はじめまして・・・
これは事実に基づいたノンフィクションです。 以前から時々登場してくるゆりちゃんの楽しい人生を紹介します。 写真がないので少し寂しいのですが・・・・ あれは彼女が高校3年生の時です。 <ゆりちゃん、もう進学きめたの?> <うん。父さんと母さんが看護学校に行けって・・・><ふ~ん。勉強きちんとしなさいよ。テニスばかりしてちゃだめよ> <うん、わかってるって!ちゃんとしてるよ> 確かに彼女の学生時代のテニスの成績はぴか一だった。しかし、夏になってもう引退しても いい頃なのにテニスをして、しっかり夏休みをして、連ドラも流行もぴか一に知っていた。 そして、冬休み・・・しっかり旅行をして、冬休みを満喫していた。こうして、彼女の 高3は終わってしまった。もちろん、彼女のもとには差し伸べてくれる手はひとつもなく、 むなしい春をむかえるはめになってしまった。 <観音様はゆりのお願いをきいてくれなかった~> 我が家にはとてもお願い事をきいてくれる観音様がいる。しかし、観音様にも限界があるよ うであった。 <どうするの?ゆり~> <わたし、勉強きらいなんよね~。父さんたちが言うから看護学校うけたん。行きたくない のに・・ほかのことしたい。勉強より体力的な事> <どうすんの?> ゆりいわく<ばあちゃんちのうらの川の橋下で生活しようかな~。お金要らないし ご飯はばあちゃんちからもらって、風呂も入りにいって~・・・> <でもさ~、蚊がいっぱいいるよ。冬は雪つもるし~> <そしたらさ~、ばあちゃんちにいくよ~> <それじゃあ、ばあちゃんちの居候じゃん、まじ、どうすんの?> <勉強・・・嫌いだしな~> <そっか~、じゃあさあ、海外でダイビングのインストラクタ~は?いいかも> 私の頭に一緒にダイビングしている風景がよぎってしまった。これは楽しいかも? 二人で仲良くダイビング。ゆりちゃんには合ってるかも・・・ <いいね~それ、父さんに言おう> 次の日、私もゆりも大目玉をくらってしまった。 兄いわくなんで、<お前まで・な・ん・で・そんな変な事をふきこむのか?手に職つけん かったらあいつはどうしようもないやろ!!>かなりの怒り。あいたた・・・ 暫くはわたしも反省。。おとなしく時が過ぎてくれるのをまつことになった。 こうして、ゆりちゃんの浪人生活が始まった。 看護学校で浪人!?・・・とほほ・・