルで大量繁殖できる訳を、堀下は、堀下なりに考察してみる事にしました。 　実は、このペット・ボトル、…。 　彼らにとっては、意外や意外、… 　とても狭くて、窮屈な世界なのかと思いきや、…  本当のところは、わが身を守る為の、絶好な住処、…”小さいけれど、楽しい我が家”…　なのではないかと、 　最近、堀下は、とく、そう考えるようになりました。  　前回、お伝えしましたように、この中では、天敵と言う天敵が湧かないと言う事も、その一つです。 　一度、小さい水ミミズを見たのですが、即、スポイトで撤去しまして、…以来、害敵は見てはおりません。  　併し、ペット・ボトルに何故、害虫が湧かないのか、…。其の事は、長らく不思議に思っておりましたが、 　昨年、それと同等の事が、”ステンレス・ボウル”の中のタマちゃんたちにも言えました。 　その際には、害虫は、光りものが嫌いで、…タマちゃんたちは、光りものが大好き、…と、ブログでお伝えしたはずですが、… 　実は、先日、と、有る美容室で、髪をカットして頂きながら、その美容師さんと雑談する機会が御座いまして、… 　その方曰く、… 　”先日、テレビ放映されていたのですが、…”　と、断ったうえで、… 　”虫と言うのは、アルミ箔の光り方が嫌いな為、大葉等にたかるアブラムシ除けに、アルミ箔を割り箸に蒔きつけて大葉の苗の両側に立てておくと、　　あのアブラムシが湧かないのだそうです。” 　と、貴重な情報を教えて下さいました。 　其の方は、自宅で大葉を栽培する際に、其の事を実行してみたけど、やはり、アブラムシは湧かなかったそうです。   　ペット・ボトルの中の事を申しましたら、 　”それは、ペット・ボトルが光っているからではないですか、…。”　との事、…。  　猫よけに、ペット・ボトルに水を入れて、家の前に立てておくのは、良く見ますが、…まさか、ペット・ボトルが光っているので、虫たちがやって来ないのだとすると、…。 　以降、事項へ続く、…。    

  2013.09.09

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  堀下です。 　前項の続きです。 　この”ター二―”こと、タニシたちが、自然に発生している事も、おかしいと言えばおかしなことなのですが、… 　彼らは、金魚の産卵時期に成ると、堀下が投入するホテイ・アオイ等の水草について来たと思われます。  　濃度の高い、”イソジン溶液” にて最初に消毒はしているのですが、… 　それでも、生命力の強いものや、水草についていた卵から孵化をして、成長をしてしまう事が有ります。 　このタニシなどにもともとくっついて来たのか、さもなくば、”カイミジンコ” などは、水草の根元についていると言われておりますから、もともと、消毒した所で、その強靭な生命力で生き残り、  　　　　器の中で繁殖したのかもしれません…   　先ほど、堀下が寄生虫と申しましたのは、この、”水みみず”、”カイミジンコ”、”ボウフラ”などが器の中で湧きますと、… 　決まって、タマちゃんたちの数が激減して行くことから、そう申し上げるのですが、… 　”ボウフラ”の仲間で”フサカの幼虫”などは、タマミジンコを捕食する事が分かっておりますので、或いは、種類が違っても、”ボウフラ” がタマミジンコを捕食したりなどするのかもしれません。 　又、別に”タマちゃんたち” が、その数を減らす時には、 　別のブロガーさんが言っておられた”カイミジンコ”らしき、高速でなめらかに移動する黒い物体、…タマちゃんたちより、一周りも二周りも小型の黒いミジンコが大量に発生している事を確認しております。 　ネットで調べますと、この”カイミジンコ” 、…思った通り、肉食性だそうです。　 　”ケンミジンコ” も雑食性なので、タマミジンコなどは喰い尽くしてしまうそうです。 　この種が、器内で発生した場合、…速やかに取り除く処置をしなければ、…日を追うごとにタマちゃんたちはその姿を消し、代わりに、彼らが器の中を占領すると言う事態にもなりかねないのです。  　現に、…ステンレス・ボウルのタマちゃんたちは、この”カイミジンコ” らしき、タマちゃんたちより小型のこの黒い物体の為に、完全に姿を消してしまいました！ 　その増殖の速さは、ただ事ではありません。あっという間に、器中にその姿を見かける事に成り、… 　哀れ、タマミジンコは絶滅の危機に瀕したりなど致します。 　更に、水みみず、…。 　堀下は、これをこまめにピンセットで当初取り除いていたのですが、その数が増える連れ、…その手間暇の面倒さに根を上げ、 　ついには、メダカの親魚に応援を要請するまでになってしまいました。その場合、中にいるタマミジンコ自体もメダカの捕食の対象にはなるのですが、 　それでも、ストックのタマちゃんたちがおりましたので、この、うねうねと水中をのたくる、スクワ―ムどもを、何とか処分してほしくて、メダカたちに助っ人を頼んだのですが、… 　それも一時の事です。 　メダカの成魚を投入し、…片づけたはずのこの水みみずが、気がつくと、また中におったりなど致します。 　　　まるで、いたちごっこです！！  　やはり、水草とか、土とかにすでにいるのでしょう、…。  　屋外で、発泡スチロール飼育をしておりますと、この様な事の連続に成る訳です。  　これは、どうする事も出来ません。 　だが、併し、…ここに思わぬ事が起こります。  　　　　タマミジンコのペット・ボトル飼育です！  　堀下は、８月も半ば過ぎから、タマミジンコ飼育を、ペット・ボトルにて行ってきましたが、… 　このペット・ボトルでミジンコ飼育をしていると、この寄生虫類が滅多に湧かず、”タマミジンコ”自体も、全滅せず、案外、あっさりと大量繁殖してくれちゃうのです！！ 　ある日、ある時、あまりの繁殖の凄さに、…堀下は、タマちゃんたちにそっと優しく語りかけるのです。  ”こんなにたくさん繁殖してしまって、…これでは、中で窒息して全滅してしまう、…タマちゃん、…これから、少し、水を抜くよ！”   　そして、夜間、ペット・ボトルの口元に、懐中電灯を照らし、中のタマちゃんたちをキャップ側に集めておいた上で、 　一気にキャップを捻って、蓋を開け、中の水もろとも、下に受け皿としておいた洗面器に大量繁殖をした”タマミジンコ”を流しいれるのです。 　ペット・ボトルの中がよほど棲み心地が良いと見えて、洗面器に流し込んだタマちゃんたちのその数たるや、… 　　もはや、爆殖どころの騒ぎではありません。   　 　以降、次回へ続く、…。  

  2013.09.08

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　暑い日中に比べ夜間は、段々、涼しさを増してまいりました。南から吹く風も、この時期に成ると、心まで癒されるのではないかと思うほど、涼しくて、気持ちがよいです。  　ところで、前回の続きです。  　堀下は、今年は、金魚の子引きをあきらめた為に、稚魚用飼育槽を、８月も半ばごろ、…撤収してしまいました。 　恐らく、親魚が自分の産んだ卵を、全部、食べてしまったのでしょう！ 　有る朝、…給餌をした後でも、”てんてん”が、”ナイト” の排卵腔をちゅくちゅく、つついていたので、それを見て、もう、今年はだめなんだと思いました。  　以来、”タマちゃんたち”を飼育するのに、ペット・ボトルを、ひたすら使用して来たのですが、… 　これが、思いのほか、重宝でして、…  　ご説明いたしますと、堀下は、ペット・ボトルを横にして、上にあたる部分をカッター・ナイフで四角く窓を開け、  　中に半分ほど水を入れまして、種ミジンコを投入し、飼育していたのですが、… 　　  　どういう訳か、この方法だと、他の虫やら寄生虫やらが、あまり湧かないのです。 　タマちゃん飼育をしていて、一番頭を悩ますことは、突如、起こる全滅です！ 　堀下は、発泡スチロールの中で、タマミジンコ飼育に挑んで、この突然予期せずに起こる、全滅と壊滅に、幾度も頭を悩まされました。 　併し、…彼らは何故、突然、全滅などするのでしょうか？  　一説には、器の中に積もった、残滓やら、タマちゃんたちの死骸やらが原因で、水質が、強アルカリに傾いてしまうと、彼らは、生存が出来なくなり、その為に全滅すると言われております。 　少量飼育ですと、親の死骸なども捕食する為に水質も保たれるとは思うのですが、… 　併し、それでは、本来の趣旨から外れてしまいます。  　確かに、器の中の手入れを怠りますと、前夜、…どんなに勢いよく、大騒ぎをしておりましても、　　翌日には、… 　ぱったりとその姿を消している場合が御座います。 　その折りには、器から、ウニの様な匂がしますので、やはり、環境の悪化による、タマちゃんたちの大量死が起こってしまったと言う事が当てはまるかと思います。  　併し、…タマミジンコが全滅する理由は、何もそればかりではないようです。 　実は、 彼らが姿を消す理由として、限りなく疑わしい事実が、此処にございます。 　観察をしていますと、全滅をする前には、どんなに水質に気を配り、こまめに給餌をしてはいても、 　器の中のタマちゃんたちの勢いが次第に衰えて行き、…、ものの数日で、目に見えてその数を減らして行って、…  或る朝、１匹も見当たらなくなると言った事が、まま御座います。 　その際の器の中の状況を、注意深く、もう一度、観察してみますと、… 　器の中に、思わぬ侵入者を発見したりなど致します。 　水みみず、カイミジンコ、ボウフラ、などなど・・・。 　ボウフラは、見当がつくものの、前者、２種に限っては、一体、どこから湧くのか当初は皆目分かりませんでしたが、…。 　併し、…タマちゃん飼育に関しまして、公認の同居人、”ター二―”がおります。 　彼ら貝類は、一番最初に堀下がタマちゃん飼育をしていた時に、いきなりの全滅に遭遇し、… 　前述したような、水質悪化による全滅だろうと結論付けたことから、器掃除の為に、わざわざ投入したものです。 　”ミジンコ餌” は、かなりの高温で熱処置されておりますので、何かしらが湧くと言う、そういう心配は無いのですが、… 　もし、有るとすれば、この公認の同居人で有る、ター二―が、これら寄生虫を媒介した可能性が御座います。  　以降、事項へ続く、…。         

