カテゴリ:エッセイ
友人のDANCE SHOW!があって、日曜日はそれを見に行ってきました。
楽しかったなぁ。 それで今日、喫茶店の天井を見つめ、その日の空気をなんとなく思い出して言葉にしてみました。 --- 巨大な音が僕の身体を震わせ、通り過ぎていった。 そのホールにはプラネタリウムのようにたくさんの音が、 高く、低く、大きく、小さく、空気の中に散りばめられ、 僕の身体を通じ、僕の心までも震わせていった。 それはたくさんの、けれど小さな感情の喜怒哀楽が、 たくさんたくさん寄り集まって、僕の心を震わせ、記憶のひだの中に 目に見えないほどの何かを埋め込んでいくようだった。 そして、その見えない何かが一つの僕という人生を作り出しているんだった。 だから。ふと思う。。人生は壮大なメロディーだ。 たくさんの音と旋律が出会い、別れ、現われ、消え、 ひとしずくの時の流れの中で一つのメロディーを作る。 一つの曲は、誰かの人生の濃縮ジュースなんだ。 そう思う。 そして今日はその音が空間中を走り回り、それに合わせて踊り続ける人々。 ロック、HIPHOP、Jazz,レゲー、フリー。。様々な形で、 音が、身体が、空中にはじけ飛んで、灯篭が夜空に映しだす鮮やかな色模様のようだ。 彼らはまるで、空中に浮かんでいる音符を掴み取るように、シンクロし、舞う。 それはまるで、ある日の大粒の雨が一斉に地面を濡らし、 木々の葉や、地面から立ち上がった草花や、その花びらを叩いているようだった。 心地よく、時を刻み、壮大だった。そして、確実に生命の音を伝えていた。 --- そんなshowでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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