子どもの貧困対策全国ツアー in 三重 に行ってみた
今日は、三重県津市で開催される「子どもの貧困対策全国ツアー in 三重」に出席。午前10時からの勉強会です。津、多治見から遠いです。通勤と同じ時間帯に家を出て、ようやく会場に到着しました。会場は、三重県総合文化センターです。エントランスも立派です。三重県文化センターは、三重県文化会館、生涯学習センター、男女共同参画センター、三重県立図書館、放送大学三重学習センターから構成される複合施設。中庭にもオブジェが置いてあって、近くではターフを使った出店も出るようです。まっこと、威容を誇る施設ですね~。こちらの勉強会に出席しました。主催は、子どもの貧困対策について、調査や政策提言をしている団体あすのばです。あすのばは、「明日の場」であるとともに、「US(私たち)と「NOVA(新しい・新星)」という意味もあるようです。午前中のパネルディスカッションでは、困難を抱えた子どもや家庭を支援している団体の活動紹介と、中学生時代に父親を亡くした大学生の体験談。バスケットボールが得意で、バスケの部活に頑張っていたが、父親が亡くなって経済的に苦しくなり、新しいバスケットシューズを買ってと母親に言えなかったことや、部活の合宿費用が負担できなかったので、「都合が悪いから合宿参加できんわ~」とごまかして参加しなかったことなどが語られました。その中で言われていたのが、やはり「夢」を抱けなくなっていったことが辛かった、と。バスケの強豪校に進学したかったけど私立高校なので行けなかったことなど、どんどん抱く「夢」の数が減っていったそうです。それでも、国立大学なら進学できる、ということで勉強を頑張って見事合格でき、今では、身内の人を亡くした子どもたちへの支援のボランティアをしているそうです。ただ、卒業時してからは、総額約500万円の奨学金を返済していかなけらばならず大変です、とも。もっと給付型の奨学金が増えればいいのですが。お昼は、センター内のレストランで、大学生さんなどと昼食。ラーメンがなかったので、カニクリームコロッケです。コーンスープがついて、1,280円という県立施設内のレストランとしては高めのお値段。でも、カニがふんだんに使われていて、美味しいコロッケでした。午後からは、グループ討議がメイン。7人程度の小グループに分かれて、子どもたちが困っていること、それに対して、地域住民として私たちが何ができるか、というテーマで話し合いました。今日の参加者には、大学生も参加していました。各グループに大学生が必ず一人以上入るようにグループ編成がされ、グループ討議の結果を、その大学生が発表するというもの。いやぁ、驚きました。最近の大学生は、堂々とプレゼンできるのですね~。おいらたちの時代とは全然違います。大学教育も、知識詰込み型から変わってきているのでしょうね。内容の充実したセミナーでした。さて、三重県総合文化センターは、実は、交通アクセスがあまりよくありません。津駅⇔総合文化センターのバスは、1時間に1~2本。朝はバスに乗れましたが、帰りは1時間に1本のバスが出た後でした。1時間待つのもなんなんで、津駅まで約24分歩くことにしました。センターのすぐ横には、県立博物館があり、もう少し歩くと‥三重県立美術館もありました。このあたり一帯が、三重県の文化施設がかたまって設置されているようです。