  2013.09.07

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、一日中、曇天で、…たまに、薄日が差す程度でした。…暑い、暑いと申しましても、一頃よりは、ずっと涼しくて過ごしやすかったです。 　もう、虫の音が、子守唄代わりの季節に成りました。色づく、秋は、もうすぐそこまで来ております。   　ところで、…久しぶりにタマちゃんネタです。 　夏の猛暑の間、…堀下宅のベランダでは、お魚以外にも住人がおりました。 　おなじみのタマちゃんたちです。… 　彼らは、夏の間中、ペット・ボトルに仕込まれ、 こんな酷い猛暑で有るにもかかわらず、ベランダの住人の住まいの上にに掛けたネット上で、 　各々、３０度を越える中、…絶えることなく、立派に繁殖し続けました。 　お魚の水温が、３２度から３３度をマークしているのですから、ペット・ボトルの中のタマちゃんたちの環境たるや、相当のものだったはずなのですが、… 　にもかかわらず、…。  　逞しく、絶滅する事も無く存続を続けました。 　今まで、発泡スチロールの中で繁殖を試みて、あと一息で爆殖かと思った頃に、 　いつも、壊滅の憂き目に遭遇しておりましたが、… 　堀下、今年でタマちゃん飼育も丁度二年目に成ります。何だか、最近、タマちゃん飼育のコツ、と言うものを会得したような気がいたします。 　おなじみの”ミジンコ餌” を相変わらず、ペット・ボトルのタマちゃんたちには給餌しておりますが、… 　餌の量を加減することから、… 　また、…定期的に中の水を入れ替えたりなどし、今年は、ペット・ボトルの中で、相当数のタマちゃんたちが繁殖を致しました。 　タマちゃんたちを捕食するはずの稚魚も誕生しなかったのに、タマちゃんたちだけが、爆殖と言う表現が足りないのではと思うほど、沢山、誕生いたしました。 　発泡スチロールの中では、年柄年中、壊滅と、全滅を繰り返しておりましたが、…… 　タマちゃんたちの、全滅に関しまして、堀下は、いつぞや、種の存続を掛けて、タマちゃんたちが、自分自ら全滅の道をたどっているのではと、 　有る仮説を立ててみた事が御座いました。 　それは、代を重ねるごとにタマちゃんたちの繁殖力が低下する為に、器の中で、有る一定数の数に達すると、 　小粒な雄が現れて、… 　全員総出で、交尾に荒れ狂い、…その後、休眠卵を産みつけて、全滅すると言うものでした。 　併し、…この夏、ペット・ボトルの中でタマちゃんたちを育ててみて、 　その考えは、一気に払しょくされました。 　確かに、季節の変わり目になどは、そう言う事も有るのでしょうが、…何だか、定期的に全滅する姿には、他に立派な根拠が有るのではと考え始めました。  　実は、今年の５月か６月頃でしたか、…タマミジンコが、発泡スチロールの中で、またもや全滅した事が御座いました。 　御記憶でしょうか？ 　あの全滅の憂き目に遭った発泡スチロールの中のタマミジンコは、結局、待てど、暮らせど、戻っては来ませんでした。 　つまり、…本当に器の中から消えうせてしまったのです！  　以来、…堀下は、全滅するのだったら、金魚の稚魚はいないけれど、…メダカの稚魚だったらいるではないかと、 　偶然にも生まれてきたメダカの稚魚たちに、器掃除も兼ねて、発泡スチロールの中のタマちゃんたちを、かわるがわる、彼らに喰わせてきたのです。 　右の発泡スチロールで有る程度、タマミジンコが増えたら、その中に、メダカの稚魚を放流し、喰わせる、… 　左の発泡スチロールの中のタマちゃんたちが増えたら、その中に、右の発泡スチロールの中にいた子メダカたちに、左の器にお引っ越しをしてもらう、… 　と、…てな具合に、… 　夏の初めごろは、そうやって効率的に子メダカたちにタマちゃんたちを喰ってもらっていたわけですが、… 　ところが、その内、今年は金魚の子引きが出来ないと、とうとうあきらめて、タマちゃんたちを、発泡スチロールの中で繁殖をさせる事をしなくなったのです。  　そこで、出てくるのが、堀下、お得意のペット・ボトルです。   　実は、ペット・ボトル、… 　　　　　なんと、これこそが、… 　”タマちゃんたち”を、ずぶの素人がいとも簡単に繁殖させる為の、何にも勝る、うってつけのアイテムだったのです！  　以降、次回へと続く、…。  

  2013.09.06

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　相変わらず、日差しだけは強烈な毎日ですが、…それでも、団地のベランダにも秋の兆しは、徐々に忍び寄ってまいります。 　つい先ごろまでは、吹く風も、まるでモンスーンの様な湿った生温かいものでしたが、今朝、吹く風は、からっとして涼しげです。 　夏も、もういい加減疲れましたから、このまま、ここいらへんで、おーしまい、ってな具合に なりませんでしょうかね、…。   ところで、前回の続きです。… 　８月１３日のお盆の入り、…。いつもどおりに、けだるいまでに蒸し暑い一日でしたが、… 　目もくらみそうな猛暑の中、…日中、２か所程、仕事で出かけまして、帰宅したのは、すでに午後４時近くに成っておりました。 　出かけるときに、器の中を覗きますと、”ぶくぶく” は、口で呼吸をしておりましたが、… 　夕刻、…帰宅致しまして、真っ先に彼女の入っている、バケツを覗きに行きましたら、 　もう、すでに落ちた後でした。  　見ると、…生きていた時は気がつきませんでしたが、あんなにふっくらとして愛らしかったのに、 目は深く落ちくぼんで、 　　体の厚みは、… なんと、１/２の薄さにまで薄っぺらくなっておりました。 　彼女の闘病生活が、如何に過酷なものであったかが、堀下にも、 容易に察せられました。 　一生懸命、治療をし、…毎日、換水したりなどしていた時は、…この子の落ちた姿なぞ、まるで想像もつきませんでしたが、 　こうして沈んで、動かなくなってしまった彼女を見ていると、実にリアルに其の事を現実として、受容出来ている自分が却って不思議でした。  　もう、仕方が無いよね、…。 　だって、こんなになるまで、あんたは頑張ったんだから、…。 　　　　　　 　”ぶくぶく” は、其の日のうちに、堀下が毎日手入れをしている朝顔の根元にそんなに深くは掘らないで、埋めてあげました。 　朝顔には、”私の可愛い子の命を、引き受けておくれ、…。” 　　 　　　と、…一言、添えて、…。   　　　　　 　　　　　※　”ぶくぶく” を根元に埋めた朝顔、…。数日後、綺麗に開花した。 　其の日から５日後、…。彼女を埋めた土の部分が、ぽっかりと穴が空いたようにへこんでおりました、…。 　それを見た時堀下は、落ちてからたった５日しかたってはいないのに、もう、有機物としての姿形が失われてしまったと思い、… 　落ちた時よりも、其の時の方が、むしろ、残念に感じました。 　もう、これで、この世界のどこにもいなくなっちゃったんだね、…。これで、本当にお別れだね”ぶくぶく”、…。 　あんたがいなくなって、本当に、寂しいよ、…。  　　　　　 　長いヒレを盛んに動かして、まるで、あたかも天女が羽衣をはためかして舞い踊るかのように、優雅に水中を舞っていた、… 　　　　　丹頂たちのマドンナ、…かつての　”ぶくぶく”　…。    

  2013.09.04

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  堀下です。 　前項の続きです。  　使用している材料の”ミジンコ餌”は、堀下が昨年から、稚魚飼育に関して用いているものです。 　これは、昨年、腐れ卵から孵化した、らんちうの稚魚 ”ラッキーズ”の驚異的な成長ぶりと、その丈夫さに 着眼し、… 　販売元に尋ねた際に発覚した、事実、… 　要するに、…”ミジンコ君” は、ミジンコ飼育用に開発した餌では有るけれど、孵化直後の稚魚の初期飼料として使うと、 　その成長ぶりがダントツに違い、有る業者などは、、”まるで佃煮ができそうだ！” くらいの表現をしたほどに、稚魚の生存率が上がったと言う、いわくつきのものでございます。 　販売元によると、”これは、孵化直後の稚魚の離乳食前のミルク代わり” と、言うご説明でした。 　当初、そんな事とは知らずに、ビオトープ（共生）でミジンコと稚魚を一緒の器で飼育していた堀下は、この餌で、タマミジンコを飼育しているつもりで、 　偶然、孵化直後の稚魚の口にも入ったことから、あの驚異的な”ラッキーズ”の生命力と、成長ぶりを目の当たりにする事に成りました。 　誕生したばかりの稚魚が、二日目にして、捕食に回りだしたり、…その行動が、あまりにも、通常とは違っておりましたので、後からおかしいと思い、… 　色々と検証した上、… あれやこれや考えた末に、 　思いあまって、最後に販売元に尋ねた際の、発見でした。 　”誕生したばかりの稚魚は、消化器系が未発達な為、　　　ものを消化する事ができないのですが、… 　このミジンコ餌が一旦、口に入ると、ですから、消化をするのではなく、餌の粒子が通常より細かい為、自然に吸収されてしまうのです。”  　と、言う説明でした。…  　その際の経験から、今回、病気で、薬浴づけの毎日を送る、我が家の病魚たちの為に、何か、滋養のつくものはと考えたら、… 　堀下は、この”ミジンコ餌” を、考慮に入れない訳にはいきませんでした。 　病魚にとっては、有る意味、救世主になるかもしれない、…と、…。  　また、…”スピルリナ” …。これは、免疫効果を上げたり、…又、色揚げようにと、市販の餌にも混ざってはおりますが、  　大体、其の量が、５％程度と少なめで有ります。又、このスピルリナは、クロレラと違い、大量摂取によって、副作用が生じると言う問題も、今の所、報告されてはおりません。 　このスピルリナも混ぜてみる事に致しました。 　そして、最後に”ケフィア” です。 　これは、堀下が、ベランダの住人に病魚ばかりが出てしまった事に、頭を抱えて、ネット検索をしていた際に、見つけたものです。 　生きたケフィアが入っている、”ヨーグルトの４０倍の乳酸菌と酵母” と、言う文字が飛び込んでまいりました。   　金魚飼育で、彼らの便通を促すために、ヨーグルトを使用することは、有るブロガーさんから教えて頂き、堀下も昨年から使用するようになっておりました。 　それが、ヨーグルトの４０倍の威力もあるとか、…。藁にもすがりたい心境で有った堀下には、もう、これを使うっか有りませんでした。 　そして、つなぎには、堀下お得意の寒天で作った”ところ天”、…  　これは、良く出来たもので、パウダー状の材料を、上手くこねて、練り上げるのには、これ以上のものは無いと思っております。 　つなぎにはなるわ、…適度な堅さには仕上げる事は出来るわ、で、いつも、これを定番として使っております。  　繊維質と水分を多量に含んでおりますので、糞詰まりに成った、お魚には、 最適かと思われます。 　今回は市販のものを使いましたが、…添加物を気にするようであれば、自分で寒天を作り、それを利用しても構わないと思います。 　堀下の場合は、このような苦し紛れに作った”練り餌” が、ベランダの住人の健康に、今回、大いに貢献したのですが、… 　併し、…どんなに良い物を作り上げたと思っていても、最後は、器の管理者である飼育者の判断によります。 　確かに堀下の場合は、このやり方で、彼らが健康に成ってきたのは確かなのではありますが、 　薬浴をしながら、給餌をしておりますと、中には、思わぬことも御座います。 　前回の、”ぶくぶく” の時の様に、薬浴による、体表の荒れや、色素の欠落などを、寄生虫のせいだと勘違いしてしまう事も、無きにしも非ずなのです。 　まぁ、それもベテランに成りますと、堀下の様な失敗などは、初心者として一笑に付されてしまうような出来事なのかもしれませんが、… 　もし、彼女が、想像している様に”金魚ヘルペス” で有ったとしたら、… 　今現在、ベランダで不調続きの丹頂ファミリーに取っては、今後、辛い事も有るかとは思います。 　中でも、丹頂のリーダーである、”もりぞう” などは、今回の事で、かなりまいっていた為、、 　先日、二日続けて、”竹酢液”を１００倍に薄めた液で、２０分ほど、薬浴をしたのですが、… 　　　　 　　　　※　竹酢液を１００倍に希釈した水の中で薬浴する”もりぞう” 。二日続けて行ったら、すっかり、嫌われて　　　　　　　　そっぽを向かれてしまいました。現在は、昨日から０．５％の塩浴のみにし、…”練り餌”をたっぷりふるまわれたら、　　　　　　　　機嫌が直ったのか、堀下の方をしきりに気にし始めました。…　　　　　　　　”頑張れ、もりぞう！お前は、丹頂のリーダーだ！！”  　今後、このケースに関しましては、最近、またもや転覆しだした”もなみ” と、”まめ太郎”の容体も含めて、後日、ご報告を上げさせて頂きたいと思っております。     　以降、次回へ続く、…。   

