日本沈没
今日は、息子たちと一緒に、小牧のコロナワールドへ。 事前に格安チケットセンターで大人券購入(通常1,800円のところ、1,200円で売ってました。)し、子どもたちは、サークルKで割引購入。 小牧のコロナワールドは、シネコンで10館あります。 何を見るか、いろいろ相談。Xメン、ゲド戦記、UDONとかいろいろありましたが、結局日本沈没。 小松左京の原作のリメイクです。旧作は、海底探索をしていて、異変を発見したことから物語が始まったような気がしますが、新作は、最初から、いきなり大地震のシーンでした。 このシーンは、回想シーンかなんかのように唐突で、なんで草なぎ剛君が沼津市にいたのかわからないし、そして、かなりヤバイ場面なのにそのあとの展開につながっていないこと(少女がPTSD的な精神的な被害を受けていることに少し見受けられましたが)や、いきなり東京都消防局のレスキュー隊に属する柴咲コウが救出にやってきてヘリコプターにぶら下がってガソリンスタンドの大爆発から少女(女王の教室に出てた子です)を助けるシーンなんか、現実的にはありえないと思いますし、その助けた少女をオバサンの家に引き取ることとか(まあ、大地震が頻発している状況だから、身寄りのなくなった女の子をひきとったっていうことでしょうが、現実的には、養育里親制度などの利用になるため、ありないと思います。)、前半部分は、脚本的にも詰めが甘いなぁって正直思いました。 豊川悦司が、日本沈没の兆候状況の調査のため、自身が北海道から九州、そして、南海の島々まで出向くっていうことは、現実的には困難なのではないでしょうか? 火山灰が画面いっぱいにかぶさってくる後半からは、CGの見事さもあり、日本から脱出できなかった人々の様子がうまく描かれていて、結構面白く見させてもらいました。大地真央もきれいでしたし、芯のある女性大臣役をきちんと演じていたと思います。 1億人の日本人の脱出計画っていうのは、現実的にもかなり困難でしょう。半数以上が日本に取り残されざるをえないという状況設定はよくわかります。反日・抗日の中国や韓国の画像がリアルでした。 草なぎ剛君が、マントル対流の影響から日本を救うために、海底深く潜水して爆薬をしかけるっていう結末でした。 ん?どこかで聞いた話だぞ。自分の命を投げ打って地球を救う…、そうだ、アルマゲドンのブルースウィルスと同じです。 もっと前では、人口太陽を壊すために、ロケットに抱きついて死んでいった鉄腕アトムです。 後半でも、かなりいいかげんな設定で柴咲コウが草なぎ剛君といろいろな場面で出会うシーンがいくつもあって気になりましたし、本当に二人は命をかけるほど、愛し合っていたっていうことが全然伝わってきませんでした。 でも、CGは、本当にリアリティがあって、見事でした。 名古屋駅前のツインタワーや松坂屋駅前店もしっかり地震で壊されていました。 今日の夕刊によると、「日本沈没」が韓国の興行収入で一番をとったとのこと。 ストリーのわかりやすさは、外国でも、理解してもらえると思いました。