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カテゴリ:高専の仕事
特許庁の模倣被害調査報告書の感想です。 特に、興味があったのは権利別被害状況です。知的財産権の権利別では、被害率の高い商標、意匠が前年度比でやや増加に転じ、特許・実用新案、著作物の模倣被害率は前年度比でやや減少していました。 商標や意匠の知的財産の方が、特許・実用新案よりも、模倣被害が大きいのですね。たしかに、商標や意匠の方がまねしやすいような気がします。 模倣されやすいのであれば、商標や意匠は競争優位にはならないのですかね。やはり、競争優位には特許・実用新案の方がいいのでしょうか。 すると、特許・実用新案は模倣されにくいので、攻めの戦略を、商標や意匠は模倣されにくいような戦略づくりが必要なのですかね。これら4点をどのように組み合わせるかが、企業の競争優位につながるのでしょうか。 ま、あっしの興味は企業の競争優位ではなく、大学、いや、高専の競争優位にあります。でも、大学や高専の競争優位ってなんだろう? これは前職との関係でずっと感じていることなのですが、高専が知的財産(特許・実用新案、商標、意匠)を重視することは、どのように高専にメリットや効果があるのでしょうか?正直、その成果がよくわらないのです。 前職で、群馬高専の知的財産についてのケースをまとめました。 群馬高専は55高専の中で、一番特許の権利化がある高専です。しかしながら、そのような群馬高専ですら、特許のロイヤルティー(収入)は、10万ちょっとです。特許にかかる費用(維持費も含む)と収益を考えたら、・・・・。 そうだ、無職のあっしは高専のコンサルタントにでもなろうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.10 23:39:31
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