  2013.09.02

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　朝、夕は、いくらか涼しくなりましたね、…。併し、日中の猛暑は、最低気温と比べて、その気温差が７度以上と、有る意味、通しで高温で有った時よりも、応えるかもしれません。   　今日も、街のそこかしこで、救急車のサイレンがしきりに聞こえておりました。 　　　　”大変な陽気です！” 　これくらいに成ると、普段、体力には自信のある方でも、ふとした瞬間に体調不良に陥らないとも限りません。  　寝不足な方、栄養が不十分な方、過労が蓄積している方、そして、糖尿病や夏風邪をお召しに成られている様な前症の有る方は、ご用心です！ 　髄膜炎に罹患する方も、風邪をひいてらっしゃる方に多いと聞きます。 　夏も終盤にかかり、今まで以上に、健康管理に気を使わなければならないと言う事ですね！  　ところで、前回の続きです。… 　最近のベランダの住人の事に関しまして、ここ２カ月余りの出来事を、つまびらかにご説明いたしてまいりましたが、… 　堀下が、梅雨時、…病魚ばかりに成り、どうにもこうにも、進退きわまった折に、苦し紛れに作った自作の”練り餌”と、言うものが、 　ベランダの住人に殊の他、好評だっただけでなく、… 　病魚に対しては、思いの他、好結果を上げる事が出来ましたので、一度、これを皆さまに公開させて頂こうと思います。  　前回のお約束通り、以下に、その作り方の手順をご説明いたします。 　自作の”練り餌”と、言っても、単に良いと思われるものを、すり鉢ですりつぶし、金魚の口に遭わせて、練り上げただけの事なのですが、…。  　堀下、自作の”練り餌”　の作り方。 　材料：　沈下性の普通の餌（５ｇ）、　　　　　　ミジンコ餌（ティー・スプーン、約１/４）、　　　　　　スピルリナ（ティー・スプーン、約１/４）、　　　　　　ケフィア　　（カプセル２個）　　　　　　ところ天　　（５本）　　 　　　　 　１）　すり鉢の中に入っているのは、普通に市販されている、沈下性のペレットです。　　　　計ると、５ｇは、有ります。　これを、パウダー状に成るまで、すりつぶします。  　　　　　 　２）　綺麗にパウダー状に成りましたら、…中に、”ミジンコ餌”、”スピルリナ”、そして、　　　　”ケフィア” を投入し、また、綺麗にすり棒で、すり合わせながらむらなく混ぜます。 　　 　３）　左は綺麗にまんべんなく混ぜ合わさった材料の中に、市販のところ天を入れた所、　　　　右は、そのところ天をつなぎとして、中の材料を練り合わせた直後のもの。　　　　大体、小学生の子供が図工に使う、粘土位の堅さがベターです。 　　　　　 　４）　粘土くらいの堅さに成ったものを、左指で細くより、…右指でちぎって丸めるのです。　　　　慣れて来ると、３０分ほどで完成いたします。…但し、これは、最後につなぎとして使う 　　　　ところ天の量を間違えると、べたべたしだして、到底、綺麗に丸める事が出来なくなり　　　　ます。そういう時は、仕方が無いので、中身を増量するか、さもなくば、冷蔵庫で一晩、　　　　上にラップを掛けて雑菌が入らないようにして、冷やすしか有りません。 　　　　大体、この量で、我が家では、二日の食料です。ところ天は、市販のものを利用して　　　　おりますが、…、もし、添加物などが気に成るようでしたら、自分で寒天を作り、それを　　　　つなぎとして、使うと言う手も有ります。  　この”練り餌”を捕食すると、食欲が増進する為、他の餌を中間で与えても、もりもり捕食してくれます。 　但し、それは、健康なお魚の場合でして、…病魚に対しては、一日、４粒か、５粒程度が、目安に給餌された方がよかろうかと思います。 　堀下宅では、そう致してまいりました。  　それ以上に給餌致しますと、内臓に負担がかかるのか、あの砂の様な、煤の様なものを排出し、水自体が、臭みを以って臭って来るので、…一目で、それと分かります。 　あの砂の様な、煤の様なものが出て来なかった場合に限り、お魚が、盛んに餌のおねだりをした場合、 　堀下は、チリ、アクタが出ようと、給餌してまいりました。 　その場合、”オトメちゃん” などは、、彼は、”エロモナス”だと言う確証が御座いましたので、投げ込み式、ろ過器を投入し、薬剤のエルバージュと共に、その、チリ、アクタを吸い込んでしまうと言う、いささか、乱暴とも思えるような事もしました。 　他の、特に、白点病などの寄生虫類に関しては、ろ過器は絶対、投入できませんので、…そういう時は、面倒でもこまめな水換えで、対処するしかないと思います。 　それでも、”オトメちゃん” なんかは、当初、かなりの汚れ具合でしたので、毎日、換水したりなど致しました。 　以降、事項へと続く、…。            

  2013.09.02

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日も、狂ったように暑い一日でした。…いつまで続くのでしょうねぇ、…。いい加減、楽に成りたいですねぇ。   　ところで、前回の続きです。… 　小康状態になったと、油断こそしてはなかったものの、又もや、運命に裏切られた形となってしまった”ぶくぶく” ですが、…。 　彼女が、食欲を喪失した最後の三日間は、堀下のお手製の”練り餌” でさえも、残すようになってしまいました。… 　それでも、三つか、四っつ、口元に落として上げますと、それて、どこかへ飛んで行ってしまったもの以外は、口にしていたようです。 　まさか、最後に、あんな展開に成るとは思いもよりませんでしたが、併し、いくら体表が綺麗になった所で、食欲が有った所で、 　”金魚ヘルペス” によって、造血機能が破壊されてでもいましたら、金輪際、完治することは絶対に在る訳が有りません！  　しかも、例年になく、酷暑の今年の夏です。… 　お魚が体調を崩すのも道理です。…とか何とか言っちゃって、本当は、飼育者の水質管理が最も重要ではあるのですが、… 　可愛いお魚を、一尾たりとも落としてしまったら、飼育者の落胆たるや、そりゃ、惨憺たるものです！  　併し、…”ぶくぶく” が、大変な事態へと進展している最中、 　一方、同じ病魚としての”オトメちゃん” はと言えば、… 　　 　エルバージュの薬浴と、例の”練り餌” のお陰で、随分とスマートに成り、… 　鱗の下の皮下出血も無くなり、…立っていた鱗も、全て寝て、綺麗な体に成っておりました。 　ちと、”太めのらんちう”くらいですが、まぁ、まぁ、これくらいなら見られるでしょう、と、言う状態にまで持ってくる事が出来ました。  　この子も、一時は、どうなってしまうのやら、と、しきりに安じられましたが、… 　実を申しますと、…水元公園、金魚展示場の飼育員の方から、水温も３３度以上に上げて薬浴すればと、教えて頂きまして、… 　梅雨時に、０．５％の塩浴と、エルバージュ浴の併浴をしながら、その通りにしましたら、… 　確かに、色々なものを排泄し、…効果が有った事はあったのですが、…  　其のやり方だけでは、次第に体力が持たず、衰えて行ってしまった事と思います。…なんせ、連日、エルバージュで３３度以上ですから、… 　堀下は、その療法に加え、…堀下、自作の”練り餌” を、二日与えて、二日抜くと言うやり方で当初給餌しておりましたが、… 　そのうち、彼が、余りにも食欲が旺盛になり、…餌の催促をするものですから、 　性が無いなとばかりに、毎日給餌するようになり、そのうち、一日に、数回、給餌するようになりましたら、 　俄然、体型に変化が出て来まして、よくよく観察していますと、鱗の下に出ていた皮下出血までもが、毎日、少しずつ消失して行くでは有りませんか、…。 　”エロモナス” は、難治性の病気とは聞きますが、 　堀下も、そのつもりで今回正念場だとばかり、覚悟を決めて挑んだつもりだったのですが、… 　実の所、…この病気は、 　堀下の作った”練り餌”で、なんとなく…制御出来るのではないかと思い始めました。   　と、言うのも、…彼が、体調不良に成ってから、はや７カ月以上も経った頃、… 　この餌を給餌されている”オトメちゃん” の体型は、みるみるうちに、小さく縮まって、皮下出血は消えていき、… 　見ていると、ささくれ立ったお尻の鱗もたちどころに元に戻り、… 　その効果に、自分で作った”練り餌”で有るにも関わらず、驚くわ、唖然となるわで、…  　これは、大げさに言っているのでも何でもないのです。 　最近分かったのですが、…”エロモナス” にり患している”オトメちゃん”は、この餌を絶って、給餌をストップすると、逆に太り、 　また、給餌を再開すると、スレンダーに成って行くと言う事が分かりました。 　要するに、この練り餌が、エロモナスを抑制しているらしいのです。  　でも、その間の水質管理が、また難しかったです。 　と、言うのも、”オトメちゃん”などは、後から後から、様々なチリ、アクタを排泄し、…一日、換水しなければ、水槽の中は、 浮遊物で濁ってしまうほどだったからです。 　”エルバージュ” 溶液の中でです！ 　そこで、堀下は、…彼の場合は、”エロモナス” だと言う事で、思い切って、投げ込み式ろ過器を投入してやる事にしました。 　ろ過器を一つ、無駄にするつもりでやったのです。 　それが、また、功を奏しました！ 　ろ過器は、エルバージュを吸い込みますが、…お魚が排泄した、チリ、アクタもろともに吸いこんでいきます。 　これは、寄生虫の類ではないだけに、やって、良かったと思いました。 　お陰で、”オトメちゃん” の鰓を守る事が出来ましたから！ 　　　　 　　　　※　今年の６月８日に撮影したもの。体型が横に広がり、出てくる落し物が、ちぢれて、寸切れたものばかりに　　　　　　　　成ってしまった頃のもの。 鱗に皮下出血も見られ、動きも緩慢になってしまった。 　上は、”オトメちゃん” が、”エロモナス”にり患していると分かった直後のもの、… 　下は、現在の”オトメちゃん” です。 　もう、チリ、アクタも出てはこないです。… 　　 　※　現在と言っても、８月２３日に撮影したもの。色艶も良くなり、動きも活動性が戻ってきた。  　まるで、”石塚君” と、”めぐみ君”の差ぐらいは、有りそうです！  　次回、この”練り餌” の作り方を、ご紹介いたします。     

  2013.08.31

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　涼しくなったと思ったら、…いきなり、３６度を越えました。ベランダの住人の水温も、３０度越えです。 　こう、毎年思うのですが、…この最後の最後に、いつも、大暑がぶり返すと言うか、 　これでもかと言うくらいの過酷な陽気です。…ここ数カ月の夏の疲れも加わり、何だか、調子が狂っちゃいますよね。  　ところで、前回の続きです。… 　薬負けを起こし、一気に低調に成ってしまった”ぶくぶく”ですが、… 　傷口が化膿しないように、ごく少量のエルバージュで、毎日、水を消毒し、  　例の練り餌を少量ずつ、給餌すると言う、地道な努力が功を奏したのか、 　出血もどうやらおさまり、立っていた鱗も寝て、… やれやれ、…と、一息ついた時の事でした。 　何だか、体表は綺麗に成ってはきたものの、… 　ふと、気がつくと、”ぶくぶく”の食欲が、いまひとつ、さえていない事に気が付きます。 　毎日、やかんを沸騰させるくらいのうだるような猛暑が続いたので、人間同様、食欲ぐらいは無くすだろうとは思いましたが、… それも、三日も続くと、何だか、少々、気にはなってまいります。  　併し、…全身をくまなくチェックしても、色艶こそ、元には戻ってはおりませんでしたが、体表自体には、もはや特別な異変は無い様に見受けました。 　併し、こんな時こそ、油断をすると、…とんでもない事が、突然、勃発したりなどすることを、堀下は経験上、痛いほど知っております。 　綺麗いになった”ぶくぶく”の体表を確認し、ベランダを立ち去りざま、…堀下は、こう思いました。 　”体表は綺麗になっても、だからと言って、絶対に良くなるとは限らないんだよね、…。” 　　　と、…。  　まさか、ふと、脳裏に浮かんだこの言葉の通りに成るとは、…よもや、予想だにしてはおりませんでしたが、…    　その翌朝、…。 　いつも通り、ベランダの住人の朝一番の巡回時に”ぶくぶく”の器を覗いた堀下は、余りの事に、思わず、絶句してしまいました、…。  　”ぶくぶく” の頭頂部が異様なほどに膨れ上がっていたのです。 　よくよく眼を凝らして、見てみると、… 　なんと、頭頂部にあたる、肉瘤が一部破けて、エアーによる水の流れで、赤い肉片がひらひらと なびいているではないですか！…。 　　”驚きましたが、やることは、一つです。” 　慌てて、エルバージュの消毒溶液を、全部、取り換えて、彼女の様子を見て見ると、… 　口でパクパクとゆっくりと呼吸をしたりなどしております。… 　よく、水泡眼などは、あの眼の下のリンパ液が入った袋を、他の魚に攻撃されつぶされると、隔離した上、消毒液を投入した水溶液で、養生させると、聞いた覚えが有るのですが、… 　種類は違うものの、イチかバチかの思いで、今以上の、水の全取り換えを行う事で何とか、乗り切ってやるつもりでした。  　時は、暦の上では、秋とは申しましても、連日の厳しい残暑の為に、じっとりと汗がにじみ出てくるような酷暑の最中、… 　プランタの”あさがお”が、今年初めて、一斉に咲きそろった、…丁度、お盆の入りの朝の事でした。  　　　　　　 　　　　　※　写真は、堀下宅の”あさがお”、…。当日の物ではありませんが、イメージとしてアップ致しました。 　堀下、…いよいよもって、最後のあがきです！！   　以降、次回へ続く、…。

