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テーマ:お勧めの本(7407)
カテゴリ:読書
鎌田實先生の本は読むと安心でき穏やかな気持ちになるので、好きでよく読んでいます。
この本は、週刊朝日の読者から「医療者によって傷ついた言葉、励まされた言葉」の体験を募集し、それをもとに医療者と患者とのコミュニケ-ションの問題と対策を考えて書かれています。 鎌田實先生のように医師で患者さんの気持ちを汲み取ってくださる人がいるのはとても嬉しいし安心できます。 この本を読むと患者さんやその家族が医療者によって苦しめられたり不安になったり、治療をやる気がなくなったりすること、反対に励まされてたとえ結果は悪くても感謝できる事が、普段病気とあまり関わらない人でもわかると思います。 言葉がいかに大切であるか、そして難しいかがわかっていますが、さらに考えさせられました。 医者と患者さんと家族が言葉がなくても通じ合える事は理想ですが、実際にうまくいった例があることに救われました。 又、最初は医師の心無い言葉に傷ついても、別の医師に励まされて立ち直る事が出来る事もあることもわかりました。 日本人が医療に対して不安、不満、不信感を募らせているのは何故かについて考え、対策も考えてくださっている医師がいるということは希望が持てます。 この本を読んだ医療者がもっと患者さんの気持ちを読み取ろうと心がけていただけたらいいなと思いました。 医療者と患者さんの人間関係を良くするには、まずは聞くこと、丁寧な説明をすること、相互で理解する事、信頼し納得する事が必要だと鎌田先生は書かれています。 言葉をもう一度考え直し、医療者も患者さんも夢や希望がかなうようになればと思います。 言葉に関してはなかなか難しいと思います。 本人が知らない間に相手を傷つけてしまうこともあるからです。 私が体験やコメントを書くことが励ましばかりでなく、傷つけてしまう事もあるかと思うと、言葉を選び書くことも難しくなってしまいます。 私としては出来るだけ元気が出るような事を書きたいと思っていますが、不安を持ってしまうような事があったらごめんなさい。 書くことや話すことでも自ら癒される事もあるようです。 自分でも自分をいい方向に持っていくように考えていく必要があるかなと思いました。 がん拠点病院になった私の通院する病院でも、講演会や緩和ケアなどいろいろ始まりました。がんに関わる医師たちに緩和ケアを勉強してもらうようになったそうです。 私の通う病院では、緩和ケア外来が出来、内科、外科、産婦人科の医師が担当するそうです。 産婦人科は部長と私の主治医でした。主治医が緩和ケアを勉強しているのはうれしいです。 だから混みますが話を良く聞いてくださるのだと思います。 日本の医療を良くしていくためにも、この本を多くの人に読んでもらいたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2010 11:22:16 AM
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