  2013.08.30

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　朝晩、涼しくなったとはいえ、…日中の日差しの強烈さは、盛夏よりもすごいと思います。  　ベランダで金魚の水換えをしておりますと、直射日光を受けている肌が、ひりひりと痛んで くるのが分かります。 　恐らく、紫外線も、盛夏よりずっと強くなっているのでしょうね。外出時の日よけ対策には、万全を期したいものです。  　ところで、前回の続きです。… 　薬負けを起こし、…両サイドの腹部に大きな膿胞を作ってしまった”ぶくぶく”ですが、… 　その後、水の消毒程度に薄めたエルバージュ溶液の中で、例の練り餌を捕食しているうちに、鱗の根元にたまった膿が徐々に小さくなって行きました。   　やはり、彼女の体には、長期の薬浴は、ちと、負担が大きすぎたのですね。 　練り餌が欲しくて、プランタの中をいざる”ぶくぶく” に対して、堀下は、 　”あんまり動くんじゃないよ！…膿が破れちゃうから、…”と、言って押しとどめ、… 　少し、体表が綺麗に成って来ると、”良くなってきているから、大丈夫だよ、…。”と、励ましたりなど致しました。 　隣近所が、ベランダの堺越しに、堀下のこの言葉を聞いたら、… なんだろうと、思うでしょうが、… 　堀下的には、もう、この子になんとしても元気になってほしくて、思わず出た本音だったのです。 　その後、…着実な養生によって、彼女は、又もや驚異的な回復力を見せ、体表の膿胞は、すっかり消えうせ、 　ささくれ立っていた鱗も、ほとんど綺麗に生え揃いました。 　もう、危機は脱した！…大丈夫だと思われるようでもありましたが、  　併し、堀下には、有る懸念が有りました。…   　前回、鱗が綺麗に寝た時に比べ、…今回は、器の中の水の透明さが、何だか、いまいち違っている様な気がしたのです。 　夏場ですから、…多少は仕方が無いのかもしれませんが、…  　併し、…何だか、よからぬ想像が先立ちます。出すものは出して、…それも、形のしっかりとした良好状態の落し物ばかりです。 　中には、崩れているものも有りましたが、これは、堀下の作った練り餌が、崩れやすいもので有る上、 　金魚と言うお魚自体が、糞食をする種なので、その為に、出てきた落し物が崩れてしまうと言う事も、まま有ります。  　但し、だからと言って、その為に…水自体が透明度を損なうと言う事は無いはずなのです。  　この練り餌は、排泄した後も、水中に生菌が浮遊して、水を浄化してくれるものと思っていましたもので、 　前回は、それが的を得て、魚が健康になるとと共に、水自体が綺麗に浄化して行ったものと思われます。  　併し、…今回は、まがりなりにも、消毒用にエルバージュを落としておりますから、生菌の繁殖は有る筈有りませんものね。 　そう、納得はしてはいたのですが、困ったことに、こういう細かい事が、案外、気になって来るものです。 　併し、…飼育者の勘と言うものは、　　　　　　　　　なかなか侮れないものが御座います。…  　水の透明度にこだわることも、さることながら、彼女の鱗が綺麗になってきたにも関わらず、…堀下は、 　”ぶくぶく” の元気が徐々に損なわれて来たのではと、…直感的に感じて来ていたのです。  　同じ、病魚と言っても、エロモナスで長患いをしていた”オトメちゃん” なんかは、 　この練り餌のお陰で、いまや、跛ねる位に元気と健康を取り戻しております。  　最近分かった事なのですが、…彼は、この練り餌を食べない時、…つまり、餌立ちをしている時には、 　体軀が徐々に膨らんできており、逆に、給餌されている時には、徐々にスレンダーに成ってきているのです。 　一時、…”ダイエットをして、なんで太るんだぁ、おまいはぁ！！”　と、堀下は、呆れたものですが、… 　反対に、丹頂ファミリーなどは、相変わらず、何だか分からない不調に悩んでおりました。  　昨年、”ぶくぶく” と、共にいた連中ばかりです。 　実は、６月頃、… 　堀下は、水郷の郷訪問シリーズ第２弾として、都内の、水元公園訪問をブログにアップしたことが御座いました。 　その際に、園内に在る、”金魚展示場”も、訪問と共に取材をしたのですが、… 　ブログ上にて、金魚の選別作業をしておられた方に、色々とお話しを覗う機会が御座いまして、… 　この”ぶくぶく” の事も、お話しをさせて頂いたところ、… 　いつぞや、彼女が、家族の不注意で、ヒーターの設定温度が３３度に成ってしまって、一昼夜以上、其の状態であった事が、有りましたが、 　幸運なことに、其の事を契機として、一時、倒れた魚体が元のお座り状態に戻った事が御座いました。 　その折りの説明をしましたら、ｓその管理者の方が、驚いた顔色をされまして、… 　”それは金魚ヘルぺスの治療法ですよ！！”　　と、一言おっしゃった事がございました。 　堀下は、その様な事が有っても、まさか、内の子に限って、、…と、思っている様な鈍いところが有り、… 　しっかりと現状を見極めていなかったのですが、… 　今思うと、…これは、案外、本当の事であったのではと思う節も、多々あるのです。 　”ぶくぶく” は、昨年の１２月頃、底に沈んで、動かなくなりました。  　泳ぐ事をやめてしまったのです。 　春先に、堀下が彼女の鰓の中を覗いたところ、出血をしたと申し上げた事が御座いましたが、… 　その折りの”ぶくぶく” の鰓の中は、薄い桜色に成っておりました。 　つまり、酷い貧血状態だったのです。 　彼女は、其の貧血の為に、動きをやめてしまったと言うより、動けなくなってしまっていたのです。  　また、堀下は、昨年秋口に彼女が転覆をして以来、腸炎に成ったのか、或いは、エロモナスになったのかと、懐疑的な思いも重ねて来てはいたのですが、… 　それが、此処へ来て、どうにもこうにも、其の事自体が、なんだか、信じられなくなって来ていました。 　と、…言うのも、… 　例の練り餌を給餌しているうちに、彼女が排泄したもの自体が、実にしっかりとした良いものばかりなのに気がつきまして、…、 　おおよそ、そのような病気の為に、今現在の、体調不良が有るとは、とても思えなくなって来ていたのです。  　　”金魚ヘルペス” … 　又の名を、”ヘルペスウィルス性造血組織壊死症”…  　どんなに、水換えをし、水質に気を使っても、ある日、有る時、…突然、魚が浮いてしまっていると言う、日本全国の金魚マニアを悩ませている、噂の 　　　　　　　恐ろしいウィルス性の病です。 …  　以降、次回へ続く、…。    

  2013.08.27

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　昨日あたりから、夕暮れ時に成ると、蝉の声よりも、秋の虫の声の方が、盛んに聞こえて来るようになってまいりました。 　そう思ったら、翌日の今日は途端に、涼しくなりましたが、… 　併し、日中、気温が低くて過ごしやすかったにも関わらず、夜間に入ってからは、無風状態となり、… 　体感的には、今夜は、蒸し暑い夜となりました。 　明日は又、日中の気温が３０度を越して、暑さが戻ってくるそうです。… 　寝心地の良い夕べを迎えるのは、まだまだ、先の事の様ですね。…　　　やれやれです。   　ところで、前回の続きです。 　全身の鱗が立ち、両サイドの腹部に、大きなぶよぶよの水泡を抱えた”ぶくぶく”は、… 　いきなり機能低下を起こしたかのように、動きが一段と鈍くなってしまいました。 　堀下自身も、今回の結果に、がっくりと肩を落としながら、”もう、駄目なのかもしれない、…。” と、心の中で、弱音を吐きながら、 　併し、”ぶくぶく” の姿を目前にするにつけ、この子の落ちた姿なんて、まるで想像もつかない、…。  　と、何とか救う手立ては無いものだろうかと、、じたばた、苦しいあがきをしておりました。  　そして最後には、”絶対、あきらめないぞ！”…と、折れそうになる心に、自分で喝を入れる毎日でした。  　今は、真夏です。 　吸虫が猛威を振るう時期であるにもかかわらず、  　マゾテンやリフィッシュを封印して、出血をしている彼女を此のままにしておけば、どうなるかは自明の理でした。  　併し、…薬負けを起こしている事が分かっていて、これらの強い薬剤を使用する事も出来ません。    　ふと、周囲を見回せば、… 　あのエロモナスで長患いをし、エルバージュで、散々薬浴をしていた、”オトメちゃん”などは、 　例の練り餌で、体の中から健康を取り戻したのか、随分とスレンダーに成り、… 　血が滲んだ様に成っていた鱗も、大方、出血が止まって、良好な状態まで持ってきてこれていました。 　出てくる物も、きちんと出るようになり、…体のでかさにあわせた落し物も、器内で見られるようになりました。 　要するに、彼は、全快とまではいかなくても、寛快にまで持ってくる事が出来たのです！ 　一時は、エロモナスにり患したと分かって、…まるでピンポン・パールの様に成ってしまった彼ですが、… 　どういう訳か、皆の後押しが有ると、分かって勇気づいたのか、…ふっきれでもしたのか、…。 　治療に関しても、彼は、お魚ではありますが、今回は、彼は彼なりに、前向きだった様な気がいたします。 　ちぢれて、短く寸切れ状態になってしまった、排泄物も、… 　治療をしている最中には、長くて、太い、…健康的なものに変わってまいりました。  　　　　 　　　　※　長い落し物をしている”オトメちゃん” …。この後、この落し物をめぐって、堀下とバトルを繰り広げている。　　　　　　　　彼は、治療中も、喰い意地だけは張っていて、…下手をすると、自分の落し物でさえ、美味しく頂いてしまうのです。　　　　　　　　最近では、”ダメッ！！”と、言うと、ピタッと止まって、思いとどまる事を覚えてまいりました。　　　　　　　　でも、堀下がいない時は、絶対、食べちゃってると思います。 　こういうのって、単に、治療が上手く功を奏したからだと言えるのでしょうか？ 　何だか、これが　”愛の力”　　・・・　の様な気がいたします。 　”オトメちゃん” の中に、みんなへの信頼感が生まれたのではと、…堀下、思っております。 　そのせいか、最近の彼は、随分と穏やかに成ったような気がいたします。 　昔は、そりゃ、乱暴でせっかちで、短気な子でしたから、… 　でも、いけないと分かると、日光の猿軍団ではないけれど、… 飼育者が、たまげるほど真剣に反省しちゃう子だったので、 　堀下は、彼のそういうところが大好きでした。   　”オトメちゃん” の様子を見ているうちに、堀下の、”ぶくぶく” に対する、治療方針が決まりました。 　堀下は、今回の反省から、彼女の薬浴を、…一旦、打ち切り、 　換水時には、水の消毒、出血した患部の化のう止め程度に、ごくごく、薄く、薄めたエルバージュ水溶液を使用する事に致しました。 　そして、例の”練り餌”で、本人の体力や気力が戻るよう、こつこつと、地道な回復を図ることにしたのです。 　もう、後が無い様な気がしました。 　これ以降の失敗は、本当に命取りであろうと思われました。  　以降、次回へ続く、…。          

  2013.08.25

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　先ほど、仕事から帰宅しましたが、…夜になってから、何だか、蒸してまいりましたね。 　堀下は、もう夜間のベランダの巡回を済ませ、明日の準備も滞りなく済ませました。  　ところで、前回の続きです。…   　折角、薬浴と、堀下特製の練り餌のお陰で、ささくれ立った体表が綺麗に回復した”ぶくぶく”でしたが、… 　梅雨明けの水温上昇と共に、いきなり体表から、鮮血が吹き出してしまいました。  　併し、…急激な水温上昇と共に体調を崩したのは、何も、”ぶくぶく” だけに限りませんでした。 　この春先から不調続きで有った丹頂ファミリーが、まるでツキに見放されたかのように、 　そろいもそろって、皆、原因不明の体調不良に悩まされていたのです。  　併し、… 　彼らの症状よりも、目下の所、”ぶくぶく” の方を早急に何とかしなければなりません。 　折も折、…いきなりの高温続きで有った、その翌週から、今までの高気温がまるで嘘で有ったかのように、一週間ほど…気温も水温も低くなり、涼しくなった時が御座いました。 　堀下は、その一週間を逃すまいと、 今度こそ、この子の病状を回復まで持っていかなければ、…と、焦るあまり、… 　考えに考えた末、以前から、使用していた薬浴の調合を行う事にしました。 　０．５％の塩浴、グリーンＦゴールド、観パラＤ、…そして、… 　今回は、リフィッシュを使わずに、”マゾテン” を使う事にしたのです。 　気温が３０度を越せば、”マゾテン” は、有毒化し、魚自体にも、害を及ぼします。 　この薬剤を使うには、今しか有りませんでした。  　確かに、これで彼女を救えるはずでした。…  　併し、…其の調合をし、薬浴をして二日ほども経った頃、… 　朝一番に器を覗いた堀下の眼に映ったものは、…  　単に体表から血液が滲みだしているだけでなく、全身の鱗が逆立ち、…両脇の腹部にあたる鱗の根元に膿がたっぷりと溜まって、 　ぶよぶよに膨れ上がったしまった”ぶくぶく” の…哀れな姿でした。  　堀下は思わず息をのみ、…  　心の中で、舌打ちすると同時に、　　　思わず、”しまった！！” と、思いました。  　その時になって、…堀下は、　　　　　　　やっと自分の早計さに気がついたのです。  　彼女が、具合が悪くなっていたのは、寄生虫でも何でもなく、 　長きにわたる薬浴と、いきなりの水温上昇による刺激の為に、単に薬負けを起こし、皮膚が破れ、出血をしていただけなのだと言う事に、…。 　それを、今度こそ絶対に回復させようと、無理な薬浴を強行してしまった、…。  　今や、”ぶくぶく” の両サイドの体表は、まるで、ピンポンパールが良くかかる、あの”ガマガエル症候群” 同様に、リンパ液が重くたまり、ぶよぶよに膨れ上がってしまっておりました。  　前回、”つぼみ” と言う、丹頂の雌にも、腹部にオレンジ色の虹がかかったような症状が出ていた事を思い浮かべると、 　あの時は気がつかなかったけれど、…そう言えば、彼女の時も、長い間、薬浴ばかりしていた事に考えが及びます。  　”ぶくぶく”が４月に転覆してから、随分と日がたっておりました。 　その間、…手を尽くしてきたのですから、いまさら、寄生虫がと言うのは、何とも、見当違いな結論の出し方でした。 　そう言えば、彼女は、心因性のストレスがかかっても、肉瘤に小さな穴が空き、、リンパ液が水中に滲みでてきたり、 　堀下が、鰓をめくって中を確かめた時でさえ、翌日には、 そのストレスから、薬浴の液を自分の放出したたんぱく質のチリでいっぱいにしてしまった事が有りました。 　バケツの中を、泡でいっぱいにした事も、… 　全て、病気の為に表出した事かもしれませんが、  　今までにないと言うほど、…デリケートな個体でした。   　しかも、病魚と言うものは、往々にして、一種の臭みと共に、多量のアンモニアを排泄致します。 　あの、”炭酸浴” は、彼らの出した”アンモニア”を中和するのに、大いに役に立ったはずです。 　自分の出したアンモニアによって、魚が神経毒に侵されて、却って落ちてしまうと言うことは、良く聞く話しです。  　恐らく、アンモニアでいっぱいになった水中を、綺麗に二酸化炭素でもって中和された為に、彼らは活性化したのかもしれず、… 　それなのに、水中に舞っているフケの様なものを寄生虫が舞い踊っていると、勘違いを起こしたのです。 　確かに、そのような可能性も無くは無いのですが、… 　この様な結果になった事は、この時期、堀下にとって、大きな誤算でした。   　自分の両手で、 彼女を掬いあげると、…思わず口から言葉が出てしまいました。  　　　　”可哀そう、…ぶくぶく…。”   　　両手で、彼女の体を包み込み、何とか、少しでも、この状況から彼女を救えるものならばと、… 　心の底から願ったところで、…現実は、　　　　　　　　　　　　　　　”後の祭り”でした。…   以降、次回へと続く、…。 

  2013.08.22

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、ちと気温が低い様です。曇天で、太陽の直射を受けない分、水温も低めで、お陰さまでリフィッシュを使う事が出来ます。 　ところで、前回の続きです。   ”もなみ” の回復ぶりに勇気づけられた堀下は、この新しく発見した療法を、他の子たちにも行って見る事にしました。 　水換えの折に、洗面器水２リットルに対し、６０ｃｃの炭酸水を投入し、各々、様子を窺って見ると、… 　難なく、状態をクリアーし、中でも、例の練り餌によって、相当元気を取り戻した”ぶくぶく” などは、器の中を、ひらめ泳ぎではありますが、 　まるで、飛び跳ねるようにして餌を捕食する位、活発になってきました。 　要するに、以前にもまして、元気になってきたのです。 これには、大いに満足をしました。   　併し、…  　ここまで、回復した”ぶくぶく” に対し、堀下は、またもや誤った見方をしてしまう事に成ります。 　実は、”炭酸浴” の最中、…”もなみ”の時と同様、 　いや、それ以上に水中を舞い踊るかのように出てきた多くののフケの様なものに対して、 　堀下は、早計にも、…やはり、寄生虫が剥離して出てきたのだと、勝手な憶測をしてしまったのです。  　　　　 　　　　※　小型プラケの中で炭酸浴中の”ぶくぶく”、…。肉眼では確認しずらい、細かいフケの様なものが舞い散っている。  　確かに、炭酸の働きによって、恒常性に破たんをきたした何かしらの寄生虫が、剥離をし、浮き出た来たと言うのも、有るのかもしれませんが、 　併し、…季節が季節だけに、金魚自体の新陳代謝も活発化しており、 　また、相手が病魚ともなると、出てくるものは、肉眼で確認できる、大きなチリ、アクタだけにとどまろう筈は有りません。  　其のころ、丁度、梅雨も明ける事に成ります。… 　今年の梅雨は、明けると同時に、いきなりの 高気温に成った事は、御記憶に新しい事と思います。 　堀下は、”ぶくぶく” の治療に、グリーンＦゴールドと共に、リフィッシュを使用しておりました。 　併し、…このいきなりの高気温に対して、水温がかなりの勢いで上昇したことにより、一時、この”リフィッシュ”の使用をストップする以外になくなってしまいました。  　見れば、ささくれ立った鱗は、薬浴と、例の練り餌のお陰で、全て生え揃い、体表にピッタリと沿うように、綺麗に寝て来ております、… 。 　僅かながら、艶も出てきたように見えました。 　そこで、水温も上昇した事だし、暫く、様子を見ながら、今後の事を考えようかと思ってはいたのですが、  　その数日後、…”ぶくぶく”は、…   　真っ白なパールの様な輝きを持つ体表のあちら、こちらから、赤い鮮血を噴きだして、プランタの底で、 　　じっと、力なく横たわる事に成ります。  　此処まで来て、また逆戻りか、…　　　　　　　　　　　　一瞬、そう思うと、…  　この時期、猛威を振るう吸虫の事がまず、念頭に浮かびました。   　もう、すでに水温は３０度を超えている時期でした。   　以降、次回へ続く、…。       

  2013.08.22

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　ますますもって、残暑厳しい毎日ですね。屋内で家事をしていても、時折、体がだるくなってくるような症状に襲われます。 　堀下は、その方面の業務に携わっておりますので、そんな時の危険回避は、重々、承知してはおりますが、 　ちょっと油断すると、今は誰もが、熱中症だけではなく、重度な体調不良に陥ってしまいます。 　皆さま、晩夏の暑気あたりには、十分にお気をつけ下さいませ、…。  　ところで、前回の続きです。 　屋内、サッシの内側に緊急移動し、１０リットルプラケに体高２倍の水深（約４リットル）の中、０．５％の塩浴に加え、水質調整剤の”鯉のよろこび”を少々、投入されて、 　      ”もなみ” の養生が始まりました。 　水質調整剤と言えば、この”鯉のよろこび” ですが、… 　路地裏の金魚博士、”菊池さん” に言わせれば、蓋つきの６リットルバケツの中にこれを入れ、水を張って、その上水を、水換えの折に、手杓子１杯ほど、魚の器に投入するだけで、魚の健康が保てるとおっしゃっておられました。 　魚が原因不明の病気に苦しむ時、案外、水のペーハーが落ちている事に気がつかないでいる事が多いそうです。  　確かに、ペーハーと言っても、お魚が健康に暮らせるような水作りと言うのが、一番難しい様で、水の不良は、ちょっとした試験紙や、検査薬では分からない事も往々にして有ります。 　ですが、…きちんと総体的にデータを割り出すとなると、そうそうたる器具などの設備が必要となります。 　そんな高額な散財をすることも出来ませんので、 　　　取りあえず、… 　菊池さんのおっしゃる通り、蓋つきの器を用意し、鯉のよろこびを中に入れ、水を張って、水換えの折に利用する事に致しました。 　塩水の中の、”もなみ” の様子を窺いますと、 　別段、特別変わった事も無く、毎日過ごしてはいるのですが、夜間にかかると、どういうわけか、途端にひっくり返ったり致します。 　また、朝方、ひっくり返っている事も御座います。 　この”夜間” と、いうのが、一つのキーワードです。 　７月の初めころ、某テレビ番組で、”炭酸水” の効能の事をオンエアーしておりまして、 　その番組を見た堀下は、６月中ごろに、近所のケーキ屋で試飲した、天然の”炭酸水” の事を思い出します。 　それと共に、薬浴に使ってみたらと言う、記憶もよみがえってまいりました。 　”炭酸水” を薬浴にと、…何とも、荒唐無稽な感も無きにしも非ずではありますが、… 　実は、天然の湧き水から抽出したと言われる、その炭酸水を試飲した時、そのまろやかな旨味と、やさしい味わいに、えらく感劇をし、 　なんだか、金魚の治療に用いて、もし、この方法が有効であったならば、…使いようによっては、随分と、重宝するのではと、…  　思いつくと、即、実行しないではいられないのが堀下です。 　その数日後、… 　件のケーキ屋に赴き、事情を話し、５００ｍｌ入りの炭酸水を５本ばかり、購入して来ると、  　屋内で養生している”もなみ” の器掃除をした後、水、２リットル中、炭酸水６０ｍｌを静かに投入し、暫く、つきっきりで様子を見て見る事に致しました。  　これは初めての試みですので、若し、何かの時には、即、彼を中から掬いだし、別に、０．５％の塩水に、即戻せるように用意をした上での事でした。 　投入後、…息をひそめて彼を見守っておりますと、… 　一瞬、”ん？” 　　と、言った表情をした後、… 　  　３分ほど、水槽のコーナーによって考え事をしておりましたが、…  　その後、… 　いきなり、ハイに成ったかのように、器中を元気に泳ぎまくりました。  　どうも、具合が悪くて、活発化しているわけではないようです。表情から見ても、爽快そうなさっぱりとした感じが有りまして、…  　とても、苦しんでいるようには、見受けられません。 　併し、その夜、…彼はまたもや転覆をします。 　それを見て、堀下は、やはり、これでも駄目なのかと肩を落とすのですが、… 　翌日、また同じ要領で同じ炭酸浴をしてみますと、… 　今度は、約３０秒ほど考え込んで、その後、前日と同じ様に、いきなり元気よく水槽中を泳ぎまくります。 　その夜から、”もなみ” は転覆をしなくなりました。 　炭酸水の効能には、成分である二酸化炭素の影響で、血管が広がり、血液の循環が良くなるとあり、テレビの放映時には、 　そのお陰で、壊疽した足も完治したとありました。 　炭酸飲料の中では、滋養強壮の意味も含めて販売されているものも有ります。  　また、別の方面では、殺菌作用と、整腸作用が有るとされております。 　この時、堀下は、器の中を覗いて、細かいフケの様なものが舞い踊っているのを目撃し、 　炭酸の効果で、寄生している病原体が、剥離し、浮き出てきたのではないかと思いました。  　　　　併し、…これは、…  　あと後から考えると、実に、軽薄な判断でした。   　以降、次回へ続く、…。     

  2013.08.19

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日も、狂ったような日差しが一日中降り注ぎました。蝉しぐれも凄いですが、…この連日のように続く、熱放射も半端では御座いません。 　そろそろ涼しくなってくれなくては、人間も、魚も持ちません。 　併し、来週あたりに成ると、…今よりもっと過酷な猛暑がやって来ると言う事で、…一応、寒冷紗の用意は御座いますが、 　一体、どうなってしまうのだろうかと、 今から、戦々恐々の思いです。   　ところで、昨日の続きです。 　ベランダの住人、丹頂ファミリーの不調に関してですが、… 　この堀下が考え出した練り餌で、ようやく彼らの病状も、先の見通しがつきそうになってきたかに見えた頃、…  　なんと、ふと気がつくと、”もなみ” が、時折、転覆したりしている事に気がつかされます。 　越冬中に、大転覆をし、真冬に、”もりぞう”ともども、屋内へと緊急移動して以来の事です！ 　少しの間、…様子を見てはいたのですが、… 　それと言うのも、彼は、持ち前のポーカー・フェイスで、時折人を煙に巻くようなところが有りますので、 　本当のところは、どんなもんなのかと、最初の頃は、怪しんでいたのです。 　併し、…転覆をし、堀下が声をかけたり、見ている事に気がついた時などは、自分からさっさと状態を元に戻し、 　そんな事は知った事かと言わんばかりに、 餌のおねだりなどをしに来るところを見ると、 　一体、本当に具合が悪いのか、それとも、疲れて休んでいるだけなのか、… 　本音を申しますと、…この時は、迷ってばかりおりまして、どちらとも、はっきりと決断しきれずにいたのです。  　この子もまた、判断になかなか悩まされるところが御座います。 　併し、…転覆も、こう度重なってきますと、次第に看過することも出来なくなってまいります。 　”もなみ” を手杓子で掬い取り、別の飼育槽にて養生させる事に致しました。 　１０リットル容器に水は４リットルばかり、…丁度、彼の体高の２倍の水深です。 　０．５％の塩水と、”鯉のよろこび” で様子を見ていたのですが、この容器の中でも、彼は転覆しておりました。それも、夜間にかかる時とか、早朝とか、… 　　　　 　上記の写真は、”もなみ” が転覆する前に水中から顔をあげて、鼻上げの様な仕草をした際に撮った物です。 　そう言えば、”もりぞう” と、一緒にいた時などは、２匹で、一生懸命、激しい追いかけっこなどをした後に、… 　やはり、器のコーナーにまで行って、時折、苦しそうに鼻上げの様な事をしていたりなど致しました。  　見ていると、まるでおぼれている様にも見え、… 　その余りにも苦しそうな姿を、見かねた堀下は、彼を隔離しした際に、体高の２倍の水深で養生させることにしたのです。  　水深が浅いと、少しは楽そうに見えました。 　併し、…やはり、日を追うごとに、夜間だけ転覆していたものが、日中でも気がつくと、転覆していたりと、… 　其の頻度が日増しに多くなって行ったのです。    一方では、重症魚の”ぶくぶく”がおり、もう一方では、ピンポン玉の様に成ってしまったらんちうの”オトメちゃん”がおります。 　四方八方、病魚だらけで、堀下も頭を抱えてしまいました。 　その時、…テレビの健康等を取り上げる某番組が、炭酸水の特集をしたのです。 　７月の初めころの事でしたか、…。  　何でも、自然に湧きでる炭酸水が日本の大分の方に有るとかで、…地元の方は、生活水にその炭酸水をご利用されておられました。その効能を特集したものでした。 　テレビの中では、足の一部が壊疽状態になった方が、その炭酸水に足を漬けた処、…完治まで持って行けたという記録もご紹介されました。 　炭酸水の成分の二酸化炭素が、血流を良くすると言う事で、…そのせいでしょうか、傷が治癒したと言うのです。  　その他にも、色々な効能を取り上げておりましたが、  　実を申しますと、６月も中ごろ、堀下は、四の橋で来客用のケーキを購入しに訪れた店で、スペインの源泉から抽出したと言われる、天然の炭酸水を試飲させて頂いた事が有りました。 　試しにと言うお店の方の勧めも有り、グラスに注いで頂いた炭酸水を、味わったのですが、 　そのまろやかなうま味と、やさしい味わいに、 　　心の中で、 　”天然のものなんて、…もしかしたら、うちの子の病気の治療に良いかもしれない。”  　と、…思わず思ってしまったのです。 　以降、次回へ続く、…。

  2013.08.18

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　連日のうだるような猛暑ですね。毎日、救急車を目撃するのも、まるで日課のようになってしまいました。 　こんな年は、無いですよね。…  　ところで、前回の続きです。 　ベランダの住人の不調続きに、自分の飼育スタイルの見直しをした堀下は、薬浴をするうえで、病気を一定のものに断定しすぎたきらいは無いかと、まず、薬浴内容を改めて見る事にし、 　それは、有る程度の効果を上げる事が出来ました。 　丹頂ファミリーの体表に表出していた数々の、諸症状が、数日を待たずに消失して行ったのです。 　”もりぞう”と、”もなみ”の尾ヒレから、あのべっとりとした白点が消えうせ、”まめ太郎” の口から、ルージュを引いたような赤い腫れも消失しました。 　ところが、それ以降は、余り変化が無く、日がすぎて行きます。 　と、言うのも、目立った症状は消失しても、薬浴の水は、毎日濁り、腐ったような異臭を放っていたのです。 　要するに、本調子ではないのです！ 　こまめな水換えは、いつもの事ですので、なんなく実行はしてはおりましたが、… 　実際、どんなに手を尽くしても、変わり映えのない状況は、飼育者にとって、はなはだ不本意な話しです。 　堀下は、この様子を見るに、まず、体の内側から、浄化をしなければならない責務に駆られます。 　そして、考えて作り上げたのが、堀下特性の練り餌なのです。  　この練り餌を、作り上げた時、病魚だけではなく、ベランダの住人全てに給餌をしてみました所、 　らんちう親魚などは、いつも給餌されている餌ではないので、用心したのか、おそるおそる、近づいて来たのですが、 　一口食べると、其の次からは、先を争って捕食しに来るようになりました。 　その当時、まだ梅雨の明けない６月下旬でしたが、症状が深刻な”ぶくぶく”に至っては、すでに食欲をなくしていた時期でもあり、 　この餌を捕食してくれなくては、後は無いなどと言う、絶体絶命の所まで来ていたのです。 　彼女は、其のころ、動きは一段と鈍くなり、普段、撒いている餌すらも、残すようになってきておりました。 　らんちう親魚たちが、先を争って捕食しに来るほどでしたので、堀下としては、まるで祈るような気持ちで、プランタの底に横たわる”ぶくぶく” の口元めがけて、 　自作の沈下性のペレットを４粒ほど落として行ったりなどしたのです。 　すると、自分の口元へと届く餌に関しては、口をパクパクしながら捕食する事が分かりました。 　併し、的を外して、別の所へ流れて行く餌は、あえて、追いかける力もないのか、其のままになっておりました。 　でも、一口でも食べてくれるのなら、今のところはまだ大丈夫だとほっと、肩の力を抜いたのも確かです。 　そして暫くしてから、水質の悪化を避けるため、プランタの底にたまった、喰い残しの残滓を掬って取り除く、 　そんな事を、数日間繰り返していた、…ある日の事です、…。  　ふと、プランタの中を覗いてみると、中の水が、驚くほど、綺麗に透き通って見えました。 　しかも、残滓は、一つも無く、彼女が、最近は、積極的に捕食をしていた事が分かりました。 　なんで、水がきれいになったのかと思い、プランタ内を隅々まで観察して分かった事は、 　あの、例の砂の様な、煤の様なものが、何処を見回しても、見当たらなくなったばかりか、… 　水自体も異臭を発する事が無くなっている事に、気がつきました。 　”ぶくぶく”を見ますと、かなりの眼力をもって、プランタの底から堀下の事を見返しております。 明らかに、精力を取り戻しております。  　体表をつぶさに観察してみますと、あの、先日まで腹部に、うっすらと表出していたオレンジ色の例えて言うなば、 玉虫の様な輝きをしていたものが、茶色く変色して、鱗の間に詰まっている事が見てとれます。 　また、其のころに成ると、プランタの底に、糸を寄ったような琥珀色の細い物体が落ちている事が多くなりました。 　その様な状態が続いた後、… 　驚いた事に、”ぶくぶく” の体表は、丹頂本来の真っ白なパール状の輝きを取り戻し、ささくれ立ったような鱗が、全て体表にピッタリと沿うように、寝てきたのです！  　あのオレンジ色の体表の輝きとは、…！！ 　忘れもしない、…  　以前、カラムナリスにり患して薬浴していた、”つぼみ”にも表出したものです。 　当時は、それを見て堀下は美しいと思いました。なんの根拠もなしに、その美しさゆえに、薬浴のお陰で元気に成って来たから、 　体表がこのように美しく輝き始めたのだと、一人合点などしていたのですが、 　実は、これこそが、長患いをしている、お魚にとって、段階を追って出現した、死へのシグナルだったのです！ 　これは、堀下思うに、鱗の根元にたまった膿と共に、血液が漏れだし、その為に、鱗を通して、オレンジ色に見えたものなのだと、今では確信しております。 　要するに、体から出血をしているのです！！ 　併し、驚いた事に、目の前の”ぶくぶく” は、その様な状態から、完全に復活を遂げようとしています。 　オレンジ色だった体表が、色素沈着を起したように所々茶色く変色し、その後、どうも、その膿と血液の混ざったものが固まって、鱗の根元から剥離して、落ちたものが、 　どうも、このプランタ内に落ちている糸屑を寄ったような物体の正体だったようです。  　　　　 　画面、ほぼ中央の少し湾曲した、感じの琥珀色の物体が、それです。 　彼女の状態は日を追ってよくなって行きました。 　すると、…後の丹頂ファミリーの器の中の濁りと異臭が、以前の彼女のものと同様であった事に気がつき、… 　二つの器の中の状況の違いを、じっと見比べてくる事にしました。 　すると、面白い事に気がつきました。 　”もりぞう” たちの器の中では、物凄い濁りと、異臭と共に、あの例の、砂の様な煤の様なものが、器のヘリにべっとりと付着しておりました。 　堀下は、それをウェット・ティッシュで拭きとってみました。 　すると、ティッシュが鼠色に染まったのです！ 　その時、堀下は、彼らの器の中へは、色素系の薬剤は、一切散布してはおりませんでしたので、 　これは、明らかに彼ら自身の体から排泄されたものである事に、間違いは有りませんでした。 　この砂の様な、或いは煤をまき散らしたようなものにも、見覚えが御座います。 　いつか、弱った魚が、鱗の間から、さらさらと、この煤の様なものをまき散らしていたのを見た事が有るのです。 　また、これが出ていると、かなりの異臭が立ち込めてまいります。 　両者を見ていて、その時堀下は直感的に、これは、堀下が作った練り餌の、捕食している量が多すぎたため、丹頂ファミリーの内臓には、ちと負担が過ぎたのだと、思いました。  　深刻な症状で有った”ぶくぶく” には、毎日４粒ほどしか給餌しておらず、後の丹頂ファミリーには、元気よく水中を泳ぎまわったり、 　捕食の催促をする手前、…恐らく大丈夫だろうと、乞われるままに、健康ならんちう親魚同様に、多めに給餌をしていたのです。 　それ以降、彼らも、ぐっと少なめに給餌をする事に成りました。 　すると、… 　その後、三日ほどで、彼らの器からも、あの砂の様な、煤の様なものが完全に消失してしまったのです。   　以降、次回に続く。       

  2013.08.17

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日も、残暑は、半端無く凄かったですねぇ、…。今日一日で、何台もの救急車を見てしまいました。 　この暑さで病院へと搬送される方々が後を絶たないのでしょう。でも、ベランダの住人の水温を計ると、２８度だったりなどし、 　以前の方がよほど高温だったはずなのに、妙ですねぇ、…。 　ひょっとしたら、今の時期にこそ、人体に過分に祟る理由などが有るのかもしれません。 　例えば、連日の猛暑によるストレスとか、過労とか、栄養不足とか、寝不足とか、…etc…。  　ともかく、熱中症に成る理由は、単に暑さだけではありません。日ごろの不養生も下地に有る場合も御座います。 　夏風邪などを引いていたりなどすると、もうすでに体力的に殺がれているわけですから、最も用心しなければならない状況下ですよね。 　お互いに、引き金になるような原因は作らない様、気をつけましょう！！ 　ところで、夏場調子を崩すのは、人間だけにとどまりません。  　現に、水中を棲みかにしているお魚たちも、この時期、体力的に劣っているものにとっては、はなはだ辛い頃の様です。 　昨日は、丹頂の器から”まめ太郎” を、本日は、らんちう親魚の器から”たんたん” を掬って、隔離を致しました。 　彼らは、周囲の魚たちから見ると、格段に大きさと言い、俊敏さと言い、体力的にもおとっております。 　それが顕著に表れる時が、給餌の時です。 　器に餌を撒きますと、…体の大きな子たちによって、撒いた餌のほとんどは、たちどころに平らげられてしまいます。 　そんなに少なく撒いてはいないのですけどね。 　器の中から撒いた餌が消失するまでに、ものの３分もかかりません。  　まめ太郎は、尾ヒレが無い分、移動のスピードに欠け、たんたんは、罹病により機能低下をいったん起こした後でも有り、あの、体を右にかしいで泳ぐ癖が未だに抜けません。 　要するに、のろのろ、とろとろしているうちに、彼ら２匹は、毎回、食いっぱぐれる事に成るのです。 　今日などは、やっと見つけた餌一粒を、何とか体のコントロールをつけながら、側に寄って行くと、… 　めざとくそれを見つけた、おっき～い、お姉ちゃんにまんまと横取りなどされてしまったり、…。 　其のあと、器の隅を目を皿の様にして餌を探し回るたんたんを見ているうちに、たまらなくなり、思わず、水ごと別の器にとって、 　後から、たっぷりと堀下特性の練り餌を撒いたりなど致しました。 　もしかしたら、もう少し、画体が大きくなるまで、一緒にはさせないかもしれません。 　かと言って、他の子を責める事も出来ません。彼らとて、単に喰い意地だけで、先を争って餌の争奪戦を繰り広げているわけでも無い様に見受けるからです！ 　ご多分に漏れず、…この時期を乗り越えて行くのに、彼らも必死なのです。 　やはり、健康の源は食に有りとでも言うのでしょうか、…。この時期、がっちりと食べないと、お魚の世界でも環境に負けてしまう事が往々にして有りそうです。 　ところで、先日、不幸にも落としてしまった丹頂の”ぶくぶく” ですが、… 　彼女は、６月頃に、一旦、食欲が落ち、餌を残すようになってきてしまいました。 　過去の経験から、お魚がものを食べなくなると、あっという間に落ちてしまうと思っていた堀下の焦りは、尋常のものではありませんでした。  　”もう、この子はだめかもしれない、…。”　と、がっくり肩を落とすも、絶対、このまま落としてはいけないと言う執着も心のどこかに御座いまして、… 　色々と葛藤が有ったのですが、…実を申しますと、其のころ、体調不良に悩んでいたのは、”ぶくぶく”だけでは有りませんでした。 　丹頂ファミリー全体が、何だか、正体不明の病原体に侵されたかのように体調不良を起こし、具合が悪かったのです。 　”もりぞう” の尾ヒレには、米粒のようなべっとりとした白い付着物が生じ、”もなみ” の尾ヒレにも同様のものが生じております。 　”まめ太郎”に至っては、あのトレード・マークの様なおっき～いお口がなんと、ルージュを引いたように、真赤に腫れあがっております。 　その上、目をらんちうに移すと、…そこには、まるでピンポン玉を飲んだかの様な体型になってしまった、”オトメちゃん” がおります。 　常日頃、水質管理に気を配っていた割には、この惨憺たる有様に、思わず、心が曇る毎日でした。  　そこで、日ごろの飼育スタイルに対して、真摯に反省をしてみる事にしました。 　一応、薬浴の薬を調合する関係上、 治療をするうえでは、病気の特定をしなければならないのですが、… 　先ず、その先入観を払しょくしてみる事にしました。 　カラムナリスとか、エロモナス とか、…治療をするから、特定の薬剤を使用するから仕方が無いとは言え、知らず知らず、そのくくりだけで諸事を図って来すぎてはおるまいか、…と、…。 　そこで、よ～く念入りに観察をしてみた結果、…。 　カラムナリスの疑いで治療をしていた子たちは、もしかしたら、ダグチロギルスとか、ギロダクチルス などの吸虫類、…２軍だと思ってばかりいた類の寄生虫の影響が 　　思ったより、大きいのではないかと言う事に考えが及びます。  　そこで、治療薬を見て見ると、吸虫類に関する薬剤を上手に入れていなかった事に気がつきます。 　要するに、脇役にまんまとやられていたと言う訳です。実を申しますと、こいつらはなかなかもって、侮れない相手です。  　まだ、梅雨が明けない頃の事です。 　堀下は、これらの寄生虫に効果のある、マゾテンをあえて使わずに、まず、同じく効果が有るとされている、”リフィッシュ” を使って見る事にしました。 　それは、とりもなおさず、この時期、いきなりの水温上昇による、マゾテンの有毒化を避けるためでもあります。 　リフィッシュは、２８度で効果が薄れてしまうそうですが、有毒化はしないはずですので、安心して使っていられます。   　すると、使用してから、数日も経たずに、丹頂ファミリーの病変に変化が出て来まいりまして、…あのべっとりとした米粒上の塊りが消失してきました。  　其のころ重症だと思っていた”もなみ” は隔離したのですが、数日後、…彼の尾に付着していた白いべっとりとしたものは、完全に消えうせておりました。 　併し、その白い塊が消えうせた後、…彼の右の尾の一部には、ぽっかりとした大穴が一つ空いてしまう事に成ります。 　病原体がシストを形成していた為に、それらが死滅した箇所にマッチの棒を刺したかのような大穴が空いたと言う訳でした。  　併し、…その後、なかなかその穴がふさがりません。 　リフィッシュを、薬浴の材料に加えたことで、丹頂ファミリーの誰もが、改善していったのですが、 　実を申しますと、其のころ、ほぼ同時期に始めた事がもう一つございます。 　彼らの食事の内容を変えて見ようと思ったのです。  　この病魚たちは、恐らく、内蔵系統も病んでいるのではないかと思い、給餌している餌の内容を見直すべく、 　ひょっとしたら、効果が有るかもしれないと思い、…自分自身で拙いながらもあれやこれやと考え、作りだしたものが御座います。 　併し、これが後々、とんでもなくベランダの住人の健康に、多大に影響を及ぼす事になろうとは、其のころ、考えも及びませんでした。 　以降、次回に続く、…。  

  2013.08.15

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　こんにちは、…毎日連続の猛暑で皆さま体調不良になってはおられませんか？ 　今日は、堀下、皆さまに、とても残念な報告が御座います。 　実は、兼ねてより長患いをしておりました、丹頂の”ぶくぶく” が、昨日の夕刻、…静かに、この世を去りました。  　我が家に来た時は、ふっくらとしていたその愛らしい姿も、すっかりとやつれて、… 　　二周りも三周りも小さくなっておりました。  　年柄年中、病気をしていたような子でしたが、…この４月に転覆をしてからは、信じられない様な頑張りも見せてくれました。 　今は、我が家の玄関先のプランタの中で眠りについております。 　絶対に元気にさせて、”もりぞう”と、”もなみ” の元へと帰してやりたかったのですが、… 　昨日のお盆の入りに、頭部の肉瘤が破れ、慌てて、水を交換し、微量の消毒液を投入するも、 その数時間後の夕刻に器を覗いた時には、すでに呼吸をしてはおりませんでした。 　治療中は、時折、つらそうな眼をしたりなどもしていましたが、それでも、調子の良い時は、堀下特性の練り餌を、いざる様にして捕食したりなどもしました。   　良くなったと思った時には、もしかしたらこのまま寛快するのではと淡い期待をし、 　でも、その直後には、ぶり返して落胆したりの連続でしたが、あの子には、色々と教えて貰う事も多く御座いました。 　一部のブロガーさんには、”ぶくぶく” の、あのキャラクターが好きだなどど、果報な賞賛も頂いたりなどし、 　堀下自身もなんだかんだと言っても、我が家の”ぽにょ” だなどと言って、丹頂ファミリーの中では、たった一尾の紅一点である彼女を、 　殊更、可愛く思ったりなどもしましたが、… 　とうとう、仲間の元へと帰してやれる事も無く、…落としてしまう事に成りました。   　　　 　今はただ、…静かに、”おやすみなさい。”  　プランタの中の朝顔たちにも、あなたの事を頼んでおいたからね。  

  2013.08.14

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• まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　今日は、家の中で労働していて、体に熱がこもり、危うく熱中症に成りそうになってしまいました。 　でも、支払が有って、近所のコンビニまで自転車を走らせ、レジで支払いをしておりましたら、 　正面、店員さんの頭を越して、後ろの壁においしそーな、デザートの一覧が、…。 　思わず、頼んでしまいました。その名も”アサイーカシス”  　熱中症に成りますと、堀下は先ず、こめかみがずきずきと痛くなります。 　その後、体に熱がこもっているのを自分でも感じてくるのですが、… 　此の時、…冷蔵庫の中に常備している”麦茶”を何杯も頂きますと、… 　口当たりが良いので、一気にぐっと何杯も行っててしまうのですが、暫くすると、乾きが又元に戻って来てしまいます。 　そのうち、何杯も飲んでいると、喉の渇きは癒されないのに、…お腹が何だか冷えて、水腹状態になってしまいます。 　こうなると、もう、夏バテへと直行です！ 　おまけに夏風邪を伴った日には、悪夢の様なこの不調からなかなか抜けきれなくなってしまいます。 　それこそ、”絶不調” です。 　最近、テレビでも熱中症で救急搬送される方々の報道が頻繁にされておりますが、… 　この熱中症、…恐らく残暑厳しい今の時期には、最も危険な敵ではないかと思います。 　高齢者などは、喉の渇きを感じる中枢が、鈍磨している為に、自分から、頻繁に水分補給を余りされない方がいらっしゃいますが、 　その為、自覚もないまま、熱中症にり患して、、２０分ほどで意識喪失状態になると言います。 　でも、水分を沢山補給しても、先ほどコメントしたように、単に水腹に成るだけで、肝心の熱中症が解消しない事が御座います。  　冷たい水だけ、がばがばと、…これは、一番危険な方法ですよね。 　水だけですと、浸透圧の関係で、細胞の中まで水分が行き届かない為に、喉の渇きは、一向に解消されません。…そればかりか、… 　下半身には浮腫みが出てくるわ、お腹は冷えて具合が悪くなるわで、大体、こういうケースでは、夏バテ状態になるのがオチです。 　運が悪ければ、そのまま、熱中症であの世行きと言う事にもなりかねません。 　熱中症予防には、有る程度の塩分と糖分、それから、ビタミン類などの補給が欠かせないようです。  　この時期、堀下のうちの冷蔵庫には、ですから、塩分、糖分補給のための飴とか、ビタミンＣ類などのサプリメントが欠かせません。  　でも、本日は、それでも少々ばててまいりまして、… 　先ほどの話しに戻りますが、そのコンビニで販売していた”アサイ―カシス” とやらを、購入し、すぐその場で、店に特設して有った、飲食コーナーで頂いちゃいました！！ 　一口、…その冷たい触感を楽しみながら頂きますと、… 　一気に、体中の熱が放散され、頭がはっきりとし、ベストな状態に戻る事が出来ました。 　さすが、夏の果物です！！ 　冷却効果抜群ですね！   　それから、夏は、食中毒の季節でもあります。 　朝、炊いたご飯が、お釜にそのまま入れた状態ですと、… 　夕刻には変色をし、底の方でねっとりとした感触を伴ってまいります。 　もう、こうなると、口にしても、味も落ちているわ、食感も気持ちが悪いわで、  　到底、食に適した状態ではなくなっております。 　この状態ですと、例えもったいないと思ってチンしても、口に含んだとき、…かなりの匂いが鼻をついてまいります。 　でも、そこで、即ゴミ箱へと言うのは、ちと、早計で有ります。 　この状態でも、実は、ちょっとした一手間で、美味しく頂ける事が出来るのです！  　なんてことは有りません。…蒸かしがまを利用するのです。   　な～んだ、なんて言ってはいけません。ただ、傷んだご飯を蒸かすのでは有りません。 　蒸かしがまの水を張った中に、一つかみの塩を投入するのです！ 　これで、傷んで悪臭を放っているご飯が、驚くほど美味しく頂けます。 　また、ラーメンなどの麺類が、冷蔵庫の中でオレンジ色に所々変色した場合でも、この塩を使えば、…難なく、頂けるのです。 　添付されためんつゆを入れたスープを別に作っておき、塩をひとつかみ投入したお湯で、あらかじめ下ゆでしておいた麺を湯切りしてから、スープにあらためて投入して頂きますと、  　これまた、美味しく頂けます。  　但し、…一応傷んではいたのですから、この処置で召し上がる事が出来るのも、程度問題です。 　食材は、無駄のない様に頂けたら一番ですが、あんまり傷んでいたりなどしましたら、こういうひと手間でも、考えものです。 　そこは、台所を任された主婦の感が物を言うところですよね！ 　後、炊き込みご飯で、失敗をしたりなどするとします。美味しく炊けたら良いのですが、くどい味付けに成ってしまうと、 　折角手間暇をかけた料理でも、食が進まない場合が御座います。  　その際に、とっておきの助っ人がいます！ 　”お酢” です。 　この米酢を、ティー・スプーン、一杯ほどの分量で、蒸している最中に、炊き込みご飯全体に振りかけて、…そのまま蓋をして待つ事５分ほど、…  　すると、…あのくどいほどしつこい味付けに成ってしまった炊き込みご飯が、驚くほど、上品な味付けへと、変化している事に気がつかされます。 　おまけに、ほんのりと薫るお酢の香りが、なんとなく、昔、おひつから出したばかりのご飯の様にも感じられ、 　食が進む事、間違いなしです！！  　傷んでご飯を美味しく頂ける方法は、堀下の母から教えて貰い、 　傷んだ麺を下ゆでする際に、お湯の中に一つまみの塩を投入する方法は、堀下が昔尊敬していた白髭（はくぜん）の今は亡き、老紳士から教えて頂きました。 　それから、くどくなった炊き込みご飯の中に、ティー・スプーン、一杯の米酢の件は、堀下の利用者から教えて頂いたものです。 　万が一、…失敗してしまったと感じた時、興味のある方、試しにこの方法で食材を生かして下さい。  　それから、最近知った事ですが、 昨年堀下は、母の為に寝具に掛ける冷却シーツを購入したのですが、これが、体感より、約２度ほどでしたか、低い温度に自動調節するものでした。 　お陰さまで母は、夜間ぐっすりと眠る事が出来るようになったのですが、… 　実は、このシーツ、…。お高くて、一万円程もします。 　併し、日本人古来から利用してきました茣蓙をしいて休んだ所、それと全く同様の効果を得る事が出来ました。 　蒸れることなく、適度な冷却効果が有り、夜もぐっすり睡眠をとる事が出来、体調も、上々です。 　おまけに、１２００円と、財布にもリーズナブル、…。 　昔から日本人が利用して来たものには、探せば、まだまだ、優れモノが沢山有る筈です。 　堀下は、ブロガーさんの中で、頭髪をお湯だけで洗浄すると言う試みをされている方に、便乗致しまして、… 　最近、夜、入浴の際に、シャンプー、リンスなしのお湯だけの方法に挑戦しているのですが、   　その時、…一つだけ、加えているものが御座います。 　竹酢液です。  　最初は、頭だけを洗浄する際に、洗面器に張ったお湯に、キャップ一杯の竹酢液を入れていただけなのですが、 　そのうち、頭を洗う前に顔もそれで洗うようになりましたら、… 　５日位ほど過ぎたころから、肌がつるつると、滑る様になめらかに成り、…頭髪は、こしが出てきたのか、やはり、つるつると、櫛通りが良くなってまいりました。 　肝心の衛生面ですが、… 　臭いもなく、毎日洗っているのに、バサバサ感や、反対にべっとり感も有りません。 　この結果に気分を良くした堀下は、当分の間、この方法で、頭皮を洗浄していくつもりです。 　この課題を与えてくれたブロガーさんに、”感謝”です。 　抜け毛の方は、まだ分かりせんが、痒みとフケの出方が違ってきたように感じています。 　今後も、この事に関しては、ブログでご報告いきたいと思います。             

  2013.08.09

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  まいにち金魚三昧！（団地のベランダで金魚の簡単飼育）

  こんにちは！　堀下です。 　残暑、厳しいですねぇ～！！ 　最近、首周りに、…毎年恒例の汗もが沢山出て来てしまいましたぁ！痒くて仕方が有りましぇ～ん、…。 　ベランダの住人の水温も、朝、９時現在で、３０度をマークしています。 　ペット・ボトルこそ投入しませんでしたが、これからが、水温上昇との闘いになります！！  　ところで、今年は好調な”らんちう”親魚です。 　　  　何だか、おかしいですよね、実は、この画面の一番右端に写っているのは、ほかならぬ、”たんたん”です。  　此の度、目出度く、病状が寛快し、先日、”シロリン”、”ナイト”、”てんてん” のいる大型プランタへと、無事、お引越しを致しました。 　たんたんの鼻先にいるのが、ナイト、…。その眼先に居るのが、てんてんです。その画大差は、一目瞭然ですね。  　たんたんを入居させた当初は、彼女が周囲に受け入れられるかと、多少、心配などしましたが、… 　平和主義のらんちう親魚の中では、いさかいなど一切なく、…すぐにみんな仲良しに成りました。 　併し、注意深く観察していると、…母親であるナイトが、時折、やさしく自分の鼻先でたんたんに触れている事が分かりました。 　離れていても、自分の子だと分かるのでしょうか？ 　金魚に母性本能というものが有るのかどうかは分かりませんが、これは、何だか特別な扱いをしている様に見受けられました。 　もしかしたら、臭いで自分にとって近しい存在だと言う事を、本能的に見分けてでもいるのでしょうか、…。 　一方、プランタの主である、”シロリン”ですが、…ふと、覗いた時に、、たんたんと向かい合って、何だか、ゴショ、ゴショとやっているところを偶然発見してしまいました。 　ひょっとしたら、この小さな女の子に対して、”君は一体、いままで何処で何をしていたの？” …な～んて、 　質問攻めにしていたのかもしれませんね。 　とにかく、長らく闘病生活で一人暮らしを強いられていたお嬢さん、…。 　ここ、数日は、給餌の時間でも、遠慮をしているのか、控え目に遠巻きにしておりましたが、  　昨日辺りから、俄然、前面に出て来て、餌にかぶりついております。 　堀下としては、先ずは、安心です。 　ここ数日の猛暑で、彼らのプランタに浮いている、ホテイ・アオイもきれいな花を開花させました。 　　　 　我が家では、初めての出来事です。 　根のしっかりした、株の太い物を購入しましたので、開花出来たのかもしれませんね。  　肝心の卵の採取の方は、全然出来てはいないのですが、…。  　最近、買い物ついでに足をのばし、路地裏の金魚博士、”菊池さん”とこにやった、お子ちゃまたちと、ラッキーズの様子を覗いてまいりました。 　　　　 　ラッキーズは、すでに太身も丈も増しておりまして、一年先輩の、お子ちゃまたちとは、寸ぷんも違わないほどの大きさに成りました。 　堀下自身が見ても、特徴が際立って、画体の大きい、”リップ”、ツインテールで、身の丈の長い、”タケボウ”、 　それから、”だん吉” と、”ソルト”の判別がかろうじて出来るだけで、後は、誰が誰なんだか、全然わかりませーん、…。… 　よくよく見ると、…”ワンダ”が、かなりの画体に育っておりまして、もう、ほとんど、ダン吉と同等の大きさに成っておりました。 　取りあえず、…一匹、一匹の名前を呼んで、帰ってきました。 　やはり、自分の名前の事は覚えているらしく、他家に貰われて行っても、元気よく反応するところを見ると、… 　一度、つけてもらった名前で呼ばれる事は、彼らにとって特別な事と見えて、何だかとても嬉しいみたいです！   　　　　　 　確かに、もともと兄弟姉妹ですから、似ていて当然ではあるのですが、どうも、昨年の腐れ卵から誕生したラッキーズの成長は、 　　　此処でも目を見張るものが有ります。        

  2013.08.08

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